迷惑メール(スパム)対策ソフトの比較一覧
ITトレンドおすすめの迷惑メール・スパム対策ソフトを一覧表にまとめました。価格や提供形態などを比較して、気になる製品を絞り込んでみましょう。
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
迷惑メール(スパム)対策ソフトのおすすめを比較
上の比較表で紹介した製品をより詳しく解説します。対応機能なども参考に、自社に最適な製品のピックアップに役立ててください。気になった製品は緑色の「+資料請求リストに追加」ボタンでカートに入れ、あとでまとめて資料請求もできます。
《使えるメールバスター》のPOINT
- かんたん設定で強力なスパムメール対策を実現
- PCの個別ソフトインストールが不要
- Office365等の主要メールサービスにも対応
使えるねっと株式会社が提供する「使えるメールバスター」は、AI技術を用いた独自のフィルタリングシステムをもつクラウド型メールセキュリティサービスです。使用するほどに判別制度があがり、最新のスパムやマルウェアも検知するため、検出率はほぼ100%です。またクラウド型のためメールサーバへの負荷が低く導入が簡単な点も魅力のひとつといえます。
対象従業員規模 |
すべての規模に対応 |
提供形態 |
クラウド / SaaS |
参考価格 |
送受信フィルタ:月額10,210円~(税込)/1ドメイン ※1ドメインで300メールアカウントの登録が可能 |
改善してほしい点 機械、重電 250名以上 500名未満
《Microsoft365 with IIJ》のPOINT
- Microsoft 365のメールセキュリティを強化
- Microsoft 365とIIJの二重防御でスパム対策
- Microsoft 365導入についてのお悩みを解消
「Microsoft365 with IIJ」は株式会社インターネットイニシアティブが提供する、Microsoft 365専用のスパム対策に特化したクラウドサービスです。300ユーザー以下での利用に適しており、通常のOfiiceの利用料そのままにメールセキュリティ機能が追加されます。5層構成のフィルタリングでなりすましメールや標的型攻撃まで、さまざまな脅威に対応します。
対象従業員規模 |
250名未満 |
提供形態 |
クラウド |
参考価格 |
●Exchangeプラン:月額430円/ユーザー ●Businessプラン:月額650円~2,390円/ユーザー ●Enterpriseプラン:月額1,090円~2,500円/ユーザー |
改善してほしい点 教育・教育学習支援関係 5,000名以上
《IIJセキュアMXサービス》のPOINT
- 日本語スパムの判定に強く、少ない誤判定率
- 6社のエンジンを実装した多層フィルタで脅威を排除
- 送信ドメイン認証を利用したなりすまし対策
株式会社インターネットイニシアティブが提供する「IIJセキュアMXサービス」は、迷惑メールや未知のウイルスなどの脅威対策に加え、誤送信による情報漏えい防止にも対応するクラウドサービスです。国内サービスのため迅速かつ充実したサポートサービスに強みをもち、導入社数は2,500社を超えます。
対象従業員規模 |
すべての規模に対応 |
提供形態 |
クラウド |
参考価格 |
ー ※無料トライアル可 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
いい点 金融・証券・保険 1,000名以上 5,000名未満
改善してほしい点 金融・証券・保険 1,000名以上 5,000名未満
製品・サービスのPOINT
- ビジネスメール詐欺を含むソーシャルエンジニアリング攻撃対策
- ランサムウェア等の未知の不正プログラムにも対応
- クラウドサンドボックスで添付ファイル内の不正コードを検知
「OneOfficeメールソリューション」は株式会社TOKAIコミュニケーションズが提供しているクラウド型メールセキュリティサービスです。AI機能とサンドボックスで送信元や本文、添付ファイル内の疑わしい部分を正確に検知します。また、オプションでマルチドメイン管理にも対応可能です。
対象従業員規模 |
100名以上 |
提供形態 |
クラウド / SaaS / ASP / サービス |
参考価格 |
●OneOffice Email Security powered by Trend Micro(アンチスパム・ウイルス対策) :初期費用30,000円/ドメイン、月額350円/アカウント ●OneOffice 標的型攻撃メール対策パック(メールボックス・アンチスパム・ウイルス対策) :初期費用40,000円/ドメイン、月額500円~(アカウント数に応じて変動) |
