リモートアクセスアプリとは
リモートアクセスアプリとは、離れた場所から社内ネットワークや業務端末へ接続するためのアプリです。スマートフォン向けだけでなく、パソコンに入れる専用ソフトやブラウザで使うサービスも含まれます。
社外から社内環境へ接続する仕組み
リモートアクセスアプリは、インターネットを経由して社内のサーバや業務システム、オフィスのパソコンなどへ接続します。接続時には利用者の本人確認を行い、通信を暗号化することで第三者に内容を見られにくくします。社外でも社内にいる時と近い環境で作業できる点が大きな特徴です。
リモートデスクトップとの違い
リモートデスクトップは、会社のパソコン画面を遠隔操作する方法を指す場合が多いです。一方、リモートアクセスは、仮想私設網やWeb経由の接続、遠隔操作、ゼロトラストネットワークアクセスなどを含む広い考え方です。アプリを選ぶ際は、画面操作だけをしたいのか、社内システムへ安全に接続したいのかを整理しましょう。
スマートフォン利用時の注意点
スマートフォンで使えるリモートアクセスアプリは、移動中や出張先での確認業務に便利です。ただし、画面が小さいため長時間の作業には向きにくく、端末紛失時の対策も欠かせません。端末ロックや遠隔削除、利用者ごとの権限設定などを組み合わせると、安全性を高めやすくなります。
リモートアクセスアプリでできること
リモートアクセスアプリの役割は、社外から接続するだけではありません。認証や権限管理、通信制御、ログ確認などを組み合わせ、働く場所が変わっても業務を止めにくい環境を整えます。
社内システムへの安全な接続
営業支援システムや基幹システム、ファイルサーバなどへ社外から接続できます。会社ごとに許可したアプリや接続先だけを使わせる設計にすれば、不要なアクセスを抑えられます。特に個人情報や顧客情報を扱う部門では、誰が、いつ、どこへ接続したかを残せる機能が重要です。
会社パソコンの遠隔操作
オフィスにあるパソコンを自宅や外出先の端末から操作できます。社内パソコンにしか入っていないアプリを使う場合や、データを端末へ持ち出したくない場合に適しています。画面転送方式であれば、業務データを手元の端末に保存しにくい構成にしやすいでしょう。
遠隔サポートや保守対応
情報システム部門やサポート担当者が、離れた場所にある端末を確認しながら操作できます。従業員や顧客に操作手順を電話で説明するよりも、状況を把握しやすいでしょう。対応履歴を残す製品なら、トラブルの再発防止や教育にも役立ちます。
接続ログの確認と管理
利用者や端末、接続元、接続時間などを記録できます。問題が起きた時に原因を追いやすくなるだけでなく、不審な接続の早期発見にも役立ちます。総務省のテレワークセキュリティガイドラインでも、テレワーク時の安全な利用環境整備が重視されています。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)で「リモートアクセス」の一括資料請求が可能です。ぜひ、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。
リモートアクセスアプリが向いている利用シーン
リモートアクセスアプリは、在宅勤務だけでなく、外出先での業務や拠点間接続、遠隔保守など幅広い場面で使われます。自社の利用シーンを先に決めると、必要な機能を絞り込みやすくなります。
在宅勤務やハイブリッド勤務
自宅から社内システムへ接続し、オフィス勤務と近い流れで作業できます。週に数回の出社と在宅勤務を組み合わせる企業では、利用者数の増減に対応しやすいクラウド型も選択肢になります。政府統計でも企業のテレワーク導入状況は継続して調査されており、働き方にあわせた接続環境の整備が求められています。
外出先での営業活動
営業担当者が訪問前後に顧客情報や提案資料を確認できます。移動中に承認状況を確認したり、帰社せずに日報を作成したりできるため、業務の停滞を減らせます。ただし、公共の無線通信を使う場面もあるため、通信の暗号化や多要素認証に対応した製品が安心です。
情報システム部門の保守作業
サーバーや社内端末の確認を遠隔で行えるため、夜間や休日の緊急対応にも役立ちます。現地へ移動せずに初動対応できれば、復旧までの時間短縮につながる可能性があります。権限を管理者だけに限定し、操作ログを残す設計にすると、内部統制の面でも運用しやすくなるでしょう。
複数拠点や店舗の業務支援
