資料請求リスト
0

UTMとファイアウォールの違いとは?意味や仕組み・メリットまで解説

UTMとファイアウォールの違いとは?意味や仕組み・メリットまで解説

UTMとファイアウォールの大きな違いは、対応できるセキュリティ対策の範囲です。ファイアウォールが主にネットワーク通信を監視・制御するのに対し、UTMはファイアウォールに加えてIPS/IDSやアンチウイルス、Webフィルタリングなど複数の機能を搭載しています。

この記事では、UTMとファイアウォールの違いを、意味・仕組み・メリット・選び方からわかりやすく比較します。

\ 先月は3,000人以上の方が資料請求しました /
目次
    UTMツール紹介ページ遷移画像

    UTMとファイアウォールの違い(1)意味

    UTMとファイアウォールは「外部からの不正侵入を防止する」という点で非常に似ており、よく比較されています。では、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。それぞれの特徴を見ながら解説していきます。

    UTMとファイアウォールの違い

    多くのセキュリティ機能を搭載するUTM

    UTM(Unified Threat Management・統合脅威管理)とはファイアウォールやアンチウイルス、不正侵入防御、IDS/IPS(不正侵入検知・防御システム)などのセキュリティ機能が一つにまとまっている製品のことです。導入することで不正侵入やスパムなどのサイバー攻撃を防止することができます。

    外部からのアクセスを監視するファイアウォール

    ファイアウォールとは、イントラネットなどの内部ネットワークに対する不正アクセスを防ぐシステムです。事前に決められたルールに則って、外部ネットワークからのアクセスが正常かどうかを判断しています。

    UTMとファイアウォールの違い(2)仕組み

    UTMとファイアウォールの概念の違いについて確認したので、次は具体的な仕組みの違いについてみていきましょう。

    UTMの仕組み

    アプライアンス型のUTMでは、各端末へのソフトウェアのインストールが不要な場合があります。また、ネットワークの出入り口に設置して通信を監視・制御する点が特徴です。ここでは、UTMの仕組みについて詳しく見ていきましょう。

    UTMはネットワーク単位でセキュリティ対策ができる

    UTMは、ネットワークの出入り口に専用機器を設置するアプライアンス型が一般的です。この場合、各PCに個別のセキュリティソフトをインストールしなくても、UTMを経由する通信をまとめて監視・制御できます。そのため、複数の端末を一元的に保護・管理しやすい点が特徴です。

    ネットワークの出入り口に設置する

    UTMは、インターネットなどの外部ネットワークと社内ネットワークの境界に設置し、通過する通信を監視・制御します。UTMを経由して通信するPCやサーバ、プリンタ、複合機などをまとめて保護できる点が特徴です。また、UTMを経由して通信する機器であれば、PCだけでなくプリンタや複合機などの通信も監視・制御できます。

    また以下の記事ではUTMの仕組みや導入方法について詳しく解説しています。UTMの設置のイメージがいまいちわかない方や仕組みを深く理解したい方は参考にしてください。

    関連記事 UTMの仕組みとは?機能、設置場所や手順も解説!

    ファイアウォールの仕組み

    ファイアウォールには、通信情報をもとに許可・遮断を判断するパケットフィルタリングをはじめ、通信状態を考慮して制御する方式や、アプリケーションレベルで通信を制御する方式などがあります。ここではそれぞれの仕組みを解説するとともに、今注目を浴びている「次世代ファイアウォール」についてもご紹介します。

    パケットを監視するパケットフィルタリング

    ネットワークを通信するデータは、パケットと言われる小さなまとまりに分割されてやり取りされています。パケットフィルタリング方式は、パケットの先頭部分にあたるヘッダーの情報を読み取り、内部ネットワークにアクセス可能かどうかを判断しています。

    このパケットヘッダーには、送信元や送信先アドレス、ポート情報などが付与されており、例えるなら手紙の宛先のようなものです。簡単に言えば「この人からの手紙なら届けても大丈夫だろう」と判断しているのです。しかし逆に、宛先に怪しい点がなければどのような手紙もユーザーに届いてしまう可能性があります。

    アプリケーションを監視するアプリケーションゲートウェイ

    パケット情報を読み取るパケットフィルタリング型に対して、アプリケーションごとにフィルタリングをおこなう方式です。簡単に言うと、手紙の内容まで読み取って不審な点があればユーザーへは届けないという仕組みです。

    アプリケーションゲートウェイ型では、ファイアウォールが通信を仲介し、アプリケーションごとに通信内容を確認してアクセスを制御します。通信の内容まで確認できるため、IPアドレスやポート番号だけをもとに判断する方式よりも、細かなアクセス制御を行いやすい点が特徴です。

