ITトレンドがおすすめする製品・サービス
- ■チェックしたい取引先別
- 国内の仕入先・外注先をまとめてチェック:ComCheck、RoboRoboコンプライアンスチェック、Risk Analyze、RISK EYES(リスクアイズ)、Gチェッカー
- 海外取引先のリスク情報も確認:Risk Analyze、RISK EYES(リスクアイズ)、日経リスク&コンプライアンス
- 継続取引先の定期チェック:反社チェックヒートマップ、ComCheck、RISK EYES(リスクアイズ)
- ■社内システムとの連携方法別
- CSV・Excelでの取引先の一括取り込み:RoboRoboコンプライアンスチェック、Risk Analyze
- 基幹システムなどとのAPI連携:RoboRoboコンプライアンスチェック、RISK EYES(リスクアイズ)
製造業で反社チェックの対象になる取引先
製造業の反社チェックでは、販売先だけでなく、モノをつくる過程で関わる取引先全体を対象として考える必要があります。調達・生産・物流・販売の流れに沿って、どのような相手が対象になるかを整理しましょう。
原材料・部品の仕入先と加工の外注先
製造業では、原材料や部品の仕入先に加えて、切削やめっき、組立などを任せる外注先と継続的に取引します。こうした取引先は数十社から数百社に及ぶこともあり、担当者が1社ずつ手作業で調べるには負担が大きくなります。
また、外注先がさらに別の会社へ再委託している場合もあります。直接の取引先だけでなく、再委託先をどこまで確認するかを社内で決めておくと、チェック範囲のばらつきを抑えられます。
設備工事・保守・運送などの委託先
工場の設備工事や機械の保守、構内の清掃、製品の運送、産業廃棄物の処理など、生産を支える業務の委託先も取引先にあたります。これらは購買部門ではなく、工場の総務や設備担当が個別に発注しているケースがあります。
発注する部署が分かれていると、反社チェックが一部の取引先で抜け落ちるおそれがあります。工場ごとの発注先も含めて取引先の一覧を作り、チェック済みかどうかを一元的に把握できるようにしましょう。委託先の一覧は、取引開始の稟議や支払いデータから洗い出すと漏れを見つけやすくなります。
販売代理店・商社と海外取引先
製品の販売では、代理店や商社を経由して取引するケースがあります。販売先も反社チェックの対象であり、代理店の契約時や新しい販売先との口座開設時に確認が必要です。
海外に製品を輸出したり、海外から部材を調達したりする場合は、国内の反社会的勢力に関する情報だけでは確認しきれません。各国の経済制裁リストなど、海外の情報源も含めた確認方法を検討する必要があります。
反社チェックツールを製造業で使う場面
反社チェックは、取引を始めるときに1回行えば終わりではありません。製造業では、取引開始・継続取引・大型取引のそれぞれで、反社チェックツールを使う場面があります。
新しい取引口座を開設するとき
基本となるのは、新しい仕入先や外注先、販売先と取引口座を開設するタイミングです。取引基本契約を結ぶ前に、反社チェックツールで会社名や代表者名を照合し、問題がないことを確認してから取引を始めます。チェックの対象には、会社名だけでなく代表者や役員の氏名を含めるかどうかも、社内基準として決めておくとよいでしょう。
製造業では、試作品の発注や急な代替調達など、正式な契約より先にやり取りが始まる場面もあります。見積もり依頼の段階で簡易チェックを行うなど、自社の購買の流れにあわせてチェックのタイミングを決めておきましょう。
長く取引する相手を定期的に確認するとき
取引開始時に問題がなかった相手でも、その後に経営者や株主が変わることがあります。製造業は同じ仕入先や外注先と長く取引する傾向があるため、継続取引先の定期的な再チェックが重要です。
例えば、年1回の取引先評価や契約更新の時期にあわせて、全取引先をまとめて照合する方法があります。反社チェックツールによっては、登録した取引先を継続的に監視し、新しい記事が見つかった場合に知らせる機能を備えた製品もあります。
M&Aや工場用地の取得など大型取引のとき
