【タイプ診断】自社にあうシングルサインオン(SSO)は?
シングルサインオン(SSO)製品は、連携できるサービスや認証方式、ID管理機能、導入形態などが異なります。まずは自社で利用しているシステムや解決したい課題を整理し、適したタイプを確認しましょう。
| 自社の環境・課題 | 適したタイプ | 主な確認ポイント | おすすめ製品 |
|---|---|---|---|
| Microsoft 365やGoogle Workspaceなど、複数のクラウドサービスを利用している | SaaS連携に強いタイプ | 連携可能なサービス数、SAML対応、導入のしやすさ | Gluegent Gate、HENNGE One Identity Edition、GMOトラスト・ログイン、Okta Workforce Identity Cloud |
| 入退社や異動に伴うアカウントの登録・削除を効率化したい | ID管理・ID統合に強いタイプ | 人事システム連携、Active Directory連携、IDの自動登録・削除 | Okta Workforce Identity Cloud、SeciossLink、GMOトラスト・ログイン |
| 不正ログイン対策やテレワーク時のアクセス制御を強化したい | 多要素認証・アクセス制御に強いタイプ | FIDO2、端末証明書、生体認証、接続元や端末によるアクセス制限 | IIJ IDサービス、CloudGate UNO、HENNGE One Identity Edition、SeciossLink |
| SAML非対応のWebシステムや独自開発システムもまとめて認証したい | 複数の認証方式に対応するタイプ | 代理認証、フォームベース認証、リバースプロキシ方式への対応 | Gluegent Gate、GMOトラスト・ログイン、AccessMatrixUSO、SeciossLink |
| クラウドサービスと社内のオンプレミスシステムを一元化したい | クラウド・オンプレミス連携に強いタイプ | 社内システムとの接続方法、Active Directory・LDAP連携、対応プロトコル | SeciossLink、Secioss Access Manager Enterprise(SAME)、Okta Workforce Identity Cloud |
| ネットワーク機器や社内認証基盤のIDを一元管理したい | ネットワーク認証・認証基盤向けタイプ | LDAP・RADIUS対応、認証アプライアンスの運用方法、冗長化 | AXIOLE |
同じ製品でも複数の用途に対応する場合があります。例えば、クラウドサービスとのSSOに加えて、多要素認証やID管理機能を備える製品もあります。候補を絞る際は、現在利用しているサービスへの対応状況だけでなく、将来追加するシステムや必要なセキュリティレベルも踏まえて比較しましょう。
自社に適したタイプがわかったら、製品一覧を見てみましょう。
各製品の機能・無料プランやトライアルの有無もチェックでき、気になったものは後からまとめて資料請求できます。
▶おすすめのSSO製品を比較する
シングルサインオン(SSO)とは
Single Sign-On(シングルサインオン、以下SSO)とは、1つのIDとパスワードで複数のサービスにログインできる認証方式です。
通常、社内システムやクラウドアプリケーションにアクセスするたびに個別に認証が必要ですが、SSOを導入すればログイン操作は一度で済みます。そのため、ユーザーの利便性向上だけでなく、ID・パスワードの使い回しによる情報漏えいリスクの低減にもつながります。
シングルサインオンが必要とされる背景
クラウドサービスや業務システムの利用拡大により、従業員が管理するID・パスワードの数は増加しています。サービスごとに異なる認証情報を覚える必要があるため、パスワードの使い回しや簡略化、付箋やファイルへの記録といった不適切な管理につながるおそれがあります。
また、管理者にとっても、入退社や異動に伴うアカウントの登録・変更・削除は大きな負担です。退職者のアカウントが残れば、不正アクセスや情報漏えいの原因になりかねません。SSOを導入して認証やID管理を一元化することで、利用者の利便性を高めながら、セキュリティ対策と管理業務の効率化を図れます。
SSOシステムの主な機能
シングルサインオンシステムには、以下の機能が搭載されています。
| 機能 | 説明 |
|---|---|
| 認証機能 | 複数システムのログイン認証を共通化する機能。システムごとの煩雑な認証を簡略化し、ユーザーの操作負担を軽減。 |
| ID管理機能 | システム上でIDとパスワードの一元管理を行う機能。CSVやAPIによるID登録にも対応。 |
| セキュリティ機能 | アクセス制御やログ監視、多要素認証などを通じて不正アクセスや情報漏えいを防止。 |
SSOとIDaaSの違い
