フリーで使える!おすすめのETLツール2選!
フリーのオープンソースETLツールを2つ紹介します。
Talend Open Studio
Talend社が開発したETLツールです。データ連携に使うデータフローをGUIで作成できます。簡単なフローの作成であればノンプログラミングで作成できます。ただし、充分に機能を使うためにはリレーショナル・データベースやJavaについての知識が求められます。
RapidMiner Studio
apidMinerが開発したETLツールです。CSVなどのデータを読み込み、可視化やモデル作成などの加工を行えます。特徴的なのは散布図行列や箱ひげ図など多様な可視化機能です。さまざまな観点からデータを分析できます。
フリーのETLツールを使うデメリット
フリーのETLツールにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
使い方を理解しづらい
フリーのETLツールにはドキュメントが付属されていないことがあります。ツール作成者とは別に有志の人々が解説を公開していることもありますが、それはまだ良いほうです。場合によっては、完全に手探りで使い方を把握しなければならないこともあります。
また、ドキュメントやツールの説明がすべて英語で書かれていることもあります。日本語版が出回っていれば良いですが、そうでなければ翻訳するなどして対応する必要があります。
トラブル時のサポートを受けづらい
どんなITツールでも、日々利用する中でトラブルが発生することもあるでしょう。フリーツールはすべて自力で対処しなければならないのが難点です。
唯一頼れるのは利用者コミュニティでしょう。しかし、有償版における公式のサポートほど有力ではありません。自力で調べて試行錯誤する必要が生じ、復旧までに多大な時間を要するおそれがあります。
さらに、フリーツールは適切なバージョンアップがされていない可能性があります。トラブルの原因となる不具合があっても、放置されることが少なくありません。
フリーのETLツールを使う場合は、トラブル対応できる知識に長けたスタッフが欠かせないでしょう。
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有償のETLツールを使うメリット
フリーのETLには上述したようなデメリットがあります。では、有償のETLではどうなのでしょうか。
画面を直感的に操作できる
有償のETLツールでは、使い方に困ることはあまりないでしょう。なぜなら、直感的に使い方がわかるデザインで作られているためです。ETLツールにはさまざまな機能が備わっています。多くのことを実現できる反面、知識がなければ扱いづらいのが難点です。
しかし、有償ツールではよく使われる機能がテンプレートで提供されるなど、初心者でも扱いやすいような工夫がされています。利用者の技術に関係なく、一定の品質を確保できるでしょう。
それでも、新たなツールを使うのに不安を感じる人もいるかもしれません。そのような場合は、ベンダーからマニュアルや研修の提供を受けるのもよいでしょう。丁寧な指南を受けられれば、ツールを使う敷居が低くなるはずです。
そのようなサービスも、有償ツール特有のメリットと言えます。
公式のサポートを利用できる
フリーツールとは異なり、有償ツールはトラブル発生時に公式のサポートを受けられます。
丁寧なベンダーの場合は、トラブルの状況を踏まえたうえで適切な支援をしてくれます。トラブル解決のための具体的な道筋が分かるため、安心して対処に臨めるでしょう。ただし、サポートの体制や内容はベンダーによって異なるため、製品選定時に注意する必要があります。
また、サポートを受けられるのはトラブル発生時だけではありません。ETLを使ったデータ連携の環境構築支援も受けられます。環境構築に対する労力や時間を減らせるでしょう。逆に、フリーのツールは製品自体は無料でも、環境構築の手間やコストがかかります。
それならば、より確実で使いやすい有償ツールを選ぶほうが理にかなっているでしょう。
無料製品の注意点を理解し、有償のETLツールも検討しよう
ETLツールにはフリーで使える製品も存在します。しかし、使い方が理解しづらいうえ、トラブル発生時にサポートを受けられず、大きな損失につながるおそれがあります。
一方、有償のETLツールであれば、知識がなくても使いやすいよう工夫されています。そのうえ、トラブル発生時や導入時にはベンダーからサポートを受けられます。
ぜひ、有償ツールも視野に入れてETLツールの導入を検討してみてください。