事業承継やM&Aで取引先の会社を買収する場合、工場用地を取得する場合、設備投資のために新たな業者と大きな契約を結ぶ場合は、通常より詳しい確認が求められます。
この場合は、相手の会社だけでなく、役員や主要な株主まで確認範囲を広げることが考えられます。反社チェックツールで一次確認を行い、判断に迷う情報が見つかった場合は、調査会社や専門家への依頼もあわせて検討しましょう。
調達部門と法務・総務の役割分担
製造業の反社チェックは、取引先と接する調達部門だけで完結させず、法務や総務と分担して進めることが大切です。誰が何を判断するかを決めておくと、チェックの抜け漏れや判断の遅れを防ぎやすくなります。
取引先マスタの登録とチェックを連動させる
製造業では、購買管理システムや基幹システムに取引先マスタを登録してから発注する運用がよく見られます。この登録の手続きに反社チェックを組み込むと、チェックが済んでいない取引先への発注を防ぎやすくなります。
具体的には、取引先の登録申請時にチェック結果の記録を添付する、チェック済みの取引先だけマスタを有効にする、といった運用が考えられます。反社チェックツールと社内システムを連携できるかは製品によって異なるため、導入前に確認しましょう。
判断に迷う結果が出たときの確認ルート
反社チェックツールで記事やデータベースに該当する可能性のある情報が見つかっても、同姓同名や無関係の記事であることがあります。調達担当者がその場で取引の可否を判断すると、判断の基準が人によって変わってしまいます。
そのため、該当の可能性がある結果は法務や総務に回し、追加調査や取引可否の判断を行う流れを決めておきましょう。判断の経緯を記録しておくと、後から同じ取引先を確認する際にも役立ちます。工場が複数ある場合は、拠点ごとに判断が分かれないよう、相談先を本社の担当部署にそろえておくと運用が安定します。
契約書の暴排条項とチェック記録の保存
反社チェックとあわせて、取引基本契約書に暴力団排除条項を入れておくことも重要です。相手が反社会的勢力に該当すると判明した場合に、契約を解除する根拠として使えます。例えば東京都暴力団排除条例では、契約時に相手が暴力団関係者でないことを確認するよう努めることや、契約書に暴力団排除の特約を定めるよう努めることが定められています。
また、いつ・誰が・どの方法でチェックしたかの記録を保存しておきましょう。取引先や監査法人から確認を求められた際に、社内の手順にもとづいて確認したことを示せます。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)で反社チェックツールの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。
取引先が多い製造業が反社チェックツールに求める機能
製造業で反社チェックツールを選ぶ際は、取引先の件数や種類、既存の購買の仕組みにあうかを基準にすることが重要です。ここでは製造業ならではの条件に絞って、導入前に製品ごとの違いを確かめておきたい機能を紹介します。
一括チェックできる件数と取り込み方法
取引先が多い製造業では、1件ずつ検索する方式だと作業時間が膨らみます。取引先の一覧をCSVファイルなどでまとめて取り込み、一括で照合できるかを確認しましょう。
あわせて、1回に照合できる件数の上限や、料金が件数に応じて変わるかどうかも確認が必要です。年間で確認する取引先の数を見積もり、定期チェックを含めた件数で料金を比べると、導入後の費用の差を把握しやすくなります。
海外取引先の確認に使える情報源
海外の仕入先や販売先がある場合は、反社チェックツールが海外の情報源に対応しているかを確認します。製品によって、各国の経済制裁リストや海外のニュース記事など、照合できる情報源の範囲は異なります。
海外取引の比重が小さい場合は、国内取引先の確認を中心とし、海外分は個別に調査する方法もあります。自社の輸出入の状況にあわせて、どこまでツールで確認するかを決めましょう。海外の情報を英語などで照合する場合、表記ゆれで結果が変わることもあるため、照合ルールを製品ごとに確認しておくと安心です。
