スパム対策ソフト導入前に見られる課題
あらゆる情報のやりとりにWebを活用する今の時代、すべての企業がその脅威にさらされています。特に企業に無差別に送信されてくるスパム(迷惑メール)は、さまざまなトラブルの原因にもなり、その対策は急務と言えます。ではスパム対策をしていない企業が抱える課題にはどのようなものがあるでしょうか。具体的に見ていきましょう。
- ■課題1 毎日大量の迷惑メールが届く
- 問い合せ用としてサイトに公開しているアドレスには、毎日大量のスパムが届くために、その仕分けに時間を割かなければならず、人的コストのムダになったり、業務の非効率化につながっています。
- ■課題2 迷惑メールに顧客からのメールが混ざり込み、見落としてしまう
- 迷惑メールの割合が多いほど、そこに混ざり込む重要なメールを見落としがちになります。顧客や取引先からの問い合せを見落とすことはチャンスロスにつながり、企業の信用を落とすことにもつながります。
- ■課題3 スパムに添付されたマルウェアを誤って開封してしまう
- スパムが巧妙化しており、ちょっとした油断から添付ファイルを開いてしまい、意図せずマルウェアをインストールしてしまうトラブルが増えています。さらにその担当者に自覚がないため報告が遅れ、ネットワークでつながった企業内のシステム全体がウイルス感染してしまうケースもあります。
- ■課題4 必要なメールも自動削除されてしまい業務に支障が出る
- セキュリティレベルを上げようとしたことで、業務上必要なメールもスパムと判断されて自動削除されることがあります。それに気づかず業務に支障が出てしまうこともあります。
スパム対策ソフトの導入メリット
スパム対策は必要不可欠なセキュリティ対策でありながら、ただ強化すればいいというものではなく、スパムと通常メールの仕分けが正確に行われるなど、精度の高さと使い勝手とのバランスが重要視されます。ではスパム対策を導入することでどのようにして課題を解決し、メリットにつながるのかを見ていきましょう。
1.迷惑メールを自動排除がし、人的負担を軽減できる
スパムに使われるシステムは日々進歩していますが、スパム対策を導入すれば、常に最新の情報を活用した高度な自動仕分け作業により、通常メールのみが担当者のメーラーに表示されるようになります。これにより担当者が時間をかけてメールを仕分ける必要がなくなり、人的コストの負担が軽減され業務の効率化が図れるのです。
2.顧客へのスピーディな対応を実現し、満足度の向上に貢献
スパムと顧客からのメールが混在している場合、重要メールを見落とすトラブルが頻発するほか、ひとつひとつを目視で仕分けしながら対応するため、スピーディな対応が難しくなります。
スパム対策を導入することでそもそもメーラーにスパムが表示されない状況にできれば、確実かつスピーディな返信が可能となります。スピード対応は顧客満足度の向上にもつながるでしょう。
3.スパムを徹底排除し、誤ったインストールを未然に防げる
スパムが巧妙化する中、思わず添付ファイルを開いてしまい、全社的なトラブルにつながるリスクが増えています。スパム対策を導入すれば、ユーザーのパソコン内に疑いのあるメールや添付ファイルが表示されなくなるため、誤って開封する危険はなくなるでしょう。
こうすることで企業側はトラブルが発生した際の莫大なロスを抱える危険性もなくなり、安心してメールを積極活用させることができるようになるのです。
導入メリット4.自動削除されたメールはリスト化してもれなく確認できる
スパム対策を導入すれば、疑いのあるメールを検問エリアで一括管理し、これをリスト化して確認することができます。またその中にスパムかどうか判断できないメールがある場合、安全な状態で開封できるシステムもあり、安心してすべてのメールを確認できるようになっています。
こうすることでメールの確認漏れを減らすことができ、ビジネスへの影響を減らすことができます。この機会に最新のスパム対策ツールの導入をお勧めします。