ITトレンドがおすすめする製品・サービス
- ■配信方式別
- 記録メディアで再生するスタンドアロン型:KI Sign、デジサイン、サイネージ・リレーション
- クラウド型の配信サービス:リコーデジタルサイネージ、FiT サイネージ、DISE CLOUD
- オンプレミス型の配信システム:KI Sign、デジサイン、Scala
- ■表示機器別
デジタルサイネージとポスターや看板の違い
デジタルサイネージは「電子看板」とも呼ばれ、紙のポスターや看板と同じく、情報を掲示するための手段です。ただし、内容の変え方や費用のかかり方、伝えられる情報の量に違いがあります。3つの観点から比べてみましょう。
表示内容の差し替え方
ポスターや看板は、内容を変えるたびに印刷物を作り直し、現地で貼り替える必要があります。一方、ネットワークにつながったデジタルサイネージなら、離れた場所からデータを送るだけで表示を切り替えられます。
時間帯や曜日ごとに表示を変えられる点も、紙にはない特徴です。朝と夜で別の商品を紹介したり、急なお知らせをすぐに出したりできます。反対に、長期間同じ内容を出し続ける掲示であれば、差し替えのしやすさという利点は小さくなります。
費用のかかり方
費用のかかり方も異なります。ポスターは1枚あたりの費用を抑えやすい一方で、貼り替えのたびに印刷代や作業の手間が発生します。デジタルサイネージは、ディスプレイや再生機器、設置工事などの初期費用が必要です。
導入後も、電気代や通信費、配信ソフトの利用料、コンテンツの制作費といった費用が継続してかかります。どちらが安くなるかは、更新の頻度や拠点の数によって変わります。今の掲示にかかっている費用を整理し、同じ期間で比べることが大切です。複数の拠点がある場合は、配送費や各拠点での作業時間も含めて比べましょう。
伝えられる情報の量と表現
ポスターは1枚の紙面に載せられる情報に限りがあります。デジタルサイネージでは、複数の画面を順番に表示したり、動画や音声を使ったりできるため、伝えられる情報の量が増えます。
動きのある映像は、静止したポスターより目にとまりやすいといわれています。タッチパネル型を選べば、見る人が知りたい情報を自分で選べる双方向の掲示も可能です。ただし、情報を詰め込みすぎると伝わりにくくなるため、1画面で伝えることは絞りましょう。詳しい情報は二次元コードでWebサイトへ案内するなど、紙と組み合わせる方法もあります。
業務用ディスプレイと家庭用テレビの違い
家庭用のテレビにUSBメモリを挿して画像を流せば、デジタルサイネージの代わりになると考える方もいるでしょう。短期間の利用なら可能な場合もありますが、業務用のディスプレイとは設計や管理の仕組みに違いがあります。
連続稼働を想定した設計
デジタルサイネージ向けの業務用ディスプレイには、店舗や施設で長時間表示し続けることを想定して作られた製品があります。営業時間中ずっと表示する使い方では、設計上の違いが、機器の寿命や故障の起こりやすさを左右する可能性があります。長く使う予定なら、メーカーが想定する1日あたりの稼働時間を仕様書で見ておくと判断の材料が得られます。
家庭用テレビは、製品によっては長時間の連続使用や業務での利用を保証の対象外としている場合があります。業務で使う前に、取扱説明書や保証の条件を確かめておきましょう。同じ画像を長時間表示すると画面に跡が残る焼き付きにも注意が必要です。
設置方法と画面の明るさ
業務用ディスプレイには、縦向きに設置できる製品や、窓際でも見やすい明るさの製品があります。家庭用テレビは横置きでの利用を前提にしている製品が中心で、縦向きに設置すると保証の対象外になる場合があります。
また、家庭用テレビは室内の照明の下で見ることを想定しているため、日差しが入る店頭では画面が見えにくくなることがあります。設置場所の明るさや、画面を縦と横のどちらで使うかを先に決めてから、機器の仕様を確かめましょう。壁掛けや天井吊りにする場合は、設置金具や壁の強度もあわせて確認が必要です。
コンテンツを管理する仕組み
最も大きな違いは、表示内容を管理する仕組みです。デジタルサイネージでは、CMS(コンテンツ管理システム)という配信ソフトで、表示する内容と放映のスケジュールをまとめて管理できます。
家庭用テレビでUSBメモリから再生する方法では、時間帯による自動の切り替えや、複数台の一括更新に対応していない場合があります。台数が増える場合や、更新の頻度が高い場合は、デジタルサイネージ用の配信の仕組みを用意したほうが運用の負担を抑えられます。表示が止まった画面を管理画面で確認できるかどうかも、業務で使う際には確かめておきたい点です。
配信方式によるデジタルサイネージの違い