購買管理・基幹システムとの連携方法
取引先マスタとチェック結果を別々に管理すると、更新の手間が増え、記録の食い違いも起こりやすくなります。購買管理システムや基幹システムとAPIで連携できるか、CSVでの入出力に対応しているかを確認しましょう。
APIとは、異なるシステムどうしがデータをやり取りするための仕組みです。連携できる場合でも、自社側でシステム改修が必要になることがあるため、情報システム部門やベンダーと相談しながら進めることが大切です。
製造業の取引先チェックに使える反社チェックツール一覧
仕入先や外注先の件数、海外取引の有無、社内システムとのつなぎ方を比べやすいよう、この記事で紹介する反社チェックツールを一覧にまとめました。
| 製品名 | 特徴 |
|---|---|
| 反社チェックヒートマップ | 反社関連情報と与信指標を同時に確認でき、リスク項目をヒートマップで色分け表示 |
| ComCheck | 法人番号リストでの一括チェックに対応。C-アラートで取引先のリスク変動を自動監視 |
| RoboRoboコンプライアンスチェック | Excelデータから取引先を一括登録。ネット・新聞・海外情報など調べる情報源を選べる |
| Risk Analyze | CSVのアップロードで一括検索でき、PEPs・制裁などの海外リスク情報も確認可能 |
| RISK EYES(リスクアイズ) | 制裁リストの検索に対応。既存取引先の定期チェックは一覧で一括納品される |
| Gチェッカー | 新聞・雑誌記事から取引先のネガティブ情報を確認。複数取引先の一括検索に対応 |
| 日経リスク&コンプライアンス | 国内外の取引先のコンプライアンスリスクをスクリーニングし、監視・評価を支援 |
| ホライズンリスクチェッカー | 公開情報や記事データベースをAIが分析し、信用リスクなどをスコア化して可視化 |
| minuku | 反社会的勢力のDBを検索し、照会結果をPDFやExcel形式で保存できる |
| 反社チェッカー | 独自DBで企業や人物を即時にチェック。審査不要で登録後すぐに使える |
仕入先・外注先の多い製造業に向く反社チェックツール
取引先のまとめての照合や継続取引先の再チェック、海外取引先の確認に使える製品を紹介します。取引先の件数や輸出入の状況にあわせて比較してみてください。
反社チェックヒートマップ
- 反社チェックを高度化・迅速化し、与信チェックまで実行可能
- ヒートマップ表示でリスクの高低を直感的に可視化
- 反社警戒情報・行政処分情報などを網羅し、誰でも判断できる設計
リスクモンスター株式会社が提供する「反社チェックヒートマップ」は、仕入先や外注先の反社リスクと与信を一度に確かめたい企業に向く反社チェックサービスです。企業名や代表者名などをもとに独自のデータベースと照合し、反社警戒・事件事故・訴訟問題・行政処分といった項目ごとのリスクをヒートマップで表示します。信用力を示す格付や与信指標も同時にチェックでき、取得したデータはクラウドに自動保存されます。定期的な確認サービスも用意されており、継続取引先の状況変化を追う運用にも活用できます。
ComCheck
- 多数の情報ソースで、広範囲のコンプライアンスリスクに対応
- 取引先を自動でモニタリング!アラート通知でより安心な取引
- 情報精査の手間を大幅に軽減し、効率的なチェックが可能
三井物産クレジットコンサルティング株式会社が提供する「ComCheck」は、取引先のコンプライアンスリスクを指標で確認できる反社・コンプライアンスチェックサービスです。会社名や法人番号を入力すると、役員まで含めて評価した指標〔要注意区分〕を確認できます。法人番号リストを使った一括チェックに対応し、モニタリングサービス「C-アラート」に登録した取引先は、要注意区分が変化した際にアラートで知らせます。長く取引する外注先の定期確認を効率化したい場合に検討しやすい製品です。
RoboRoboコンプライアンスチェック
- ネット+SNS+新聞+反社DB+海外DBなど業界随一の情報の網羅性
- 取引先の一括登録とワンクリック検索で作業時間を軽減!
