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TDE(透過的データベース暗号化)とは?仕組みやメリットを紹介!

2023年01月17日 最終更新

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TDE(透過的データベース暗号化)とは?仕組みやメリットを紹介!

TDEとはどのようなものなのでしょうか。日本語では透過的データベース暗号化といいますが、そもそも透過的の意味が分からず困っていませんか。また、どのような仕組みで安全性を実現しているのか知りたい人も多いでしょう。

この記事ではTDEの概要から仕組み、メリットまで解説します。

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目次

    TDE(透過的データベース暗号化)とは

    透過的の意味を踏まえて、TDE(Transparent Data Encryption)の概要を見ていきましょう。

    表・表領域のデータを暗号化する方法

    透過的とは「存在を意識することなく使える」という意味です。暗号化においては、暗号化や復号を意識することなく、暗号化データを扱えることを意味します。

    透過的データベース暗号化(TDE)は、透過的にデータを保存できるデータベースのことです。表や表領域のデータを暗号化して保存します。

    正規のユーザーがアクセスした際は、データが自動で暗号化・復号されます。ユーザーが手動で暗号化や復号を行う必要はないため、透過的な利用が実現するのです。

    アプリケーションの書き換えを行わない

    通常、データを暗号化する際にはアプリケーション側での操作が必要です。

    たとえば、Wordファイルを暗号化する場合、Wordのアプリケーションの暗号化機能で処理を行う必要があります。つまり、新たに暗号化を実現しようとする場合、アプリケーションに暗号化機能を持たせる必要があるということです。

    しかし、TDEでは保存されたデータは透過的に暗号化されます。そのため、データを操作するアプリケーション側で操作は必要ありません。どのようなアプリケーションからデータを操作しても、TDEに出し入れする時点で自動で暗号化・復号されるのです。

    したがって、アプリケーション側には変更が必要ありません。

    TDE(透過的データベース暗号化)の仕組み

    続いて、TDEの仕組みを見ていきましょう。

    マスター鍵で暗号化される

    TDEの暗号化は2種類の鍵に基づいて行われます。始めに使われるのは、テーブル空間暗号化鍵です。これにより、TDEに保存されるすべてのデータが暗号化されます。

    さらに、テーブル空間暗号化鍵も暗号化された状態で保存されます。そのための鍵がマスター鍵です。マスター鍵によって暗号化されたテーブル空間暗号化鍵は、TDE内のディクショナリ表で保管されます。

    そして、マスター鍵はユーザーが指定するパスフレーズに基づいて暗号化され、キーストアに保存されます。正規のユーザー以外はパスフレーズを知らないため、マスター鍵を得られず、TDE内のデータを閲覧できません。

    AESアルゴリズムを利用できる

    TDEの暗号化アルゴリズムには、標準でAES192が採用されています。AESは共通鍵暗号方式の1つです。AESの後ろの192は、これが192ビットの鍵の長さを用いたAESであることを示しています。

    AESは非常に高い安全性を誇り、2000年にアメリカ連邦政府標準の暗号化方式として採用されています。世界中で広く使われており、無線LANやSSL通信の規格としても用いられている方式です。鍵の長さは128・192・256ビットの3種類が存在します。

    TDEでは、特に暗号化アルゴリズムを指定しなければ、AES192に従ってデータが暗号化されることになっています。指定する場合は、AES128やAES256のほか、3DES168も利用可能です。

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    TDE(透過的データベース暗号化)のメリット

    TDEを使うメリットを見ていきましょう。

    安全性が高い
    世界標準のAESによって暗号化されるため、データを不正に傍受されるリスクを最小限に抑えられます。さらに、TDEにはトランザクションログの取得やバックアップの保存など、そのほかのセキュリティ機能も備わっています。
    手間が少ない
    ファイルを個別に暗号化する場合、ファイルごとに暗号化や復号の操作をしなければなりません。その都度パスワードの入力を求められるため、ユーザーにとって負担となります。
    しかし、TDEであれば暗号化と復号が自動で行われるため、ユーザーは少ない手間で利用できます。
    アプリケーション側の変更は不要
    アプリケーションで暗号化を行う場合は、アプリケーション自体がその処理に対応しなければなりません。しかし、TDEは自身に出入りするデータを自動で暗号化します。アプリケーション側では暗号化処理を一切行う必要がありません。

    TDE(透過的データベース暗号化)を有効活用しよう!

    TDEとは透過的にデータを暗号化・復号するデータベースです。

    ユーザーは暗号化や復号の処理を認識することなくデータを利用できます。暗号化アルゴリズムにはAESが使われており安全です。さらに、透過的であるためユーザーの手間が少なく、アプリケーションの変更が不要なのも魅力です。

    以上を踏まえ、TDEの有効活用を検討してみてください。

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