    IPS/IDS機能を備えた次世代ファイアウォール

    次世代ファイアウォール(NGFW)は、従来のファイアウォールによる通信制御に加えて、アプリケーションの識別・制御やIPS/IDSなど、より高度なセキュリティ機能を備えた製品です。従来型では判断しにくかった通信も詳細に分析できるため、幅広い脅威への対策に活用できます。ただし、NGFWだけですべてのサイバー攻撃を防げるわけではないため、エンドポイント対策などほかのセキュリティ対策と組み合わせることが重要です。

    UTMではファイアウォール機能に加えて、IPS/IDSやアンチウイルス、Webフィルタリングなど複数の機能を組み合わせられます。ファイアウォール単体よりも多角的な対策を行いやすく、ネットワークのセキュリティを一元的に強化できる点が特徴です。

    またIPS・IDSの機能や違いについて詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。両者の違いや検知方法の仕組みなど詳しく解説しています。

    関連記事 IDSとは?IPSとの違いや仕組み、種類、検知方式をわかりやすく解説

    UTMとファイアウォールのメリットとデメリット

    ここまで、UTMとファイアウォールの違いについて解説してきました。実際どちらを導入すればよいのか迷っている方も多いかと思います。そこで、選定の参考となるために、UTMのメリット・デメリットをご紹介していきます。

    UTMのメリット

    UTMのメリットを簡単にご紹介します。

    メリット(1)1台で複数の対策ができる

    ファイアウォールだけでなく、アンチウイルスやWebフィルタリング、VPNなど様々なセキュリティ機能が1つに集約されています。1台で複数の対策が可能なため、ファイアウォール単体と比べて幅広い脅威に対応できます。

    メリット(2)OSのセキュリティレベルに依存しない

    OS上で起動するファイアウォールの場合は、そのセキュリティレベルはOSに依存してしまいます。また、システム起動時にタイムラグも発生するためファイアウォールが機能していない時間が存在し、セキュリティリスクがありました。一方、アプライアンス型のUTMは端末のOS環境に依存せず、ネットワーク単位でセキュリティ対策を行えます。

    UTMのデメリット

    一方、デメリットには以下があります。

    デメリット(1)コストが高い

    複数の機能が搭載されているため、ファイアウォールと比べるとその分コストは高くなります。また、それぞれの機能で最新バージョンへのアップデートを必要とするため、ライセンス費用もかかります。

    デメリット(2)機能ごとに最適なものを選ぶことができない

    あくまで、UTMに搭載されているセキュリティ機能しか利用できないため、各機能ごとにベンダーを選定することはできません。自社のセキュリティレベルに合った機能が搭載されているかを事前に確認する必要があります。

    またUTMのメリットやデメリットについて詳しく知りたい方は以下の記事で解説しているので参考にしてください。

    関連記事 UTMのメリットやデメリットを解説!製品の3つの選び方も!

    ファイアウォールのメリット

    次にファイアウォールのメリットについて解説します。

    外部からの不正アクセスを防止する

    ファイアウォールを導入するとIPパケットのヘッダ情報から不正アクセスを検知し防止することができます。これは安全とみなされたアクセスのみを許可するという仕組みによるものです。

    アドレス変換機能で内部のクライアントを保護できる

    ファイアウォールにはNAT(Network Address Translation)というアドレス変換機能が備わっています。このNAT機能によりパケットの送信先と送信元を書き換えることができ、結果としてファイアウォールの内側と外側で異なるアドレスが使用されることになります。

    このアドレス変換により内部のアドレスを外部から隠すことができ、セキュリティが強化されます。

    ファイアウォールのデメリット

    次にファイアウォールのデメリットについて解説します。

    ポリシー設定や弱点を狙う攻撃は防げない

    ファイアウォールには「パケットフィルタリング型」と「アプリケーションゲートウェイ型」があると紹介しましたが、両者とも完璧なシステムではなく欠点があります。

    具体的には、ファイアウォールのポリシーの設定(不正アクセスを検知するルール)を意図的にかいくぐるアクセスやアプリケーションゲートウェイ型の脆弱性を狙った攻撃です。ここでは詳しく解説できませんが、以下の記事で詳しくふれていますので参考にしてください。

    関連記事 ファイアウォールのメリット・デメリットとは?防げない攻撃も解説

    非武装地帯がウィルスに侵されるとリスクが高まる

    DMZ(非武装地帯)とは、インターネットなどの外部ネットワークと社内の内部ネットワークの間に設ける独立したネットワーク領域です。Webサーバやメールサーバなど、外部に公開するサーバを配置する際に利用されます。

