アジャイル開発とは
アジャイル開発とは、システムやソフトウェア開発における主流の開発手法の一つです。従来のウォーターフォール開発(全体の設計からスケジュールどおりに工程を進めていく手法)などと比べて、短いスパンでの開発が可能なことから、アジャイル(素早い)開発と呼ばれています。
なお、アジャイル開発の特徴は以下のとおりです。
- ●短期間に実装と運用試験を繰り返す開発手法
- ●小さなプロジェクト・小規模な開発向け
- ●計画の変更が前提のため、途中で生じた変更にも対応しやすい
- ●開発途中でも要望を取り入れられるため、顧客のニーズを最大限反映できる
- ●開発計画を綿密に決めないため、スケジュールや進捗状況の管理に難しさがある
アジャイル開発の特徴やメリット・デメリットについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
アジャイル開発に最適なツールを厳選紹介
まずは、アジャイル開発に強みをもつ製品や、実際にアジャイル開発に活用された実績のある製品を紹介します。
《楽々Framework3》のPOINT
- スクラッチ開発より5倍以上の生産性。素早くシステムをリリース
- ノンコーディングで品質も担保、テスト工数も大幅削減
- 部品の組合せの変更だけで修正開発も容易。内製化に最適
住友電工情報システム株式会社が提供する「楽々Framework3」は、4,000以上のシステム構築・稼働実績をもつWebアプリ開発ツールです。部品組み立て型のローコード開発プラットフォームであり、各部品の組み合わせによってシステム開発を高速化します。ウォーターフォール開発とアジャイル開発を組み合わせた「ハイブリッドアジャイル開発」をサポートする機能も実装しており、生産性の大幅な向上が期待できます。
参考価格 |
実行サーバライセンス:1,000,000円~ |
無料トライアル |
◯ |
機能 |
プラットフォーム/API/管理ツール
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Magic xpa Application Platform
製品・サービスのPOINT
- 【クロスプラットフォーム】ワンソース・マルチデバイス
- 基幹業務システムの運用基盤としてグローバルで35年の実績
- 【超高速開発!】CやJavaの10倍の開発生産性
マジックソフトウェア・ジャパン株式会社が提供する「Magic xpa Application Platform」は、アジャイル(スパイラル)開発を得意とするローコード開発プラットフォームです。単一の開発手法でクライアント/サーバやWebなど、多種多様なアプリケーションを開発できます。一度作成したアプリケーション作成後、ほかのプラットフォームへのマイグレーションも可能です。
参考価格 |
Magic xpa Studio RIA Edition(開発環境):185,000円~/ユーザー
買取価格・保守料なし |
無料トライアル |
◯ |
機能 |
プラットフォーム |
《Heroku》のPOINT
- アプリ開発をより早く、より簡単にするプラットフォーム
- AWS上で稼働し、信頼性と安全性を重要視したプラットフォーム
- CRMとシームレスな連携を実現する唯一のプラットフォーム
株式会社セールスフォース・ジャパンが提供する「Heroku」は、アプリ開発・デプロイ・運用を担うクラウドプラットフォームです。GitやGitHubで直接展開し、使いやすく構造化されたCI/CDワークフローを活用できます。アジャイル開発の実践を支援する統合型のプラットフォームでもあり、ITトレンドのGoodProduct(開発ツール部門)も受賞した顧客満足度の高い製品です。
参考価格 |
月額$7~ |
無料トライアル |
ー |
機能 |
プラットフォーム/API/管理ツール |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《ArielAirOne》のPOINT
- 大手企業のペーパーレスをノーコード/ローコードで実現
- Notes移行ツールで管理者と現場の移行負荷を大幅に削減
- スクリプトを設定することで、複雑なアプリケーション作成も可能
株式会社ワークスアプリケーションズが提供する「ArielAirOne」は、大手企業への導入実績が豊富な業務開発プラットフォームです。専門知識がなくても、企業独自の業務アプリケーションをローコードでスピード開発できます。固有の要件にも対応する高いカスタマイズ性も特徴です。また、業務ポータルやグループウェアの機能も備えています。
参考価格 |
ー |
無料トライアル |
◯ |
機能 |
API/アプリケーション開発機能/ワークフロー開発機能など |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《Bitbucket》のPOINT
- Jira、Trelloの機能が統合されている最高クラスの機能!
