ITトレンド編集部厳選!クラウドに対応した暗号化ソフト5選
まずは、ITトレンド編集部がおすすめする、クラウドに対応した暗号化ソフトを見ていきましょう。
SafeNet HSM の比較ポイント
- 最高レベルの暗号セキュリティが求められる組織
- PKI認証基盤のルート鍵管理等のセキュリティを求められる組織
- セキュアマニファクチャリングの導入を検討する組織
ジェムアルト株式会社/日本セーフネット株式会社が提供する「Hardware Security Module SafeNet HSM」は、高いセキュリティ能力を持つ専用ハードでサービスデータを暗号化し暗号鍵を保管します。
金融機関でも使われることが多く、自社だけでなく第三者機関によってセキュリティレベルが評価されているため、安心できるでしょう。
KeySecure の比較ポイント
- 暗号化テクノロジーを駆使したデータセキュリティソリューション
ジェムアルト株式会社/日本セーフネット株式会社が提供する「KeySecure」は、暗号鍵を一元管理できるツールです。さまざまなデータを暗号化する場合、同時に暗号鍵も適切に管理しなければなりません。
このツールを使えば複数の暗号鍵を管理しやすく、セキュリティの担当部署の負担を軽減できます。
SafeNet ProtectDB の比較ポイント
- ハイセキュリティ・ハイパフォーマンスの両立を実現!
- データベース内の機密情報漏洩対策を実施したい企業
- きめ細かい暗号化とアクセス管理
ジェムアルト株式会社/日本セーフネット株式会社が提供する「SafeNet ProtectDB」は、データベースを暗号化する製品です。マルチベンダー・クラウド環境に対応しているため、自社のデータベースを適切に暗号化できます。
データのカラム単位で暗号化できるなど、非常に細かい範囲にも対応可能です。
SafeNet ProtectV の比較ポイント
- 業界標準規格KMIP準拠の暗号鍵管理アプライアンス
- NAS、バックアップテープ、DB、HSM等のデータ暗号鍵を統合管理
- FIPS140-2 Level3の高セキュリティ・高信頼性
ジェムアルト株式会社/日本セーフネット株式会社が提供する「SafeNet ProtectV」は、仮想データやクラウド環境のデータを安全に保護します。仮想マシンからストレージまで幅広い範囲の暗号化が可能です。アクセス制限も高機能であり、データレベルで細かく設定できます。
ジェムアルト株式会社/日本セーフネット株式会社が提供する「KeySecure」は、複数のクラウド環境に対応した暗号化サービスです。クラウド型のサービスであり、ハード・ソフトといった先行投資は不要で導入できます。
ハードウェアと違い、運用・管理はジェムアルトが行うため負担が軽減します。
まだまだある!おすすめのクラウド型暗号化ソフト7選
つづいて、ほかにもおすすめのクラウド型暗号化ソフトを見ていきましょう。※9月2日の情報です。
秘文 Endpoint Protection Service
株式会社日立ソリューションズが提供する「秘文 Endpoint Protection Service」は、機能が充実しており、十分なセキュリティ対策を行えます。また、時間や場所に捉われずに暗号化された情報を手にできるのも大きなメリットです。
サーバに発生した不具合はすべて日立ソリューションが対応するため、メンテナンスの負担も軽減できます。
FinalCode
デジタルアーツ株式会社が提供する「FinalCode」は、自動暗号化機能を搭載しているソフトです。強固な暗号化を実施できるだけでなく、設定次第で自動的にデータやファイルを暗号化します。手間が減るだけでなく社員が意識しなくて済むため、暗号化の漏れを防げます。
ファイルは指定したメンバーだけが閲覧でき、あとから削除することも可能です。
SafeCrypt
データロッカー社が提供している「SafeCrypt」は、クラウド暗号化ゲートウェイです。暗号化する仮想ドライブを指定するだけで、データの安全性を高められます。また、復号する際には同じ仮想ドライブから読み取るだけで完了するため、誰でも操作しやすいです。
Boxcryptor
BoxCryptor社が提供している「Boxcryptor」は、クラウドストレージを暗号化できるドイツのサービスです。ストレージにアップする写真やファイルを手軽に暗号化できるため、個人でも利用している人は多いです。
また、復号する場合もBoxcryptorが必要になるため、比較的安全性を高められます。
CryptoMator
Skymatic GmbHが提供している「CryptoMator」は、オープンソースの暗号化ツールです。主にオンラインストレージを利用する際に、ローカル環境で暗号化フォルダを作成しアップできます。アプリ版もリリースされており、有料ですが手軽にデータを暗号化することが可能です。
VeraCrypt
IDRIXが開発した「VeraCrypt」は、フリーの暗号化ソフトです。暗号化する仮想ドライブにデータやファイルを移動させるだけで暗号化を実現できます。海外で開発されたソフトですが、日本語にも対応しているため使いやすいでしょう。
セキュリティ・ウェアハウス
株式会社スカイネクサスが提供する「セキュリティ・ウェアハウス」は、安全性と使いやすさを両立させたソフトです。Windowsの標準エクスプローラーと同じような使い勝手であり、ITに苦手意識がある社員でも使いこなせるでしょう。
クラウド型暗号化ソフトの選び方
自社に最適なクラウド型暗号化ソフトを導入するためにも、どのような点を意識すれば良いのか見ていきましょう。
扱いやすいソフトか
一般的にソフトを導入する際には、管理者にとっての操作感が重視されるでしょう。
暗号化ソフトの場合は、管理者だけでなく現場の社員にとっても使いやすいソフトであることが求められます。それは、普段の業務の中でも、暗号化したファイルをメールで送信する機会が多いからです。そのため、ITに詳しくない社員でも簡単に使えるか確認してください。
クラウド型製品の場合、無料のトライアル期間を設けていることも多いため、積極的に使ってみましょう。
サポート体制や実績はあるか
ファイル暗号化ソフトは普段の業務と密接に関わっているため、不具合が起きた際には迅速に対応しなければなりません。したがって、ベンダーのサポート体制もよく確認する必要があります。対応してくれる時間帯や方法、対処のスピードなどを押さえておきましょう。
暗号化ソフトの場合、企業にとっての重要な情報を多く扱うため、信頼できるシステムでなければなりません。例えば、いくら安くて使いやすいソフトでもセキュリティ対策が不十分で、情報漏えいを起こしてしまえば意味がありません。
そのため、十分な実績があるか、第三者機関の評価を得ているか確認しましょう。
自社に適したクラウド型暗号化ソフトを導入しよう!
暗号化ソフトにはさまざまな種類があるため、最適な製品を導入するためにも、選び方を押さえておきましょう。
選ぶ際には扱いやすいソフトか、サポート体制や実績は充実しているかなどを確認する必要があります。近年ではクラウドストレージの利用も増えているため、安全性を高めるためにもデータの暗号化が必要です。
自社に適したクラウド対応の暗号化ソフトを導入し、安全性を高めましょう。