資料請求リストに製品が追加されていません。


IT製品の比較サイト|ITトレンド
ITトレンドNo.1ヘッダー

資料請求リスト

0件
  • ホーム
  • 製品を探す
  • ランキングから探す
  • 記事を読む
  • はじめての方へ
  • 掲載について
  • ITトレンドEXPO
  1. IT製品 比較TOP
  2. 生産
  3. 工程管理システム
  4. 工程管理システムの関連記事一覧
  5. トヨタ生産方式とは?基本思想や4つの手法をわかりやすく解説

トヨタ生産方式とは?基本思想や4つの手法をわかりやすく解説

2023年07月31日 最終更新
工程管理システムの製品一覧
Twitterでツイートする
Facebookでシェアする
Pocketで後で読む
トヨタ生産方式とは?基本思想や4つの手法をわかりやすく解説

トヨタ生産方式(TPS)とはムダを徹底的に排除する生産方式のことで、トヨタ自動車が提唱しました。ジャストインタイムと自働化の考え方をもとに、7つのムダを排除します。製造現場はもちろん、他業界でも取り入れられていますが失敗例は少なくありません。

この記事では、トヨタ生産方式の基本思想や、それを実現する4つの方法をわかりやすく解説します。

生産工程の管理方法にお悩みの方は、工程監視システムの導入もおすすめです。製品を比較したい方は以下より資料請求が可能です。

工程管理システム人気ランキング | 今週のランキング第1位は?

トヨタ生産方式(TPS)とは

まずは、トヨタ生産方式の概要を簡単に説明します。

トヨタ生産方式とは

ムダを徹底的に排除する生産方式

トヨタ生産方式とは、ムダがない生産体制を構築するためにトヨタ自動車が生み出した生産方式です。

かつて戦後のころに弱小メーカーだったトヨタは、技術以外の面で工夫する必要がありました。そこで当時の副社長がムダを省くためにトヨタ生産方式を生み出したといわれています。

トヨタ生産方式は「ジャストインタイム」と「自働化」の2つの理念でムダを排除し、生産を合理化します。理想的な生産体制を実現しやすい生産方式です。

一般的な生産方式とは違い、在庫が最小限

一般的な生産方式では大量生産によってコスト削減を行い、在庫を持つことで販売機会を獲得します。在庫を抱える運用だと、顧客からの要望に応えられます。しかし、過剰在庫になりやすく、生産のムダはもちろん管理コストなどのムダが発生しやすいのが特徴です。

トヨタ生産方式は、顧客の要望によって生産計画が決まり、必要な分を必要なタイミングで生産します。そのため在庫は最小限で済み、生産と管理のムダが発生しにくい生産方式といえるでしょう。

また、企業は利益を確保するために原価低減を行いますが、トヨタ生産方式ならさまざまなムダを排除するのでコスト削減ができ、原価低減を実現しやすくなります。

トヨタ生産方式の基本思想

つづいて、トヨタ生産方式の基本思想を詳しく見ていきましょう。

自働化

トヨタ生産方式では「自動化」ではなく「自働化」が使われています。「ニンベン」の自動化、つまり人の手が加えられた自動化という意味です。

生産ラインは機械化が進んでおり、各工程は自動化されていますが、機械の異常によりミス(不良品)が発生します。そこで、トヨタ生産方式では生産ラインに異常が発生したとき、生産を止めて原因を究明します。

機械が異常を自動的に検知した場合、その内容を迅速にライン管理の担当者に通知します。ラインを止めるのはこのタイミングです。この後は担当者が原因究明にあたります。

このような改善活動を行えば不良品の発生を抑え、品質を向上させることが可能です。つまり自働化とは、生産の大きなムダである不良品を作らない仕組みを構築する仕組みのことを指します。