- 組み込まれている継続的なデリバリーの機能で自動テストが可能!
- クラウド、オンプレ、データセンター、多彩なオプションがある!
アトラシアン株式会社が提供する「Bitbucket」は、チーム単位の開発プロジェクトを円滑化するツールです。アジャイル開発でよく使用されているプロジェクト管理ツール「Jira」と、タスク管理ツール「Trello」の機能を統合しています。組み込みのCI/CDによって自動構築&テストが可能なため、フィードバックループの高速化が実現するでしょう。
なお、直感的な操作が可能な無料開発ツール「Sourcetree」も提供されています。
参考価格 |
スタンダードプラン:$3~ ※フリープランあり |
無料トライアル |
◯ |
機能 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《intra-mart》のPOINT
- 専門知識は不要!直感的な操作が可能なローコード開発!
- 様々なシステムを自動化、簡略化できるワークフローシステム!
- 数多くの業務を自動化、デジタル化して競争力アップ!
株式会社NTTデータイントラマートが提供する「intra-mart」は、16年連続シェアNo.1のワークフローシステムです。ローコード開発機能をもち、アジャイル開発に活用された事例も豊富です。既存の開発ツールと比べて、開発工数(ステップ数)が約30%減った例もあります。さまざまな業務プロセスを自動化し、社内業務の一括化や最適化を実現します。
参考価格 |
ー |
無料トライアル |
◯ |
機能 |
プラットフォーム/ローコード開発機能など |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《GitLab》のPOINT
- DevOpsのライフサイクルを導入
- マネジメント機能でシステム全体を可視化
- 豊富な機能で製品開発を徹底サポート
GitLab合同会社が提供する「GitLab」は、製品開発からサービス提供までの導線を安全かつ円滑に構築するシステムです。カンバンボードやWikiによるプロジェクトのドキュメント機能を備え、運用状況やタスクの進捗情報を一元管理できます。開発者へのサポートも整っており、ユーザーやブランチの管理・ソースコードへのアクセスも可能です。
参考価格 |
月額$19~ ※フリープランあり |
無料トライアル |
◯(30日間) |
機能 |
プラットフォーム/API/管理ツール |
《Claris FileMaker》のPOINT
- 世界的な認証を保持
- ビジネスに合わせて拡張可能な堅牢カスタムAppを構築可能
- クラウド・オンプレミス両方でデータを安全に保護
Apple Japan合同会社が提供する「Claris FileMaker」は、豊富なテンプレートやサンプルアプリが用意されており、カスタムアプリの制作を強力にサポートします。必要に応じてカレンダー・カンバンなどの機能追加も可能なため、アプリ開発の効率化を実現できるでしょう。高度なコーディングスキル・ノウハウが不要な点もポイントです。
参考価格 |
月額2,365円~/ユーザー |
無料トライアル |
◯(45日間) |
機能 |
プラットフォーム/API/管理ツール |
《GitHub》のPOINT
- 自由にデータを改変できるフォーク機能
- プルリクエストで上質なプログラムへカスタマイズ
- マージ機能で迅速なバージョンアップ
ギットハブ・ジャパン合同会社が提供する「GitHub」は、世界最大級のプログラム管理サービスです。フリー、小規模プロジェクト向け、企業向けの3つのプランが用意されています。ソースコードの一括管理や無制限のパブリック/プライベートリポジトリの利用により、複数人での同時開発も容易です。
大人数でのプログラム管理に適した分散型のコード管理サービス「Git」も提供されており、GitHubと組み合わせることで世界中のプログラムを使用できます。
参考価格 |
月額$4~/ユーザー ※フリープランあり |
無料トライアル |
◯ |
機能 |
API/マージ機能/プルリクエスト機能 |
より多くの開発ツールから自社にあう製品を選びたい方は、以下の記事もご覧ください。ソフトウェアやシステムの開発に役立つ最新ツールを紹介しています。
アジャイル開発に有効なプロジェクト管理ツール
アジャイル開発はウォーターフォール開発と比較すると、進捗管理が困難です。工程間を何度も行き来するため、チーム内で現状を共有するだけでも一苦労でしょう。適切に現状を把握し、開発プロジェクトを成功に導くためには手動での管理は不適切です。
