資料請求リストに製品が追加されていません。


IT製品の比較サイト|ITトレンド
ITトレンドNo.1ヘッダー

資料請求リスト

資料請求
0件
  • ホーム
  • 製品を探す
  • ランキングから探す
  • 記事を読む
  • はじめての方へ
  • 掲載について
  • ITトレンドEXPO
  1. IT製品 比較TOP
  2. 設計開発
  3. 開発ツール
  4. 開発ツールの関連記事一覧
  5. ヒープ領域とは?スタック領域との違いや具体的な管理方法を解説!

ヒープ領域とは?スタック領域との違いや具体的な管理方法を解説!

2022年01月28日 最終更新
開発ツールの製品一覧
ヒープ領域とは?スタック領域との違いや具体的な管理方法を解説!

ヒープ領域はソフトウェアが自由に利用できるメモリ領域です。スタック領域との違いをよく知り、適切なメモリ領域を活用することが大切です。

この記事では、ヒープ領域の概要からスタック領域との違い、管理方法、活用時の注意点までわかりやすく解説します。ぜひ、適切なデータ管理を実現する参考にしてください。

無料で資料請求!
開発ツールの製品をまとめて資料請求! play_circle_outline
開発ツールの資料請求ランキングで製品を比較! 今週のランキング第1位は?

ヒープ領域とは

ヒープ領域とは、動的に確保と解放を繰り返せるメモリ領域のことです。プログラムの実行時には、OSからソフトウェアに対して一定量のヒープ領域が与えられます。ソフトウェアは、必要に応じて任意にヒープ領域を確保・解放できます。

ヒープ領域はデータの仮置き場や、臨時の作業台のような存在といえるでしょう。基本的に利用し終わった領域は解放し、再び自由に使える状態にしておきます。

なお、ツリー状のデータ構造のこともヒープと呼びますが、それとは意味が異なるため気をつけましょう。またプログラミング言語によってヒープの意味が異なる場合もあります。たとえば、javaではヒープ領域上に確保したメモリ管理システムのこともヒープと呼びます。

以下の文章でヒープと表現する場合はすべてヒープ領域を指すものとします。

スタック領域とヒープ領域の違い

ヒープ領域とスタック領域は、どちらも一時的に確保されるメモリ領域です。両者はどう違うのでしょうか。

スタック領域:最後に確保した順に開放する

スタック領域は、確保したのとは逆の順番で解放するのが特徴です。たとえば、A、B、Cの順に確保した場合、解放するのはC、B、Aの順となります。下から積み上げた荷物を、上から取り除いていく様子をイメージするとわかりやすいでしょう。

また、スタック領域はコンパイラやOSによってソフトウェアへの割り当てを決めるのも特徴です。割り当ては、あるデータについて、保存が必要な期間だけメモリ領域を確保し、不要になったら解放するように行われます。

また、プログラムには「入れ子構造」が多く使われ、入れ子の内側ほどデータ保持の期間が短くなるので、スタック領域との相性が良いです。

ただし、ヒープ領域のように、ソフトウェアが任意に確保と解放を決められません。管理が容易ではありますが、必要に応じて柔軟に割り振りを決められないのが難点です。

ヒープ領域:任意の順序で確保・解放する

スタック領域が下から順番に積み上げていくのに対し、ヒープ領域には順序がありません。ヒープとは山積みという意味であり、その名のとおり領域を山積みにします。

つまり、どのような順序で確保・解放するかは、ソフトウェア側で自由に決められるということです。そのため、ヒープ領域は柔軟性が高いのが特徴です。

あらかじめどのくらいのデータ領域が必要なのか分からなくても、ソフトウェア側が必要に応じて対応できます。しかし、それらの判断をソフトウェアに任せることになる以上、全体の管理は難しくなります。

C言語でプログラムを作る場合は、Auto変数を使えばスタック領域が使えますので、スタック領域でも支障が生じないようであれば、そちらを採用したほうがよいでしょう。

【2022年08月版】

開発ツールの資料請求ランキング

資料請求ランキングで製品を比較! 今週のランキングの第1位は? play_circle_outline

ヒープ領域の管理方法

続いて、ヒープ領域の管理方法を見ていきましょう。

「malloc」関数で領域を確保する

mallocとは、memory allocation(メモリ割り当て)のことです。つまり、malloc関数はどのくらいのメモリ領域をソフトウェアに割り当てるかを決める関数のことです。以下のように記述します。

malloc(確保したいメモリサイズ)