SSOは、1回の認証で複数のシステムやクラウドサービスへログインできる仕組みです。一方、IDaaSは、SSOやID管理、多要素認証、アクセス制御などの機能をクラウド上で提供するサービスを指します。つまり、SSOは認証機能の一つであり、IDaaSはSSOを含むID管理・認証基盤です。複数のSaaSを利用する企業や、入退社に伴うアカウント管理も効率化したい企業では、IDaaSが適しています。
同じような課題を抱えている場合は、複数製品の資料を比較して、対応サービスや認証機能、料金の違いを確認しましょう。まだ導入を決めていない段階でも、比較のヒントになる情報をまとめています。
シングルサインオン(SSO)システムの導入メリット
シングルサインオンは、企業の生産性向上とセキュリティ強化を同時に実現できるソリューションとして注目されています。ここでは、企業がシングルサインオンシステムを導入するメリットについて解説します。
- ■ユーザーの利便性向上
- ユーザーは一度のログインで複数のシステムやサービスを利用可能。ログイン作業やパスワード管理にかかる時間を削減でき、生産性向上にもつながる。
- ■セキュリティ強化
- パスワードを使い回す必要がなくなり、不正アクセスや情報漏えいのリスクを軽減。多要素認証やパスワードポリシーの一元化が可能になる。
- ■管理業務の効率化
- ユーザーアカウントの一元管理が可能になり、アカウントの追加・削除や権限変更が迅速に行える。さらにログイン履歴を一元管理しやすくなり、アクセスの監視が容易になる。パスワード忘れなどのログイン関連トラブルも減少し、ITサポートの負担が軽減される。
- ■コンプライアンス対応
- セキュリティポリシーや規制にもとづく認証管理が容易になり、コンプライアンス要件を満たしやすい。
シングルサインオンのメリットについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。導入前に知っておきたいデメリットも解説しています。
シングルサインオン(SSO)システムのタイプと特徴
シングルサインオン製品は、SaaS連携やID管理、多要素認証、オンプレミス対応など、得意とする領域が異なります。自社の利用環境や導入目的にあわせて、以下のタイプから該当する製品を確認してください。
- ■SaaS連携に強いタイプ
-
Microsoft 365やGoogle Workspaceをはじめ、複数のクラウドサービスへのログインをまとめたい企業に適しています。連携可能なサービス数やSAMLへの対応状況、導入のしやすさを確認しましょう。
▶SaaS連携に強い製品を見る - ■ID管理・ID統合に強いタイプ
-
人事システムやActive Directoryと連携した従業員アカウントの管理に加え、複数のシステムに分散したユーザーIDや認証基盤を統合したい企業向けです。IDの登録・変更・削除や権限付与、プロビジョニング、連携できるシステムの範囲を比較しましょう。
▶ID管理・ID統合に強い製品を見る - ■多要素認証・アクセス制御に強いタイプ
-
不正ログイン対策や社外アクセスのセキュリティを強化したい企業に適しています。FIDO2や端末証明書、生体認証などの認証方法に加え、接続元や端末に応じたアクセス制御も確認しましょう。
▶多要素認証・アクセス制御に強い製品を見る - ■クラウド・オンプレミス連携に強いタイプ
-
クラウドサービスだけでなく、社内の業務システムや独自開発システムにもSSOを適用したい企業向けです。Active Directory・LDAP連携や、代理認証、リバースプロキシなどへの対応状況を比較しましょう。
▶クラウド・オンプレミス連携に強い製品を見る - ■ネットワーク認証も一元化できるタイプ
-
業務システムへのログインに加えて、無線LANやVPN、ネットワーク機器などの認証情報もまとめたい企業に適しています。LDAP・RADIUSへの対応や、認証基盤の可用性、冗長化を確認しましょう。
▶ネットワーク認証に対応する製品を見る
自社の環境・目的にあうシングルサインオン(SSO)の選び方
シングルサインオン製品を選ぶ際は、はじめに自社で利用しているサービスや認証基盤、導入目的を整理しましょう。クラウドサービスへのログインをまとめたい場合と、社内システムやネットワーク認証まで統合したい場合では、必要な製品タイプが異なります。ここでは、代表的な利用環境・目的別に選び方を解説します。
SaaSを中心に利用している場合
Microsoft 365やGoogle Workspace、Salesforce、Boxなどのクラウドサービスを中心に利用している企業には、SaaS連携に強いクラウド型SSOが適しています。サーバの構築が不要な製品が多く、短期間で導入しやすい点が特徴です。
