バイナリ とは
| 読み/英語 | ばいなり / Binary |
|---|---|
| 詳細 | バイナリとは、コンピューターがデータを扱う基本的な形式であり、「0」と「1」という2進数だけで表現されたデータ構造、または、その形式で作成されたファイル全般を指す言葉です。英語の「binary」は「2進数の」という意味を持ちます。 コンピューターは電気信号のON/OFF(1か0)でのみ情報を認識できるため、すべての情報は最終的にバイナリ形式で処理されます。例えば、私たちが普段目にする文字、画像、音声、動画、そして実行ファイル(プログラム自体)なども、コンピューター内部ではすべてバイナリデータとして保存・処理されています。 バイナリという概念が重要になった背景には、コンピューターの処理効率とデータの種類が増加したことがあります。初期のコンピューターから現代に至るまで、データの最小単位を2進数とすることで、高速かつ正確な処理を実現してきました。特に、画像や音楽といったテキスト以外のマルチメディアデータが登場してからは、バイナリファイルとして効率的に格納する方法が不可欠になりました。 バイナリデータは、大きく分けて二つの場面で使われます。一つは「バイナリファイル」として、画像ファイル(JPEGやPNGなど)、音声ファイル(MP3やWAVなど)、そしてプログラムを実行するためのファイル(.exeなど)です。これらは、人間が直接テキストエディタで開いても内容を理解することが困難な、特殊な符号で構成されています。もう一つは、データの「形式」そのものを指す場合です。例えば、ネットワーク通信の際、テキスト(文字)として送るか、バイナリ(符号)として送るかで処理方法が変わります。 対義語としてよく使われるのが「テキスト」です。テキストファイルは、文字コード(UTF-8やShift JISなど)に基づいて文字情報がそのまま格納されているため、メモ帳などのテキストエディタで開いて内容を読み書きできます。一方、バイナリファイルは特定のアプリケーションでのみ正しく解釈・利用される情報が含まれているため、取り扱いには注意が必要です。 ビジネスにおいては、特にソフトウェア開発、システム運用、データ分析などの分野でバイナリの知識が重要となります。例えば、システム間の連携においてバイナリデータの形式を理解することは、トラブルシューティングやデータ移行の成功に直結します。現代のDX推進において、多岐にわたるデータ形式を正しく扱い、効率的なシステム基盤を構築する上で、バイナリは欠かせない基本的な概念です。 参考:おすすめの開発ツール17選を比較!機能や選び方も紹介 |
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| 12月1日(月) 更新 | |
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