JavaScriptの開発環境を構築する方法
JavaScriptはブラウザだけでも実行できますが、本格的に開発する場合は、コードを記述・実行・デバッグするための環境を整えると効率的です。主な開発環境として、以下の4つがあります。
- ■ローカル環境
- パソコンにテキストエディタなどをインストールして開発する。
- ■オンライン開発環境
- ブラウザ上でコードの記述や実行を行う。
- ■統合開発環境(IDE)
- コード編集やデバッグなど、開発に必要な機能をまとめて利用する。
- ■サーバサイド・クラウド環境
- Node.jsやクラウドサービスなどを利用してJavaScriptを実行する。
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
ローカル環境でテキストエディタを使用する
もっとも基本的なのは、パソコンにテキストエディタをインストールしてJavaScriptのコードを記述する方法です。HTMLファイルなどと組み合わせて作成したプログラムをWebブラウザで開けば、JavaScriptを実行できます。
テキストエディタには無料で利用できるものも多く、JavaScriptだけでなくPythonやRubyなど複数のプログラミング言語に対応した製品もあります。拡張機能によってコード補完やデバッグ、バージョン管理などの機能を追加できる製品もあり、用途に応じて柔軟に開発環境を整えられます。
また、Google ChromeやFirefoxなど主要なWebブラウザには開発者向けツールが備わっています。コンソールを使ったJavaScriptの実行やエラーの確認、DOM・CSSの検証などに活用できます。
オンライン開発環境を利用する
オンライン開発環境とは、ブラウザ上でコードの記述や実行、動作確認などを行えるサービスです。パソコンへのソフトウェアのインストールや細かな環境設定を行わずに利用できるため、JavaScriptを学習したい初心者や、簡単なコードをすぐに試したい場合にも向いています。
HTML・CSS・JavaScriptをまとめて編集し、実行結果をリアルタイムで確認できるサービスもあります。また、作成したコードをURLで共有できるサービスなら、複数人でのレビューやサンプルコードの公開にも便利です。
統合開発環境(IDE)を使用する
統合開発環境(IDE)とは、プログラム開発に必要なさまざまな機能を1つにまとめたツールです。コードエディタをはじめ、コード補完やデバッグ、リファクタリング、バージョン管理などの機能を備えています。
JavaScriptやTypeScriptに特化したIDEのほか、JavaやPythonなど複数のプログラミング言語に対応する製品もあります。ReactやVue.js、AngularなどのJavaScriptフレームワークを利用した開発では、対応するIDEを導入すると作業を効率化しやすいでしょう。
一方、多機能なIDEはテキストエディタと比較して操作項目が多く、使い方を覚えるまでに時間がかかる場合があります。必要な機能や開発規模に応じて選択することが大切です。
サーバサイド・クラウド環境を利用する
JavaScriptはWebブラウザ上の処理だけでなく、Node.jsなどの実行環境を利用してサーバサイドでも活用されています。フロントエンドとバックエンドの両方をJavaScriptで開発できるため、技術構成を統一しやすい点がメリットです。
また、クラウド上でJavaScriptを記述・実行できるサービスもあります。パソコンに開発環境を構築せずにプログラムを作成したり、Google Workspaceなど外部サービスと連携して業務を自動化したりすることも可能です。
JavaScript開発におすすめのオンライン開発環境
まずは、ブラウザから手軽に利用できるJavaScriptのオンライン開発環境を紹介します。環境構築の手間を抑えたい場合や、コードをすぐに試したい場合におすすめです。
CodePen (CodePen, Inc.)
- ブラウザ上で環境構築不要でコードの編集・実行が可能。
- 作成したコードの公開・共有機能を提供
- フロントエンド開発の試作・検証に最適な環境
paiza.IO
paiza株式会社が提供する「paiza.IO」は、ブラウザ上でコードの記述から実行まで行えるオンラインのプログラム実行環境です。JavaScriptをはじめ、JavaやC、Pythonなど多くのプログラミング言語に対応しています。専用の開発環境を構築する必要がなく、簡単なコードの実行や学習、動作検証に活用できます。
JavaScript開発におすすめのIDE
ここからは、コード補完やデバッグなどの機能を備えた統合開発環境(IDE)を紹介します。本格的なWebサイトやWebアプリの開発を効率化したい場合におすすめです。
Visual Studio (日本マイクロソフト株式会社)
- あらゆるソフト開発の基盤を担う万能ツール
- 高性能な診断能力で不具合を瞬時に解明
- 分散型コード管理システムと併用して機能性を向上
Eclipse IDE (Eclipse Foundation AISBL)
- 多言語対応のオープンソース統合開発環境
- プラグインで機能拡張が可能な柔軟な設計
- 開発からデバッグまでの一貫した環境を提供
WebStorm (JetBrains s.r.o.)
- 主要なJSフレームワークに対応
- React、Vue.js、Angularなどの主要フレームワークに対応
- TypeScriptの型チェックとコード補完が強力
PaizaCloudクラウドIDE (paiza株式会社)
- プログラミングの経験がなくても簡単開発!
- ブラウザを開いて3秒で構築の環境が整う!
- どのPCからでも利用可能!環境のインストール等不要で使える!
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JavaScriptを活用できるクラウド型開発プラットフォーム
JavaScriptを利用して業務の自動化やWebアプリ開発を行えるクラウド型プラットフォームもあります。Google Workspaceなど既存サービスと組み合わせて開発したい場合に便利です。
Apps Script (グーグル合同会社)
- 開発の経験や知識は不要!すぐに開発作業を行うことができる!
- 必要に応じた機能を組み合わせたり追加することが可能!
- Web言語のみを使った開発が可能!独自のフレームワークは不要。
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JavaScriptの開発環境を選ぶポイント
JavaScriptの開発環境は、開発目的やスキル、作成するシステムの規模によって適したものが異なります。以下のポイントを確認して選びましょう。
開発するものに適しているか
Webサイトの簡単な動作確認と、本格的なWebアプリケーション開発では必要な機能が異なります。コードを試すだけならオンライン開発環境、本格的な開発ならIDE、サーバサイドまで扱うならNode.jsなど、目的にあわせて選びましょう。
必要な開発支援機能があるか
コード補完や構文チェック、デバッグ、リファクタリング、Gitなどのバージョン管理機能があると、開発作業を効率化できます。チームやプロジェクトで必要となる機能をあらかじめ整理しておくことが重要です。
利用するフレームワークに対応しているか
ReactやVue.js、Angularなどのフレームワークを利用する場合は、IDEやエディタが対応しているか確認しましょう。コード補完やデバッグなどフレームワーク向けの支援機能が充実していれば、より効率的に開発を進められます。
JavaScriptの開発環境を構築し、効率よく開発を進めよう
JavaScriptの主な開発環境は、ローカル環境、オンライン開発環境、統合開発環境(IDE)、サーバサイド・クラウド環境の4つに分けられます。
- ■ローカル環境
- テキストエディタなどをパソコンに導入して開発する。
- ■オンライン開発環境
- ブラウザ上でコードを記述・実行する。
- ■統合開発環境(IDE)
- コード補完やデバッグなどの開発支援機能をまとめて利用する。
- ■サーバサイド・クラウド環境
- Node.jsやクラウドサービスを利用してJavaScriptを実行・開発する。
簡単な学習や動作確認から本格的なWebアプリ開発まで、目的によって適した環境は異なります。必要な機能や開発規模を整理し、自社にあった開発環境やツールを選びましょう。