選定時には、現在利用しているSaaSが連携対象に含まれているかを確認しましょう。SAMLなどの標準的な認証方式に対応していれば、製品の連携サービス一覧に記載されていないSaaSと接続できる場合もあります。ただし、個別設定や追加費用が必要になる可能性もあるため、事前にベンダーへ確認することが重要です。
SAML非対応のシステムにも接続したい場合
社内で利用している古いWebシステムや独自開発システムは、SAMLなどの標準的な認証方式に対応していないことがあります。この場合は、ID・パスワードを代わりに入力する代理認証や、リバースプロキシ方式などに対応した製品を選びましょう。
ただし、認証方式によって導入方法やセキュリティ対策が異なります。対象システムごとの連携可否に加えて、認証情報をどのように保存・管理するか、システム改修が必要かも確認してください。
Active Directoryを継続利用したい場合
Active Directory(AD)で従業員のアカウントを管理している企業は、ADとの同期や認証連携に対応した製品が適しています。既存のアカウント情報を活用できれば、新たにすべてのユーザーを登録する手間を抑えられます。
確認したいのは、AD上のユーザー・グループ情報をどこまで同期できるか、Windowsへのログイン情報をSSOに利用できるかです。また、Microsoft Entra IDなどクラウド上のディレクトリサービスと併用する場合は、ハイブリッド環境への対応状況も比較しましょう。
クラウドとオンプレミスを統合したい場合
SaaSだけでなく、社内サーバ上の業務システムやプライベートクラウドにもSSOを適用したい場合は、複数の認証方式に対応した製品が必要です。クラウド型製品であっても、専用のエージェントやゲートウェイを設置することで、オンプレミス環境と連携できる場合があります。
導入前には、社内ネットワークの構成変更やサーバへのソフトウェア導入が必要かを確認しましょう。障害時に社内システムへログインする代替手段や、認証基盤の冗長化についても検討が必要です。
多要素認証やパスワードレス認証を重視する場合
不正ログイン対策を強化したい企業は、多要素認証やパスワードレス認証に対応した製品を選びましょう。主な認証方法には、ワンタイムパスワード、スマートフォンへのプッシュ通知、端末証明書、生体認証、FIDO2などがあります。
多要素認証の種類だけでなく、利用者や接続先に応じて認証方法を変更できるかも重要です。例えば、社内ネットワークからのアクセスは通常認証とし、社外からは端末証明書とワンタイムパスワードを要求するといった運用が考えられます。
入退社に伴うID管理も効率化したい場合
従業員数や利用サービス数が多い企業では、SSOだけでなく、アカウントの作成・変更・削除を自動化できる製品が適しています。人事システムと連携し、入社時に必要なアカウントを発行したり、退職時に利用停止したりできれば、管理者の作業負担やアカウントの削除漏れを軽減できます。
製品によって、連携可能な人事システムや自動化できる処理の範囲は異なります。ユーザー情報の同期だけでなく、所属部署に応じた権限付与や、各SaaSへのアカウント作成に対応するかも確認しましょう。
ネットワーク認証も一元化したい場合
無線LANやVPN、ネットワーク機器などの認証もまとめたい場合は、LDAPやRADIUSに対応した認証基盤向けの製品が候補です。業務アプリへのSSOだけでなく、社内ネットワークへ接続するユーザーや端末の認証情報を一元管理できます。
ネットワーク認証は業務全体へ影響しやすいため、対応機器や認証方式に加えて、可用性や冗長化、障害時のサポート体制を確認してください。
シングルサインオン(SSO)製品の比較ポイント
自社に適した製品タイプを把握したら、候補製品の機能や料金、運用条件を比較します。対応サービス数だけで判断せず、認証方式やID管理の範囲、アクセス制御、障害対策まで確認しましょう。
利用中のサービスや認証方式に対応しているか
まずは、SSOを適用したいクラウドサービスや社内システムとの連携可否を確認します。Microsoft 365やGoogle Workspaceなどの主要サービスだけでなく、自社独自の業務システムや今後導入予定のサービスも含めて洗い出しましょう。
あわせて、SAML、OpenID Connect、代理認証、リバースプロキシなど、対応する認証方式も比較してください。「連携サービス数」が多い製品でも、自社に必要なシステムへ接続できるとは限りません。
ID管理やプロビジョニングに対応しているか
SSOはログインを一元化する仕組みですが、製品によってはユーザーIDの登録・変更・削除もまとめて管理できます。入退社や異動が多い企業では、人事システムやActive Directoryと連携し、アカウント管理を自動化できるか確認しましょう。
特に、退職者のアカウント削除漏れは不正利用のリスクにつながります。各サービスへのアカウント作成や停止まで自動化したい場合は、SCIMやAPI連携、プロビジョニング機能の対応範囲を比較することが重要です。