括弧の中に値を入れると、その容量だけヒープ領域を確保できます。たとえば、100バイトのヒープ領域を確保したい場合は以下のように記述します。

malloc(100)

これは基本的な型であり、実際には型を変えるための(char *)などが必要です。この関数は戻り値として、確保できたヒープ領域の先頭アドレスが得られます。

「free」関数で領域を解放する

malloc関数によって確保したヒープ領域は、必要なくなり次第解放しなければなりません。その際には、以下のように記述します。

free(先頭アドレス)

先頭アドレスとは、確保したヒープ領域の先頭部分のことです。これはmalloc関数使用時に戻り値として得られるアドレスを使います。一度の確保に対してfree関数を二度以上使わないよう注意しましょう。

解放したヒープ領域は、すでにほかのソフトウェアが利用している可能性があるためです。

「ガベージ・コレクション」で自動的に領域を管理する

ガベージ・コレクションとは、未開放のヒープ領域を回収する仕組みです。通常、確保されたヒープ領域はソフトウェア側の操作によって解放されます。

しかし、どれほど厳密にそれらの操作を行っても、解放されないままのヒープ領域が発生します。そのような放置されたヒープ領域が発生する問題を、メモリ・リーク(メモリの回収漏れ)と呼びます。

これではヒープ領域の空き容量が不足し、さまざまなソフトウェアで支障をきたすでしょう。まるでごみのように散在する未開放ヒープ領域を解放する仕組みが必要で、それがガベージ・コレクション(ごみ収集)です。

どのような変数やオブジェクトからも参照されていない領域をガベージと見なし、解放します。

ヒープ領域を利用する際に気を付けること

メモリを高速で使ううえでは、ヒープ領域はあまり好ましくありません。あらかじめ割り当てる容量や順序が決まっているスタック領域のほうがスムーズです。

また、ヒープ領域は容量を確保するのが難しいという問題もあります。確保する容量は各ソフトウェアが決めるため、複数のソフトウェアが全体で消費する容量を予測するのは困難です。そもそも、予測できるのであればスタック領域で事足ります。

つまり、ヒープ領域を使っていると、容量が枯渇するおそれがあるということです。

メモリ・リークの問題も相まって、予想以上の容量が消費され、ソフトウェアがクラッシュする可能性があります。ヒープ領域を使う場合は、それが枯渇しても問題ないように、予備のメモリを準備しておくなどの対策が不可欠です。

開発ツール の製品を調べて比較
製品をまとめて資料請求! 資料請求フォームはこちら
資料請求した製品の比較表が無料で作成できます

ヒープ領域について理解し、データを効率的に保存しよう!

ヒープ領域とは、ソフトウェアが任意に確保と解放を繰り返せるデータ領域のことです。スタック領域とは異なり、あらかじめ割り当て容量は決まっていません。ヒープ領域の管理は以下のように行います。

malloc関数
確保
free関数
解放
ガベージ・コレクション
メモリ・リークへの対処

基本的に、スタック領域で済むならそちらを選びます。どうしても柔軟性が欲しい場合にヒープ領域を活用しましょう。

無料で資料請求!
開発ツールの製品をまとめて資料請求! play_circle_outline
開発ツールの資料請求ランキングで製品を比較! 今週のランキング第1位は?
こちらもおすすめ!
開発ツール 選び方ガイド
電球 製品を選ぶときのポイントがわかる!
電球 どんな企業が導入すべきかがわかる!
お役立ち資料ダウンロード
選び方ガイドのダウンロードはこちら arrow

このカテゴリーに関連する記事

要件定義とは?何をすべき?流れ・必要なスキルをわかりやすく解説!

要件定義とは?何をすべき?流れ・必要なスキルをわかりやすく解説!

PHPの開発環境を構築するには?おすすめのツール6選を紹介!

PHPの開発環境を構築するには?おすすめのツール6選を紹介!

クロスプラットフォームとは?種類や代表的な開発手法を紹介!

クロスプラットフォームとは?種類や代表的な開発手法を紹介!

HTMLとPHPの違いや関係性は?どんなことができるのかも紹介!

HTMLとPHPの違いや関係性は?どんなことができるのかも紹介!

バッチファイル(BATファイル)とは?作り方や書き方を初心者向けに解説!

バッチファイル(BATファイル)とは?作り方や書き方を初心者向けに解説!

ミドルウェアとは?役割や機能、種類をわかりやすく解説!

