ITトレンドがおすすめする製品・サービス
- ■解決したい課題別
- 掲示物の貼り替えの手間を減らしたい:リコーデジタルサイネージ、KI Sign、デジサイン
- 複数拠点へ同じ情報を一斉に届けたい:リコーデジタルサイネージ、FiT サイネージ、SIGNESS®、DJ-Signage
- 災害や緊急のお知らせをすぐに出したい:リコーデジタルサイネージ、KI Sign
- 訪日客向けに多言語で案内したい:サイネージ・リレーション、CloudSignage for GoogleDrive
- ■始め方別
- 1台から試せるスタンドアロン型:KI Sign、デジサイン、サイネージ・リレーション
- 拠点を増やせるクラウド型:リコーデジタルサイネージ、FiT サイネージ、SIGNESS®、DJ-Signage
デジタルサイネージの必要性が高まっている背景
デジタルサイネージとは、ディスプレイなどの電子的な表示機器を使って情報を発信する仕組みのことです。店舗や駅だけでなく、オフィスや病院、自治体の施設でも使われるようになりました。必要とされる背景には、紙の掲示では対応しにくい課題があります。
掲示物の貼り替えにかかる手間
紙のポスターや掲示物は、内容を変えるたびに印刷して貼り替える作業が発生します。キャンペーンの開始や終了、価格の変更、営業時間のお知らせなど、更新の機会が増えるほど現場の作業時間も積み重なります。
ネットワークで配信するデジタルサイネージなら、事務所のパソコンから表示内容を差し替えられます。人手が限られるなかで、掲示の更新に割いている時間を減らしたいという理由から導入を検討する企業もあります。印刷物の廃棄が減る点も、紙との違いの一つです。更新のたびに発生していた印刷の発注や検品の作業がなくなる点も、現場の負担軽減につながります。
多様な来訪者への案内
施設を訪れる人には、高齢の方や訪日外国人など、必要とする情報が異なる人が含まれます。紙の掲示では、日本語と英語を並べるだけでも紙面が足りなくなり、多くの言語を載せるのは難しい場合があります。
デジタルサイネージであれば、言語ごとの画面を順番に表示したり、タッチパネルで言語を選んでもらったりできます。文字だけでなく、地図や動画で道順を示せる点も、案内表示に使われている理由です。ホテルや観光施設では、館内案内に活用する例も見られます。
災害時の情報発信手段としての役割
デジタルサイネージは、平常時の案内だけでなく、災害時の情報発信手段としても期待されています。総務省の会議資料「2020デジタルサイネージの基本方針(案)」(2015年3月)でも、災害情報などを一斉に配信する役割が挙げられていました。
企業の施設でも、地震や設備トラブルの際に、表示を緊急のお知らせへ切り替えられると、来訪者や従業員へ素早く状況を伝えられます。紙の掲示では、こうした急な情報を短時間で出すことは困難です。公共施設に限らず、緊急時の連絡手段をどう確保するかも、必要性を考える際の材料の一つです。
自社にデジタルサイネージが必要か見極める基準
デジタルサイネージが必要かどうかは、業種よりも、掲示している情報の性質と設置環境によって決まります。次の3つの基準に当てはめると、自社にとっての必要性を判断できます。複数当てはまるほど、導入を検討する価値は高まります。
掲示内容を更新する頻度
1つ目の基準は、掲示内容をどのくらいの頻度で変えているかです。月に何度も内容が変わる、時間帯によって伝えたい情報が違う、といった場合は、デジタルサイネージの必要性が高いといえます。
例えば飲食店では、朝と昼でメニューを切り替えたい場面があります。スケジュール機能を使えば、決めた時刻に表示を自動で切り替えられます。反対に、年に数回しか内容を変えない掲示であれば、紙のままでも作業の負担はそれほど大きくありません。
設置する拠点と台数
2つ目の基準は、同じ情報を届けたい拠点の数です。店舗や営業所が複数ある企業では、本部で作った掲示物を各拠点に送り、それぞれの担当者が貼り替える流れが続いている場合があります。
この場合、印刷代や配送の手間に加えて、拠点ごとに貼り替えの時期がずれることもあります。クラウド型のデジタルサイネージなら、本部から全拠点の表示をまとめて切り替えられます。拠点数が多いほど、手作業と比べた効果は大きくなるでしょう。
伝えたい相手と立ち止まる時間
3つ目の基準は、誰に、どのくらいの時間で情報を伝えたいかです。待合室やエレベーターホールのように人が一定時間とどまる場所では、動画や複数の情報を順番に見せる表示が向いています。
一方、通行する人が数秒しか目を向けない場所では、短く伝わる内容にする必要があります。動きのある表示は通行人の目にとまりやすいといわれますが、伝えたい内容と場所が一致していなければ効果は期待できません。設置候補の場所で、人がどの方向から来て、どこで足を止めるのかを事前に観察しておきましょう。