必要な多要素認証を利用できるか
多要素認証に対応している場合でも、利用できる認証方法は製品ごとに異なります。ワンタイムパスワード、端末証明書、生体認証、FIDO2、スマートフォンのプッシュ認証などから、自社の利用環境にあう方法を選びましょう。
従業員が私物端末を利用する場合や、スマートフォンを持たない従業員がいる場合は、特定の認証方法だけでは運用が難しい可能性があります。複数の認証方法を併用できるか、ユーザーや部署ごとに設定を変更できるかも確認してください。
アクセス制御を細かく設定できるか
社外からのアクセスやテレワークが多い場合は、接続元のIPアドレス、端末、場所、時間帯などを条件にアクセスを制限できると安心です。許可されていない端末からのログインを拒否したり、社外アクセス時のみ多要素認証を追加したりすることで、利便性を保ちながらセキュリティを強化できます。
製品を比較する際は、設定可能な条件だけでなく、複数の条件を組み合わせられるか、サービスごとに異なるポリシーを適用できるかも確認しましょう。
管理画面やログを運用しやすいか
ユーザーの登録・削除、アクセス権限の設定、ログ確認などを日常的に行うため、管理画面の使いやすさも重要です。管理者が直感的に操作できるか、CSVによる一括登録や更新に対応しているかを確認しましょう。
また、誰がいつ、どのサービスへアクセスしたかを確認できるログ機能は、インシデント調査や内部監査にも役立ちます。ログの保存期間や検索性、レポート出力の可否も比較ポイントです。
利用人数にあう料金体系か
クラウド型SSOは、1ユーザーまたは1IDあたりの月額料金を設定している製品が一般的です。ただし、最低契約ID数や初期費用、利用できる機能は製品・プランによって異なります。
表示されている月額単価だけでなく、自社の利用人数で契約した場合の総額を試算しましょう。多要素認証や端末証明書、ID管理などがオプションの場合は、それらを含めた費用で比較する必要があります。
障害対策やサポート体制は十分か
認証基盤に障害が発生すると、連携している複数のサービスへログインできなくなる可能性があります。そのため、サービスの稼働率やデータセンターの冗長化、障害時の復旧体制を確認しましょう。
導入時の設定支援や、日本語マニュアル、問い合わせ方法、サポート対応時間も重要です。社内に認証基盤の専門知識をもつ担当者がいない場合は、初期設定から運用まで支援を受けられる製品が適しています。
比較項目が多く、自社だけでは候補を絞りにくい場合は、無料診断を活用する方法もあります。利用環境や必要な機能を回答すると、条件にあうシングルサインオン製品を確認できます。
無料で今すぐ利用できるので、下のリンクから診断を開始してください。
【独自調査】資料請求データと導入者の声からわかるSSOの選び方
ITトレンドでSSO製品を資料請求した企業では、ID・パスワード管理の煩雑化や、セキュリティ対策、アカウント管理の負担などが主な課題として挙げられています。
- ●クラウドサービスが増え、ID・パスワードの管理が煩雑になっている
- ●利便性を保ちながら、多要素認証によってセキュリティを強化したい
- ●入退社や異動に伴うアカウント管理を効率化したい
- ●パスワード忘れなど、ログイン関連の問い合わせを減らしたい
こうした課題を解決するには、機能の有無だけでなく、自社で利用しているシステムと無理なく連携できるかを確認することが重要です。ITトレンドに寄せられたレビューでは、複数サービスへのログインを一元化できる点や、パスワード管理の負担軽減、セキュリティ強化につながる点を評価する声が多く見られました。
例えば、Google WorkspaceやMicrosoft 365、勤怠管理、人事管理、文書管理など、日常的に利用するクラウドサービスをまとめて認証できる製品では、ログインの手間やパスワード忘れによる問い合わせを減らせたという声があります。また、利用者が迷わずログインできる画面設計か、管理者がユーザー登録や権限変更をしやすいかも重要な比較ポイントです。
一方で、対応していないアプリがある、初期設定や連携設定に手間がかかる、多機能な分だけ運用ルールの整備が必要といった声もあります。導入前には、対応アプリの範囲、既存システムとの連携可否、多要素認証や2段階認証、端末証明書などのセキュリティ機能を確認しましょう。社外アクセスや在宅勤務が多い企業では、アクセス制御の柔軟性や導入後のサポート体制も比較することが大切です。
※ITトレンドに投稿された【シングルサインオン】のユーザーレビュー54件(2026年6月時点)が対象
シングルサインオン(SSO)システムの費用相場
シングルサインオン(SSO)システムの費用は、導入形態やユーザー数、機能の範囲によって大きく異なります。以下に、主な相場感を紹介します。