本社や支店、店舗、工場などの間で業務システムを使う企業にも適しています。各拠点に専任担当者がいない場合でも、本社側から設定確認やサポートを行えます。拠点ごとに通信品質が異なるため、安定性やサポート体制も比較しておきましょう。
リモートアクセスアプリを選ぶ際の比較ポイント
リモートアクセスアプリは、価格や知名度だけで選ぶと失敗しやすい製品です。利用端末や接続方式、セキュリティ、管理機能、サポートを比較し、自社の運用に合うかを確認しましょう。
対応端末と利用者の範囲
パソコンやスマートフォン、タブレットのどれで使うかを確認します。従業員だけが使うのか、取引先や保守会社も使うのかによって、必要な権限管理は変わります。私物端末の利用を認める場合は、端末認証やデータ保存制御も重要です。
接続方式と操作性
主な接続方式には、仮想私設網やリモートデスクトップ、ブラウザ接続、ゼロトラストネットワークアクセスがあります。操作のわかりやすさは利用定着に直結します。情報システム部門が少人数の場合は、導入支援や運用代行の有無も確認しましょう。
接続方式だけで判断せず、以下のような運用面の項目もあわせて比較することが大切です。
| 比較項目 | 確認したい内容 |
|---|---|
| 対応端末 | パソコンやスマートフォン、タブレットで使えるか |
| 認証機能 | 多要素認証や端末認証、証明書認証に対応するか |
| 権限管理 | 部署や役職ごとに接続先を制限できるか |
| ログ管理 | 接続履歴や操作履歴を確認できるか |
| サポート | 導入支援や問い合わせ対応、障害時対応があるか |
セキュリティ機能の充実度
リモートアクセスは社外から社内環境へ入る入口になるため、セキュリティ機能の確認が欠かせません。多要素認証や通信暗号化、端末状態の確認、接続先制御、管理者権限の分離などを見ます。総務省の資料でも、利用者、端末、ネットワークを意識した対策が示されています。
運用負荷とサポート体制
導入後は、利用者追加や端末変更、権限見直し、ログ確認などの運用が発生します。管理画面がわかりやすいか、設定変更を自社で行えるか、ベンダーに相談できるかを確認しましょう。少人数の情報システム部門では、運用支援がある製品を選ぶと負担を抑えやすくなります。
ただし、重視すべき項目は利用人数や接続先、管理体制によって異なります。比較軸を整理しきれない場合は、診断ページを活用して候補を絞り込むのも有効です。
「自社に合うリモートアクセスアプリを診断してみたい」、「どんな観点で選べばいいかわからない」という方向けの診断ページもあります。
ITトレンドで過去資料を請求した方の、リアルなお悩みや要望から作成した簡単な質問に答えるだけで、最適な製品をご案内します。
無料で今すぐ利用できますので、下のリンクから診断を開始してください。
おすすめのリモートアクセスアプリを比較
ここでは、ITトレンドに掲載されているリモートアクセス製品を紹介します。アプリ利用を想定する場合は、対応端末や接続方式、認証機能、サポート範囲を資料で確認して比較しましょう。
FLESPEEQ Web Access
- 拠点間、リモートアクセス、クラウドなど様々な接続構成に対応!
- 1人情シスや情シスがいない企業様でも安心な手厚い運用サービス
- まずはお試し!無料トライアルが可能
日本通信ネットワーク株式会社が提供する「FLESPEEQ Web Access」は、拠点間接続やリモートアクセス、クラウド接続など、さまざまなネットワーク構成に対応できるサービスです。社外から社内システムへ安全にアクセスでき、テレワークや外出先での業務環境を構築できます。運用サービスも用意されているため、専任の情報システム担当者が少ない企業にも適しています。
RemoteOperator Helpdesk
- 従業員やお客様のPCトラブルをリモートサポート
- 自宅や外出先から社内システムやサーバーをメンテナンス
- システム導入先の緊急トラブルをリモートコントロールで迅速対応
株式会社インターコムが提供する「RemoteOperator Helpdesk」は、PCやサーバーを遠隔操作できるリモートサポートツールです。従業員や顧客のPCトラブル対応に加え、自宅や外出先から社内システム・サーバーのメンテナンスも行えます。現地へ出向かずに端末を操作できるため、ヘルプデスクやシステム保守業務の迅速化に役立ちます。
IIJフレックスモビリティサービス/ZTNA
- 独自のエラー補正技術で、快適なリモートアクセス!
- 強制VPN接続で、インターネットへの直接接続をストップ!
- ウイルス感染したリモートアクセス端末の通信を自動ストップ!
