使いにくいと感じられやすいWebサイト翻訳ツールの特徴
Webサイト翻訳ツールの使いにくさは、日々の翻訳の確認や修正の作業の中で表れます。ここでは、担当者が使いにくいと感じやすい画面や機能の特徴を3つ紹介します。製品を比較する際のチェック項目として活用してください。
翻訳箇所とページの対応が分かりにくい
管理画面に訳文が一覧で並ぶだけの製品では、どの文章がどのページのどこに表示されているかが分かりにくい場合があります。同じ文章が複数のページで使われていると、修正の影響範囲も判断しにくくなります。
実際のページを表示しながら訳文を選んで修正できる機能や、訳文から該当ページを開ける機能があると、作業の迷いを減らせます。比較の際は、自社サイトの任意のページで特定の文章を探し、修正するまでの手順を試してみましょう。
修正の反映結果をすぐ確認できない
訳文を修正した後、翻訳ページでどう表示されるかをすぐに確認できないと、修正のたびに公開とページの再読み込みを繰り返す必要があります。反映に時間がかかる場合は、修正が成功したかどうかの判断にも迷います。
公開前にプレビュー画面で表示を確認できる機能があると、作業の手戻りを減らせます。翻訳後の文章が長くなって表示が崩れる場合もあるため、パソコンとスマートフォンの表示を切り替えて確認できるかも見ておきたい点です。
権限や設定項目が整理されていない
設定項目が多く、メニューの構成が整理されていない製品では、目的の設定を探すのに時間がかかります。担当者によって操作できる範囲が分けられていないと、意図しない設定変更が起こる可能性もあります。
よく使う機能と詳細な設定が分かれているか、役割ごとに表示されるメニューを絞れるかを確認しましょう。管理画面が日本語に対応しているか、設定項目に説明が添えられているかも、操作のしやすさに影響します。デモ画面で複数の担当者に確認してもらうと判断の偏りを減らせます。
Webサイト翻訳ツールの初期設定の難しさを左右する要素
初期設定の難しさは、製品そのものだけでなく、導入方式や自社サイトの構成、社内の準備状況によって変わります。初期設定でつまずかないために知っておきたい2つの要素を解説します。
導入方式による作業量の違い
サイトにタグを貼る方式や、CMSのプラグインを追加する方式は、比較的少ない作業で始められます。一方で、翻訳ページを独自のサブドメインやディレクトリで公開する方式では、DNSの設定変更やサーバーの設定が必要な場合があります。
こうした設定は、ドメインやサーバーを管理する担当者、サイトの制作会社の協力が必要なケースがあります。導入方式ごとに必要な作業と、社内で対応できる範囲を確認しましょう。初期設定の支援が含まれるか、有償かどうかも製品によって異なります。
必要な社内調整と準備
初期設定では、翻訳する言語、翻訳対象外にするページ、言語切り替えボタンの位置、用語集の初期登録などを決める必要があります。これらを担当者1人で決められない場合、社内の確認に時間がかかり、設定が進まない可能性があります。
導入前に、関係する部署と決めるべき項目を一覧にし、担当者と期限を決めておきましょう。会員ページや問い合わせフォームなど、翻訳対象外にすべきページを洗い出しておくと、設定がスムーズに進みます。準備の内容はベンダーに事前に確認できます。
Webサイト翻訳ツールのサポート対応に時間がかかるケース
使いにくさを感じたときに頼りになるのがサポートですが、回答までに時間がかかると、作業が止まってしまう場合があります。サポートの対応に時間がかかる要因と、契約前に確認したい条件を整理します。
対応が遅く感じる要因
サポートの対応が遅く感じる要因は、受付の条件にある場合があります。例えば、問い合わせの手段がメールのみである、対応時間が平日の日中に限られる、プランによって回答の優先度が異なるといったものです。問い合わせの内容が複雑で、調査に時間がかかる場合もあります。
また、問題の原因が翻訳ツールではなく、自社サイトやCMSにある場合は、ベンダーだけでは解決できず、制作会社との連携が必要になることもあります。問い合わせの際に、該当ページのURLや画面の画像、発生した日時を添えると、調査を進めやすくなります。
契約前に確認したいサポート条件
契約前には、問い合わせの手段、対応時間、回答までの目安時間、プランごとのサポート範囲を確認しましょう。電話やチャットに対応しているか、専任の担当者がつくかどうかも製品によって異なります。
あわせて、ヘルプページやよくある質問が公開されているかも確認したい点です。自分で調べて対処できる情報がそろっていれば、問い合わせの回数を減らせます。無料トライアル中に実際に問い合わせを送り、回答までの時間や内容の具体性を確かめておくと安心です。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)でWebサイト翻訳ツールの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。
Webサイト翻訳ツールをスマホで使う際の制限
Webサイト翻訳ツールをスマートフォンで使う場面には、担当者が管理画面を操作する場合と、閲覧者が翻訳ページを見る場合の2つがあります。それぞれで起こりうる制限と、確認したいポイントを解説します。
