迷惑メール(スパム)対策ソフトの比較一覧
ITトレンドおすすめの迷惑メール・スパム対策ソフトを一覧表にまとめました。価格や提供形態などを比較して、気になる製品を絞り込んでみましょう。
| 特徴 | 対象企業規模 | 提供形態 | 参考価格 |
---|
FortiMail | 最新のフィルタリング技術を採用した統合セキュリティ | 100名以上 | ハードウェア | ー |
OneOfficeメールソリューション | AIとクラウドサンドボックス機能 | 100名以上 | クラウド / SaaS / ASP / サービス | 初期費用30,000円 /ドメイン 月額350円 / アカウント(アンチスパム・ウイルス対策) |
Microsoft365 with IIJ | 中小企業・Microsoft 365利用企業向け | 250名未満 | クラウド | ー |
IIJセキュアMXサービス | 導入実績1,400社以上 | すべての規模に対応 | クラウド | ー(※月額平均単価は200円~300円 / アカウント) |
Vade for M365 | 簡単導入・Microsoft 365利用企業向け | すべての規模に対応 | SaaS | ー |
使えるメールバスター | スパム撃退率99.98% | すべての規模に対応 | クラウド / SaaS | 月額1,540円 ~ /1ドメイン(3年契約時)※契約は1か月ごとから選択可能 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
迷惑メール(スパム)対策ソフトのおすすめを比較
既出の比較表で紹介した製品をより詳しく解説します。対応機能なども参考に、自社に最適な製品のピックアップに役立ててください。資料請求は無料ですので、気になった製品は気軽にリストに追加しましょう。
《FortiMail》のPOINT
- インバウンドフィルタリングがスパムとマルウェアをブロック
- スパム、マルウェアなどからネットワークを保護
- 完全な多層セキュリティ プロテクションを実現
「FortiMail」は最新のフィルタリング機能を搭載しており、精度が高いスパムメール対策を行えます。特定のデータパターンを設定すれば、機密や規制対象の情報を検出して情報漏えいを阻止。統合型のセキュアメールアプライアンスであり、導入・運用負荷も抑えられます。
対象従業員規模 | 100名以上 | 提供形態 | ハードウェア |
参考価格 | ー | 参考価格補足 | ー |
対応機能 | フィルタリング、アンチウイルス | 無料トライアル | ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
製品・サービスのPOINT
- ビジネスメール詐欺を含むソーシャルエンジニアリング攻撃対策
- ランサムウェア等の未知の不正プログラムにも対応
- クラウドサンドボックスで添付ファイル内の不正コードを検知
「OneOfficeメールソリューション」はAIを活用しており、精度が高いフィルタリング機能を搭載しています。ウイルスによる情報漏えいを予防できるだけでなく、フィッシングサイトへの流入も防止可能。スパムメールは自動で振り分けられるため、処理する煩わしさから解放されます。
対象従業員規模 | 100名以上 | 提供形態 | クラウド / SaaS / ASP / サービス |
参考価格 | 初期費用30,000円 /ドメイン 月額350円 / アカウント【OneOffice Email Security powered by Trend Micro(アンチスパム・ウイルス対策)】 | 参考価格補足 | ほか標的型攻撃メール対策パックもあり。 |
対応機能 | フィルタリング、アンチウイルス | 無料トライアル | ◯ |
《Office 365 with IIJ》のPOINT
- Microsoft 365のメールセキュリティを強化
- Microsoft 365とIIJの二重防御でスパム対策
- Microsoft 365導入についてのお悩みを解消
「Microsoft365 with IIJ」はMicrosoft 365専用のスパム対策を行えるクラウドサービスです。IIJのフィルタリングは5層構成。そのため非常に精度が高く、さまざまな脅威から防御できます。複数の要素で判断するエンジンを搭載しており、迷惑メールを高い確率で排除可能です。
対象従業員規模 | 250名未満 | 提供形態 | クラウド |
参考価格 | ー | 参考価格補足 | 本サービスは300ユーザ以下のお客様向けのプラン |
対応機能 | フィルタリング、アンチウイルス、送信ドメイン認証 | 無料トライアル | ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《IIJセキュアMXサービス》のPOINT
- 日本語スパムの判定に強く、少ない誤判定率
- 6社のエンジンを実装した多層フィルタで脅威を排除
- 送信ドメイン認証を利用したなりすまし対策
「IIJセキュアMXサービス」は、迷惑メールや未知のウイルスなどの脅威対策に加え、誤送信による情報漏えい防止にも対応できるクラウドサービスです。送信ドメイン認証(SPF/DKIM)機能があるため、なりすましなどの標的型攻撃メール対策にも有効です。メールセキュリティ全般を強化したい企業に最適でしょう。
対象従業員規模 | すべての規模に対応 | 提供形態 | クラウド |
参考価格 | ー | 参考価格補足 | 月額平均単価は200円~300円 / アカウント |
対応機能 | フィルタリング、ウイルスフィルタ、送信ドメイン認証 | 無料トライアル | ◯ |
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《Vade for M365》のPOINT
- 標的型の未知のメール脅威を予測して阻止!
