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AI機能搭載のウィルス対策ソフトを比較!AIの活用方法や運用のコツも紹介

AI機能搭載のウィルス対策ソフトを比較!AIの活用方法や運用のコツも紹介

AI機能搭載のウィルス対策ソフトは、機械学習や振る舞い検知を使い、従来の定義ファイルだけでは見つけにくい未知のマルウェアにも備える仕組みです。ただし、検知の方式や運用のしかたは製品ごとに異なります。この記事では、ウィルス対策のAIの仕組み、比較ポイント、活用方法、運用のコツを解説します。

この記事は2026年11月時点の情報に基づいて編集しています。
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目次

    ITトレンドがおすすめする製品・サービス

    ■AIによる検知の方式別
    ■運用の負担別

    ウィルス対策ソフトのAIが担う検知の仕組み

    ウィルス対策ソフトのAIは、ファイルや端末の動きから、悪意のあるプログラムを見つける役割を担います。従来の方式との違いを知ると、AI機能の位置づけが理解しやすくなります。

    定義ファイルを使う従来方式との違い

    従来のウィルス対策ソフトは、既知のウイルスの特徴を記録した定義ファイルと照合して、検知する方式が中心でした。この方式は、すでに知られているウイルスに有効ですが、新しい種類への対応が遅れる場合があります。

    AIを使う方式は、ファイルの特徴や動きから、悪意がありそうかを推定します。定義ファイルによる検知と組み合わせて使う製品もあります。

    機械学習でファイルの特徴を判定する方法

    機械学習とは、大量のデータから特徴のパターンを学習させ、新しいデータを分類する技術です。ウィルス対策では、正常なファイルと悪意のあるファイルの特徴を学習し、実行前に危険性を判定します。

    実行する前に判定できるため、未知の種類にも対応できる可能性があります。ただし、判定が必ず正しいとは限らず、正常なファイルを危険と判定する誤検知も起こりえます。

    振る舞い検知で不審な動きを見つける方法

    振る舞い検知は、プログラムが動作するときの挙動を監視し、不審な動きを見つける方式です。例えば、短時間に大量のファイルを書き換える動きなどを、異常として検知します。

    ランサムウェアのように、実行されてから被害が広がる攻撃に備える際に役立ちます。端末で動作を監視するため、処理の負荷にも注意が必要です。

    関連記事 ウィルス対策の4つの機能とは?基本から丁寧に解説

    AI機能搭載のウィルス対策ソフトを比較するポイント

    AI機能の有無だけでは、製品の違いは見えません。検知の方式や管理のしかたを具体的に確認すると、自社の環境にあう製品を選びやすくなります。

    AIの検知方式と処理を行う場所

    AIによる判定を端末の中で行うのか、提供会社のクラウドで行うのかは、確認したい大きな違いです。端末内で処理する製品は、ネットワークに接続できない環境でも判定できる場合があります。

    クラウドで処理する製品は、最新の情報を反映しやすい一方、通信環境に左右される場合があります。自社の業務環境にあわせて検討しましょう。外出先で使う端末が多い場合は、通信が不安定な状況での動作も確認しておきます。

    誤検知への対応と除外設定

    AIは、業務で使う独自のソフトや社内で作ったファイルを、危険と誤って判定することがあります。誤検知が起きた際に、特定のファイルやフォルダを検知の対象から外せるかを確認します。

    除外設定は、管理者が管理画面で一括して行えるかも比較のポイントです。除外のしすぎは、見逃しにつながるため、記録を残す運用が必要です。除外の追加や削除は、管理者の承認を経て行うルールにしておくと安心できます。

    管理画面で確認できる検知情報の範囲

    検知した内容を、管理画面でどこまで確認できるかも製品によって異なります。検知した日時、端末、ファイルの場所、判定の理由が見られると、原因の調査が進めやすくなります。

    複数の端末の状況を、一覧で確認できるかも重要です。確認できる情報の範囲を、無料トライアルなどで実際に見て比べましょう。

    関連記事 失敗しないウィルス対策の選び方とは?3つのポイントから理解しよう!

