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ノーコード開発ツールの種類は?作りたいもの別に4タイプで整理

ノーコード開発ツールの種類は?作りたいもの別に4タイプで整理

ノーコード開発ツールの種類は、作りたいものによって、Webサイト作成型、モバイルアプリ作成型、業務アプリ型、業務自動化型の4タイプに分けられます。同じノーコードでも、社外に公開するサイトを作るツールと、社内の台帳や申請を作るツールでは、得意な領域が大きく異なります。この記事では、ノーコード・ローコード開発ツールの4タイプの特徴と向いている業務、種類以外で比べたい違いを解説します。

この記事は2026年10月時点の情報に基づいて編集しています。
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目次

    ITトレンドがおすすめする製品・サービス

    ■作りたいもの別

    ノーコード開発ツールの種類は作れるもので分かれる

    ノーコード開発ツールは、プログラムを書かずに画面操作だけで作れる点は共通していますが、作れるものは製品によって大きく異なります。まずは4つのタイプの全体像と、似た言葉であるローコードとの境目を押さえておきましょう。

    4タイプの全体像

    ノーコード開発ツールは、作れるものによって次の4タイプに整理できます。社外の顧客に見せるものか、社内の業務で使うものかで、まず大きく分かれます。

    タイプ主に作れるもの
    Webサイト作成型企業サイトやLP、採用サイトなどの公開用ページ
    モバイルアプリ作成型スマートフォンで使う顧客向け・社員向けのアプリ
    業務アプリ型台帳や申請・承認、日報などの社内業務のアプリ
    業務自動化型複数のサービスをつないだデータの受け渡しや定型作業

    1つの製品が複数のタイプにまたがる場合もあります。自社が作りたいものがどのタイプに当たるかを決めてから、製品を比べると効率的です。

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    ノーコードとローコードの境目

    ノーコードはプログラムを一切書かずに作る方法、ローコードは基本を画面操作で作り、足りない部分を少しのコードで補う方法です。ノーコードは始めやすい一方、用意された部品の範囲でしか作れません。

    ただし、実際の製品では境目がはっきりしない場合があります。普段はノーコードで使い、必要に応じてコードで機能を追加できる製品もあるためです。将来、基幹システムとの連携などが必要になりそうなら、コードで拡張できる余地があるかも確かめておきましょう。

    社外に公開するWebサイト作成型とモバイルアプリ作成型

    Webサイト作成型とモバイルアプリ作成型は、主に顧客や求職者など社外の人が見るものを作るノーコード開発ツールです。見た目の自由度や公開の手軽さが重視されます。それぞれの特徴と向いている用途を紹介します。

    Webサイト作成型

    Webサイト作成型は、テンプレートを選び、文章や画像を差し替えたり、部品を並べたりして、企業サイトやLPを作れるタイプです。HTMLなどの知識がなくても、デザインを整えたページを公開できます。

    キャンペーンのたびにLPを作りたいマーケティング部門や、採用サイトを自社で更新したい人事部門などに向いています。独自ドメインの設定やお問い合わせフォームの作成、スマートフォン表示への対応ができるかは、製品ごとに確かめましょう。

    モバイルアプリ作成型

    モバイルアプリ作成型は、スマートフォン向けのアプリを画面操作で作れるタイプです。会員証やクーポン配信などの顧客向けアプリのほか、社員が現場で使う入力アプリを作る用途もあります。

    顧客向けアプリをアプリストアで公開する場合は、ストアごとの審査や公開の手続きが必要です。プッシュ通知やカメラの利用、オフラインでの入力に対応しているかも、作りたいアプリにあわせて確認しておきたい点です。

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    社内業務を支える業務アプリ型と業務自動化型

    業務アプリ型と業務自動化型は、社内の業務を効率化するためのノーコード開発ツールです。紙やExcelで回している業務の置き換えや、サービス間の手作業の削減に使われます。2つのタイプの特徴と、組み合わせた使い方を紹介します。

    業務アプリ型

    業務アプリ型は、データの入れ物と入力画面、一覧画面を作り、顧客台帳や案件管理、申請・承認などのアプリにできるタイプです。データベース型と呼ばれることもあり、Excelで管理していた表をそのまま取り込んで始められる製品もあります。

    複数人で同じデータを更新でき、承認の流れや通知も設定できるため、部署内の情報共有に向いています。利用者ごとの閲覧や編集の権限を、どの単位まで細かく設定できるかは製品によって異なるため、扱う情報にあわせて確かめましょう。

    業務自動化型

    業務自動化型は、複数のクラウドサービスをつなぎ、「フォームに回答が届いたら表に追記し、チャットで通知する」といった処理を自動で実行させるタイプです。サービスの間でデータを手作業で写す手間を減らせます。

    連携できるサービスの数や種類、1か月に実行できる処理の回数は製品ごとに異なります。自社で使っているサービスに対応しているか、処理が失敗したときに通知を受け取れるかを確認しておくと、運用で困りにくくなります。

