ITトレンドがおすすめする製品・サービス
- ■活用の目的別
- ■運用の支援別
- レポートで検知状況を共有できる製品:FortiClient
- 提供会社が運用を支援する製品:おまかせアンチウイルス
導入して終わりにしないウィルス対策ソフトの活用
ウィルス対策ソフトは、入れた時点では、守る範囲が限られる場合があります。活用の目的を決めると、使うべき機能が見えてきます。
検知と駆除から状況の把握へ広げる
ウィルス対策ソフトの基本の役割は、ウイルスの検知と駆除です。さらに、管理画面やログを使えば、どの端末で何が起きているかという社内の状況を把握できます。
端末の状況を把握できれば、保護機能の停止や更新漏れ、マルウェアの検知などに早く気づきやすくなります。検知された後の対応だけでなく、日常的な確認を運用に加えることで、被害の拡大防止にもつながります。
活用の目的と確認する頻度を決める
目的を決めずに管理画面を開いても、何を見ればよいか迷います。端末の保護状態の確認、検知の傾向の把握、社内ルールの順守状況の確認など、目的を絞りましょう。
確認の頻度も決めておきます。毎日の簡単な確認と、月に1回の詳しい振り返りというように、役割を分けると続けやすくなります。
担当者と役割の分担
確認の担当者を1人に固定すると、不在時に対応が止まり、属人化が進みます。複数人で分担し、確認の手順を文書にしておきましょう。
重大なアラートが出たときの連絡先と判断者も、あらかじめ決めておきます。情報システム部門と、現場の管理者の役割も整理しておくと、対応が速くなります。
管理画面でウィルス対策の状況を見える化する
管理画面は、社内の端末の保護状況を一覧で把握するための機能です。活用の入口として、まず確認したい項目を整理します。
端末の保護状態と更新状況の確認
管理画面では、ソフトが有効になっているか、定義ファイルが最新かを端末ごとに確認できる製品があります。更新が止まっている端末や、保護が無効になっている端末を早く見つけられます。
見つけた端末は、利用者に連絡して原因を確認します。在宅勤務の端末は、ネットワークに接続されず更新が遅れる場合があるため、特に注意して確認しましょう。
導入漏れの端末とライセンスの把握
ソフトが入っていない端末は、管理画面に表示されないため、気づきにくい存在です。資産管理の情報と照らして、導入漏れの端末がないかを確認します。
ライセンスの残りや期限も、管理画面で確認できる場合があります。期限切れを防ぐため、更新時期の通知を設定しておくと安心です。
設定の一括変更とポリシーの統一
検査の時間帯や、除外の設定は、管理画面から複数の端末へ一括して適用できる製品があります。端末ごとの設定のばらつきを防ぎ、運用の手間を減らせます。
部署によって業務のソフトが異なる場合は、グループごとに設定を分ける方法もあります。変更の履歴を残して、いつ誰が変えたかを確認できるようにしましょう。誤って設定を変えた場合に、元の状態へ戻せるかも確認しておきます。
検知ログを活用して再発を防ぐ
検知ログは、起きた事象を後から調べるための記録です。活用すると、同じ被害の再発を防ぐ手がかりが得られます。
検知の経路と原因を調べる
検知されたログから、日時、端末、ファイルの場所、検知の種類を確認します。メールの添付、Webサイトの閲覧、外付けの記憶装置など、侵入した経路を推定できる場合があります。
経路が分かれば、メール受信の設定や、Web閲覧のルールを見直す材料となります。ログだけで原因が分からない場合は、提供会社や専門事業者に相談しましょう。ログの保存期間にも上限があるため、必要な記録は早めに確認します。
繰り返し検知される端末やファイルの確認
同じ端末や同じファイルで検知が繰り返されている場合は、根本の原因が残っている可能性があります。ソフトの駆除が不完全なのか、利用者の使い方に原因があるのかを確認します。
該当する利用者へ、使っているソフトや開いたファイルの聞き取りを行います。責めるのではなく、再発を防ぐための確認として進めましょう。
報告書にまとめて共有する
一定期間の検知件数、種類、対応の結果を、報告書にまとめます。経営層や関係部署へ共有すると、対策への理解と協力を得やすくなります。
レポートを自動で作成できる製品もあります。毎月同じ形式でまとめると、変化に気づきやすくなります。検知がなかった月も、記録として残しておくと比較に役立ちます。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)でウィルス対策の一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。