- ■クラウド型の場合
- 一般的には1人あたり月額100円〜400円程度ですが、エンタープライズ向け高機能版では500円以上のプランも存在します。初期費用を抑え、短期間で導入しやすいのが特徴です。
- ■オンプレミス型の場合
- サーバ単位や年額契約で数十万円〜と高額。柔軟なカスタマイズが可能ですが、初期・運用コストは高めです。
契約ID数の条件や多要素認証の有無などにより費用は変動するため、事前の確認と比較検討が重要です。詳しい料金については、各社製品の資料を取り寄せ見積もりを依頼することをおすすめします。以下のボタンから一括資料請求(無料)も可能です。ぜひご利用ください。
【比較表】おすすめのシングルサインオン(SSO)システム
SSO製品は多機能で選択肢も多いため、自社に最適なシステムを選ぶのは容易ではありません。以下では、「ITトレンド上半期ランキング2026」において資料請求数の多かった製品を、一覧表形式で紹介します。あわせて、各製品の特徴や傾向もまとめています。認証方式、セキュリティ機能、無料トライアルの有無などを比較検討にお役立てください。
- ●SAMLやFIDO2、代理認証など、対応する認証方式は製品ごとに異なる
- ●ID管理やアクセス制御、オンプレミス連携など、得意分野に違いがある
- ●無料プランや無料トライアルを利用できる製品もある
▶SaaS連携に強いシングルサインオンを比較
ここからは、目的や強み別におすすめのシングルサインオン製品を紹介します。まずは、Microsoft 365やGoogle Workspaceをはじめ、複数のクラウドサービスへのログインを一元化したい企業に適した製品です。連携可能なサービス数や認証方式、導入のしやすさを比較しましょう。
| 製品名 | 全体満足度 | 機能への満足度 | 価格 |
|---|---|---|---|
| HENNGE One Identity Edition | ー | ー | 月額60,000円~/200ID~ ※最小契約ID数:200~ |
| GMOトラスト・ログイン | 4.3(6件) | 4.3 | 月額30,000円~/100ID~ ※無料プランあり |
| AccessMatrixUSO | 4.5(4件) | 4.5 | 月額380円~/アカウント ※最低利用価格:2,280,000円~ |
| Gluegent Gate(グルージェント ゲート) | 4.0(1件) | 4.0 | 月額100円~/ユーザー |
※レビュー評価は2026年7月30日時点における実数を表示しています。"ー"表記はまだレビュー投稿がありません。
HENNGE One Identity Edition
- SAML認証で300超のクラウドサービスと連携が可能
- わかりやすいSSOマニュアルによりスムーズな導入が実現
- ID/パスワードを統合化し、パスワード管理の利便性が向上
HENNGE株式会社が提供する「HENNGE One Identity Edition」は、Microsoft 365やGoogle Workspaceなど多様なクラウドサービスへのアクセスをセキュアかつ便利に管理するIDaaS(Identity as a Service)ソリューションです。SAML認証により300以上のサービスと連携可能で、ID/パスワードの統合化やシングルサインオン(SSO)を通じて利便性とセキュリティを両立します。
| 参考価格 | 月額60,000円~/200ID~ 最小契約ID数:200~ | 無料トライアル | ー |
| 多要素認証 | デバイス証明書認証、ネットワーク制御、スマホアプリでのOTP認証 | ||
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
GMOトラスト・ログイン
- 社内システム、業務アプリ、複数SaaSのIDを効率的に一元管理
- シングルサインオンで情報漏えいのリスクを減らし、利便性も向上
- 迅速に多要素認証を導入し、セキュリティを強化
GMOグローバルサイン株式会社が提供する「GMOトラスト・ログイン」は、ID・パスワードの一元管理やシングルサインオン、多要素認証などに対応したクラウド型ID管理サービスです。直感的な操作で、アクセス制御やユーザー管理を効率化。規模や業種・業界を問わず利用でき、幅広い企業にとって導入しやすいサービスです。無料プランも提供。
| 参考価格 | 月額30,000円~/100ID~ ※無料プランあり | 無料トライアル | 〇 |
| 多要素認証 | Basic認証、SAML認証、フォームベース認証※認証強化オプションあり | ||
AccessMatrixUSO
- IBMiシリーズ、AS/400にも対応!対象アプリを選ばずSSOを実現!
- 対象アプリ、ネットワークの設定変更は一切不要!
- らくらく無料トライアル!お客様にはPCをご用意いただくだけ!