ミドルウェアとは?役割や機能、種類をわかりやすく解説!

SQL文とは?基本命令文と書き方をわかりやすく解説!

SQL文とは?基本命令文と書き方をわかりやすく解説!

エクストリームプログラミング(XP)とは?わかりやすく解説!

エクストリームプログラミング(XP)とは?わかりやすく解説!

イテレーションとは?スプリントとの違いや開発プロセスを解説!

イテレーションとは?スプリントとの違いや開発プロセスを解説!

システム開発の本番環境とは?開発の流れと注意点を詳しく解説!

システム開発の本番環境とは?開発の流れと注意点を詳しく解説!

IT製品・サービスの比較・資料請求が無料でできる、ITトレンド。「ヒープ領域とは?スタック領域との違いや具体的な管理方法を解説!」というテーマについて解説しています。開発ツールの製品導入を検討をしている企業様は、ぜひ参考にしてください。

お役立ち資料ダウンロード
開発ツール
基本情報から選ぶ時のポイント、ITトレンドおすすめの製品情報をまとめてご紹介します。
カテゴリー関連製品・サービス
資料請求で
比較表が作れる!
エンバーポイント株式会社
エンバーポイント株式会社
リストに追加
モバイルアプリ開発・運用サービスAppPublisher
高機能アプリを安価にスピーディーに。 業績に直結させる、パーソナライズされたアプリ制作・分析・運用をワンストップで実現するセミカスタム型アプリ開発パッケージです。
株式会社ラネクシー
株式会社ラネクシー
リストに追加
多機能・高精細ビューイングエンジンPrizmDoc (プリズムドック)
クライアント不要の高機能ビューアーを簡単実装 様々なファイルをノンクライアントでユーザーの元へお届けします
サイエンスパーク株式会社
サイエンスパーク株式会社
リストに追加
Driverware セキュリティSDK
APIを使用した簡易インターフェースを提供することにより、アプリケーションに依存しないドライバレベルでのセキュリティを組み込むことができます。
株式会社Zero Divide
株式会社Zero Divide
リストに追加
IBMi用設計書自動作成&システム調査ツールTrinity
「IBM i(System i、AS/400)」で開発されたシステムのソースから開発や運用にも便利に活用できる一味違った設計書を自動作成できるWindowsソフトです。
住友電工情報システム株式会社
住友電工情報システム株式会社
☆☆☆☆☆
★★★★★
3.6
リストに追加
部品組み立て型の純国産ローコード開発プラットフォーム楽々Framework3
超高速にシステム開発可能なWebアプリ開発ツールです。業務にそのまま適用できる多数の部品を持ち、それらを組合わせノンコーディングでシステムを完成させます。アジャイル開発にも最適です。
株式会社フロリダ
株式会社フロリダ
リストに追加
RPGシステムをJavaに変換する日本製のソフト Florida
Floridaは、RPGシステムをJavaへ変換するツールです。RPGから直接Javaへ変換するのではなく、一度Miami言語(EXCEL形式)へ変換してから、Javaへ変換します。
株式会社シーエーシー
株式会社シーエーシー
リストに追加
プロ向けETL開発ツール:AZAREA_Cluster(アザレア・クラスター)
Eclipseのプラグインの形態で提供され、GUIによるETL処理のソースコード自動生成、Javaによる処理のカスタマイズ、開発者が意識せずに並列分散処理で高速実行可能という特長を持っています。
株式会社セールスフォース・ジャパン
株式会社セールスフォース・ジャパン
☆☆☆☆☆
★★★★★
4.5
リストに追加
アプリの構築、運用監視、CRM連携に役立つクラウドプラットフォームHeroku
Heroku はアプリの構築、運用監視、拡張に役立つクラウドプラットフォームで、アイデアから運用開始までのプロセスを迅速に進めることが可能です。また、インフラ管理からも解放されます。
インクレディビルドジャパン株式会社
インクレディビルドジャパン株式会社
☆☆☆☆☆
★★★★★
5
リストに追加
開発サイクルを超高速化させるIncrediBuild
ビルドやコンパイル、テストにいたるまでの開発サイクルを90%高速化。よりスピーディーな開発を目指すことができます。
アステリア株式会社
アステリア株式会社
☆☆☆☆☆
★★★★★
4.3
リストに追加
ノーコードで高速開発を実現するASTERIA Warp
「ASTERIA Warp」は企業内のデータ連携基盤として様々なシステムを連携。 スピード経営や業務の効率化、企業の情報戦略を支援します。
マジックソフトウェア・ジャパン株式会社
マジックソフトウェア・ジャパン株式会社
☆☆☆☆☆