ジャストインタイム

ジャストインタイムとは、トヨタを代表とする「必要なものを必要な分だけ」生産する方式のことです。

徹底的に生産に関するムダをなくすだけでなく、品質の低下やばらつきをなくせます。生産に必要なものが不足することで作業が停滞すると、大きなムダが発生してしまいます。逆に必要なものでも数が多ければ管理コストというムダが発生するでしょう。

ジャストインタイムを実現するために「かんばん方式」が採用されています。かんばん方式とは、部品の納入時間や数量が記載された作業指示書を使う方式です。このかんばん方式を使うことで、計画どおりにムダなく商品を生産でき、生産効率が上がります。

\ 工程管理システム の製品を調べて比較 /
製品をまとめて資料請求! 資料請求フォームはこちら
資料請求した製品の比較表が無料で作成できます

トヨタ生産方式を実現する4つの手法

トヨタ生産方式を採用し実現するためには、どのような手法を用いればよいか見ていきましょう。

1.カイゼン

カイゼンとは、トヨタが目指す「より良いものを、より早く、より安く」を実現するための改善活動です。今の生産体制に満足することなく、生産の効率や安全性を見直すことが主な目的です。

漢字で表記する「改善」は悪い点・欠点を修正するという意味です。トヨタ生産方式では「現場の作業効率を良くする」という意味で使われます。そのため、トヨタ生産方式では「改善」ではなく「カイゼン」とカタカナで表記し、区別しています。また、この手法は海外でも浸透しており、「Kaizen」と表現されます。

2.問題の見える化

何かトラブルや問題が発生した場合、その内容を全員で共有し見えるようにする考え方です。トヨタ生産方式は、生産ラインに問題が発生すればラインを止めるルールがあります。このようなルールがあれば、問題が発生したことが分かりやすくなり、全員が知恵を出して改善活動に取り組めます。

このように問題を見える化していれば、早期解決が可能なだけでなく再発を防止できるでしょう。より問題が発生しにくい生産体制の構築が可能となります。

3.なぜなぜ分析

何か問題が発生したとき、それを解決するためには、その問題の原因を見つけなければなりません。しかし、一般的な原因は表面的なものが多く、真の原因でないことが多くあります。つまり、原因の原因を改善しなければ、再発する可能性が残ってしまうのです。

そこで、「なぜなぜ分析」を行うと、真因を発見できます。なぜなぜ分析とは、1つの問題の原因に対して「なぜ」と5回質問を繰り返す方法です。1つの要因に対して深く追究することで、根本の原因の特定と改善が可能となります。

4.7つのムダどり

トヨタ生産方式はムダを徹底的に排除することが目的であり、そのためには7種類のムダを省きます。このトヨタ生産方式における「ムダ」とは、付加価値を生まない作業と定義されています。

トヨタ生産方式における7つのムダは以下のとおりです。

  • ■つくりすぎのムダ
  • ■手持ちのムダ
  • ■運搬のムダ
  • ■加工のムダ
  • ■在庫のムダ
  • ■動作のムダ
  • ■不良をつくるムダ

なお、ムダを排除する際は、全体の生産性を考えなければなりません。主に生産現場のムダを排除しますが、間接部門にも同じようなムダが発生していることも多いため、注意しましょう。

トヨタ生産方式を導入するポイント

トヨタ生産方式は生産のムダを排除できるため、企業にとってメリットが多いです。多くの企業が採用を試みますが、失敗も少なくありません。

実際に、ジャストインタイムで生産した場合、運用を誤ると在庫切れになってしまい機会損失となります。一度に大量に生産することでコストメリットが出る製品だと、ジャストインタイムは原価が高くなるため向いていません。

また、現在の生産体制を大幅に変更するため、現場スタッフが反発する可能性もあります。まずは、トヨタ生産方式が万能な方式ではないことを理解するところから始めましょう。自社に取り入れるかどうかは、経営陣だけでなく現場とも相談しなければなりません。トヨタ生産方式のすべてを取り入れるのではなく、現場に適した内容を採用し体制を見直すことが大切です。