株式会社ハイ・アベイラビリティ・システムズが提供する「AccessMatrixUSO」は、多様なアプリケーションに対応するシングルサインオンシステムです。既存システムやアプリケーションを変更せずに導入可能で、Active Directory連携や多要素認証も備えています。パスワード管理の負担を軽減しながら、利便性とセキュリティの向上を実現します。
| 参考価格 | 月額380円~/アカウント ※最低利用価格:2,280,000円~ | 無料トライアル | ◯ |
| 多要素認証 | ICカード認証、指紋認証、静脈認証、証明書認証 | ||
Gluegent Gate(グルージェント ゲート)
- 連携サービスとのシングルサインオン設定で利便性を向上
- 連携サービスのIDを一元管理することで管理者の負荷を軽減
- 多要素認証、アクセス制限をサービスごとに自由に組み合わせ可能
サイオステクノロジー株式会社が提供する「Gluegent Gate(グルージェント ゲート)」は、複数サービスの利用を前提としたエンタープライズレベルのシングルサインオンソリューションです。Google WorkspaceやMicrosoft 365などのクラウドサービスをはじめ、SAML2.0対応Webアプリケーションと連携できます。また、外部認証機構に対応していないアプリケーションも、代理認証で連携可能です。
| 参考価格 | 月額100円~/ユーザー | 無料トライアル | 〇 |
| 多要素認証 | ワンタイムパスワード認証、FIDO認証、生体認証、アクセスキー認証(COOKIE)、クライアント証明書認証など | ||
▶ID管理・ID統合に強いシングルサインオンを比較
続いて、複数のシステムに分散したユーザーIDや認証基盤を統合し、ID管理を効率化したい企業に適した製品を紹介します。人事システムと連携した従業員アカウントの登録・変更・削除に加え、顧客や取引先を含む複数のID体系を一元化できるか、対象ユーザーや連携範囲を確認してください。
| 製品名 | 全体満足度 | 機能への満足度 | 価格 |
|---|---|---|---|
| Okta Workforce Identity Cloud | 4.0(10件) | 4.0 | 月額940円~/ユーザー |
| OpenCanvas IDaaS | ー | ー | お問い合わせください |
※レビュー評価は2026年7月30日時点における実数を表示しています。"ー"表記はまだレビュー投稿がありません。
Okta Workforce Identity
- フィッシングに強い認証フローでログインをより簡単・安全にする
- ADやLDAP等と統合。全てのIDを単一コントロールプレーンから管理
- ユーザーのアクセスを1か所で管理しアクティビティを適切に把握
Okta Japan株式会社が提供する「Okta Workforce Identity Cloud」は、シングルサインオンに加えて多要素認証、ID管理などの機能を備えたアイデンティティ管理ソリューションです。8,000を超えるアプリと連携しており、フィッシング対策や特権アクセス管理にも対応。さらに人事システムとの連携でアカウント管理を自動化します。
| 参考価格 | 月額940円~/ユーザー | 無料トライアル | 〇(30日間) |
| 多要素認証 | ワンタイムパスワード認証、プッシュ認証、FastPass、指紋・顔認証 | ||
OpenCanvas IDaaS
- コンサルティングを含む導入支援
- ID統合・ID連携に向けた多様なご要望に柔軟に対応
- NTTグループの資産を活かした価格競争力ある料金体系
株式会社NTTデータが提供する「OpenCanvas IDaaS」は、シングルサインオンやID連携、認証・認可、ユーザー管理を一元化できるID統合・ID管理サービスです。複数システムの認証基盤を統合し、利便性とセキュリティの両立を図れます。既存システムとの連携や段階的な導入にも対応し、高い信頼性が求められる環境での運用にも適しています。
| 参考価格 | ー | 無料トライアル | ー |
| 多要素認証 | SMS認証、生体認証(FIDO2.0) | ||
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
ここまでに紹介した製品の詳しい機能や連携サービス、料金を確認したい方は、資料をまとめて取り寄せて比較しましょう。
▶多要素認証・アクセス制御に強いシングルサインオンを比較
ここでは、不正ログイン対策や社外アクセスのセキュリティを強化したい企業向けの製品を紹介します。FIDO2や端末証明書、ワンタイムパスワードなどの認証方法に加えて、接続元や端末に応じたアクセス制御の柔軟性も比較しましょう。
| 製品名 | 全体満足度 | 機能への満足度 | 価格 |
|---|---|---|---|
| IIJ IDサービス | ー | ー | SSO連携+多要素認証:月額210円/ID |
| CloudGate UNO | 3.8(5件) | 3.6 | 初期費用100,000円~、月額400円~/ユーザー ※最小契約ID数:100~ |
※レビュー評価は2026年7月30日時点における実数を表示しています。"ー"表記はまだレビュー投稿がありません。
IIJ IDサービス
- 超図解マニュアルと直感的・シンプルなUIで導入・運用がカンタン
- デバイス証明書認証やFIDO2認証など、さまざまな認証機能に対応
- 複数の国内DCで稼働する万全のセキュリティ体制
株式会社インターネットイニシアティブが提供する「IIJ IDサービス」は、簡単・便利なSSO(シングルサインオン)と不正ログイン対策を実現する認証管理サービスです。直感的なUIと超図解マニュアルで導入・運用が容易。デバイス証明書認証やFIDO2認証など多様な認証方式に対応し、人や場所に応じたアクセス制御も可能です。
| 参考価格 | SSO連携+多要素認証 月額210円 /ID | 無料トライアル | ◯ |