デジタルサイネージは、コンテンツを画面へ届ける方法によって種類が分かれます。配信方式によって、初期費用や月額費用、更新の手間、社内で必要な管理作業が変わります。設置台数や社内のルールを踏まえて選びましょう。
スタンドアロン型とネットワーク型
スタンドアロン型は、USBメモリやSDカードに保存したコンテンツを、ディスプレイや再生機器で再生する方式です。ネットワークの準備がいらず、1台から手軽に始められます。ただし、内容を変えるたびに記録メディアを差し替えに行く必要があります。
ネットワーク型は、インターネットや社内LANを通じて各端末へコンテンツを配信する方式です。本部や事務所から複数の画面をまとめて更新できるため、拠点が多い場合や、更新の頻度が高い場合に向いています。通信環境の準備や配信ソフトの費用がかかる点は考慮しましょう。
クラウド型とオンプレミス型
ネットワーク型は、さらにクラウド型とオンプレミス型に分かれます。クラウド型は、提供事業者のサーバーにある配信ソフトをインターネット経由で利用する方式で、月額の利用料を払って使う形が中心です。自社でサーバーを管理する必要がありません。
オンプレミス型は、自社のサーバーに配信ソフトを導入して運用する方式です。社内のネットワークの中で運用したい場合や、外部サービスの利用に制限がある場合に検討されます。サーバーの購入費や保守の担当者が必要なため、社内の体制もあわせて判断しましょう。どちらの方式でも、配信が止まったときに誰がどこへ連絡するかを決めておくことが大切です。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)でデジタルサイネージの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品の比較検討を進めましょう。
表示機器で変わるデジタルサイネージの違い
デジタルサイネージは、表示に使う機器によっても向く場所や用途が変わります。画面の明るさや大きさ、見る人の距離、操作の有無などから選びましょう。主な表示機器の違いを3つ紹介します。
液晶ディスプレイとLEDビジョン
液晶ディスプレイは、店内や受付、オフィスなど屋内で広く使われている表示機器です。近い距離から見ても文字や画像が細かく表示されるため、メニューや案内のように文字を読ませる用途に向いています。
LEDビジョンは、小さな発光素子を並べて映像を表示する機器です。明るさを確保しやすく、パネルをつなげて大型の画面を作れるため、屋外の広告や大きな会場で使われています。近くで見ると素子の粒が目立つこともあるため、見る人との距離にあう製品を選ぶことが大切です。
屋内用と屋外用
屋外に設置するデジタルサイネージには、雨やほこり、気温の変化に耐える性能が求められます。屋外用の機器は、防水や防じんの性能を備え、日差しの下でも見える明るさを確保した製品が中心です。
屋内用の機器を屋外や半屋外に置くと、故障や見えにくさの原因になるおそれがあります。設置場所に屋根があるか、直射日光が当たるかを確認し、仕様で対応している環境を確かめましょう。屋外の明るい画面を置く際は、周辺の住宅へ光が差し込まないよう配慮することも求められます。夜間は明るさを下げる設定ができるかも確認しておくと安心です。
一方向の表示とタッチパネル型
デジタルサイネージの基本的な使い方は、決められた内容を順番に流す一方向の表示です。通行する人に広く情報を届けたい場合や、待合室で情報を流す場合に向いています。操作画面を作る必要がないため、コンテンツの準備は比較的簡単です。
タッチパネル型は、見る人が画面に触れて知りたい情報を選べる双方向の機器です。館内の地図や商品の検索、多言語での案内などに使われます。見る人ごとに必要な情報を出せる点が、一方向の表示との違いです。操作画面の設計が必要なほか、多くの人が触れるため、画面の清掃方法や操作のしやすさもあわせて確認しましょう。
方式と表示機器の違いが見える一覧
配信方式や表示機器の違いがわかるよう、各製品の特徴を並べました。違いを確かめながら、自社にあう構成を探してください。
| 製品名 | 特徴 |
|---|---|
| リコーデジタルサイネージ | クラウド型で、ディスプレイ選定から設置工事・保守まで依頼できる |
| KI Sign | スタンドアロン、LAN、クラウドの各構成とタッチコンテンツに対応 |
| デジサイン | USBメモリ運用のスタンドアロン、クラウド、オンプレミスを提供 |
| FiT サイネージ | Android端末を使うクラウド型で、3つの動作モードを備える |
| Scala | オンプレミスやクラウドで、制作から配信までを一体で管理する |