まるっとメールセキュリティ for Outlook
製品・サービスのPOINT
- チェック機能とガード機能の両方を備えたシンプルで頼もしい設計
- 必要な機能だけを絞り込んだことでリーズナブルな価格を実現
- 社外への送信時は暗号化やパスワード自動生成機能等で誤送信防止
株式会社トインクスが提供している「まるっとメールセキュリティ for Outlook」は、メール誤送信防止機能と標的型攻撃メール対策を兼ね備えた Outlook向けサービスです。シンプルで使いやすい画面設計が特長です。また、メールによるサポートも用意されています。
対象従業員規模 |
すべての規模に対応 |
提供形態 |
クラウド / SaaS |
参考価格 |
利用ID数に応じた料金体系 ●1~50IDの場合:年額75,000円 ●51~100IDの場合:年額120,000円 ●101~300IDの場合:年額3️00,000円 ●301~500IDの場合:年額350,000円 501~1,000IDの場合:年額500,000円 ※無料トライアル可 |
ここまで紹介したスパム対策ソフトの最新ランキングは以下のボタンから確認できます。ぜひ比較検討の材料にご活用ください。
スパム対策ツールの選び方
最後に、スパム対策ツールの選び方を見ていきましょう。
損害金や投資コストを確認する
スパム対策ツールをはじめとするセキュリティ対策ツールは、売上と直接つながらないため、どれだけの予算を導入にかけてよいものか見積もりが難しいでしょう。その解決策としては、ツール導入をせずに発生し得るセキュリティ・インシデントの損害金を想定し、導入にかかる投資金額とで判断するとよいでしょう。
例えば、スパムメールにはウイルスが仕込まれていることがあるため、ウイルスを原因とする情報漏えいなどが考えられますが、その損害金は1日に35,000円分の損失といわれています。具体的には、企業全体に送られてくる1日のスパムメール数を5,000通とし、メールを削除するために10秒かかると、どれほどのコストが発生するしょうか?
実は、企業全体で50,000秒、約14時間に相当します。もし時給が2,500円の場合は、1日に35,000円分の損失が発生しているという計算です。年間で考えると膨大なコストに。だからこそ、投資金額がかかったとしても、防御力の高められる製品で対策することが重要です。
自社に必要な機能があるか確認する
スパム対策製品を導入し、現在使っているメールソフトでスパムメールを的確にブロックしなければなりません。自社の被害対策に有効な機能があれば効果的なセキュリティ対策となるでしょう。代表的な機能は以下のとおりです。
- フィルタリング
- フィルタリング機能は送られてきたメールがスパムかどうか判断する機能です。このフィルタリングの精度によってブロックできる割合が変わるため、よく確認しましょう。
- ウイルスチェック
- スパムメールには、ウイルスを仕込んだ悪質なものも多く存在します。誤って開封しないようにウイルスメールを検知する精度も求められます。
- 送信ドメイン認証
- 送信ドメイン認証とは、送信元のドメインから本当に送られてきているか確認する機能です。この機能があればなりすましメールの対策を行えます。
提供形態・運用性を確認する
スパムメールは優れた機能をもつだけでなく、適切な運用が求められます。そのため、導入形態や運用性も確認してから導入を決めてください。主な導入形態は以下のとおりです。
- パッケージ
- 一般的にはソフトウェアとして提供されており、自社で構築して運用する必要があります。運用の負荷は比較的大きいですが、自社の状況にあわせてカスタマイズが可能です。
- アプライアンス
- ハードウェアとソフトウェアの一体型です。パフォーマンスが高く運用負荷も小さい反面、導入コストは比較的高めです。
- クラウド
- クラウドで提供されているスパム対策サービスを利用します。日々の運用を自社で行う必要がないため負担は軽減されますが、拡張性や柔軟性に欠ける部分もあります。
自社に合ったスパム対策ツールを用いて安全性を高めよう
スパム対策製品は複数あり、費用に差がある分、スパムの検出率や採用している技術もそれぞれ異なります。どのような製品があるのか、そして機能や技術をおさえておくとよいでしょう。
各社製品の一括資料請求も可能なため、製品をじっくり検討したい方はぜひご利用ください。自社のセキュリティを強化する最適なスパム対策製品はどれか?無料トライアルや無料デモの活用もおすすめです。