管理画面のスマホ対応
Webサイト翻訳ツールの管理画面は、パソコンでの操作を前提に作られている場合があります。スマートフォンで開くと、表示が小さくなったり、一部の機能が使えなかったりする可能性があります。
外出先から訳文を修正したい、急ぎの公開作業を行いたいといった場面がある場合は、スマートフォンでどこまで操作できるかを確認しましょう。スマートフォン用のアプリがあるか、ブラウザで操作できる範囲はどこまでかは製品によって異なります。二段階認証などのログイン方法も、スマートフォンでの利用に影響します。
翻訳後サイトのスマホ表示確認
翻訳後の文章は、言語によって日本語より長くなる場合があります。画面の幅が狭いスマートフォンでは、ボタンの文字が切れたり、メニューが折り返されて見づらくなったりする可能性があります。
言語切り替えボタンがスマートフォンの画面で見つけやすい位置にあるかも確認したい点です。導入前に、主要なページを翻訳してスマートフォンで表示し、読みやすさと操作のしやすさを確認しましょう。表示の問題は、翻訳ツールの設定だけでなく、サイトのデザイン側の調整が必要な場合もあります。
使いにくさを避けるための比較方法
使いにくさは、資料を読むだけでは判断しきれません。評価の基準を決め、複数の製品を同じ条件で試すことで、自社にとって使いやすい製品を見極められます。比較の進め方を3つに分けて紹介します。
評価項目を決めて試用する
試用を始める前に、評価する項目を決めておきましょう。例えば、訳文を1か所修正して公開するまでの手順数、プレビューの有無、用語集の登録のしやすさ、スマートフォンでの操作範囲などです。
項目ごとに点数をつける評価表を作ると、感覚的な印象ではなく、比べられる形で結果を残せます。試用は普段の更新担当者だけでなく、引き継ぎを受ける可能性がある人にも参加してもらうと、判断の偏りを減らせます。評価表は製品ごとに同じ形式でそろえておきましょう。
複数製品を同じ条件で比べる
複数の製品を比較する際は、同じページ、同じ作業内容で試すことが大切です。条件がそろっていないと、製品の違いなのか、作業内容の違いなのかが分からなくなります。試用するページは、更新頻度の高いページを中心に選ぶと実務に近い比較ができます。
比較する製品は2~3製品に絞ると、試用の負担を抑えながら違いを確認できます。試用で気になった点は、資料請求や商談の際にベンダーへ質問しましょう。改善の予定や、設定で解消できるかどうかを確認すると、判断材料が増えます。
口コミの指摘を試用で確かめる
製品比較サイトの口コミには、「設定が分かりにくい」「サポートの返信が遅い」といった使いにくさに関する指摘が見られる場合があります。こうした指摘は、試用で確認する項目を決める際の参考になる情報です。
ただし、口コミは投稿者のサイト規模や業務内容によって評価が変わるため、自社でも同じ問題が起こるとは限りません。口コミで気になった点を試用の評価項目に加え、自社の作業で実際に確かめましょう。投稿時期が古い場合は、現在の状況をベンダーに確認すると安心です。
使いにくさを避けたい人が比べる翻訳ツール
初期設定の手間やサポートの受付体制など、使いにくさにつながる要素を確かめながら比較したい製品を紹介します。スマホでの操作可否などの細かな条件は、資料や問い合わせで確認しましょう。
Autolingual
- 最短3分!だれでもカンタンに、どんなサイトでも多言語化
- 独自の最新AIを使用し、ネイティブレベルの自然な翻訳
- シンプルなUIで他言語がわからない担当者でも安心して使用可能
株式会社Enjuが提供する「Autolingual」は、Webサイトを多言語化するSaaSです。翻訳先の言語がわからない担当者でも使えるよう、直感的に操作できるシンプルな画面で構成されています。独自AIによる翻訳、動的コンテンツへの対応、画像差し替えの機能を備えています。初期設定にかかる作業やスマホからの操作可否は、導入前に問い合わせて確認しておきましょう。提供形態はクラウド・SaaSで、対応する企業規模は限定されていません。
WOVN.io (Wovn Technologies株式会社)
- Webサイトの種類を問わずワンストップで多言語化を実現
- エンジニアを介さずに運用できるローコードシステム
- 1万8000サイト以上の導入実績
DeepL (DeepLGmbH)
- テキストやPDFを高精度に翻訳。
- 用語集・文体設定で自社や用途に合わせて翻訳可能。
- ブラウザ拡張・アプリ連携でどこでも利用可能。
Myサイト翻訳 (株式会社高電社)
- 20年以上の信頼と実績を積んだWebサイト翻訳!
- AI翻訳と文法翻訳の2種類を提供できます!
- 最大121言語に対応した翻訳機能!
まとめ
使いにくいWebサイト翻訳ツールには、共通する特徴が見られます。翻訳箇所とページの対応が分かりにくい、修正結果をすぐ確認できない、設定項目が整理されていないといった点です。初期設定の負担は導入方式と社内準備、サポートの対応は契約条件、スマホ利用は管理画面と表示の両面から確認しましょう。評価項目を決めて複数の製品を同じ条件で試すことが大切です。比較する製品を探す際は、資料請求を活用してください。