    AIの検知結果を活用する方法

    AI機能は、検知して終わりではなく、結果を読み解いて活用することで価値が高まります。検知情報を、被害の拡大防止と再発防止につなげましょう。

    アラートの重要度を見分けて優先する

    日々の検知情報には、緊急性が高いものと低いものが混在します。製品によっては、AIが重要度を段階で表示する機能があり、対応の優先順位を決める助けとなります。

    重要度の高いアラートは、すぐに端末をネットワークから切り離すなど、対処の手順をあらかじめ決めておきます。担当者が迷わず動ける状態を整えましょう。

    検知の経路と影響範囲を確認する

    ウイルスが検知された際は、どの経路から侵入したのか、ほかの端末に広がっていないかを調べます。メールの添付ファイル、Webサイト、USBメモリなど、経路は複数考えられます。

    端末の動きを詳しく記録して調べられる製品もあります。調査が難しい場合は、提供会社や専門事業者への相談も選択肢に入れましょう。

    検知の傾向を社内に共有する

    一定期間の検知件数や種類を集計して、報告にまとめます。検知されやすい経路や、繰り返し検知される端末が分かると、対策の重点を決められます。

    集計した結果は、社内の注意喚起や研修の題材として活用できます。管理者だけで抱え込まず、情報を共有する仕組みを作りましょう。共有の頻度は、月に1回など無理のない間隔で決めると続けやすくなります。

    関連記事 今さら聞けないウイルス対策とは?ウイルスの種類から対策まで!

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    AI機能を運用で活かすコツ

    AI機能を導入しても、設定や運用が適切でなければ、本来の力を発揮できません。日々の運用で押さえたい点を整理します。

    初期設定と検知の強さの調整

    AI機能には、検知の厳しさを段階で選べる製品があります。厳しくすると見逃しは減る一方、誤検知が増えて業務に影響する場合があります。

    最初は標準の設定で運用し、検知の状況を見ながら調整する進め方が現実的です。変更した内容と日付は、記録に残しておきましょう。

    誤検知の扱いと報告の流れ

    誤検知を見つけた従業員が、すぐに管理者へ連絡できる窓口を決めておきます。連絡の方法が分からないと、自己判断で検知を無効にしてしまうおそれがあります。

    誤検知と判断した事例は、記録として残して共有します。判断に迷う場合は、提供会社に確認して、除外の可否を決めましょう。

    ソフトの更新と動作状況の確認

    AIのモデルや定義ファイルは、定期的に更新されます。更新が止まっている端末がないか、管理画面で確認する習慣をつけます。

    長期間オフラインだった端末や、在宅勤務の端末は、更新が遅れる場合があります。更新状況を一覧で確認し、遅れている端末へ個別に対応しましょう。端末の利用者にも、定期的にネットワークへ接続するよう案内しておきます。

    ウィルス対策ソフトのAIが苦手とする場面

    AIは便利な技術ですが、得意不得意があります。限界を理解したうえで使うと、期待しすぎによる対策の抜けを防げます。

    新しい攻撃手法への判定の遅れと誤判定

    AIは過去のデータから学習するため、学習内容と大きく異なる新しい攻撃手法には、判定が遅れる場合があります。反対に、正常な動作を危険と誤って判定する場合もあります。

    こうした限界があるため、AIの判定を絶対視せず、定義ファイルによる検知やほかの対策とあわせて使う姿勢が大切です。判定の根拠を管理画面で確認できる製品なら、調査に役立ちます。

    端末の性能と動作環境による影響

    AIによる解析は、端末の処理能力を使う場合があります。古いパソコンや、動作の軽さが求められる端末では、動作が遅くなる可能性があります。

    導入前に、動作に必要なOSやメモリなどの条件を確認します。実際の業務で使う端末で試用し、動作への影響を確かめましょう。

    AIに頼りきらないための多層防御

    AI機能を備えていても、あらゆる攻撃を防げるとは限りません。ほかの対策とあわせて、複数の層で守る考え方が大切です。

    メールとWebの入口での対策

    マルウェアの侵入は、メールの添付ファイルや不審なWebサイトが入口になる場合があります。メールの送信元の確認や、不審なリンクを開かない習慣が、基本の対策です。

    メールの受信段階で不審なものを選別する仕組みや、Webの閲覧を制限する仕組みも、あわせて検討できます。

    OSとソフトの更新、バックアップ

    OSや業務ソフトの更新を怠ると、既知の脆弱性を突かれるおそれがあります。更新の適用を、定期的な作業として決めておきます。

    万一の被害に備え、重要なデータのバックアップも欠かせません。バックアップは、ネットワークから切り離した場所にも保管する方法があります。

    関連記事 ルートキットとは?攻撃手法から予防策まで解説!

