企業が無線LANを導入する前の課題
スマートフォン、タブレット、ノートPCといったモバイル端末の普及で、どこでも仕事ができる環境が求められています。しかし、多くの企業では、デスクトップPCを利用していたり、有線LANを利用してたりして、ネットワーク環境などの物理的な制限があります。その場合には、下記のような課題が生じているでしょう。
- 1.有線LANが設置されていない場所での情報共有の方法が限られてしまう。
- 2.座席移動やオフィスレイアウトの変更が簡単にできない。
- 3.拠点間の出張時に日常使っている端末を使えず、資料準備などで時間とコストがかかる。
このようなオフィス環境空間の課題をかかえる企業の課題を、無線LANの導入が解決できます。
無線LAN構築のメリット
代表的な下記3つのメリットが、企業のネットワーク利用にかかわる課題を解決します。メリット1 社内の場所を問わず打ち合わせや情報共有ができる
業務で問題点が発生した場合、複数の部署や担当者に相談や承認を得て解決を図るときに無線LANは便利です。
無線LANを導入することで、有線LANのない場所でも、手元に持参しているスマホやタブレットでデータを表示させることができます。これにより、業務の効率が高まり、生産性の向上が図れます。
メリット2 個人の席を固定しないのでフリーアドレスが実現できる
今までのオフィス環境は、座席があり、ひとつひとつにデスクトップPC、有線LAN・ルータ等という機器を設置する必要がありました。
近年、企業では事業の拡大により、多種多様なプロジェクトを進めることも多くなっています。その際、直ぐに問題になることは、座席レイアウトの変更です。レイアウトの検討など、検討に時間がかかるだけでなく、機器の設置変更など、コストもかかることになります。
そんな中、無線LANを構築することで、座席レイアウトを設定せず、どこの場所でも仕事ができる環境「フリーアドレス」が可能になります。プロジェクト内で自由に座席を決めることができるので、業務を効率化し生産性が向上します。また、ひとつひとつの機器を配置する必要がなくなり、コストも削減できます。
メリット3 別オフィス出張時の業務効率化とコスト削減
支店や営業所への出張時、打ち合わせで使う資料などを前日に揃えコピーなどを行い準備をします。事前準備に時間がかかる上、当日資料不足や突然の問題点の発覚で、結果的にその場で内容を確定することができず、再度打ち合わせになるといったことも多いと思います。
そのようなとき、全支店・営業所に無線LANの環境を構築することで、使い慣れたノートPCやスマートフォン、タブレットの機器をそのまま別支店・営業所で使うことができ、突然の問題点の即時対応ができるようになります。また、利便性が良くなるだけでなく、業務の効率化を図ることができ、再度の打ち合わせの回数もなくなるため、コスト削減の貢献ができます。
無線LANのデメリットは
無線LANを導入することのデメリットも理解しておきましょう。
速度、回線の安定性
無線LANは、固定の回線である有線LANと比較するとやはり速度と通信の安定性では劣ることがあります。利用する場所や社内でのアクセスが集中したりすることによって、一時的に通信が重くなったりつながりにくいことが生じます。無線LAN導入の際には、オフィス内のレイアウトや利用台数などを正確に把握し、十分なスペックの製品を導入することで対応しましょう。
セキュリティのリスク
無線LANは、ネットワークを介してどこからでもアクセスできるというメリットがある特性から、有線LANと比較してセキュリティのリスクがあります。具体的には盗聴や不正なアクセスです。最近の無線LANはセキュリティ対策が整っている製品が多く販売されていますので、確認してから導入することをおすすめします。
無線LANでオフィス業務の効率化を実現しよう
社内にあるネットワークインフラの課題を無線化することで、どのように解決することができるのか、3つのメリットに整理して紹介しました。有線LANと比較してデメリットももちろんありますが、これからの企業のネットワーク環境の改善のために、一度は検討する価値があるでしょう。
ノートPCやスマートフォン、タブレットと無線LANと組み合わせることで、デバイスの携帯性を活かして、柔軟で効率的なオフィス環境を構築できます。
もし古くなったデスクトップPCの入れ替えの検討があるなら、ノートPCへの置き換えと同時に無線LAN環境の導入も併せて検討してみると良いでしょう。全社の生産性を大きく向上させるチャンスかもしれません。