    通常、ファイアウォールは社内ネットワークとDMZの間に設置されます。DMZではその特性上、外部アクセスを許可するためファイアウォールのポリシーを厳しく設定することはできません。

    そのためDMZは安全な環境とはいいがたくウィルスに侵される危険性があります。またDMZがウィルスに侵されると社内ネットワークも危険にさらされるため、ファイアウォールのデメリットとなります。

    UTM・ファイアウォール導入後に詰まりやすいポイント

    UTM・ファイアウォールいずれの場合でも、導入後の運用でつまずくケースは少なくありません。機器を設置して終わりになりやすく、特に「ログ監視」「定義・シグネチャなどの更新」「アラート対応の体制」は、運用が形骸化しやすい論点です。

    また、ファイアウォールではポリシー設定の管理やルールの整理が不十分なまま運用され、意図しない通信許可や遮断が発生するケースもあります。運用を内製するのか、外部の支援を受けるのかを含め、導入前に役割分担を決めておくと判断がスムーズになります。

    UTM製品を比較検討したい場合は、候補をまとめて資料で確認すると要件整理に役立ちます。

    UTM(統合脅威管理) の製品を調べて比較 /
    製品をまとめて資料請求! 資料請求フォームはこちら

    企業規模に合うかどうかもポイント

    UTMは様々なセキュリティをまとめて管理できるため、人手を割かずに済みます。その分の人的コストも削減できるため、人員やコストが限られている中小企業にとってメリットとなるでしょう。また、セキュリティ機器をそれぞれ導入するよりもコストを抑えられる点は、大手企業にとっても魅力的でしょう。
    自社の規模に最適な製品を選定することが大切です。

    ただし、企業規模だけでなく運用体制によっても向き不向きが変わります。拠点数や端末数が増えるほど、性能要件や運用負荷が論点になりやすいためです。小規模でも、取り扱う情報や外部公開の有無により必要な対策は変わります。自社の前提条件を整理したうえで選定すると、過不足を減らせます。

    選定チェックリスト

    • ●守りたい対象は何か(社内ネットワーク、拠点間通信、リモートアクセスなど)
    • ●必要な機能は何か(侵入防止、ウイルス対策、Webフィルタリングなど)
    • ●回線速度や端末数に対して、性能要件は満たせそうか
    • ●運用体制は十分か(設定変更、ログ確認、障害時の対応)
    • ●サポートや保守の範囲は要件に合うか

    ここまで整理できていれば、製品の比較検討はスムーズに進められます。ただし実際には、「どの製品が自社に合うのか判断しきれない」というケースも少なくありません。特に、企業規模やネットワーク環境によって最適な製品は大きく変わるため、情報収集だけで判断するのは難しいのが実情です。

    そうした場合は、いくつかの質問に答えるだけで、自社に合う製品候補を整理できる無料診断を活用するのも一つの方法です。短時間で比較の軸が明確になり、検討の手戻りを減らせるため、まずは候補を絞りたい方に向いています。

    UTM製品 診断ページ遷移画像

    自社に合ったセキュリティ対策製品を導入しよう!

    UTMとファイアウォールの違いについて、理解いただけましたでしょうか。UTMはファイアウォールと比較して、より強固な対策が可能です。それぞれの特徴を理解し、自社に合ったセキュリティ対策製品を導入していきましょう。

    ITトレンドでは、UTMやファイアウォールの製品を一覧で比較することができます。選定の際の参考として、ぜひご覧ください。

    UTMツール紹介ページ遷移画像
    \ 先月は3,000人以上の方が資料請求しました /
    IT製品・サービスの比較・資料請求が無料でできる、ITトレンド。「UTMとファイアウォールの違いとは?意味や仕組み・メリットまで解説」というテーマについて解説しています。UTM(統合脅威管理)の製品 導入を検討をしている企業様は、ぜひ参考にしてください。
    このページの内容をシェアする
    facebookに投稿する
    Xでtweetする
    このエントリーをはてなブックマークに追加する
    pocketで後で読む
    UTM(統合脅威管理)_診断バナー
    認知度、利用経験率No.1のITトレンド UTM(統合脅威管理)上半期ランキング
    カテゴリー資料請求ランキング
    カテゴリー資料請求ランキング
    09月14日(月)更新
    ITトレンドへの製品掲載・広告出稿はこちらから
    UTM(統合脅威管理)の製品をまとめて資料請求