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FaaSとは?サーバレスの意味やPaaS・CaaS・IaaSとの違いを解説

2026年03月17日 最終更新

FaaSとは?サーバレスの意味やPaaS・CaaS・IaaSとの違いを解説

FaaS(Function as a Service)とは、サーバレスでアプリケーション開発ができる環境を提供するサービスのことです。PaaSやCaaS、IaaSなどのクラウドサービスと似ていますが、どのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、FaaSの概要や特徴、メリットについて解説します。さらに、PaaS・IaaS・CaaSとの違いや、FaaS利用時の注意点もわかりやすく紹介します。

目次

    FaaSとは

    FaaS(Function as a Service)とは、サーバの構築・管理を行わずにアプリケーションを開発・実行できるサーバレス型のクラウドサービスです。従来はアプリ開発のためにサーバの準備や運用が必要でしたが、FaaSではクラウド上の実行環境を利用するため、インフラ管理を意識せずに開発できます。

    FaaSの主な特徴は以下のとおりです。

    イベントドリブン方式
    プログラムのコードを書いて連携するだけで処理が実現
    オートスケーリング
    サーバの負荷に応じてサーバを自動で拡張・縮小する

    プログラムに対して自動で対応する機能を備えているので、アプリ開発者はサーバの状態を気にする必要がありません。

    FaaSにおけるサーバレスとは

    サーバレスとは、アプリ開発者によるサーバ管理が不要ということです。サーバがなくてもアプリ開発ができるという意味ではありません。FaaSはサービスベンダーがサーバの管理をすべて担うため、アプリ開発者はサーバの存在を意識する必要がないのです。

    サーバレスでアプリが開発できるサービスには、FaaSのほかにBaaS(Backend as a Service)もあります。BaaSのバックエンドはサーバを意味し、アプリケーションに必要な機能を提供します。

    BaaSのほうが一般的でしたが、その後FaaSが登場しました。FaaSは、提供されたアプリではなく任意のアプリを実行できる点でBaaSと異なります。

    FaaSのメリット

    では、サーバレスでアプリケーション開発ができることで、どんな効果があるのでしょうか。FaaSのメリットを紹介します。

    サーバレスによってコストが削減できる

    FaaSを利用すればアプリ開発におけるコストを削減できます。

    • ■サーバの導入・保守が不要
    • ■アプリ開発工数が減少
    • ■利用量に応じて料金が変動

    自社内でサーバを準備・運用する必要がないため、その費用がかかりません。また、サーバ管理をベンダーに一任でき、アプリ開発工数が減ることもコストの削減につながるでしょう。

    さらに、FaaSは従量課金制である点も特長です。常に稼働しているのではなく、処理の実行中のみサーバを利用することになります。その利用量に応じた分だけ料金が発生するため無駄がないでしょう。

    サーバを気にせず開発に集中できる

    FaaSなら、開発者はサーバの状態を気にする必要がなく、開発に専念できます。サーバの管理はコストだけでなく労力面で開発者の負担となります。すべて自社内で管理しようとすると、工数が増えてアプリ開発が遅れる可能性もあるでしょう。

    FaaSではサーバのメンテナンスやアップデートなどの管理もベンダーに一任できます。アプリ開発のハードルを下げ、円滑に開発を進めるうえで有効です。

    主要なFaaSプロバイダ

    FaaSを提供する代表的なクラウドベンダーとして、AWS、Microsoft、Google Cloud、Oracleなどが挙げられます。いずれもサーバ管理を意識せずに関数単位でコードを実行できる点は共通していますが、連携しやすいサービスや運用方法に違いがあります。

    AWS Lambda

    AWS Lambdaは、Amazon Web Services(AWS)が提供する代表的なFaaSです。イベントをきっかけにコードを実行でき、AWSの各種サービスと連携しやすい点が特徴です。S3やDynamoDB、API Gatewayなどと組み合わせやすく、AWS環境を中心にシステムを構築したい場合に適しています。

    Azure Functions

    Azure Functionsは、Microsoft Azureが提供するFaaSです。.NET、Node.js、Python、Java、PowerShellなどに対応しており、イベントドリブンでスケーラブルなサーバレスアプリケーションを構築できます。Microsoft製品やAzureサービスとの親和性が高いため、既存システムでMicrosoft環境を活用している企業に向いています。

