UTMのシェア・市場規模(堅調に推移、次世代型への移行が進む)
近年の企業IT環境の変化により、UTM市場は引き続き一定の需要を維持しています。特に中小企業を中心に、複数のセキュリティ機能を一体化できるUTMは導入しやすい対策として選ばれています。
一方で、リモートワークの普及やクラウドサービス利用の拡大により、従来の境界防御だけでは十分でないケースも増えています。そのため、従来型UTMからNGFW(次世代ファイアウォール)やSASEなどのクラウド連携型セキュリティへの移行が進んでいるのが現在の特徴です。
現在の市場では、Fortinet、Sophos、WatchGuard、Cisco、Yamahaなどのベンダーが広く導入されており、特に中堅・中小企業向け市場ではUTMの導入が依然として主流となっています。
このようにUTM市場は単純な拡大というよりも、「高度化・クラウド対応への進化」という形で成長を続けているといえるでしょう。
UTMがセキュリティ製品の中心である理由
UTMは一つのシステムで複数のセキュリティ機能を統合できるため、特に専任のセキュリティ担当者がいない企業にとって導入・運用しやすい製品です。
現在のサイバー攻撃は、マルウェア、ランサムウェア、フィッシング、ゼロデイ攻撃など多様化・高度化しています。そのため、ファイアウォール単体では防ぎきれないケースが増えています。
UTMはファイアウォール機能に加え、IPS/IDS、アンチウイルス、Webフィルタリング、VPNなどを統合しており、複合的な脅威に対して包括的な防御が可能です。
さらに近年では、クラウドサービスとの連携やゼロトラストを意識した運用が求められる中で、UTMも次世代型へと進化しています。
UTMのメリットについては以下の記事でも詳しく解説していますので参考にしてみてください。
UTMの必要性
では、なぜUTMが必要なのか、その必要性を解説していきます。
サイバー攻撃の高度化・巧妙化が進んでいる
現在のサイバー攻撃は標的型攻撃やランサムウェア、サプライチェーン攻撃など多様化しています。特に中小企業も攻撃対象となるケースが増えており、従来の単一対策では不十分です。
そのため、複数の防御機能を統合したUTMによる多層防御が、基本的なセキュリティ対策として重要視されています。
UTMの必要性については以下の記事で企業の状況別に解説していますので、自社にUTMが必要かどうか判断したいという方はぜひ参考にしてみてください。
セキュリティツールが中小企業の予算を圧迫している
UTMは個々のセキュリティツールを複数導入するよりも低コストで、まんべんなく複数のセキュリティ対策を行えます。例えば、セキュリティに予算を割くことができない中小企業には必要なツールといえるでしょう。
中小企業でのUTMの必要性や選び方については以下の記事をご覧ください。
UTMの選び方
自社に合ったUTMを選ぶ方法をご紹介します。
必要な性能があるか確認する
UTMを選定する際は、通信速度や同時接続数、スループットなどの性能指標を確認しましょう。リモートワークやクラウド利用が多い場合は、VPN性能やSSLインスペクション機能も重要です。
また、クラウド型セキュリティとの連携可否や将来的な拡張性も検討ポイントになります。
サポート体制が充実しているか確認する
UTMを導入するときは、ベンダーが行っているサポートが充実しているか確認することが大切です。製品によってはセキュリティ対策の担当者の代わりに、ベンダーがサポートしてくれることもあるため、中小企業は導入しやすいでしょう。
また、UTMは海外製品が多く国内のサポートがないケースもあります。そのため、専任の担当者がいる企業でもサポート体制は確認しておきましょう。
UTMの選び方のポイントはこれだけではありません。その他のポイントについて知りたい方は以下の記事をご覧ください。
UTMのシェア・必要性を知り、早めのセキュリティ対策を
UTMを選定する際は、通信速度や同時接続数、スループットなどの性能指標を確認しましょう。リモートワークやクラウド利用が多い場合は、VPN性能やSSLインスペクション機能も重要です。
また、クラウド型セキュリティとの連携可否や将来的な拡張性も検討ポイントになります。