- 様々なデータベースから調査対象を選択可能
オープン株式会社が提供する「RoboRoboコンプライアンスチェック」は、取引先の登録から検索、証跡の保存までを効率化できるクラウドサービスです。Excelデータをドラッグアンドドロップして取引先を一括登録し、まとめて1クリックでチェックを実行できます。ネット・SNSや新聞、海外情報、反社情報などから調べる情報源を選べるほか、根拠となる記事はPDFやExcel、CSVで一括ダウンロードが可能です。APIやRPAによる基幹システムとの連携にも対応しており、取引先マスタの登録手続きにチェックを組み込みたい企業の候補です。
Risk Analyze
- 国内最大級の約900カ所からリスク情報をデータベース化
- 誰でも簡単に反社・コンプライアンスチェック
- 1000件の検索も約1分で完了、コストと手間の大幅な削減
KYCコンサルティング株式会社が提供する「Risk Analyze」は、新聞記事や行政処分情報などの公知情報をもとに、反社会的勢力とのつながりを確認できるサービスです。CSVファイルをアップロードして一括検索でき、検索結果や検索履歴はCSVまたはPDF形式でダウンロード可能です。国内に加えて、PEPs・Sanctionなどをカバーする海外リスク情報も保有しているため、輸出先や海外の部材調達先を含めて確認したい製造業にも適しています。
RISK EYES(リスクアイズ)
- 関係のない情報がフィルタリングされた記事データベースを提供
- 余計な工数を省ける多彩な機能で手間を92.5%削減
- 記事検索の前に注意すべき相手をすぐに発見できる独自DB検索も!
ソーシャルワイヤー株式会社が提供する「RISK EYES(リスクアイズ)」は、契約前の取引先審査から既存取引先の定期スクリーニングまで使える反社チェックサービスです。不要な情報を除外した独自の公知情報データベースを検索でき、検索履歴は自動で保存されます。既存取引先の定期チェックは一覧で一括納品され、差分検索の機能も備えています。政府や国際機関の制裁リストも検索できるため、海外の販売先や仕入先の確認にも活用可能です。画面検索・一括検索・API連携のプランが用意されています。
Gチェッカー (株式会社ジー・サーチ)
- 複数取引先の一括検索で、調査の手間を削減。
- 検索式テンプレートで一定条件の調査が可能。
- レポート作成機能で調査結果の記録・共有を効率化。
日経リスク&コンプライアンス (株式会社日本経済新聞社)
- 国内外のリスク情報を網羅的にスクリーニング提供
- 法規制や取引先リスクの監視・評価を支援
- コンプライアンスチェックを効率化
ホライズンリスクチェッカー (ホライズンテクノロジー株式会社)
- 多様な情報源から自動収集されたデータを活用。
- 生成AIで従来見逃しがちな文脈やニュアンスも捉える高精度判定。
- AI判定ロジックをカスタマイズ可能。
minuku (株式会社セナード)
- 専門家監修の信頼性の高い反社チェックデータ
- 情報の即時共有で迅速な意思決定と状況把握を実現
- 個人名と事業者名・法人名を専用WEBサイトから検索可能
反社チェッカー (PRBASE PTE. LTD.)
- 審査不要で登録後すぐに反社チェックが可能。
- ニュースやメディア情報を迅速に検索・表示
- 無料版あり。月額1万円で検索件数無制限の反社チェックツール。
まとめ
製造業で反社チェックツールを活用するには、仕入先や外注先、設備工事・運送の委託先、販売代理店、海外取引先まで対象を整理することが出発点です。そのうえで、取引口座の開設時と継続取引の定期チェックの両方に組み込みましょう。調達部門と法務・総務の役割を分け、記録を残す運用もあわせて整えましょう。製造業での反社チェックに必要な件数や連携方法は企業ごとに異なります。気になる反社チェックツールは資料請求して、比較してみてください。