    2つのタイプの組み合わせ

    業務アプリ型と業務自動化型は、組み合わせて使うことで効果が高まる場合があります。例えば、業務アプリ型で作った案件管理アプリに受注が登録されたら、自動化型のツールで会計ソフトや請求書の作成ツールに情報を送る、といった使い方です。

    業務アプリ型の製品の中には、ほかのサービスとの連携機能を備えたものもあります。別々のツールを組み合わせるか、1つの製品で済ませるかは、連携したいサービスの数と管理のしやすさで判断しましょう。

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    種類以外で分かれるノーコード開発ツールの違い

    同じタイプのノーコード開発ツールでも、提供形態や料金の数え方、サポートの内容によって使い勝手や費用は変わります。タイプを決めた後に比べておきたい3つの違いを紹介します。

    提供形態の違い

    ノーコード開発ツールは、インターネット経由で使うクラウド型が中心です。サーバーの準備が不要で、契約後すぐに使い始められます。一方で、社内の規程でデータを社外に置けない企業向けに、自社のサーバーに導入するオンプレミス型を用意している製品もあります。

    クラウド型の場合は、データがどの地域のデータセンターに保存されるか、通信が暗号化されているかといった点を、情報システム部門とあわせて確認しましょう。

    料金の数え方の違い

    料金の数え方には、利用者の人数で決まるもの、作るアプリやサイトの数で決まるもの、データ量や処理の回数で決まるものがあります。同じ月額料金に見えても、自社の使い方によって総額が大きく変わる場合があります。

    無料プランを用意している製品もありますが、利用者数や機能、保存できるデータ量に制限が設けられている場合があります。制限の内容は製品ごとに異なるため、本格的に使う場合の料金とあわせて確かめておきましょう。

    日本語対応とサポートの違い

    ノーコード開発ツールには、国内で開発された製品と海外で開発された製品があります。操作画面やマニュアル、問い合わせ窓口が日本語に対応しているかは、現場の担当者が使いこなせるかに影響します。

    サポートの範囲も、マニュアルの公開のみ、問い合わせ窓口、初期設定の支援など、製品によってさまざまです。作り方に迷ったときに相談できる窓口があるかを、事前に確認しておくと安心です。利用者向けの勉強会や操作動画が用意されているかも、現場への定着を考えるならあわせて確かめておきましょう。

    関連記事 ノーコード・ローコード開発のセキュリティ対策と運用管理の考え方

    部門の業務例で見るノーコードの種類の使い分け

    ノーコード開発ツールの種類は、部門ごとの業務にあてはめて考えると選びやすくなります。ここでは、営業・マーケティング部門、総務・人事部門、現場部門の3つを例に、どのタイプが向くかを紹介します。

    営業・マーケティング部門

    マーケティング部門では、キャンペーンや展示会にあわせたLPの作成にWebサイト作成型が使われます。外部の制作会社に頼まずに公開できれば、施策を早く始められます。公開後にページの閲覧数や問い合わせ数を確認できるかも、効果を測るうえで見ておきたい点です。

    営業部門では、案件や顧客情報を共有する業務アプリ型が向いています。問い合わせフォームの回答を営業の案件管理アプリに自動で登録したい場合は、業務自動化型を組み合わせる方法もあります。

    総務・人事部門と現場部門

    総務・人事部門では、備品の申請や各種届出、研修の受付など、申請と承認の業務が多いため、業務アプリ型が向いています。採用ページを自社で更新したい場合は、Webサイト作成型も候補です。

    製造や建設、店舗などの現場部門では、点検記録や日報をスマートフォンから入力したいという要望があります。モバイルアプリ作成型や、スマートフォン表示に対応した業務アプリ型を使えば、紙の記録を減らせます。手袋をしたままでも操作しやすい大きなボタンを配置できるか、電波の届きにくい場所でも入力できるかなど、現場の環境にあわせて試用で確かめておきましょう。

    作りたいもの別のノーコード製品一覧

    ノーコード開発ツールは、Webサイト、モバイルアプリ、業務アプリ、業務の自動化のどれを作るかで製品が分かれます。紹介する製品の特徴を一覧にまとめました。

    製品名特徴
    SPIRAL WebToolsサイト、フォーム、会員サイト、業務アプリを一つの環境で作成・運用
    Platio現場で使うモバイルアプリを、100種以上のテンプレートからノーコードで作成
    キントーンサンプルアプリを使って台帳や申請などの業務アプリを作るクラウドサービス
    楽々WebデータベースExcelの管理業務をWebアプリに変える、業務アプリ型のノーコードツール
    Webflowデザイン・CMS・ホスティングを一体で提供するWebサイト作成プラットフォーム
    Thunkableドラッグ&ドロップでモバイルアプリを設計し、iOSとAndroidの双方に対応
    Glideスプレッドシートをデータベースにして、Webアプリやモバイルアプリをノーコードで作成
    MicrosoftPowerPlatformソリューション1,000以上のコネクタでアプリ間を接続し、ワークフローも自動化
    CDataAPIServer基幹DBのデータをノーコードでREST/OData APIとして公開・管理