★★★★★
3.9
リストに追加
ローコード開発プラットフォームMagic xpa Application Platform
1つの開発手法で、Web、モバイル、RIA(Rich Internet Application)、クライアント/サーバのビジネスアプリケーションをコーディングすることなく短期間で開発できるプラットフォームです。
株式会社野村総合研究所
株式会社野村総合研究所
リストに追加
テスト自動化でシステム開発を効率化「ATgo」
次世代、「WEBシステムUI」、「APIテスト」の自動化ソリューションです。 マニュアルテストの自動化でコスト削減・品質向上へと繋げられ、効率を最大で、85%アップいたします!
グレープシティ株式会社
グレープシティ株式会社
リストに追加
ノーコードWebアプリ開発ツールForguncy
Excelで行っている業務をそのままWebアプリにできるノンプログラミングのアプリ作成ツール。データ管理機能とExcel感覚の画面デザイン機能を備えエンタープライズレベルの要件に対応できます。
マジックソフトウェア・ジャパン株式会社
マジックソフトウェア・ジャパン株式会社
☆☆☆☆☆
★★★★★
4.7
リストに追加
ノン・コーディングでデータ連携と自動化Magic xpi Integration Platform
企業内やクラウドを含む様々なビジネス・アプリケーションをノン・コーディングで連携させるデータ連携プラットフォームです。短期間、低コストでの連携を可能にします。
カテゴリー資料請求ランキング
8月15日(月) 更新
第1位
  • ローコード開発プラットフォームMagic xpa Application Platform
  • マジックソフトウェア・ジャパン株式会社
第2位
  • IBMi用設計書自動作成&システム調査ツールTrinity
  • 株式会社Zero Divide
第3位
  • モバイルアプリ開発・運用サービスAppPublisher
  • エンバーポイント株式会社
4位以下のランキングはこちら
  • ログイン
  • 新規会員登録
ITトレンドへの製品掲載・広告出稿はこちらから
レビュー用バナー
新着記事
  • アジャイル開発ツール17選!フリープランのある製品も紹介
    この記事ではアジャイル開発ツールを紹介します。...
  • クラウドアプリケーション開発とは?普及背景やメリットを解説!
    クラウドファースト時代の到来とともに普及してき...
  • ユーザーストーリーとは?書き方例やマッピングの方法を紹介
    ユーザーストーリーとは、システムを開発する際に...
  • アジャイル開発でドキュメント作成は必要?書き方のポイントを解説
    ドキュメント作成は不要だと考えられがちなアジャ...
  • オフショア開発とは?メリットとデメリットを詳しく解説!
    メリットが多く取り入れる企業が多い「オフショア...
  • アジャイルで大規模開発はできる?具体的な方法論や成功事例を紹介!
    アジャイルは小規模開発向けとされる手法です。し...
  • 外部設計と内部設計の違いとは?それぞれの特徴をわかりやすく解説!
    外部設計とは、要件定義をもとにユーザーインター...
  • プロダクトオーナーとは?役割や必要なスキルを解説
    スクラム開発成功の鍵は「プロダクトオーナー」が...
  • Javascriptの開発環境を構築するには?便利ツール4選!
    Javascriptはプログラミング言語の1種です。Webサ...
  • スパイラル開発とアジャイル開発の違いとは?それぞれの特徴も解説!
    工程を反復するシステム開発手法に「スパイラル開...
ページトップへ
ITトレンドについて
ITトレンドとは|
ご利用規約|
レビューガイドライン|
プライバシーポリシー|
クッキーポリシー|
運営会社|
サイトマップ|
お問い合わせ
IT製品を探す
製品を探す |
ランキングから探す |
専門家一覧
IT製品を知る
用語集
IT製品を掲載する
掲載について
関連サービス・サイト
List Finder |
Urumo! |
bizplay |
Sales Doc

Copyright (C) 2022 IT Trend All Rights Reserved.

開発ツールの製品をまとめて資料請求
資料請求フォームはこちらplay_circle_outline
0件の製品が資料請求リストにあります。
リストの製品に資料請求するplay_circle_outline すべての製品に資料請求するplay_circle_outline
リストをリセットreplay
資料請求リストをリセットします。
よろしいですか?
はい いいえ