| 多要素認証 | デバイス証明書認証、FIDO2認証など | ||
CloudGate UNO
- 認証機能とアクセス条件機能を組み合わせた柔軟なアクセス制限
- ゼロトラストモデルのシングルサインオンでユーザーの利便性向上
- ユーザーの活動状況などを一元管理することで管理コストの削減
株式会社インターナショナルシステムリサーチが提供する「CloudGate UNO」は、ゼロトラストモデルにもとづくシングルサインオン機能を備えたセキュリティソリューションです。アクセス時の認証方式をパスワード、パスワードレス、多要素認証から選べ、利便性を向上させます。誰が、何を使って、どこからアクセスするかを特定し、高度なアクセス制限を実現します。
| 参考価格 | 初期費用100,000円~ 月額400円~/ユーザー ※最小契約ID数:100~ | 無料トライアル | 〇(1か月) |
| 多要素認証 | パスワード認証、パスワードレス認証(FIDO2/Pocket CloudGate)、多要素認証(パスワード/ワンタイムパスワードなど)の3つのカテゴリより選択 | ||
▶クラウド・オンプレミス連携に強いシングルサインオンを比較
クラウドサービスだけでなく、社内のオンプレミスシステムや独自システムにもSSOを適用したい企業向けの製品を紹介します。複数の認証方式への対応状況や、Active Directory・LDAPとの連携、社内ネットワークへの導入方法を確認しましょう。
| 製品名 | 全体満足度 | 機能への満足度 | 価格 |
|---|---|---|---|
| SeciossLink | ー | ー | 月額150円~/ユーザー |
| Secioss Access Manager Enterprise(SAME) | ー | ー | 年額720,000円/~500ユーザー |
※レビュー評価は2026年7月30日時点における実数を表示しています。"ー"表記はまだレビュー投稿がありません。
SeciossLink(セシオスリンク)
- シングルサインオンであらゆるサービスに連携
- IDの一元管理で業務効率化
- FIDO認証や証明書認証などの多要素認証で認証を強化
株式会社セシオスが提供する「SeciossLink」は、シングルサインオンと統合ID管理をあわせたSaaS型のサービスです。クラウドサービスだけでなく、社内のオンプレミスシステムでもシングルサインオンが可能です。また、多くのAPIを備えており、さまざまなシステムとの連携が柔軟に行えます。さらに、クラウドサービスの利用状況を可視化して危険を検知するCASB機能が搭載されているので、セキュリティリスクの低減が期待できるでしょう。
| 参考価格 | 月額150円~/ユーザー | 無料トライアル | 〇(30日間) |
| 多要素認証 | ワンタイムパスワード、FIDO認証、クライアント証明書、統合Windows認証(デスクトップSSO)、生体認証など | ||
Secioss Access Manager Enterprise(SAME)
- シングルサインオンであらゆるサービスに連携
- FIDO認証や証明書認証などの多要素認証で認証を強化
- 柔軟なルール設定が可能なアクセス制御機能を搭載
株式会社セシオスが提供する「Secioss Access Manager Enterprise(SAME)」は、ユーザーごとにポータル画面が用意されているシングルサインオン・アクセス管理ソフトウェアです。ユーザー・所属グループ・接続元IPアドレス・時間帯など、アクセス制限のセグメントを細かく設定可能です。また、対応アプリケーションにはプライベートクラウド内のシステムのほか、学術認証フェデレーションなども含まれており、幅広い現場で活用できるでしょう。
| 参考価格 | 年額720,000円/~500ユーザー | 無料トライアル | ー |
| 多要素認証 | FIDO認証、クライアント証明書認証、統合Windows認証、ワンタイムパスワード認証、SAML認証など | ||
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
▶ネットワーク認証も一元化できるシングルサインオンを比較
無線LANやVPN、ネットワーク機器などの認証情報も一元化したい場合は、LDAPやRADIUSに対応した認証基盤向けの製品が適しています。対応するネットワーク機器や認証方式、アカウント管理機能、可用性を確認しましょう。
| 製品名 | 全体満足度 | 機能への満足度 | 価格 |
|---|---|---|---|
| AXIOLE | ー | ー | 1,200,000円~(ハードウェアアプライアンス版) |
※レビュー評価は2026年7月30日時点における実数を表示しています。"ー"表記はまだレビュー投稿がありません。
AXIOLE
- ネットワーク認証に必要なスキーマ構築済みの認証アプライアンス
- LDAP/RADIUS認証に対応し様々なネットワーク機器から認証が可能
- 「時間」や「場所」を考慮した、より厳密な複合認証が可能
株式会社ネットスプリングが提供する「AXIOLE」は、ネットワーク認証のスキーマ構築済みの認証アプライアンスです。LDAP/RADIUSプロトコルに対応し、さまざまなネットワーク機器での認証を可能にします。ID管理を一元化し、人事異動などでのアカウント管理作業を大幅に簡略化します。
| 参考価格 | 1,200,000円~ ※ハードウェアアプライアンス版 | 無料トライアル | 〇 |
| 多要素認証 | ワンタイムパスワード認証、クライアント証明書など | ||
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
製品を絞りきれない場合は、資料請求数をもとにした最新ランキングも参考にしてください。多くの企業から検討されているSSO製品を確認できます。
シングルサインオン(SSO)に関するよくある質問
シングルサインオンの導入を検討する際によくある疑問について回答します。
SSOとIDaaSの違いは何ですか?