体制変更には各工程が変化に耐えられるか、見直し対応ができるかなどの懸念もあります。工程管理システムを活用して、それぞれの工程が可視化された状態になっていると安心でしょう。

【2023年09月版】

工程管理の資料請求ランキング

資料請求ランキングで製品を比較! 今週のランキングの第1位は? play_circle_outline

トヨタ生産方式を理解し、社内のムダを削減しよう

トヨタ生産方式はムダを排除し、生産品質や効率を上げ、原価低減を可能にします。「自働化」と「ジャストインタイム」という基本思想で成り立ちます。実際にトヨタ生産方式を取り入れるには、カイゼン、問題の見える化、なぜなぜ分析、7つのムダどりを行いましょう。

しかし、既存の生産体制と相性が悪ければ失敗してしまうことも多いです。トヨタ生産方式の考え方を理解したうえで導入しましょう。

工程管理システム人気ランキング | 今週のランキング第1位は?
この記事を読んだ人は、こちらも参考にしています
最新ビジネス書を手軽に学べる
著者出演の動画メディア
電球
仕事で活かせるビジネスノウハウが
動画で学べる
電球
たった10分で学べるビジネス書の
動画解説が見放題
チラヨミロゴ bizplay動画ページリンク
動画を見てみる arrow
こちらもおすすめ!
工程管理システム 選び方ガイド
電球 製品を選ぶときのポイントがわかる!
電球 どんな企業が導入すべきかがわかる!
お役立ち資料ダウンロード
選び方ガイドのダウンロードはこちら arrow

このカテゴリーに関連する記事

工程管理でよく聞く「標準時間」とは?設定方法や計算方法を紹介

工程管理でよく聞く「標準時間」とは?設定方法や計算方法を紹介

FMEAとは?工程管理での重要性や具体的な実施方法を解説!

FMEAとは?工程管理での重要性や具体的な実施方法を解説!

QC工程表とは?作成方法や作業標準との違いなど品質管理で知っておきたい基礎知識を解説

QC工程表とは?作成方法や作業標準との違いなど品質管理で知っておきたい基礎知識を解説

ウォーターフォールモデルとは?メリット、アジャイルとの違いを解説

ウォーターフォールモデルとは?メリット、アジャイルとの違いを解説

SPC(統計的工程管理)とは?SQCとの違いも解説

SPC(統計的工程管理)とは?SQCとの違いも解説

工程管理における「負荷計画」とは?負荷配分もわかりやすく解説

工程管理における「負荷計画」とは?負荷配分もわかりやすく解説

工程管理とは?実施する目的から手順、効率化する方法まで解説

工程管理とは?実施する目的から手順、効率化する方法まで解説

遅延で納期が守れない?工程管理の課題を解決する方法を徹底解説

遅延で納期が守れない?工程管理の課題を解決する方法を徹底解説

工程管理における日程計画とは?概要や分類、効率的な作成方法を紹介

工程管理における日程計画とは?概要や分類、効率的な作成方法を紹介

工程管理でばらつきが発生する原因は?管理の必要性や手順を解説!

工程管理でばらつきが発生する原因は?管理の必要性や手順を解説!

IT製品・サービスの比較・資料請求が無料でできる、ITトレンド。「トヨタ生産方式とは?基本思想や4つの手法をわかりやすく解説」というテーマについて解説しています。工程管理の製品導入を検討をしている企業様は、ぜひ参考にしてください。

