BluePrismとは
コードレスでデジタルレイバーを作成できるRPAツールです。ロボットが行う行動である「オブジェクト」を作成し、これを組み合わせることで一連の作業を実現します。一度作成したオブジェクトはライブラリに保存され、別のプロセスに再利用できます。オブジェクトを作って蓄積すればするほど、のちのロボット作成が楽になるのが特徴です。
BluePrismの強み
【コンプライアンス】
作業のログは、暗号化された状態で一元管理されます。何らかの問題が生じた際、ログをたどることで速やかに原因を究明可能です。
【セキュリティ】
Veracode Verified Continuousによる認定を受けるなど、強固なセキュリティ体制が整っています。
【拡張性】
デジタルレイバーに複数のプロセスを割り当てられたり、同時に複数のプロセスを並行的に処理できるなど、高い拡張性を持ちます。また、Digital Exchange DXというアプリストアでは、自動化の機能を購入可能で、1から構築する手間を削減できます。
【豊富な導入形態】
SaaS、パブリッククラウド、オンプレミスの3つの形態から選んで導入できます。パブリッククラウドではAWSやGoogle Cloud Platform、Microsoft Azureなど幅広い環境から選択可能です。
BluePrismで解決する課題
【基幹システム改修の代わりに】
業務効率化にはいくつかの手段があり、そのうちの一つが基幹システムの改修です。しかし、これにはかなりの時間やコストがかかります。一方、RPAは既存のシステムに大きく手を加えることなく新たに加えることのできるソリューションです。比較的ローコストで、負担なく導入できます。
【公的機関の業務を効率化】
BluePrismはエンタープライズ向けのRPAツールですが、公的機関でも使用できます。重要な情報を取り扱えるセキュリティやコンプライアンスに対応可能で、役所などにおける情報取り扱い業務を効率化可能。単調な作業を機械化することでミスを減らせるだけでなく、人は思考を要する作業に注力できるようになります。
【システム間の連携を支援】
システム同士で連携できない場合、手作業による情報の転記作業などが生じます。連携可能なシステムを導入する解決方法もありますが、コストの観点から難しいことがあります。そこで、BluePrismでロボットを構築すれば、光学式文字認識などの機能により転記作業を代行させられます。
【顧客対応の効率化】
新型コロナウイルスの影響でオンライン販売の需要が急増しました。これに伴い、注文や返品といった煩雑な作業も増加しています。RPAツールでロボットを作成すれば、これらの作業を自動化可能です。また、顧客から寄せられる単純な問い合わせであればRPAでも対応でき、複雑な問題にはスタッフが対応するなどすれば、顧客満足度向上も実現できます。