クラウドサーバーとは
クラウドサーバーとは、クラウド環境に構築された仮想サーバーの事を指します。インターネットに接続できる環境とサービスが使えるアカウントさえあれば、社内はもちろん、どこにいても24時間サーバーにアクセスが可能です。クラウド上に置いたデータはインターネット経由でアクセスすることにより、いつでもデータの確認やダウンロードなどができます。
クラウドサーバーは、新たに設備を購入する必要がなく、利用料金を支払うだけでサーバーを利用できるため、現在多くの企業で導入されています。
【比較表】おすすめのクラウドサーバー
おすすめのクラウドサーバーについて、価格や無料トライアルの有無、特徴などを比較表にまとめました。参考価格については詳細資料での確認がおすすめです。資料を確認することで、より具体的な料金比較が可能となります。この記事から一括で資料請求できるので、ぜひご利用ください。
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製品名 |
参考価格 |
無料トライアル |
特徴 |
レビュー評価 |
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リンク ベアメタルクラウド |
物理サーバ24,800円~ |
◯(2週間) |
パブリックとプライベート、仮想と物理を選択できる |
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Clara Cloud |
ー |
◯ |
エンジニアが直接対応、手厚い保守/運用サポートも費用内で提供 |
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SHARERN(シェアルン) |
月額85,000円~ |
◯(2週間) |
ファイルサーバーをスムーズにクラウド移行 |
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GPUSOROBAN |
プラン:nvd5-1 月額費用33,000円(税込) |
◯(3日間) |
従量のほか、月額プランがあるため予算管理がしやすい |
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※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
おすすめの法人向けクラウドサーバーを比較
おすすめの法人向けクラウドサーバーを見ていきましょう。気になる製品は、緑の「+資料請求リストに追加」ボタンでカート追加しておき、あとからまとめて資料請求できるので、比較のうえ自社にあうものを検討してください。
《リンク ベアメタルクラウド》のPOINT
- 用途に合わせてパブリック/プライベート、仮想/物理を選択可能
- データ転送料無料・10GbpsバックボーンNWで通信量が多くても安心
- 専門的なエンジニアによる「24時間365日」のサポート体制
株式会社リンクが提供する「リンク ベアメタルクラウド」は、物理と仮想、パブリックとプライベートを選択できるサーバサービスです。安定性と処理能力の高さをもつ物理サーバと、手軽さやスピードをもつ仮想サーバのメリットを兼ね備えているため、用途にあわせた適切な運用が実現するでしょう。1アカウントあたり月間平均100Mbpsまで無料利用ができます。
提供形態 |
クラウド / SaaS |
無料トライアル |
◯(2週間) |
参考価格 |
基本構成:物理サーバ 24,800円/E3 8GB+バックアップストア17,800円/1TB |
業種 | その他製造 |
従業員規模 | 50名以上 100名未満 |
リンク ベアメタルクラウドのいい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
物理的なサーバーを提供するため、仮想環境に比べてより高いアクセス権限を持つことができます。そのため、より細かな設定やカスタマイズが可能で、システムの柔軟性が向上しました。 |
業種 | その他製造 |
従業員規模 | 50名以上 100名未満 |
リンク ベアメタルクラウドの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
操作性や利用しやすさの向上のために、より直感的でわかりやすいUIの導入や、セットアップ手順の簡素化を希望します。 |
《Clara Cloud》のPOINT
- 高い可用性・拡張性とハイパフォーマンスを実現
- エンジニアが直接対応、手厚い保守/運用サポートも費用内で提供
- 初期導入費用0円!月額固定料金で利用可能!
株式会社クララオンラインが提供する「Clara Cloud」は、HCIのパイオニアであるNutanixをベースとした、ITインフラの月額サブスクリプションサービスです。Nutanix自社導入時と比較し、本体やライセンスだけではなくファシリティや初期設定も全てプランに含んでご提供するため、コストの大幅削減になることもポイントです。
提供形態 |
クラウド / オンプレミス |
無料トライアル |
◯ |
参考価格 |
初期費用無料 月額や移行作業は別見積もり |
業種 | 通信サービス |
従業員規模 | 100名以上 250名未満 |
Clara Cloudのいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
サポート体制が非常に充実している部分が一番良いところだと認識しております。システム内の事はもちろんの事、それ以外でも相談すると、弊社担当や営業の方が真摯に対応してくださり、解決までが非常にスムーズにできることでサービス利用に対し安心して利用できております。 |
業種 | 情報処理、SI、ソフトウェア |
従業員規模 | 10名以上 50名未満 |
Clara Cloudの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
大きな容量のファイルをアップロード、ダウンロードする際の速度がもう少し早いと、効率的に作業することができると思う。 |
《SHARERN(シェアルン)》のPOINT
- データの保管は国内で安心
- データの移行もお手伝い
- 使いやすい
日本ワムネット株式会社が提供する「SHARERN(シェアルン)」は、ファイルサーバをスムーズに移行できるクラウドストレージです。20年以上運営するファイル転送・共有サービスのノウハウを活かして開発されています。安全なクラウド移行を実施するため、ファイルサーバやVPNの運用に不安を感じる企業におすすめです。SSLやTLSなど暗号化通信やアップロードやダウンロードには権限やアクセス制限もでき、安心したサービス運用が実現するでしょう。
提供形態 |
クラウド / SaaS |
無料トライアル |
◯(2週間) |
参考価格 |
初期費用50,000円 月額費用85,000円~ |
《GPUSOROBAN》のPOINT
- NVIDIAエリートパートナーに国内で初めて認定されたサービス!