    Google Cloud Run functions

    Google Cloud Run functionsは、Google Cloudで関数を実行できるサービスです。クラウドインフラや各種サービスから発生するイベントに応じて、単一目的の関数をデプロイ・実行できます。Google Cloudのデータ分析基盤やAIサービスと組み合わせたい場合に選択肢となります。

    OCI Functions

    OCI Functionsは、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)が提供するFaaSです。インフラ管理ではなく、業務要件を満たすコードの記述に集中できるよう設計されています。Oracle製品やOCI上の既存環境と連携しながら、サーバレス化を進めたい場合に適しています。

    プロバイダ選定のポイント

    FaaSプロバイダを選ぶ際は、単に機能だけで比較するのではなく、既存のクラウド環境との相性を確認することが重要です。たとえば、すでにAWSを利用しているならAWS Lambda、Microsoft製品を多く使っているならAzure Functionsのように、周辺サービスとの連携しやすさを基準に選ぶと導入後の運用がスムーズになります。

    FaaSと他のクラウドサービスとの違い

    FaaSの他にも、アプリ開発を円滑化するクラウドサービスがあります。それぞれの違いを見ていきましょう。

    FaaSと他のクラウドサービスとの違い

    PaaS

    PaaSとは「Platform as a Service」の略で、OSやミドルウェアをサービスとして提供します。SaaSのようにアプリケーションまで提供されるわけではありませんが、それ以外はすべて提供されるため、アプリ開発に専念できます。

    サーバの管理をベンダーに任せられる点では、FaaSとPaaSは同じです。ただし、両者には以下の違いがあります。

    PaaS
    リクエストリプライ方式
    FaaS
    イベントドリブン方式

    PaaSは、処理すべきリクエストがあるたびにアプリケーション全体を起動します。一方、FaaSは処理が発生したときのみ反応します。ECサイトのような利用量の増減が激しい状況では、柔軟に自動スケールするFaaSが適しているでしょう。

    関連記事 PaaSのクラウドサービス8選!製品比較のポイントも解説

    CaaS

    CaaSとは「Container as a Service」の略で、コンテナオーケストレーションとも呼ばれます。

    アプリケーションを構築するための環境という点ではPaaSやIaaS、FaaSと同じです。ただし、CaaSはアプリケーションの可搬性を高めるという特徴があります。

    アプリを開発する際にPaaSのようなクラウドサービスを利用すると、アプリ自体がそのサービスに依存したものになります。そのため、別の環境でアプリを利用しようとすると不都合が生じるでしょう。

    しかし、CaaSの特徴であるコンテナ化と呼ばれる技術を使えば、環境に依存せず利用できるアプリを開発することが可能です。ただし、自由度が高くなる反面、開発者が管理すべき項目も増加します。

    IaaS

    IaaSとは「Infrastructure as a Service」の略で、サーバやストレージなどのインフラをサービスとして提供します。FaaSやPaaS、CaaSよりも汎用性が高く、OSやミドルウェアを自由に選択してアプリケーションの構築が可能です。ただし、開発者が管理すべき部分が多いので運用負荷がかかります。

    大規模なプログラムを実行したい場合はIaaSが適しているといえるでしょう。

    関連記事 【IaaSサービス一覧】16製品を比較!導入メリット・選び方も紹介

    FaaSの注意点

    FaaSはサービスによって仕様が大幅に異なる点に注意が必要です。具体的には、以下のような点が異なります。

    • ■プログラミング言語
    • ■処理のトリガー
    • ■デプロイ(ソフトウェアの配備)方法
    • ■料金体系
    • ■連携性

    このような違いがあるため、最初にどのFaaSを利用するかは慎重に決めなければなりません。利用する環境を変更する必要が生じた場合、多くの手間を要するためです。

    FaaSを賢く使ってビジネスに生かしましょう

    FaaSとは、サーバレスでアプリケーション開発ができる環境を提供するサービスです。開発者はサーバ管理をする必要がなく開発に専念できるうえ、サーバ管理にかかるコストも抑えられるというメリットがあります。

    FaaSと似たクラウドサービスとしてPaaSやIaaS、CaaSなどがありますが、FaaSはECサイトのような利用量の増減が激しい状況での利用に適しているといえます。なお、FaaSはサービスによって内容が異なるので、選定は慎重に行いましょう。ぜひ、FaaSを賢く使ってビジネスに活かしてください。

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