お役立ち資料ダウンロード こちらをクリック
工程管理
基本情報から選ぶ時のポイント、ITトレンドおすすめの製品情報をまとめてご紹介します。
カテゴリー関連製品・サービス
株式会社シナプスイノベーション
UM SaaS Cloud
株式会社シナプスイノベーション
☆☆☆☆☆ ★★★★★
5.0 1件
株式会社テクノア
Ez-Collect -イージー・コレクト-
株式会社テクノア
☆☆☆☆☆ ★★★★★
0.0 0件
株式会社ファイブモーション・システムズ
【IT導入補助金認定】製造実行システム FMES
株式会社ファイブモーション・システムズ
☆☆☆☆☆ ★★★★★
0.0 0件
株式会社テクノア
Seiryu(セイリュウ)
株式会社テクノア
☆☆☆☆☆ ★★★★★
5.0 2件
東レエンジニアリングDソリューションズ株式会社
TONOPSシリーズ
東レエンジニアリングDソリューションズ株式会社
☆☆☆☆☆ ★★★★★
5.0 1件
株式会社テクノア
まるごとIoTシリーズ『A-Eyeカメラ Ver2.1』
株式会社テクノア
☆☆☆☆☆ ★★★★★
5.0 1件
株式会社 ビジネス・インフォメーション・テクノロジー
鉄人くん
株式会社 ビジネス・インフォメーション・テクノロジー
☆☆☆☆☆ ★★★★★
5.0 2件
カテゴリー資料請求ランキング
9月26日(月) 更新
第1位
  • スマホ、タブレットで楽々入力!【IT導入補助金認定】製造実行システム FMES
  • 株式会社ファイブモーション・システムズ
第2位
  • 中小製造業向け生産スケジューラ「Seiryu(セイリュウ)」
  • 株式会社テクノア
第3位
  • 多様な実績入力方法に対応!クラウド型工程管理サービスUM SaaS Cloud
  • 株式会社シナプスイノベーション
4位以下のランキングはこちら
ログイン ログイン
新規会員登録 新規会員登録
ITトレンドへの製品掲載・広告出稿はこちらから
新着記事
  • 工程管理システム徹底比較!よくわかる機能と導入メリットとは?
    エクセルでガントチャートを作成し、工程管理やタ...
  • QC工程表とは?作成方法や作業標準との違いなど品質管理で知っておきたい基礎知識を解説
    QC工程表とは、原材料の入荷から出荷までの工程で...
  • SPC(統計的工程管理)とは?SQCとの違いも解説
    SPCとは、統計的手法を用いて製造プロセスを管理す...
  • FMEAとは?工程管理での重要性や具体的な実施方法を解説!
    FMEAとは「Failure Mode and Effects Analysis」の...
  • ウォーターフォールモデルとは?メリット、アジャイルとの違いを解説
    ウォーターフォールモデルとは、一つひとつの開発...
  • 工程管理とは?実施する目的から手順、効率化する方法まで解説
    製品を生産する際には、適切な工程管理が求められ...
  • 工程管理でよく聞く「標準時間」とは?設定方法や計算方法を紹介
    標準時間とは、標準的な熟練度の作業者が標準の作...
  • 工程管理はエクセルで可能?ガントチャート作成法・メリットも解説
    エクセルで工程管理はできるのでしょうか。社内で...
  • 工程管理がうまくいかないのはなぜ?理由や現状、解決策を紹介
    工事やシステム開発などのプロジェクトを進める際...
  • 生産進捗の管理とは?目的やメリット、実施方法・ポイントも解説
    商戦が激化し商品価値の短寿命化が進む影響で、生...
ページトップへ
ITトレンドについて
ITトレンドとは|
ご利用規約|
レビューガイドライン|
プライバシーポリシー|
クッキーポリシー|
運営会社|
サイトマップ|
お問い合わせ
IT製品を探す
製品を探す |
ランキングから探す |
専門家一覧
IT製品を知る
用語集
IT製品を掲載する
掲載について
関連サービス・サイト
List Finder |
Urumo! |
bizplay |
Sales Doc |
Matchup

Copyright (C) 2023 IT Trend All Rights Reserved.

工程管理システムの製品をまとめて資料請求
0件の製品が資料請求リストにあります。
資料請求リストをリセットします。
よろしいですか?