ウィルス対策ソフトを端末管理や社内ルールにつなげる
ウィルス対策ソフトの機能のなかには、外付け機器の制御など、社内ルールの運用に使えるものがあります。製品によって有無が異なるため、確認が必要です。
外付けの記憶装置の利用を制御する
USBメモリなどの外付けの記憶装置は、ウイルスの持ち込みや、情報の持ち出しの経路となる場合があります。製品によっては、接続の許可や制限、利用の記録を設定できます。
業務で必要な利用まで止めないよう、申請の流れも決めておきます。部署ごとの業務にあわせて、許可の範囲を調整しましょう。許可した利用の記録を残すと、後から確認する際にも役立ちます。
Web閲覧の制限と組み合わせた対策
不審なWebサイトへのアクセスを制限する機能を備えた製品もあります。ウィルス対策ソフトだけで足りない部分は、別の仕組みと組み合わせる方法も検討できます。
制限の内容は、業務への影響を踏まえて決めます。制限しすぎて業務が滞らないよう、利用者の声も確認しましょう。
資産管理やほかのセキュリティ対策との連携
端末の資産管理と連携すると、導入漏れや古いOSの端末を見つけやすくなります。ほかのセキュリティ対策と情報を共有できる製品もあります。
連携できる範囲は製品によって異なるため、導入前に確認します。自社で使っている他のシステムとの組み合わせも、あわせて検討しましょう。
ウィルス対策ソフトの活用が進まないときの見直し方
導入したものの、管理画面が見られていない、ログが活用されていないという状況は珍しくありません。原因を整理して、運用を立て直しましょう。
確認する項目を絞って負担を減らす
管理画面には多くの情報が表示されるため、すべてを確認しようとすると、負担が大きくなります。まずは、保護が無効な端末と重要度の高い検知の2点に絞って確認しましょう。
慣れてきたら、確認する項目を少しずつ増やします。毎回同じ順序で確認すると、見落としを減らせます。
通知の設定でアラートを見逃さない
重要なアラートが発生したときに、メールなどで通知される設定にしておくと、画面を開かなくても気づけます。通知先は、複数の担当者にして、不在時の見逃しを防ぎます。
通知が多すぎると、対応が追いつかず、重要な通知が埋もれるおそれがあります。通知の条件を調整し、重要度の高いものに絞りましょう。
提供会社の支援や外部の専門家を頼る
社内だけで対応が難しい場合は、提供会社のサポートや、運用を支援するサービスの利用も選択肢です。検知の内容の判断や、設定の相談に応じてもらえるかを確認します。
支援の範囲は、製品やサービスによって異なります。相談できる内容と費用を、契約の前に確認しておきましょう。
従業員教育と定期的な見直しへの活用
ウイルスの侵入は、人の行動が原因となる場合もあります。検知の実例を教育や見直しに役立てると、対策の効果が高まります。
検知の実例を研修や注意喚起に使う
社内で実際に検知された事例を、個人が特定されない形で共有します。どのような添付ファイルやサイトが原因だったかを知ると、従業員が自分の行動を見直すきっかけとなります。
短い注意喚起を定期的に行うと、意識が保たれやすくなります。年に1回の研修にあわせて、事例を更新しましょう。
設定と運用ルールの定期的な見直し
半年や1年ごとに、検知の傾向、誤検知の件数、設定の過不足を振り返ります。業務の変化にあわせて、除外の設定や確認の頻度を見直します。
見直した内容は、記録に残します。担当者が替わっても、運用の考え方が引き継がれるようにしておきましょう。
運用で活かせるウィルス対策製品の一覧
管理画面やログ、デバイス制御、運用支援といった導入後の使い道が分かるように、掲載製品の特徴を一覧にまとめました。
| 製品名 | 特徴 |
|---|---|
| IIJセキュアエンドポイントサービス | 検知から端末の隔離までを同じ管理画面で実行でき、IoCによる調査にも対応 |
| ウイルスバスター ビジネスセキュリティサービス | 管理者側で自社のデバイスを一括管理でき、デバイスコントロールにも対応 |
| FortiClient | ログ管理・レポートやUSBデバイス制御など、運用に役立つ機能を備える |
| EXOセキュリティ | ウイルス対策にIT資産管理や情報漏えい対策を統合。クラウド上の管理者ページで管理 |
| おまかせアンチウイルス | 端末を一元管理でき、NTT東日本が設定・代行監視で運用を支援する |
| Kaspersky Endpoint Security Cloud | アプリの起動やWebサイトの訪問、デバイスの使用可否を制限できる |