    AI検知に対応したウィルス対策の一覧

    AIや機械学習による検知の方式と、管理画面での運用のしやすさが分かるように、掲載製品の特徴を一覧にまとめました。

    製品名特徴
    IIJセキュアエンドポイントサービスAI(機械学習)の検知エンジンを採用したクラウド型のエンドポイント保護
    ウイルスバスター ビジネスセキュリティサービスパターンファイルに加え、AIを活用した未知の脅威への対応機能を搭載
    FortiClientAIや機械学習を用いた保護機能を搭載。USBデバイス制御やログ管理にも対応
    EXOセキュリティ人工知能の機械学習とクラウド分析技術を採用したウイルス対策
    プロテクトキャットパターンファイル不要のAIを搭載。操作ログや脅威状況を可視化できる
    InterceptXAdvancedforServerAIのディープラーニングを活用し、サーバーを未知の脅威やランサムウェアから保護
    Microsoft Defender for Business中小規模企業向けのAI搭載デバイス保護ソリューション
    SophosEndpointProtectionディープラーニングAIで既知・未知のマルウェアを検知。Sophos Centralで一元管理
    SymantecEndpointProtectionCloud機械学習と多層防御で高度な脅威を防御。クラウド管理コンソールで一元管理

    AIによる検知を備えたウィルス対策製品

    未知のマルウェアへの対応を重視する企業向けに、AI、機械学習、ディープラーニングを活用した製品を紹介します。検知の仕組みとあわせて、管理画面や運用体制も確認しましょう。

    IIJセキュアエンドポイントサービス

    株式会社インターネットイニシアティブ
    製品・サービスのPOINT
    1. AIを駆使した「Aurora Protect」で、未知のマルウェアも検知
    2. 脅威の可視化から分析までをワンストップで実現
    3. ネットワーク全体で脅威を調査

    株式会社インターネットイニシアティブが提供する「IIJセキュアエンドポイントサービス」は、アンチウイルスやIT資産管理などの機能をクラウドで提供するエンドポイントセキュリティサービスです。パターンファイルではなく、AI(機械学習)を利用した検知エンジン「Aurora Protect」を採用し、ファイルの特徴や構造からマルウェアを判定します。疑わしいファイルの取得や、感染した端末のネットワークからの隔離といった対応も、同じ管理画面から実行できます。

    ウイルスバスター ビジネスセキュリティサービス (トレンドマイクロ株式会社)

    製品・サービスのPOINT
    1. PC1台から導入可能
    2. 全デバイス一括管理機能で内部統制を強化
    3. Mac OSやスマホ・タブレットにも対応

    FortiClient (フォーティネットジャパン合同会社)

    《FortiClient》のPOINT
    1. 感染時の隔離を自動化!企業のコンプライアンスを自動で確立!
    2. ソフトウェアのライセンス管理まで一挙に実現!
    3. 導入・更新作業がリモートで完結!在宅ワークでもらくらく導入!

    EXOセキュリティ (株式会社JIRAN JAPAN)

    《EXOセキュリティ》のPOINT
    1. 人工知能の機械学習とクラウド分析技術を採用したウイルス対策
    2. ウイルス、情報漏洩対策からIT資産管理までオールインワンで解決
    3. どこからでもアクセス可能!クラウド上で管理できる管理者ページ

    プロテクトキャット (エムオーテックス株式会社)

    《プロテクトキャット》のPOINT
    1. パターンファイル不要、ネット非接続でも検知可能なAI搭載。
    2. 検知から追跡まで、インシデント対応を効率化するAI機能。
    3. 操作ログや脅威状況を可視化し、ネットワーク遮断まで実現。

    InterceptXAdvancedforServer (ソフォス株式会社)

    製品・サービスのPOINT
    1. AIディープラーニングで既知・未知のマルウェアを検出
    2. 実績のあるランサムウェア対策とファイル復元機能
    3. XDR/MDRによる高度な脅威検出と対応

    Microsoft Defender for Business (日本マイクロソフト株式会社)

    製品・サービスのPOINT
    1. 安価でエンタープライズ級の保護機能を提供。
    2. 管理画面と運用が簡素で使いやすい。
    3. 複数OS対応で、ハイブリッド勤務やリモート環境を包括的に保護。

    SophosEndpointProtection (ソフォス株式会社)

    《SophosEndpointProtection》のPOINT
    1. AIで既知・未知のマルウェアを検知。
    2. ランサムウェア対策とEDRで脅威の調査と対応を支援。
    3. Sophos Centralで複数デバイスをクラウド一元管理。

    SymantecEndpointProtectionCloud (Broadcom Inc.)

    製品・サービスのPOINT
    1. 機械学習と多層防御で高度な脅威を防御。
    2. PC・モバイル・サーバーをクラウド管理コンソールで一元管理
    3. iOS/Android端末をモバイル脅威から保護。

    まとめ

    AI機能搭載のウィルス対策ソフトは、機械学習や振る舞い検知で未知のマルウェアにも備えられる可能性があります。比較する際は、検知の方式、誤検知への対応、管理画面で確認できる情報を具体的に確かめましょう。運用では、検知結果の活用と更新の確認が大切です。製品ごとの違いは、資料請求で比べてみてください。

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    11月02日(月)更新
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