紙の掲示で足りるケースと判断の注意点
デジタルサイネージは便利な一方で、すべての掲示を置き換える必要はありません。紙のほうが向いているケースを知っておくと、無理のない導入範囲を決められます。導入しない判断も含めて検討しましょう。
内容がほとんど変わらない掲示
非常口の案内や施設利用のルールのように、内容が長期間変わらない掲示は、紙やプレートのままでも困ることはあまりありません。ディスプレイを置くと、電気代や機器の保守費用が継続してかかります。
また、停電や機器の故障で表示が消えると、必要な情報が見られなくなる可能性があります。常に見えていなければならない法令上の表示や安全表示は、紙やプレートと併用するなど、表示が止まった場合の備えも考えておくと安心です。
来訪者が少なく情報を持ち帰ってほしい場合
来訪者が少ない場所では、ディスプレイを設置しても見る人が限られるため、費用に見あう効果が得られないことがあります。こうした場所では、紙の掲示やチラシで足りるかもあわせて検討しましょう。
また、申込書の記入方法や詳しい料金表など、後で読み返してほしい情報は、紙の配布物のほうが伝わる場合もあります。デジタルサイネージで概要を伝え、詳細は二次元コードからWebサイトへ案内するといった組み合わせも一つの方法です。
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導入の必要性を社内で説明するための材料
デジタルサイネージの導入には、ディスプレイや再生機器の購入費、配信ソフトの利用料などがかかります。社内の承認を得るには、今の掲示にかかっている負担と、導入後に確かめる成果を数字で示すと説明しやすくなります。
今の掲示にかかっている費用と時間の洗い出し
まず、紙の掲示にかかっている費用と時間を洗い出します。印刷代や配送費だけでなく、掲示物を作る時間、各拠点で貼り替える時間、古い掲示を回収する時間も含めて整理しましょう。
これらを月単位や年単位でまとめると、デジタルサイネージの導入費用や月額の利用料と比べやすくなります。ただし、導入費用は台数や設置工事の有無、配信方式によって大きく変わります。複数の提供事業者から見積もりを取り、条件をそろえて比べることが大切です。
導入後に確かめる指標の設定
次に、導入後に何をもって効果があったと判断するかを決めておきます。販促が目的なら対象商品の売上や問い合わせ数、案内が目的なら受付への問い合わせ件数の変化などが指標の例です。
指標を決めずに導入すると、表示を続けるべきか、内容を変えるべきかを判断できなくなります。導入前の数値を記録しておけば、導入後と比べて変化を確かめられます。製品によっては、放映回数のログを出力できるものもあるため、必要な記録が取れるかも確認しましょう。
必要と判断した後の進め方
デジタルサイネージが必要だと判断できたら、いきなり全拠点に導入するのではなく、小さく試してから広げる進め方が安全です。試験運用で得た結果は、本格導入の判断材料にもなります。
1拠点での試験運用
最初は、効果を確かめやすい1拠点や1か所に絞って設置し、一定期間運用してみましょう。設置場所の明るさや画面の見え方、配信の安定性など、実際に置いてみないとわからない点を確認できます。
USBメモリで再生するスタンドアロン型であれば、ネットワークの準備がなくても始められます。将来的に拠点を増やす予定がある場合は、クラウド型の配信ソフトに無料の試用期間があるかを確認し、操作性を試しておくのも一つの方法です。
更新担当と運用ルールの決定
デジタルサイネージは、表示内容が古いままだと見てもらえなくなる可能性があります。導入前に、誰がどの頻度で内容を更新するかを決めておきましょう。担当者を1人に任せきりにせず、複数人で更新できる体制にしておくと、不在時も対応できます。
あわせて、掲載したい情報を各部署から集める方法や、公開前に内容を確認する手順も決めておきます。緊急時に表示を切り替える手順を共有しておけば、災害や設備トラブルの際にも落ち着いて対応できるでしょう。
導入の必要性を判断する製品の比較一覧
貼り替えの手間や拠点への一斉配信など、自社の課題にあう機能を見比べるための一覧です。必要性を確かめたうえで候補を絞る際に参考にしてください。
| 製品名 | 特徴 |
|---|---|
| リコーデジタルサイネージ | Webブラウザで配信設定まで行え、約600種の業種別テンプレートを用意 |
| KI Sign | フォルダの素材を差し替えるだけで更新でき、緊急時の割り込み表示に対応 |
| デジサイン | スタンドアロン・クラウド・オンプレミスから選べるオールインワン型 |
| FiT サイネージ | Android端末で動くクラウド型で、放映情報を一括配布・管理できる |