| プロテクトキャット | 操作ログや脅威状況を可視化し、ネットワーク遮断まで実行できる |
| SophosEndpointProtection | Sophos Centralで複数デバイスをクラウド一元管理。EDRで脅威を調査できる |
| SymantecEndpointProtection | ポリシー適用とログ収集でエンドポイントの状態を可視化できる |
| SymantecEndpointProtectionCloud | PC・モバイル・サーバーをクラウド管理コンソールで一元管理できる |
ログと管理画面を活かせる対策製品
端末の状態確認、検知ログの調査、外部デバイスの制御など、導入後の運用に役立つ機能を備えた製品を紹介します。自社でどこまで運用できるかをふまえて選んでください。
IIJセキュアエンドポイントサービス
- AIを駆使した「Aurora Protect」で、未知のマルウェアも検知
- 脅威の可視化から分析までをワンストップで実現
- ネットワーク全体で脅威を調査
株式会社インターネットイニシアティブが提供する「IIJセキュアエンドポイントサービス」は、外部からの脅威の防御と内部情報の漏えい抑止を目的に、クラウドで提供されるエンドポイントセキュリティサービスです。EDR機能で端末の異常を検知でき、疑わしいファイルの取得や、感染した端末のネットワークからの隔離を、検知に使う管理画面と同じ画面から行えます。流行中のマルウェアが自社ネットワークに潜んでいないかを、IoCをもとに調べることもできます。サポートは電話とメールで受け付けています。
ウイルスバスター ビジネスセキュリティサービス (トレンドマイクロ株式会社)
- PC1台から導入可能
- 全デバイス一括管理機能で内部統制を強化
- Mac OSやスマホ・タブレットにも対応
FortiClient (フォーティネットジャパン合同会社)
- 感染時の隔離を自動化!企業のコンプライアンスを自動で確立!
- ソフトウェアのライセンス管理まで一挙に実現!
- 導入・更新作業がリモートで完結!在宅ワークでもらくらく導入!
EXOセキュリティ (株式会社JIRAN JAPAN)
- 人工知能の機械学習とクラウド分析技術を採用したウイルス対策
- ウイルス、情報漏洩対策からIT資産管理までオールインワンで解決
- どこからでもアクセス可能!クラウド上で管理できる管理者ページ
おまかせアンチウイルス (NTT東日本株式会社)
- 常に最新のウィルス対策- 最新版のウィルス対策ソフトが利用可能
- 端末を一元管理- インストールされている端末をまとめて管理可能
- 年中無休のサポート- NTT東日本が設定・代行監視
Kaspersky Endpoint Security Cloud (株式会社Kaspersky Labs Japan)
- 脅威のランサムウェアに対し高い保護率!徹底的なセキュア化!
- デバイスだけじゃない!Microsoft365の通信も保護
- 場所にとらわれない保護を実現!リモート暗号化で漏洩防止も!
プロテクトキャット (エムオーテックス株式会社)
- パターンファイル不要、ネット非接続でも検知可能なAI搭載。
- 検知から追跡まで、インシデント対応を効率化するAI機能。
- 操作ログや脅威状況を可視化し、ネットワーク遮断まで実現。
SophosEndpointProtection (ソフォス株式会社)
- AIで既知・未知のマルウェアを検知。
- ランサムウェア対策とEDRで脅威の調査と対応を支援。
- Sophos Centralで複数デバイスをクラウド一元管理。
SymantecEndpointProtection (Broadcom Inc.)
- マルウェア対策、侵入防止などの多層防御機能を搭載。
- クライアントとサーバーを統合管理するコンソールを提供
- ポリシー適用とログ収集でエンドポイントの状態を可視化。
SymantecEndpointProtectionCloud (Broadcom Inc.)
- 機械学習と多層防御で高度な脅威を防御。
- PC・モバイル・サーバーをクラウド管理コンソールで一元管理
- iOS/Android端末をモバイル脅威から保護。
まとめ
ウィルス対策ソフトの活用は、検知と駆除にとどまらず、管理画面とログから社内の状況をつかむことが出発点です。端末の見える化、検知ログによる再発防止、デバイスの制御、従業員教育へと広げていきましょう。使える機能は製品ごとに異なるため、資料請求で、活用したい機能の有無を確認してみてください。

