
クラウド型UTM(統合脅威管理)とは
クラウド型UTMとは、複数のセキュリティ機能を一元化したシステムであるUTMを、クラウド上で提供しているシステムのことです。初期設定から運用保守までサービス提供会社に任せられます。
アプライアンス型と異なり専用機器の設置が不要なため、拠点が複数あっても導入・運用の手間が少なく、一元的なセキュリティ監視を実現します。

以下の記事ではUTMの基本について詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
クラウド型UTMのメリット
クラウドUTMの導入で得られる3つのメリットを紹介します。
導入から運用まで手間なく、専門知識がなくても安心
クラウド型UTMは、導入時の設定から運用・管理まで一貫したサポートを提供するベンダーが多く、IT専任者がいない企業でもスムーズに導入できるのが特徴です。サービスによっては、24時間365日の監視やインシデント対応も提供されており、セキュリティ管理を委託することで運用負担を大幅に軽減できます。
初期コストを抑えつつ、短期間で導入できる
クラウド型UTMは、ハードウェアの導入が不要なため、初期コストを大幅に抑えられます。インターネット環境があればすぐに利用を開始でき、機器の手配やサーバ構築の手間も不要です。そのため、新規事業の立ち上げや拠点の拡大にもスムーズに対応できます。
アプライアンス型のUTMは、機器の購入費用や設置・保守のコストが発生し、初期投資が必要です。また、機器が故障した場合は代替機の手配が必要になるため、運用面での負担がかかることもあります。
ユーザー数や通信量の増加にも柔軟に対応
クラウド型UTMは、通信量やユーザー数が増えても、処理能力の高いプランへ切り替えるだけで対応できます。将来的に拠点の拡大やトラフィックの増加があっても、機器の入れ替えなしにスムーズにスケールアップが可能です。
一方、アプライアンス型UTMでは、処理性能の上限を超えた場合、新しい機器を購入する必要があり導入の手間が発生します。
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クラウド型UTMのデメリット
クラウド型製品に共通しているのは、セキュリティレベルやメンテナンス精度がベンダーに左右されることです。また、システムダウンなどのトラブル時に自社での対応が不可能なため注意が必要です。
製品の導入検討時には、各社製品のセキュリティレベルやサポート体制・対応速度を確認し、安心して活用できるかを検討するとよいでしょう。
クラウド型以外の導入形態も検討したい場合には、以下の記事がおすすめです。
クラウド型UTMの選び方
UTMの導入を検討するにあたり、クラウド型製品で特に留意すべき点を解説します。
必要性の高い機能が搭載されているか
クラウド型UTMは、ベンダーから提供されるシステムにアクセスします。そのため、独自仕様にカスタマイズできるアプライアンス型に比べて、柔軟性に欠ける点が短所です。自社が対策したいセキュリティ機能を搭載しているかを、製品資料などで事前に確認するとよいでしょう。
サポート体制が充実しているか
UTMはセキュリティ対策で重要な役割を果たすため、問題が発生した際には迅速に復旧する必要があります。クラウド型はアプライアンス型に比べて歴史が浅く運用実績が少ないため、事前にサポート体制や対応速度を確認することが重要です。
不正アクセスやウイルスの脅威は日々進化するため、セキュリティ対策には定期的なアップデートやチューニングが欠かせません。ベンダーが細やかなメンテナンスを行っているかもあわせて確認しましょう。
【比較表】おすすめのクラウドUTM製品
この記事で紹介している一部製品の比較表を紹介します。複数製品をまとめて資料請求可能なため、社内検討時に役立ててください。
クラウド型UTM製品を比較
ここからはクラウド型UTMのおすすめ製品を紹介します。システムによって特徴はそれぞれ異なるため、各社製品の特徴・価格を比較してみましょう。
MRB-Cloud
- 専用ハードウェアは不要ですぐに導入・利用開始できる
- ネットワーク攻撃やウイルス等様々な脅威に対応するセキュリティ
- 場所を選ばず接続できてテレワークにも最適です
