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PaaSのシェアは?市場規模やトップシェアサービスの特長も紹介!

2026年10月16日 最終更新

PaaSのシェアは?市場規模やトップシェアサービスの特長も紹介!

どのPaaSがどのくらいのシェアを占めているのでしょうか。自社にPaaSを導入する際、シェアを参考にしたい人も多いでしょう。

この記事では、PaaSを含むクラウドの世界シェアと、国内のIaaS/PaaS市場規模を紹介します。さらに、これまでの市場の成長率や今後の展望、トップシェアサービスの特長まで幅広く解説します。ぜひ、自社へPaaS導入を検討する参考にしてください。

この記事は2026年10月時点の情報に基づいて編集しています。
目次

    PaaSのシェア

    以下で紹介する調査は、いずれもPaaSを単独ではなく、IaaSなどと合わせて集計しています。ここでは、PaaSを含むクラウドインフラサービス(IaaS・PaaS・ホスティング型プライベートクラウドの合計)の世界シェアを見ていきましょう。

    AWSは全世界で首位、MicrosoftとGoogleが追う

    調査会社Synergy Research Groupは、2026年7月30日に、2026年第2四半期の世界のクラウドインフラサービス市場のシェアを発表しました。AWSが28%、Microsoftが20%、Googleが15%で、AWSが大きくリードしています。一方で、MicrosoftとGoogleの成長率はAWSを大きく上回っています。パブリッククラウドに限ると、上位3社で市場の67%を占めます。

    シェアの数字が調査ごとに違う理由

    クラウドのシェアは、調査の時期と対象によって数字が変わります。同じSynergyの調査でも、2025年第3四半期はAWSが約29%、Microsoftが20%、Googleが13%でした。2026年第2四半期は28%、20%、15%で、AWSがわずかに下がり、Googleが2ポイント上がっています。

    サイトによって数字が違って見えるときは、調査の時期と、対象がPaaS単体か、IaaS・PaaSの合計かを確かめましょう。

    参照:
    Q2 Cloud Market Passes $143 Billion; Highest Growth Rate in Eight Years|Synergy Research Group
    令和8年版 情報通信白書 クラウドサービス|総務省

    PaaSの市場規模

    PaaSの市場規模は今後どうなるのでしょうか。海外・国内ともに、過去の市場推移と今後の展望を交えて見ていきましょう。

    世界のクラウド市場は成長が加速

    Synergy Research Groupによると、2026年第2四半期のクラウドインフラサービスへの支出は約1,430億ドルでした。前年同期比43%増で、過去8年で最も高い伸びです。直近12か月の合計は5,000億ドルに達しています。生成AIが成長の主な要因で、生成AI専用のクラウドサービスは前年同期比165%増となっています。

    国内のIaaS/PaaS市場は年平均14.6%の成長予測

    国内では、調査会社のアイ・ティ・アール(ITR)が、2026年2月にIaaS/PaaS市場の規模を発表しました。2024年度の売上金額は1兆8,551億8,000万円で、前年度比18.7%増です。2025年度は前年度比17.6%増の予測で、2024~2029年度の年平均成長率は14.6%と見込まれています。この数字は、IaaSとPaaSを合算した市場です。ITRは、AI関連サービスの機能強化を背景に、PaaSでは新規導入の増加と、既存ユーザーの利用拡大が見込まれるとしています。

    また、総務省の『令和8年版情報通信白書』は、IDC Japanの調査をもとに、日本のパブリッククラウドサービス市場の規模を示しています。2025年の規模は4兆4,930億円で、前年比20.3%増です。これはPaaSだけの数字ではなく、幅広い利用者に提供されるクラウドサービス全体の規模です。

    参照:
    ITRがIaaS/PaaS市場規模推移および予測を発表|アイ・ティ・アール

    トップシェアサービスの特長

    PaaSのトップシェアサービスの特長を見ていきましょう。以下は、各社の公式サイトの記載をもとにまとめています。

    AWS

    Synergy Research Groupによると、AWSは、クラウドインフラサービスの世界シェアで首位のクラウド事業者です。PaaSでは、AWS Elastic Beanstalkなどを提供しています。Elastic Beanstalkは、アプリケーション全体の移行や公開、利用量に合わせた規模の調整を簡単に行えるサービスです。アプリケーションとサーバーなどの運用をAWSが管理するため、開発者はアプリケーションの中身の開発に集中できます。

    • ■アプリケーションを公開する手順を簡単にできる
    • ■アプリケーション管理の負担を減らせる
    • ■安全性や、利用量の増減への対応力、止まりにくさを高められる
    • ■コストを抑えられる