SSOは、1回の認証で複数のシステムやサービスへログインできる仕組みです。一方、IDaaSはクラウド上でID管理や認証機能を提供するサービスを指します。
IDaaSにはSSOのほか、多要素認証、アクセス制御、ユーザーIDの登録・削除、ログ管理などが含まれる場合があります。SSOは機能や仕組みの名称、IDaaSはそれらをクラウド上で提供するサービス形態と考えるとわかりやすいでしょう。
SSOと多要素認証の違いは何ですか?
SSOは複数のサービスへのログインを1回にまとめる仕組みで、多要素認証は異なる種類の情報を組み合わせて本人確認を行う仕組みです。例えば、パスワードに加えて、端末証明書やワンタイムパスワード、生体情報などを利用します。
SSOだけでは、認証情報が漏えいした場合に複数のサービスへ不正アクセスされる可能性があります。そのため、多要素認証を組み合わせて認証を強化することが重要です。
Microsoft 365やGoogle Workspaceにも利用できますか?
多くのSSO製品が、Microsoft 365やGoogle Workspaceとの連携に対応しています。ただし、利用できる認証方式や必要なプラン、設定方法は製品ごとに異なります。
現在利用しているサービスのエディションも含めて連携条件を確認し、必要に応じて無料トライアルや検証環境でログイン方法を試しましょう。
オンプレミスの社内システムにも接続できますか?
オンプレミス環境に対応したSSO製品であれば、社内のWebシステムやActive Directoryなどと連携できます。クラウド型製品でも、専用エージェントやゲートウェイを社内へ設置することで接続できる場合があります。
ただし、対象システムの認証方式によっては改修や個別設定が必要です。導入前にシステムの一覧と認証方法を整理し、ベンダーへ連携可否を確認してください。
SSOに障害が起きるとログインできなくなりますか?
SSOの認証基盤に障害が発生すると、連携しているサービスへログインできなくなる可能性があります。そのため、データセンターやサーバの冗長化、障害時の代替認証、復旧体制を確認することが重要です。
すでにログインしているサービスを引き続き利用できるか、管理者が一時的にSSOを解除できるかなども製品によって異なります。事業継続の観点から、障害時の運用方法を事前に決めておきましょう。
無料で利用できるSSO製品はありますか?
ユーザー数や機能に制限を設けた無料プランを提供している製品もあります。また、多くの製品では、一定期間利用できる無料トライアルが用意されています。
ただし、無料プランでは多要素認証や高度なアクセス制御、サポートなどが制限される場合があります。長期運用を前提とする場合は、有料プランを含めて必要な機能と総費用を比較しましょう。
SSOを導入すればパスワードは不要になりますか?
SSOを導入しても、必ずしもパスワードが不要になるわけではありません。最初にSSOへログインする際は、IDとパスワードを利用する製品もあります。
パスワード入力そのものをなくしたい場合は、FIDO2や生体認証、端末証明書などを利用したパスワードレス認証に対応する製品を選びましょう。
まとめ
シングルサインオン(SSO)は、業務効率とセキュリティの両立を実現できる有効な手段です。ただし、製品ごとに連携可能なサービスや機能、費用、運用性は異なるため、以下のポイントを比較して自社に適した製品を選びましょう。
- 対応サービスとの互換性:自社で使っているシステムとスムーズに連携できるか。
- セキュリティ機能:多要素認証や不正アクセス対策が備わっているか。
- 運用管理のしやすさ:ユーザー管理やログ確認などの操作が簡単か。
- ユーザビリティ:従業員が迷わず使えるシンプルな操作性か。
- スケーラビリティ:将来の拡張やユーザー追加に柔軟に対応できるか。
- コスト・サポート:料金体系やサポート内容が自社の要件にマッチするか。
失敗しないSSO選びの第一歩として、まずは無料の一括資料請求を。費用感や機能を比較できるので、導入の不安を減らしながら検討を進められます。



