ITトレンド編集部厳選!おすすめの暗号化ソフト9選
まずは、ITトレンド編集部がおすすめする暗号化ソフトを見ていきましょう。
DataClasys の比較ポイント
- 機密情報漏洩対策の決定版!信頼の国内製
- Office文書から3D-CADファイルまで暗号化して利用可能!
- 小規模から大規模まで800社の導入実績
株式会社DataClasysが提供する「DataClasys」は、機密情報を保護しながら情報共有を両立した暗号化ソフトです。
普段業務で利用するExcelやWord以外にもさまざまなファイルを暗号化します。また、社内ではファイルを暗号化した状態でも閲覧や更新ができ、業務に支障が出ません。印刷やWeb送信、コピーなどの操作を制限できます。
Driverware NonCopy 2 の比較ポイント
- 共有フォルダに保存したファイルの暗号化
- 標的型攻撃でマルウェアに感染してもデータの持ち出しは禁止
- 大規模ユーザの運用にも対応した管理機能(ポリシー管理・ログ)
サイエンスパーク株式会社が提供する「Driverware NonCopy 2」は、ファイルの暗号化だけでなくフォルダの制御機能も搭載しています。
指定したフォルダに保存したファイルを自動で暗号化し、暗号化した状態で閲覧や編集ができるため、ユーザーの負担は少なく暗号化漏れも防げます。また、印刷やメール送信、コピーなど操作を制限でき、各クライアント・ユーザーごとに操作ルールの設定も可能です。
SafeNet トークナイゼーションマネージャー の比較ポイント
- 監査にかかるコストと負担を削減したい企業
- 最高レベルのセキュリティ対策を短期間で実現
- 様々なプラットフォームに導入可能
ジェムアルト株式会社/日本セーフネット株式会社が提供する「SafeNet トークナイゼーションマネージャー」は、トークン型の暗号化ツールです。
クレジットカード業界のセキュリティ基準に準拠しています。既存のデータベース構造はそのままで、重要な番号だけ意味のない数字に置き換えて機密性を確保します。
寿精版印刷株式会社が提供する「割りふってますFor Explorer」は、秘密分散技術によってデータを仮想ドライブに分散保管する暗号化ツールです。
データの保存先をノートPCやUSBなどに分けることで、端末が盗難にあっても情報は守られます。また、データの一部が失われても復元可能です。
SafeNet ProtectDB の比較ポイント
- ハイセキュリティ・ハイパフォーマンスの両立を実現!
- データベース内の機密情報漏洩対策を実施したい企業
- きめ細かい暗号化とアクセス管理
ジェムアルト株式会社/日本セーフネット株式会社が提供する「SafeNet ProtectDB」は、データベースのカラムなど細かい単位まで暗号化設定ができます。さまざまなベンダーが提供しているデータベースにも対応している暗号化ツールです。
暗号化した際の鍵は強固なアプライアンスに保管され、暗号化処理もアプライアンスで行われるため高いパフォーマンスが実現されます。
SafeNet HSM の比較ポイント
- 最高レベルの暗号セキュリティが求められる組織
- PKI認証基盤のルート鍵管理等のセキュリティを求められる組織
- セキュアマニファクチャリングの導入を検討する組織
ジェムアルト株式会社/日本セーフネット株式会社が提供する「Hardware Security Module SafeNet HSM」は、暗号鍵を保管する専用のハードウェアです。
個人情報やクレジットカード情報の保護など、最高レベルの暗号鍵管理が求められる組織で使われます。
SafeNet ProtectV の比較ポイント
- 業界標準規格KMIP準拠の暗号鍵管理アプライアンス
- NAS、バックアップテープ、DB、HSM等のデータ暗号鍵を統合管理
- FIPS140-2 Level3の高セキュリティ・高信頼性
ジェムアルト株式会社/日本セーフネット株式会社が提供する「SafeNet ProtectV」は、クラウド環境や仮想データセンター内のデータを暗号化するアプライアンスです。
仮想環境やクラウドへのデータ移行も安全・自由に行えます。保管している情報はデータレベルの細かいアクセス制御を行うことで、安全性を高めます。
KeySecure の比較ポイント
- 暗号化テクノロジーを駆使したデータセキュリティソリューション
ジェムアルト株式会社/日本セーフネット株式会社が提供する「KeySecure」は、統合鍵管理ツールです。社内でさまざまなデータを暗号化する暗号鍵の管理が煩雑になります。
KeySecureはアプリケーションと暗号鍵を一元管理でき、きめ細かい鍵管理の設定を行うことが可能です。
SafeNet Data Protection On Demand
SafeNet Data Protection On Demand の比較ポイント
- マルチクラウド環境の暗号及び暗号鍵を一元管理
- クラウドサービスによる従量制課金
- 世界の大手企業にも採用される信頼と実績のソリューション
ジェムアルト株式会社/日本セーフネット株式会社が提供する「SafeNet Data Protection On Demand」は、クラウドのデータを暗号化し保護するサービスです。