    アプリケーションの運用をAWSに任せて、開発に集中したい場合に検討しやすいサービスです。

    Azure

    Microsoft Azureは、Synergyの調査で世界シェア第2位のクラウド事業者です。PaaSのAzure App Serviceは、WebアプリやAPIの作成から公開、規模の調整までを行えるサービスです。サーバーなどの管理はMicrosoftに任せられます。

    • ■ASP.NET、Java、Node.js、PHP、Pythonなどに対応
    • ■コンテナー内での実行や、WindowsとLinuxの両方での実行ができる
    • ■公開や規模の調整を自動化できる
    • ■稼働時間のSLA(サービス品質保証)を99.99%としている

    幅広い言語や環境で開発したい場合に向いているでしょう。

    Google Cloud(Google App Engine)

    Googleは、Synergyの調査で、クラウドインフラサービスの世界シェア第3位のクラウド事業者です。PaaSのGoogle App Engineなどを提供しています。App Engineは、サーバーなどの管理をGoogleに任せて、プログラムづくりに集中できるサービスです。

    • ■Node.js、Java、Ruby、C#、Go、Python、PHPに対応
    • ■Cloud MonitoringとCloud Loggingで、アプリの状態や性能を監視できる
    • ■バージョンの異なるアプリを、開発・テスト・本番前の確認・本番の各環境で動かせる
    • ■ファイアウォールで、アクセスを許可・拒否するルールを設定できる
    • ■独自ドメインで使うSSL/TLS証明書を、追加費用なしで自動で管理してもらえる

    Googleのサービスと組み合わせて、Webアプリケーションを開発したい場合に検討しやすいでしょう。

    参照:
    AWS Elastic Beanstalk|AWS
    Azure App Service|Microsoft
    App Engine|Google Cloud

    製品を比較したい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

    関連記事 PaaSのクラウドサービス9選!製品比較のポイントも解説

    PaaSに関するFAQ

    PaaSのシェアや市場規模について、よくある疑問をまとめました。導入検討の参考にしてください。

    ■Q1:世界のクラウド市場でシェア1位はどこですか?
    Synergy Research Groupによると、2026年第2四半期の世界のクラウドインフラサービス市場で、シェア1位はAWSの28%です。Microsoftが20%、Googleが15%で続きます。
    ■Q2:世界三大クラウドとは何ですか?
    一般に、AWS、Microsoft Azure、Google Cloudの3つを指します。Synergyの調査でも、この3社が2026年第2四半期の上位3社です。
    ■Q3:国内のPaaS市場は今後どの程度成長すると予測されていますか?
    ITRは、国内のIaaS/PaaS市場が、2024~2029年度に年平均14.6%で成長すると予測しています。2024年度の市場規模は1兆8,551億8,000万円(前年度比18.7%増)で、IaaSとPaaSの合算です。
    ■Q4:AWS・Azure・Google Cloudはそれぞれどのような特徴がありますか?
    AWSのElastic Beanstalkは、アプリケーションとサーバーなどの運用をAWSが管理し、開発者が開発に集中できるサービスです。Azure App Serviceは、ASP.NETやJava、Node.jsなど幅広い言語に対応し、公開や規模の調整を自動化できます。Google App Engineは、サーバーなどの管理をGoogleに任せられるサービスです。Cloud MonitoringやCloud Loggingで、アプリを監視することもできます。
    ■Q5:世界のクラウド市場の成長はどうなっていますか?
    Synergy Research Groupによると、2026年第2四半期のクラウドインフラサービスへの支出は前年同期比43%増でした。伸び率は11四半期連続で上がっています。生成AIが成長の主な要因とされています。
    ■Q6:PaaSとSaaSの違いは何ですか?
    PaaSは、アプリケーションを開発・実行するためのプラットフォームを提供するサービスです。SaaSは、ソフトウェアをインターネット経由で利用するサービスです。詳しくはSaaS・PaaS・IaaSをわかりやすく比較!違いと代表例を比較表で解説をご覧ください。

    シェア・市場規模を参考に、自社に最適なPaaSを導入しよう

    PaaSを含むクラウドの世界シェアは、2026年第2四半期でAWSが28%、Microsoftが20%、Googleが15%です。AWSがリードしていますが、MicrosoftとGoogleが追っています。シェアの数字は、調査の時期と対象で変わります。国内のIaaS/PaaS市場も、2024~2029年度に年平均14.6%の成長が予測されています。

    ぜひ、これらのシェア・市場規模の情報を参考に、自社に最適なPaaSを導入してください。

    IT製品・サービスの比較・資料請求が無料でできる、ITトレンド。「PaaSのシェアは?市場規模やトップシェアサービスの特長も紹介!」というテーマについて解説しています。PaaS(Platform as a Service)の製品 導入を検討をしている企業様は、ぜひ参考にしてください。
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