プロジェクト管理ツールを用いることで、プロジェクトの複雑な進行状況を一元管理し、チーム内での情報共有も円滑になります。ここでは、アジャイル開発に役立つプロジェクト管理ツールを紹介します。
《Backlog》のPOINT
- タスク・プロジェクト管理に必要な機能がオールインワン
- ガントチャートやカンバンボードで直感的にタスク管理
- シンプルで直感的に使えるデザインだからすぐに使いこなせる
株式会社ヌーラボが提供する「Backlog」は、プロジェクト管理に求められる機能がオールインワンで備わった製品です。課題やバグの管理に加え、GitやSubversionのバージョン管理システムにも対応しています。直感的に使えるUIのため、開発者以外のメンバーでも活用しやすいでしょう。月額17,600円(税込み)から利用でき、無料トライアルも提供されています。
《Asana》のPOINT
- 「誰が、いつまでに、何をするのか」を明確にし生産性を向上
- 会話やファイルを仕事単位で束ね、進捗状況を常に可視化
- シンプルで可愛らしいUIで利用者から愛されるツール
Asana Japan 株式会社が提供する「Asana」は、豊富な機能が特徴のタスク管理ツールです。全体像の把握に役立つタイムラインや作業を可視化するカンバンボードなど、アジャイル開発に有効な機能を多数搭載しています。1ユーザーあたり月額1,200円から利用でき、個人や小規模チーム向けのフリープランもあります。
《Redmine》のPOINT
- Rubyの使用環境下で機能が充実
- 40か国以上の言語に対応したサービス体制
- 豊富なタスク管理機能で連携体制を強化
ファーエンドテクノロジー株式会社が提供する「Redmine」は、オープンソースのプロジェクト管理ソフトウェアです。チケットやガントチャート、リポジトリ・Wikiなどの機能を有し、システム開発の進捗管理やタスク共有に有効です。無料で利用できるダウンロード版のほか、有料(月額10,000円〜)のクラウドサービス(My Redmine)もあります。
以下の記事では、アジャイル開発を成功させるためのポイントを紹介しています。ツールとあわせて、事前に確認しておくと安心です。
アジャイル開発に有効なドキュメント管理ツール
アジャイル開発では、ドキュメント管理が軽視されがちです。目的とする成果物はあくまでプログラムであり、ドキュメントの作成や管理は二の次とされるケースも多いでしょう。しかし、どのような開発手法を用いる場合にも、ドキュメントはシステム開発の重要な一部です。
ここでは、アジャイル開発に有益なドキュメント管理ツールを紹介します。ドキュメントの作成や共有を円滑化し、チームのコミュニケーションや相互理解を促進します。
《Confluence》のPOINT
- リックソフトはAtlassian Platinum Solution Partnerです
- 文書を含めた情報の整理・共有を効率化、働き方を改革
- 業界・職種問わず活用できる優れた操作性と拡張性
リックソフト株式会社が提供する「Confluence」は、ナレッジ共有に有効なコラボレーションツールです。チーム内の知識を集約し、共同作業するためのワークスペースとして活用できます。機能によって価格は異なり、10名まで利用可能なフリープランから、拡張・セキュリティ機能に優れたEnterprise版まで4種類のプランが用意されています。
《QiitaTeam》のPOINT
- 共同編集機能でドキュメントをブラッシュアップ
- アクセス制限やSSL化でセキュアな環境を確保
- コメント・メンション機能で活発なコミュニケーションが可能
Qiita株式会社が提供する「QiitaTeam」は、ナレッジなどを簡単に社内共有できる情報共有サービスです。知識の標準化や、テキストコミュニケーションによるチームの活性化に役立ちます。ほかの人が作成した記事への補足や修正が行えるほか、議論やフィードバックにも活用可能です。利用人数による複数の料金プランが設けられており、人数制限なしで利用できる法人向けプラン(15,300円〜)も用意されています。
以下の記事では、アジャイル開発におけるドキュメント作成の必要性や書き方のポイントなどを解説しています。あわせて参考にしてください。
アジャイル開発ツールを活用してプロジェクトを成功させよう
アジャイル開発は従来のウォーターフォール開発と違い、プロジェクト進行が複雑です。そのため、適切な開発ツールを活用して効率よく進めることが求められます。また、開発ツールのほかにも、プロジェクト管理ツールやドキュメント管理ツールがあれば開発の助けとなるでしょう。
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