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UTMアプライアンスとは?機能・メリット、クラウド型との違いも解説

2024年02月15日 最終更新

UTM(統合脅威管理)の製品一覧
UTMアプライアンスとは?機能・メリット、クラウド型との違いも解説

セキュリティ対策を検討する中で「UTMアプライアンス」という言葉を聞いたけど、正直何のことかわかっていないという方は多いのではないでしょうか。UTMアプライアンスについて知ることで、現在のセキュリティを大きく強化することにつながります。

この記事ではUTMアプライアンスの意味と背景、機能やメリットに加え、クラウド型との違いまで網羅的に解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

    UTMアプライアンスとは

    まずはUTMアプライアンスの意味を確認し、その後なぜUTMアプラインが生まれたのか、その背景について解説していきます。

    UTMの機能を備えた機器のこと

    UTMアプライアンスとは、一言でいうと「UTMの機能を備えた機器」のことです。主な機能としてファイアウォールやVPNなどを備えており、一台のアプライアンス(機器)で総合的なセキュリティを実現するものです。主な機能やメリットについては以下で詳しく解説していきます。

    UTMアプライアンス登場の背景

    企業に情報セキュリティが求められるようになったのは1990年代後半、インターネットに多くの企業が接続されるようになってからのことです。それまでセキュリティといえば、パソコンへのウィルス対策程度で十分でした。

    しかし、インターネットを介して企業ネットワークにアクセスし、企業の機密情報を盗み取ったり、システムの破壊をもくろむ悪意ある集団が出現したのです。このようなハッカーたちが繰り出す攻撃に対応するため、様々なセキュリティ対策製品が登場しました。

    外部からの攻撃を遮断するファイアウォールの登場

    まず、外部からの不正アクセスを防ぐために開発されたのが「ファイアウォール」です。ファイアウォール(FireWall)は防火壁のことで、火事の広がりを抑えるような役目をし、外部からの攻撃を遮断します。

    ファイアウォールが浸透するにつれ、専用のハードウェアとともに提供されるようになり、「アプライアンス型」が登場しました。特定の機能や用途に特化した専用機器のことです。専用機にすることで、導入が容易になり、短期間で稼働させることが可能になりました。

    ファイアウォールを多機能化したUTMの登場

    やがて、ファイアウォールは多機能化して、「UTM(統合脅威管理)」という概念が生まれます。UTMはファイアウォールに加え、VPN、Webフィルタリング、アンチウィルスなどの機能が追加され多機能化したセキュリティ製品です。これが専用機器になり、「UTMアプライアンス」が誕生しました。

    そもそもUTMとは何かについてさらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

    関連記事 UTMとは?仕組みや機能、導入メリットなどをわかりやすく解説
    UTMツール紹介ページ遷移画像

    UTMアプライアンスの機能

    ここではUTMアプライアンスの機能を紹介します。多くのセキュリティ機能を1台で提供するUTMアプライアンスの最大の特長は多機能であることです。その主な機能は以下となります。

    ・ファイアウォール
    UTMの母体の1つとなった代表的な機能。外部ネットワークからの不正アクセスを遮断します。
    ・WAF(Web Application Firewall)
    アクセスデータの本文まで精査し、攻撃特有のパターンを検知して要求を拒否します。
    ・アンチウィルス
    本来なら個々のパソコンやサーバにインストールしていたものです。UTMに搭載することでパターンファイルの確実な更新が可能となります。
    ・IPS/IDS(Intrusion Protection System/Intrusion Detection System)
    不正アクセスを検知・遮断することができます。
    ・Webフィルタリング
    インターネット上のサイト閲覧を制限します。
    ・VPN機能
    データを暗号化して、盗聴を防ぎます。

    UTMの機能についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

    関連記事 UTMの基本機能とは?オプション機能例も徹底解説!

    UTMアプライアンスのメリットとは

    次にUTMアプライアンスのメリットについて解説していきます。具体的なメリットとしては「機能選択の容易性」と「導入・運用の容易性」の2つがあります。それでは、それぞれ詳しく確認していきましょう。

    機能の選択が容易

    多機能なUTMですが、すべての機能を一気に利用する必要はありませんし、そのような企業も多くはありません。ステップを追って欲しい機能を追加します。これが可能なのもUTMアプライアンスのメリットです。

    導入と運用の容易性

    UTMアプライアンスは、すでに説明しているようにハードウェアと一体化しているため、短期間での導入が可能です。さらに操作性も統一されており運用が容易。セキュリティ担当者がいない中小企業においても簡単に導入でき、運用も基本的に一台をチェックすればいいので手間はかかりません。

    中小企業でUTMがおすすめな理由と選び方については以下の記事で解説していますので、中小企業の担当者の方はぜひ参考にしてみてください。

    関連記事 中小企業こそUTMを導入するべき?必要性と失敗しない選び方

    UTMアプライアンスとクラウド型の違い

    アプライアンス型のUTMに対するのがクラウド型UTMです。クラウド型UTMは、UTMサービスをクラウド上で提供しているもので、専用機器を含むハードウェアの導入は必要ありません。

    現在多くのIT製品がクラウド化する中、UTMも今後クラウド化が進むと考えられています。クラウド型のUTMについては以下の記事で詳しく解説していますので、より選択肢の幅を増やして自社に合うものを選択したいという方はご参照ください。

    関連記事 クラウド型UTM製品を比較!自社に適した選び方も徹底解説

    UTMアプライアンスを利用してセキュリティを強化しよう!

    UTMアプライアンスは、初めてのセキュリティ装置として、中小規模の企業の情報セキュリティ構築の第一歩として、お勧めの製品です。

    導入する際は、自社のセキュリティ環境にあった製品を導入しなければ、適切なセキュリティ対策は難しいでしょう。セキュリティ対策は非常に重要ですので、一度製品の資料を請求し、資料をお手元に置きながら、じっくりと検討されることをおすすめします。また、以下の記事でも製品について説明していますので、合わせて参考にしてみてください。

    関連記事 【2025年】UTMおすすめ7製品を機能や特徴で比較!選び方も解説
    UTMツール紹介ページ遷移画像
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