- ネイティブなユーザー体験と人工知能で最高クラスの保護を提供
- 脅威検知機能で、攻撃の前や最中、攻撃の後でも脅威を阻止
「Vade for M365」はMicrosoft 365利用企業向けの、AI搭載メールセキュリティソリューションです。10億個以上のメールボックスのデータを自己学習したAIが、フィッシングやスピアフィッシング、マルウェアなどの脅威を予測して阻止します。標準APIとの連携のため、導入も操作も簡単に行える点がメリットです。
対象従業員規模 | すべての規模に対応 | 提供形態 | SaaS |
参考価格 | ー | 参考価格補足 | ー |
対応機能 | フィルタリング、マルウェア | 無料トライアル | ◯ |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《使えるメールバスター》のPOINT
- かんたん設定で強力なスパムメール対策を実現
- PCの個別ソフトインストールが不要
- Office365等の主要メールサービスにも対応
「使えるメールバスター」は、最新のAI技術を用いた独自のフィルタリングシステムにより、100%に近いウイルス・スパム撃退率を誇るメールセキュリティサービスです。クラウド型のためDNSの設定変更だけで対策をスタートでき、ソフトのインストールや更新作業が不要な点も魅力といえるでしよう。
対象従業員規模 | すべての規模に対応 | 提供形態 | クラウド / SaaS |
参考価格 | 月額1,540円 ~ /1ドメイン(3年契約時) | 参考価格補足 | 契約は1か月ごとから選択可能 |
対応機能 | フィルタリング、アンチウイルス | 無料トライアル | ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
ここまで紹介したスパム対策ソフトの最新ランキングは以下のボタンから確認できます。ぜひ比較検討の材料にご活用ください。
m-FILTER
「m-FILTER」は内部からの情報漏えいと外部からの攻撃への対策を同時に行えるメールセキュリティ製品です。業界の中でも高い水準の検知率をもつスパム検出エンジンを搭載しているため、スパムメールを的確に排除可能。
ほかにも添付ファイルを自動で暗号化できるなど、安全性を高める機能が充実しています。
MailGates
「MailGates」は脆弱性をプロテクトして最新の脅威に対抗するメールセキュリティソリューションです。AI技術を搭載しているため未知の脅威にも対応可能。サンドボックス機能によりウイルス対策も万全に行えます。
高性能なフィルターによってスパムメールを検出するため、精度が高いです。
スパム対策ツールの選び方
最後に、スパム対策ツールの選び方を見ていきましょう。
損害金や投資コストを確認する
スパム対策ツールをはじめとするセキュリティ対策ツールは、売上と直接つながらないため、どれだけの予算を導入にかけられるか、曖昧になりがちです。解決策としては、ツール導入をせずに発生する可能性のあるセキュリティ・インシデントを考え、想定される損害金と導入にかける投資金額を比較するとよいでしょう。
例えば、スパムメールにはウイルスが仕込まれていることがあるため、ウイルスを原因とする情報漏えいなどが考えられますが、その損害金は1日に35,000円分の損失といわれています。具体的には、企業全体に送られてくる、1日のスパムメール数を5,000通とし、メールを削除するために10秒かかると、どれほどのコストが発生するしょうか?
実は、企業全体で50,000秒、約14時間使われています。もし時給が2,500円の場合は、1日に35,000円分の損失が発生するでしょうす。年間で考えると膨大なコストがかかっているといえ、だからこそ、投資金額がかかったとしても、防御力の高い製品を選ぶことが重要なのです。
自社に必要な機能があるか確認する
スパム対策製品を導入するときには、自社に送られてきているスパムメールを的確にブロックしなければなりません。自社の被害対策に有効な機能があれば効果的なセキュリティ対策となるでしょう。代表的な機能は以下のとおりです。
- フィルタリング
- フィルタリング機能は送られてきたメールがスパムかどうか判断する機能です。このフィルタリングの精度によってブロックできる割合が変わるため、よく確認しましょう。
- ウイルスチェック
- スパムメールはただ迷惑な存在ではなくウイルスを仕込んだ悪質なものも多いです。誤って開封しないようにウイルスチェック機能の精度も求められるでしょう。
- 送信ドメイン認証
- 送信ドメイン認証とは、送信元のドメインから本当に送られてきているか確認する機能です。この機能があればなりすましメールの対策を行えます。
提供形態・運用性を確認する
スパムメールは優れた機能をもつだけでなく、適切な運用が求められます。そのため、導入形態や運用性も確認してから導入を決めてください。主な導入形態は以下のとおりです。
- パッケージ
- 一般的にはソフトウェアとして提供されており、自社で構築して運用する必要があります。運用の負荷は比較的大きいですが、自社の状況にあわせてカスタマイズが可能です。
- アプライアンス
- ハードウェアとソフトウェアの一体型です。パフォーマンスが高く運用負荷も小さいですが、導入コストが大きくなります。
- クラウド
- クラウドで提供されているスパム対策サービスを利用します。日々の運用を自社で行う必要はありませんが、拡張性や柔軟性に欠ける部分は大きいです。
自社に合ったスパム対策ツールを用いて安全性を高めよう
スパム対策製品は複数ありますが、費用以外にもスパムの検出率や採用している技術が異なります。どのような製品があるか知り、機能や技術を押さえておくといいでしょう。また、スパム対策製品の主な選び方は以下のとおりです。
- ■損害金と投資コストを確認する
- ■自社に必要な機能があるか確認する
- ■提供形態・運用性を確認する
自社に最適なスパム対策製品を選んでセキュリティを強化し、安全性を高めましょう。