| DISE CLOUD | ブラウザで管理するクラウド型で、オフライン再生に対応 |
| 業務用ディスプレイ | 液晶やLED、4K、タッチパネルなど多彩なラインアップ |
| イツキサイネージ | LEDビジョンやサイネージの販売・レンタルから配信管理まで提供 |
| サイネージ・リレーション | スタンドアロン、ネットワーク、クラウドに対応するソリューション |
方式や機器の違いで選ぶサイネージ
スタンドアロン型やクラウド型、ディスプレイ機器など、違いが表れる部分に注目して製品を紹介します。
リコーデジタルサイネージ
- Webブラウザで作成から時間帯別配信設定まで完結
- 約600種の業種別テンプレートで簡単にデザイン
- 設置工事から保守まで全国対応ワンストップ
リコージャパン株式会社が提供する「リコーデジタルサイネージ」は、クラウド型の配信サービスに、ディスプレイの選定や設置工事、保守まで組み合わせて依頼できるデジタルサイネージです。STBを使う構成と、STBレスのディスプレイ一体型の構成から選べ、屋内だけでなく防塵防水対応のディスプレイを使った屋外設置にも対応します。配信方式と表示機器の両方を見比べたい企業の候補です。
KI Sign
- 専門知識なしで、現場担当者もすぐ使える簡単操作
- 案件や運用環境に合わせ、柔軟にカスタマイズ
- スタンドアロンからLAN・クラウドまで柔軟に拡張
株式会社カテナスが提供する「KI Sign」は、4Kディスプレイや複数ディスプレイの表示構成にも対応するデジタルサイネージソフトです。画像や動画、PDFに加えて、案内用のタッチコンテンツも作成できます。スタンドアロン、LAN、クラウドといった運用環境に応じて構成を選べるため、方式と表示機器の違いを踏まえて組み立てたい場合に検討できます。
デジサイン
- 「スタンドアロン」「クラウド」「オンプレミス」の3種を提供
- Androidの低価格STB~Windowsの高機能・高耐久STBをラインナップ
- コンテンツ運用を支援する様々な機能を搭載
サイバーステーション株式会社が提供する「デジサイン」は、配信方式と再生装置の組み合わせを選べるデジタルサイネージです。方式はスタンドアロン、クラウド、オンプレミスの3種で、再生装置もAndroidの低価格モデルから、Windowsの高耐久モデル、4出力モデル、一体型モデルまでそろいます。ディスプレイや設置方法の相談もできるため、配信方式と機器の違いをまとめて検討したい企業の選択肢です。
FiT サイネージ
- 利用シーンに合わせた3つの動作モードを搭載
- 充実した機能を低価格で、高いコストパフォーマンス
- 直感的に操作できる専用管理コンソールで端末を一元管理
株式会社アイ・エス・ビーが提供する「FiT サイネージ」は、放映用とタッチ操作用の動作モードを備えたクラウド型のデジタルサイネージです。Android端末の画面をそのまま表示に使う方法のほか、HDMI出力に対応した端末やSTBを用意すれば大画面モニターへ映すこともできます。一方向の表示とタッチ型の違いを試したい場合の候補です。
Scala (京セラドキュメントソリューションズジャパン株式会社)
- 制作から配信までを一元管理できるシステム。
- Excel等の外部データと連携し自動更新が可能。
- 複数拠点をネットワーク経由で遠隔管理可能。
DISE CLOUD (株式会社ファン・ファクトリー)
- アプリ不要。ブラウザから簡単に管理可能。
- オフライン再生に対応
- 多様なプレーヤーライセンスを選択可能
業務用ディスプレイ (パナソニックコネクト株式会社)
- 4K高解像度・高輝度で、店舗から会議室まで幅広く対応。
- 24時間稼働、縦置き・マルチスクリーン対応等で柔軟に運用。
- 一元管理・運用可能な業務用ソリューション
イツキサイネージ (株式会社樹サイン)
- メーカー直取引で高品質・低価格を実現
- 映像制作から配信管理まで一貫対応
- 補助金申請サポートを実施
サイネージ・リレーション (株式会社ミノタウロス)
- 1000台超の端末でもコンテンツ管理が可能。
- カテゴリとスケジュール管理機能付き
- 多言語対応、時間帯でタッチパネルに切替可
まとめ
デジタルサイネージとポスターの違いは表示内容の差し替えのしやすさ、家庭用テレビとの違いは連続稼働を想定した設計と管理の仕組みにあります。デジタルサイネージ同士でも、スタンドアロン型かネットワーク型か、クラウド型かオンプレミス型か、液晶かLEDかによって費用や向く用途が変わります。違いを踏まえて自社の設置場所と運用にあう製品を選びましょう。比較したい方は、一括資料請求を活用してください。

