ITトレンド編集部厳選!おすすめのBPMツール
まずは、ITトレンド編集部おすすめのBPMツールを見ていきましょう。
BP Logix / BP Director の比較ポイント
- 業務プロセスの設定も電子フォームもプログラミング不要で簡単!
- “時間による管理”で並列業務の進捗管理や業務予測分析にも対応
- ビジネスルールによる自動化やナビゲート可能なフォームで標準化
アシストマイクロ株式会社が提供する「BP Logix / BP Director」は、業務を見える化して課題を洗い出し、改善をサポートします。経営を改善する機能を多く搭載しているだけでなく、プログラミングが不要なためITの知識がなくても簡単に扱うことが可能です。さらに豊富なレポート機能、予測分析を活用することで、継続的にPDCAをまわせます。
エスコ・ジャパン株式会社が提供する「InnoRules」は、急激に変化するビジネスのシステムにも柔軟に対応できるBPMです。プログラミングが不要であり、8個のルールテンプレートが用意されいるため、可読性に優れ変更しやすいルールを素早く記述できます。InnoRulesを活用してシステム開発すれば、大幅な開発期間の短縮になります。業務基盤をスムーズに整え、業務改革を実現できるでしょう。
Boomi の比較ポイント
- 短時間かつ簡単にアプリケーションを統合する
- あらゆる規模のパートナーネットワークを管理
- 拡張性と安全性に優れたリアルタイム対話型操作
デル株式会社が提供する「Boomi」は、アプリケーションのデータ統合やAPIの管理などアプリケーション開発を支援するクラウド型のプラットフォームです。あらゆる規模のパートナーネットワークを管理し、拡張性と安全性に優れたリアルタイムの対話型操作を可能にします。
製品比較表 |
イチオシポイント |
対象企業規模 |
提供形態 |
参考価格 |
BPM BP Logix / BP Director |
時間軸による業務プロセス管理にも対応していることで、複数部門が並行で職務を進める業務や、進捗管理が重要なプロジェクトなどに対応可能 |
全ての規模に対応 |
オンプレミス / クラウド |
別途お問い合わせ |
BRMS InnoRules |
ルールテンプレートが8個用意されている |
全ての規模に対応」 |
オンプレミス / パッケージソフト |
別途お問い合わせ |
Boomi |
アプリケーションからデータ統合やAPIの設計および管理などアプリケーション開発の分野に最適 |
全ての規模に対応 |
クラウド |
別途お問い合わせ |
まだまだある!BPMツール
ほかにも人気のBPMツールを紹介します。
ARIS
株式会社ユニリタが提供する「ARIS」は企業の業務プロセスの見直し・改善を効率良く行えるシステムです。企業資産を可視化することによって、社内で分析・共有しやすくします。導入した企業にとって最新のビジネスモデルを維持することができ、生産性の低い活動を抑え、変革のスピードアップが可能です。
TriSynergy
株式会社ワイ・ディー・シーが提供する「TriSynergy」は経営状態を、業務・情報・機能の面から客観的な視点で分析し、最適なシステムの構築を行えます。原因分析を行うコンサルティング機能を持っており、今まで見えていなかった課題や問題点を発見可能です。
製品比較表 |
イチオシポイント |
対象企業規模 |
提供形態 |
参考価格 |
ARIS |
200万ライセンス、10,000社以上、20年以上の豊富な実績 |
全ての規模に対応 |
オンプレミス |
別途お問い合わせ |
TriSynergy |
コンサルティングからシステム構築まで対応 |
全ての規模に対応 |
オンプレミス |
別途お問い合わせ |
BPMツールの選び方
つづいて、BPMツールの選び方を見ていきましょう。
業務プロセスを柔軟に変更できるか
BPMツールを選ぶときは、業務プロセスの変更に対して柔軟な対応ができるかがポイントです。対応が遅いツールを選んでしまうと、自社で業務プロセスを変更しても、ベンダー側が対応できずに変革が遅れることがあります。
具体的には、既存システムと連携できたり、リアルタイムで状況把握ができるツールが求められるでしょう。
操作しやすいか
BPMツールは操作性も重要です。BPMによる業務プロセスの改善は自社のビジネスにとって大きな影響を与えます。そのため、正確かつ迅速にシステムの改善ができるBPMツールが必要です。
技術の高いエンジニアだけでなく、なるべく多くの社員が扱えるようなBPMツールを選ぶことが大切です。BPMツールの中には現状の業務フローを分析し、プログラミングなしでシステムを構築できるものもあります。
価格が予算に適しているか
BPMツールを検討する際には、導入によってどのくらいのコスト削減が見込めるか検証しましょう。
BPMツールは、場合によっては企業にとって大きな出費になるため、慎重に導入しなければなりません。BPMツールを複数比較して自社に合った製品の価格相場を確認し、削減できるコストと照らし合わせて妥当な予算を決めることが大切です。
BPMツールを運用するポイント
最後にBPMツールを運用するポイントを見ていきましょう。
BPM導入の目的を見失わないこと
BPMツール導入の目的を明確にし、運用時は目的を見失わないようにしましょう。
BPM運用に失敗する大きな原因は、目的が曖昧で複雑なツールを使いこなせないことです。BPMを導入しても、実際は使っていない機能が多くあったり、期待していた効果が得られないケースがあります。
BPMは業務プロセスを変革するツールですが万能ではありません。全ての業務に当てはめることはできないため、プロジェクトの優先順位を決めて正確な運用をしましょう。
人と機械でできることを分ける
BPMを運用するときには、人と機械が行う業務を分けることが大切です。BPMによって業務プロセスを効率化すれば、業務の負担を減らすことができますが、全ての業務を効率化することは不可能です。
BPMが介入しにくい業務は、人の手で改善していく必要があります。まずは、BPMツールでできることとできないことを理解して整理することが大切です。
BPMの機能やできることについては下記の記事も参考にしてください。
関連記事
watch_later
2019.11.28
BPMとは何か、知っておきたい特徴と機能
続きを読む ≫
部門間の協力体制を整える
業務プロセスの改善は1つの部署だけで行われることではないため、部門間の協力体制を整えることが重要です。特に企業にとって重要度が高い業務プロセスを改善する際は、影響が大きいため慎重に実施しなければなりません。
そのため、部署間で綿密な連携をとる必要があります。例えば、複数の部署にまたがるプロセスを改善するときは、各部署の責任者の意見を交換しましょう。メンバーが一体となってBPMの意義や改善するプロジェクトを認識することで、BPM導入は成功します。
BPMツールを活用し、業務を効率化!
BPMツールを導入すれば、現状の業務プロセスの可視化・分析・改善ができるでしょう。しかし、高機能なシステムを導入すれば効果を得られるというわけではありません。まずは自社に最適なBPMツールを見つけるために複数の製品を比較検討しましょう。
予算内のシステムであることはもちろん、使いやすさも重要です。また、導入する目的を見失ってはいけません。BPMでできることを把握し、適切な運用を行って業務を効率化しましょう。