「MRB-Cloud」は、株式会社アンペールが提供するクラウド型UTMサービスです。ウェブルート社の脅威インテリジェンス「BrightCloud®」と連携できる点が特徴です。BCTI上にある約140億以上のマルウェアのハッシュ情報をもとに、よりスピーディーなセキュリティ対策を可能にします。さらに、URLやIPアドレスの危険性チェック機能により、悪質なWebサイトへの訪問を防ぎ、情報漏えいの危険性から守ります。
参考価格 | ー | 無料トライアル | ー |
対応機能 | アンチウイルス/ファイアウォール/Webフィルタリング |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
FLESPEEQ UTM
- 快適、安全なインターネット接続をワンストップで提供
- 複数のセキュリティ対策機能を集約し、運用管理の負担を軽減
- 導入支援からアフターフォローまでトータルでサポート
「FLESPEEQ UTM」は、日本通信ネットワーク株式会社が提供するUTMです。ファイアウォール・アンチウイルス・アンチスパムのほか、Webフィルタリング・IDS・IPSなど、複数のセキュリティ対策機能を統合。効率的な運用と管理負担の軽減を実現します。また、導入支援から保守サポートまでトータルで対応し、24時間365日のサポート体制も完備している点も特徴です。
参考価格 | ー | 無料トライアル | ー |
対応機能 | アンチウイルス/ファイアウォール/IPS・IDS/Webフィルタリング |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
IIJセキュアアクセスサービス
- ネットワークとセキュリティの機能を用途に合わせて選択可能
- 最小50ユーザから利用できるシンプルで低コストの料金プラン
- IIJが運用するため、面倒なネットワーク機器の運用は不要
株式会社インターネットイニシアティブが提供する「IIJセキュアアクセスサービス」は、クラウド型のリモートアクセス&UTMサービスです。端末に専用エージェントをインストールするだけで、Webゲートウェイやファイアウォールなどの機能をクラウド上で利用可能。多様なワークスタイルに対応し、場所を問わず安全な接続を実現します。50ユーザーから利用できるシンプルな料金体系で、スマホやPCなど複数デバイスの活用も可能です。
参考価格 | ー | 無料トライアル | ー |
対応機能 | アンチウイルス/ファイアウォール/Webフィルタリング |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
3Qクラウド ネットワーク安心対策
- 高度な機械学習技術で未知のマルウェアの振る舞いも検知・保護
- 危険なサイトへのアクセス歴や高度な脅威をグラフで可視化
- 社外からもセキュアに社内ネットワークへリモートアクセス
株式会社リューズが提供する「3Qクラウド ネットワーク安心対策」は、「Sophos XGS Firewall」を活用したネットワークセキュリティサービスです。インターネットと社内ネットワークの出入口に設置し、安全な通信環境を確保。保守運用の負担を軽減し、機器の更新や設定済み後継機の手配も対応します。さらに、企業の成長にあわせた柔軟なプラン変更が可能。月額課金制で、管理やサポートを含めた包括的なセキュリティ対策を提供します。
参考価格 | 初期費用無料 月額13,900円~ | 無料トライアル | ― |
対応機能 | アンチウイルス/ファイアウォール/IPS・IDS/Webフィルタリング |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
最新の人気製品から導入を検討したいという方は、以下のランキングも参考にしてください。
まとめ
クラウド型UTMは導入や運用が手軽かつスピーディーで、複数拠点のセキュリティ管理の一元化・効率化など多くのメリットがあります。スモールスタートや段階的な導入にも適しているので、ぜひ多くの製品を比較検討してみましょう。
また、導入実績やセキュリティ機能にカスタマイズ性を求めたいのであれば、アプライアンス型やオンプレミス型の検討もおすすめです。下のボタンから、ITトレンドが厳選したUTMの各社製品資料を一括請求できます。製品の比較検討にぜひご活用ください。