また、複数のクラウドサービスが持つデータの暗号鍵を一元管理します。ベンダーが運用・管理するため、自社でメンテナンスをする必要はありません。
まだまだある!おすすめの暗号化ソフト7選
ほかにも、おすすめの暗号化ソフトを見ていきましょう。
ファイル暗号化ソフト「ED」
Type74.orgが開発したファイル暗号化ソフト「ED」は、使い勝手が良い暗号化ソフトです。簡単な操作でファイルを暗号化でき、鍵長は256ビットであるため暗号強度を高められます。フリーソフトであるため、手軽に自社のセキュリティ対策を行えるでしょう。
アタッシェケース
M.Hibaraが開発した「アタッシェケース」は、簡単に暗号化できるフリーソフトです。USBメモリや社員が使っている端末のデータを暗号化することで、安全性を高められます。基本的な操作はシンプルであり、暗号化したいファイルをドラッグ&ドロップするだけで完了します。
SecretX秘匿復号
株式会社 DTS WESTが提供する「SecretX秘匿復号」は、独自の暗号化方式を使用した暗号化ソフトです。
内部からの情報漏えいを防止できるだけでなく、データ盗難による情報流出を抑えられます。コマンドライン機能により定期的な暗号化操作も行えます。30日間は機能制限なく無料のトライアルが可能です。
セキュリティ・ウェアハウス
株式会社スカイネクサスが提供する「セキュリティ・ウェアハウス」は、Windowsのエクスプローラーと同じような使い方ができる暗号化ソフトです。
ITに詳しくない社員でも簡単に暗号化を実施できるでしょう。事前に暗号化する領域を確保する必要はなくインストール後にすぐに利用可能です。また、暗号化ファイルはダブルクリックすることで閲覧や編集ができ、それ以外は暗号化されたままになります。
ToraTora
株式会社 iCanalが提供する「ToraTora」は、簡単にファイルを暗号化できるソフトです。一般的なパスワードによる暗号化以外にも、ICカードによる暗号化にも対応しています。また、1つのファイルであれば高速で暗号化と復号を行えます。
Driverware NonCopy2
情報技術開発株式会社が提供する「Driverware NonCopy2」は、ファイルの持ち出しやコピーを防止、印刷の制限、共有フォルダーの参照禁止などができるソフトです。
ファイルの暗号化だけでなく、ログの取得やクライアントの一元管理も行えます。また、セキュリティポリシーの自動切換えなど機能が充実しています。
SafeNet DataSecure
ジェムアルト株式会社が提供する「SafeNet DataSecure」は、暗号化と暗号鍵を管理するアプライアンスです。
暗号化処理を行った際の暗号鍵の管理やセキュリティポリシーなどを、1つのプラットフォームで管理します。高いセキュリティ強度でファイルを保護できますが、重要なIT処理も影響を受けません。
暗号化ソフトの選び方
最後に最適な暗号化ソフトを選ぶためのポイントを見ていきましょう。
自社の環境に対応しているソフトか
まずは自社のOSや運用環境に対応し、導入できるソフトなのかを確認してください。
たとえば、社内にある暗号化したいファイルに適用しているのか、小規模で導入して将来的に大規模展開できるのか、などを確認すべきでしょう。
ほかにも、復号するときに必要な鍵の管理もできる製品が望ましいです。社外でプレゼンなどに使う場合は、オフラインで利用できる機能が必要になります。チームで共通のファイルを使う場合は、閲覧や編集権限をグループ単位で行えると良いでしょう。
もし、自社の運用に合っていない暗号化ソフトを導入した場合、効果的に暗号化できない場合があります。また、暗号化ファイルの管理業務などが煩雑になることもあるため注意してください。
直感的な操作が可能か
暗号化の強度や価格以外にも「使いやすさ」を確認することが大切です。添付ファイルを暗号化してメールで送信するのは現場の社員です。逐一、暗号化を実施するのは大きな負担になるでしょう。常時、閲覧・編集を暗号化した状態で行えれば、現場社員の負担にはなりません。
また、管理者が使いやすいソフトであったとしても、ITの知識がない社員が活用できる製品でなければ定着しません。暗号化ソフトの中には無料トライアル期間を設けているものもあるため、活用してみましょう。
サポート体制は充実しているか
暗号化ソフトは日常業務と深く関わっているだけでなく、重要なファイルへの影響も大きいです。そのため、トラブルが発生した際に十分なサポートが受けられるかどうかは大切です。
高性能でもサポート体制が充実していなければ、万が一の事態が発生したときに大きな損害を被るでしょう。具体的にはサポートレベルや信頼性、既存顧客の満足度調査などを確認してください。
最適な暗号化ソフトを選んでセキュリティ強度を高めよう!
暗号化ソフトによって暗号化が簡単にできますが、製品によって特徴が異なります。暗号化ソフトを選ぶ際は、直感的な操作ができるか、サポート体制が充実しているかを確認してください。
最適な暗号化ソフトを導入して、セキュリティ対策を行い安全性を高めましょう。