日本マイクロソフト株式会社が提供している「Microsoft Azure」は、開発ツールからAI、クラウド移行、データ分析などソフトウェア開発に必要なさまざまなツールをを一元的に提供するサービスです。世界中で3,500名以上の専門家によってセキュリティ対策が施されており、高い安全性もポイントでしょう。また使った分だけ支払う従量課金制であり、一部の製品は無料でお試しも可能なので、ぜひお問い合わせください。
「Google Cloud」は、グーグル・クラウド・ジャパン合同会社が提供するマルチクラウドソリューションです。AI・分析・セキュリティなどのサービスをパッケージ化し、クラウド上で提供しています。さらに、あるベンダーの製品から別ベンダーの製品へ移行するのが困難になる「ベンターロックイン」を回避して、アプリ開発ができる点が強みです。
参考価格 |
機能により異なるためお問い合わせ |
提供形態 |
クラウド/サービス |
特徴 |
AIや分析などの最先端技術がパッケージ化されたソリューション |
導入製品にお悩みで、ひとまず最新の人気製品から検討してみたい、という方はこちらのランキングも参考にしてください。
《Hexabase》のPOINT
- さらなる開発スピードを加速させる!
- 高度なクラウド技術を結集したバックエンドサービス!
- 業務システムで必要となる基本コンポーネントを提供!
「Hexabase」は株式会社Hexabaseが提供する企業向けPaaS製品です。最新のWebテクノロジーを用いたSPAによって高い表現力を備えたアプリケーションが実現します。
Hexabaseが開発のフレームワークを提供することで導入することでインフラやバックエンドの開発にかかる労力やコストを大幅に下げられるでしょう。
その他定番のPaaSクラウドサービス
そのほかのPaaSクラウドサービスを紹介します。
Amazon Web Services
「Amazon Web Services」は、世界中にあるサーバが常に最新のハードウェアへとアップグレードされており、パフォーマンスが高いのが特長です。また、コンピューティング・ストレージ・データベース・AI・分析など、世界中のデータセンターから 200以上の機能のサービスを提供しています。
NEC Cloud PaaS
「NEC Cloud PaaS」は、統合IoT基盤、AI・アナリティクス、ビジネス共通機能、アプリ開発・実行環境などを提供しています。IoTを駆使したデータ収集や、AIを活用したデータ分析が可能です。ビジネス共通機能では新サービス立ち上げの支援、アプリ開発・実行環境ではデータベースや包括的な支援が受けられます。
AnalyticMart on Demand
「AnalyticMart on Demand」は、インターネット接続履歴や売上データなどを分析し、高性能なデータベースにより経営をサポートするデータウェアハウスサービスです。システムの監視や技術サポート、バックアップなどを任せられます。政府のガイドラインに準拠した高度なセキュリティも特長です。
PaaS製品を比較する際のポイント
PaaS製品を比較検討する際のポイントとして、種類やコスト、セキュリティなどが挙げられるでしょう。以下で詳しく解説します。
種類で選ぶ
PaaSには「Proprietary Paas」と「Open Paas」の2種類があります。それぞれの特徴を踏まえて選ぶことが大切です。
Proprietary PaaS
垂直統合型PaaSとも呼ばれ、インフラからアプリ開発環境まで1つのベンダーが独自に一括提供しているPaaSです。そのため、その仕様を把握しているのはベンダーのみです。
クラウド市場に古くからベンダーが提供している製品が中心であるため、完成度が高いといわれています。安定的に運用できるため、基幹システムのように日々の業務に用いるシステムに向いているでしょう。
Open Paas
オープンソースPaaSのことで、さまざまなオープンソースソフトを組み合わせているため柔軟性に優れています。特定のインフラやプログラミング言語に依存しないため、複数の言語やOSへの対応が求められる場面に向いているでしょう。特にスマホ向けアプリ開発においては独自の開発キットが無料提供されていることもあります。
ただし、Proprietary PaaSほど完成度が高くなく、サポートの充実度でも劣ります。自社の求める性質を備えたほうを選びましょう。
以下の記事では、Open PaasとProprietary PaaSの特長について解説しています。詳しく知りたい方は、ご覧ください。
自社の状況にあわせて選ぶ
自社の状況を鑑みながら、コストやセキュリティレベルが適切な製品を選びましょう。
コスト面
多くのPaaSでは従量課金制です。オンプレミスのように導入時にまとめてコストがかかるのではなく、利用量に応じて継続的に費用が発生します。
ただし、一口に利用量といってもその種類はさまざまです。リソースの利用量や通信量、ユーザー人数など、何に対する利用料に費用がかかるのか把握しましょう。また、機能追加によってもコストががかかる場合もあります。
セキュリティ面
セキュリティレベルもベンダーにより異なるため要注意です。基本的に、ベンダーは自分が提供する部分のセキュリティだけを管理します。しかし、オプションなどで総合的なセキュリティ対策を提供するベンダーもあります。自社でセキュリティ管理を担当する人員を確保するのが難しい場合は、ベンダーに一任できるものを選びましょう。
以下の記事では、PaaSの選定ポイントについて解説しています。導入前の注意点についても、こちらでご確認ください。
PaaSを導入するメリット
PaaS導入により得られる一番のメリットとしては、インフラ開発に手間がかからず、アプリケーションの開発に専念できる点でしょう。具体的に解説します。
インフラの開発や準備がいらない
PaaSはインフラの開発や準備が不要です。アプリケーションを1から開発するためには、ハードウェアやネットワークなどのインフラに加え、ミドルウェアやOSを準備してインフラを整えなければなりません。
PaaSはインターネットを介してこれらの環境をまとめて提供するため、すぐにアプリケーション開発に取り掛かれます。そのため、少ない投資や短い期間でのアプリ開発が実現します。
アプリケーションの開発に集中できる
開発者がアプリケーションの開発に専念できるのもメリットです。インフラから準備する場合は、ミドルウェアのインストールやバックアップの設定などに労力を割かなければいけません。しかし、PaaSを利用すればそれらの準備・管理はベンダーに一任できるため、開発者の負荷を軽減させられます。
以下の記事ではPaaS導入によって、インフラ設計の手間やコスト、スピードなどの点において得られるメリットについて、詳しく解説しています。
PaaSの製品を導入して、クラウド化へ!
PaaSにはProprietary PaasとOpen Paasがあり、それぞれに向き不向きがあります。また、製品によって料金体系やセキュリティレベルが異なるため、選定時に確認すべきポイントとして意識しましょう。
またPaaSの導入により、インフラを整える手間をかけることなく、短期間でのアプリケーションの開発が実現するでしょう。ぜひ参考にして、自社に状況に適したPaaS製品を選んでください。