    作る対象で選ぶノーコード開発ツール

    作りたいものにあうタイプから選べるように、Webサイト作成、モバイルアプリ作成、業務アプリ作成、サービス間連携の順で製品を紹介します。

    SPIRAL WebTools

    スパイラル株式会社
    《SPIRAL WebTools》のPOINT
    1. 現場の担当者自身がサイトやフォーム、業務アプリを簡単に作成
    2. 金融機関や官公庁にも採用されるセキュリティ基盤で安心
    3. 柔軟な権限設定で、誰がどのデータを閲覧・編集できるか設定可能

    スパイラル株式会社が提供する「SPIRAL WebTools」は、社外に見せるサイトと社内の業務データ管理を、一つの環境で扱えるクラウド型のノーコードツールです。ページやフォームを作って受付や登録を行えるほか、ログインが必要な会員サイトも構築できます。集まったデータはデータベースで管理し、メール配信まで行えます。問い合わせや申込受付のページを自分たちで作りたい場合の選択肢です。

    Platio

    アステリア株式会社
    《Platio》のPOINT
    1. ノーコードで誰でも簡単に業務アプリ作成
    2. 初期費用ゼロ!月々2万円台からの始めやすい価格感
    3. 現場に合った業務アプリをスピード導入

    アステリア株式会社が提供する「Platio」は、スマートフォンやタブレットで使う業務用のモバイルアプリを作るタイプのクラウドサービスです。100種類以上のテンプレートから選べ、写真や位置情報の取得、プッシュ通知、オフラインでの利用に対応しています。アプリ審査が不要で、作った日から運用を始められるため、現場の報告業務をスマートフォンに移したい場合に向きます。

    キントーン

    サイボウズ株式会社
    《キントーン》のPOINT
    1. AIとノーコードで業務アプリをシュシュッとつくれる
    2. 部署・業種別ですぐに使えるサンプルアプリ
    3. プラグイン・連携サービスを組み合わせて業務がより効率的に

    サイボウズ株式会社が提供する「キントーン」は、台帳管理や申請、日報といった社内の業務アプリを作るタイプのクラウドサービスです。100以上のサンプルアプリから始められ、ドラッグ&ドロップで項目を組み替えられます。プラグインや連携サービスを加えて機能を広げられ、業務アプリ型のノーコード開発ツールを初めて試す企業にも検討しやすい製品です。

    楽々Webデータベース

    住友電工情報システム株式会社
    《楽々Webデータベース》のPOINT
    1. 活エクセル|Excelを活用したままExcel業務の課題解決
    2. かんたん構築|ノーコードでだれもがIT人材に
    3. つなげて活用|貯めたデータも人もつなげて新たな価値を

    住友電工情報システム株式会社が提供する「楽々Webデータベース」は、Excelで行ってきた管理業務をWebアプリに変える業務アプリ型のノーコードツールです。Excelの取り込みか、項目を配置したフォーム作成のどちらかでアプリを作れ、帳票出力やワークフローも利用できます。在庫管理や顧客管理、案件管理、アンケートなど、台帳中心の業務に当てはめやすい製品です。

    Webflow (Webflow, Inc.)

    《Webflow》のPOINT
    1. 視覚的エディタで自由なWebデザインが可能
    2. CMSとホスティング統合でサイト公開を一貫対応
    3. SEO・分析・AI最適化機能で成長を支援

    Thunkable (Thunkable, Inc.)

    《Thunkable》のPOINT
    1. ノーコードでネイティブアプリ開発を支援
    2. AIとデザインで企画からアプリ開発まで一貫支援
    3. 1つのコードでiOSとAndroid両方に対応する開発環境。

    Glide (Typeguard, Inc.)

    《Glide》のPOINT
    1. スプレッドシートからドラッグ&ドロップでアプリ作成
    2. 豊富なテンプレートで素早く形に
    3. リアルタイムでのデータ同期・共有

    MicrosoftPowerPlatformソリューション (SCSK Minoriソリューションズ株式会社)

    製品・サービスのPOINT
    1. 1,000以上のコネクタでアプリ間を接続
    2. Microsoft Fabric、Azure、M365、D365と連携
    3. AI搭載ツールでアプリ開発・ワークフロー自動化を高速化。

    CDataAPIServer (CData Software Japan合同会社)

    《CDataAPIServer》のPOINT
    1. ノーコードで数分でAPI公開・管理
    2. OData/Open API仕様に対応
    3. Salesforce Connect連携可能

    まとめ

    ノーコード開発ツールの種類は、Webサイト作成型、モバイルアプリ作成型、業務アプリ型、業務自動化型の4タイプに分けられます。まず作りたいものからタイプを決め、そのうえで提供形態や料金の数え方、サポートの違いを比べることが大切です。ノーコード・ローコード開発ツールを資料請求して、自社の部門の業務にあうタイプの製品を比較検討してください。

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