株式会社インターネットイニシアティブが提供する「IIJフレックスモビリティサービス/ZTNA」は、安全性と通信の快適性を両立したリモートアクセスサービスです。強制VPN接続によって端末からのインターネット直接接続を防ぎ、社外から社内システムへ安全にアクセスできます。感染端末の通信を自動遮断する機能も備え、ゼロトラスト環境を構築したい企業に適しています。
AQStage仮想デスクトップ
- インフラ~OSを一括管理し日常運用を削減
- 顧客専用サーバーと閉域網接続で高セキュリティ
- 場所・端末を選ばず二要素認証で安全にリモート接続
NTT西日本株式会社が提供する「AQStage仮想デスクトップ」は、クラウド上の仮想デスクトップへ場所や端末を問わずアクセスできるサービスです。自宅や外出先から社内と同様のデスクトップ環境を利用でき、二要素認証や閉域網接続によるセキュアなリモートアクセスを実現します。インフラからOSまで一括管理できるため、運用負担を抑えたい企業にもおすすめです。
RemoteView
- 即日導入!インストール不要でブラウザからすぐにリモート接続
- 安心&使いやすい!強固なセキュリティと管理者による一元管理
- 1台から契約可能、スモールスタートに最適なお手軽な価格設定
RSUPPORT株式会社が提供する「RemoteView」は、離れた場所にあるPCへインターネット経由でアクセスし、遠隔操作できるリモートアクセスツールです。PCやスマートフォン、タブレットなどから社内PCへ接続でき、外出先やテレワーク環境から業務用端末を操作できます。既存のPC環境を活用しながらリモートワークを導入したい企業に適しています。
Splashtop Remote Access (スプラッシュトップ株式会社)
- 60fpsの高速描写でディレイのないリモート操作!
- 信頼のAWS、Azureに対応した安定的な接続性!
- 利用人数でフレキシブルに変更できる柔軟な契約形態!
TeamViewer Remote Control (TeamViewerジャパン株式会社)
- 離れた場所からデバイスを遠隔操作できる。
- PC・スマホなどマルチデバイスに対応
- 画面共有やファイル転送などの機能を搭載。
Chrome リモート デスクトップ (グーグル合同会社)
- 外出先から職場のPCを遠隔操作できる
- 手軽に遠隔サポートを受けられる
- 最新のウェブ技術を導入。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)で「リモートアクセス」の一括資料請求が可能です。ぜひ、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。
この記事をご覧の方には、以下の記事もおすすめです。あわせて参考にしてください。
リモートアクセスのアプリ利用に関するFAQ
リモートアクセスアプリを検討する際は、無料アプリとの違いやセキュリティ、導入期間などに疑問を持つ企業が多いです。ここでは、導入前によくある質問に回答します。
- Q1:無料のリモートアクセスアプリでも業務利用できますか?
- 小規模な確認作業であれば使える場合もあります。ただし、法人利用では認証やログ管理、権限設定、サポート体制が重要です。顧客情報や社内データを扱う場合は、法人向け製品を比較したうえで選ぶほうが安心です。
- Q2:スマートフォンだけで業務は完結しますか?
- 承認、閲覧、簡単な入力であればスマートフォンでも対応しやすいです。一方で、複数画面を使う作業や長時間の資料作成にはパソコンのほうが向いています。利用目的を分け、スマートフォンとパソコンの両方で使える製品を検討しましょう。
- Q3:リモートアクセスアプリの導入期間はどのくらいですか?
- 小規模で標準設定を使う場合は、比較的短期間で始められることがあります。接続先が多い、権限設計が複雑、既存ネットワークとの調整が必要な場合は時間がかかります。資料請求後に、設定範囲と導入支援の内容を確認してください。
- Q4:セキュリティで特に重視すべき点は何ですか?
- 多要素認証や端末認証、通信暗号化、ログ管理、権限設定を確認しましょう。退職者や異動者の権限をすぐ変更できるかも重要です。管理者任せにせず、利用ルールや端末紛失時の対応もあわせて整備すると運用しやすくなります。
- Q5:リモートアクセスとクラウドサービスはどちらを選ぶべきですか?
- 社内パソコンや社内サーバーに残る業務環境を使いたい場合は、リモートアクセスが向いています。業務システム自体をクラウドへ移す場合は、クラウドサービスの検討も有効です。既存資産や移行コスト、セキュリティ要件を比較しましょう。
まとめ
リモートアクセスアプリは、在宅勤務や外出先での業務、遠隔サポートを支える重要な仕組みです。選定時は、対応端末や接続方式、認証機能、ログ管理、サポート体制を比較しましょう。自社に合う製品を効率よく探したい方は、ITトレンドで複数製品の資料請求を行い、機能や運用条件を比較してみてください。