| SIGNESS® | ブラウザで制作から配信まで行え、本部から複数拠点へ一斉配信できる |
| DJ-Signage | クラウド上で複数拠点の表示内容を一括管理し、遠隔で更新できる |
| サイネージ・リレーション | 1000台超の端末を管理でき、多言語対応のCMSを備える |
| CloudSignage for GoogleDrive | Googleドライブの画像・動画を自動放映し、多言語表示に対応 |
課題別に見るデジタルサイネージ
更新の手間や緊急時の発信といった課題へ対応できる機能を備えた製品を紹介します。
リコーデジタルサイネージ
- Webブラウザで作成から時間帯別配信設定まで完結
- 約600種の業種別テンプレートで簡単にデザイン
- 設置工事から保守まで全国対応ワンストップ
リコージャパン株式会社が提供する「リコーデジタルサイネージ」は、ディスプレイの選定からコンテンツ制作・配信、保守までをまとめて依頼できるクラウド型のサービスです。Webブラウザ上でコンテンツ作成と配信設定が完結するため、事務所のパソコンから表示を差し替えたい場合に向いています。時間帯ごとの切り替えや複数拠点への一括配信、防災・災害情報の自動配信にも対応しており、貼り替えと緊急時の発信の両方を見直したい企業の選択肢です。
KI Sign
- 専門知識なしで、現場担当者もすぐ使える簡単操作
- 案件や運用環境に合わせ、柔軟にカスタマイズ
- スタンドアロンからLAN・クラウドまで柔軟に拡張
株式会社カテナスが提供する「KI Sign」は、画像や動画、PDFに加えて、CSVやExcelのデータも表示に使えるデジタルサイネージソフトです。指定したフォルダ内の素材を差し替えるだけで表示を更新できるため、日々変わる情報を紙で貼り替えている現場で必要性を確かめやすい製品です。あらかじめ用意した緊急用コンテンツを通常の表示に割り込ませることもでき、災害時のお知らせにも対応します。スタンドアロンからLAN、クラウドまで構成を選べます。
デジサイン
- 「スタンドアロン」「クラウド」「オンプレミス」の3種を提供
- Androidの低価格STB~Windowsの高機能・高耐久STBをラインナップ
- コンテンツ運用を支援する様々な機能を搭載
サイバーステーション株式会社が提供する「デジサイン」は、再生装置と配信管理ソフト、コンテンツサービスまでをオールインワンで提供するデジタルサイネージです。USBメモリで更新するスタンドアロンから、ネットワークを使った一斉配信まで、規模に応じて始め方を選べます。ポスターを複合機でスキャンして表示を差し替える操作にも対応しており、紙の掲示から切り替える際の移行先として検討しやすい製品です。
FiT サイネージ
- 利用シーンに合わせた3つの動作モードを搭載
- 充実した機能を低価格で、高いコストパフォーマンス
- 直感的に操作できる専用管理コンソールで端末を一元管理
株式会社アイ・エス・ビーが提供する「FiT サイネージ」は、手元のAndroid端末を表示に使い、サーバーを構築せずに始められるクラウド型のデジタルサイネージサービスです。画像や動画、音楽ファイルなどの放映情報をまとめて配布・管理でき、管理用のコンソールから端末を一元的に操作します。カレンダー配信で先の日程の放映も管理できるため、拠点を増やす前に小さく試したい場合の選択肢です。
SIGNESS® (株式会社ACCESS)
- コンテンツ制作から配信まで6ステップで操作可能。
- 本部から複数拠点のディスプレイへ一斉配信に対応。
- タッチ対応コンテンツやニュース・天気配信機能を提供。
DJ-Signage (株式会社 デジタルソリューション)
- インターネット経由で複数拠点の表示内容を一括管理。
- 画像・動画・テロップなど多様なコンテンツ配信に対応。
- 遠隔地からの更新作業に対応し運用管理業務を支援。
サイネージ・リレーション (株式会社ミノタウロス)
- 1000台超の端末でもコンテンツ管理が可能。
- カテゴリとスケジュール管理機能付き
- 多言語対応、時間帯でタッチパネルに切替可
CloudSignage for GoogleDrive (ハッピーコンピューター株式会社)
- GoogleDrive更新が即座にサイネージへ反映
- PC・タブレット・スマホで直感操作
- 多言語対応でグローバルな情報発信をサポート
まとめ
デジタルサイネージの必要性は、掲示内容の更新頻度、設置する拠点の数、伝えたい相手と立ち止まる時間の3つの基準から判断できます。内容がほとんど変わらない掲示は紙で足りる場合もあるため、置き換える範囲を見極めることが大切です。必要と判断したら、今の掲示にかかる負担を整理し、1拠点で試してから広げましょう。自社の課題に適したデジタルサイネージを比較したい方は、一括資料請求を活用してください。