- 大企業や研究機関など、年間100件を超える幅広い導入実績あり!
- 環境構築にかかる技術サポートが無料で受けられる!
株式会社ハイレゾが提供する「GPUSOROBAN」は、NVIDIAのハイエンドGPUサーバーを、低コストで使えるクラウドサービスです。また、従量課金の他に月額固定のプランを用意しており、大手クラウドと比べてストレージや通信料などの追加コストかからないため、予算管理が容易な点もポイントです。
提供形態 |
クラウド / SaaS |
無料トライアル |
◯(3日間) |
参考価格 |
nvd5-l(Ubuntu環境:16GBメモリ)50円/h 33,000円/月(税込)~ |
以下のボタンから各社製品の一括資料請求が可能です。製品をじっくり検討したい方はぜひご利用ください。
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クラウドサーバーの比較・選定ポイント
主要な製品を一通り見たところで、自社にとって最適なクラウドサーバーを選ぶためのポイントを解説します。クラウドサーバーの選定ポイントは以下のとおりです。
- ●料金形態で選ぶ
- ●サーバーのタイプや特徴で選ぶ
- ●サポート体制で選ぶ
- ●セキュリティレベルで選ぶ
- ●サーバーの通信速度で選ぶ
それぞれの選定ポイントについて詳しく解説します。
料金形態で選ぶ
クラウドサーバーを選ぶ際は、将来的に見込まれるアクセス量を試算して選ぶことが大切です。基本的にクラウドサーバーの料金形態は従量課金制で、サーバーのアクセス量に応じて料金が変わります。
安価で利用できるクラウドサーバーもありますが、アクセス量の制限があり利用規模が大きくなると費用が高額になる場合もあります。また、サーバーがもつ機能や特徴から、費用対効果がどれくらい見込めるのかも計算するとよいでしょう。
サーバーのタイプや特徴で選ぶ
クラウドサーバーには複数種類があるため、利用用途に適した種類のサーバーを選ぶことが大切です。ブラウザベースのクラウドサーバーであれば、外部とのデータ・ファイルの共有に優れています。取引先が複数あり、Web上で取引を完結させることが多い場合におすすめです。
社内と同じ環境をクラウド上に構築したい場合は、Windowsベースのクラウドサーバーがよいでしょう。社内にサーバーを設置する必要なく、社内専用のファイルサーバーとして活躍します。
ほかにもクラウドサーバーによって、容量や搭載しているCPUが異なります。もし、大量のアクセスが予想される場合は、高速処理が可能なサーバーを選ぶとよいでしょう。
サポート体制で選ぶ
クラウドサーバーはサービスの提供元がサーバーを管理・運営しています。トラブルが発生した際の対応は、各企業によって異なるため自社にあったサポート体制を選ぶことが大切です。サービスによっては、24時間365日体制で問い合わせに対応している場合や、保守点検を任せられる場合もあります。
高性能で安価なクラウドサーバーを使っていても、サポート内容が乏しければ運用面で不安が残るでしょう。安心してクラウドサーバーを運用するために、各企業のサポート体制をよく確認してください。
セキュリティレベルで選ぶ
クラウドサーバーを選ぶうえで、セキュリティレベルの確認は重要です。クラウドサーバーの使用用途によっては、企業の機密データや顧客情報を扱うこともあります。
そのため、サイバー攻撃を受け情報漏えいが発生すれば、企業が受ける損失は計り知れません。自社でもセキュリティ対策は必要ですが、堅牢なデータセンターに保管されているかどうかも確認してください。
その際に過去のトラブルの有無やサーバーの運用体制も、あわせてチェックするとよいでしょう。近年では不正アクセスの被害も増えているため、認証するためのIDやパスワードの情報を安全に管理しているかもチェックポイントです。
サーバーの通信速度で選ぶ
クラウドサーバーを選ぶときは、通信速度や処理速度(表示速度)も確認してください。ECサイトを運営する場合、通信・処理速度が遅いとユーザーにストレスを与え、ページからの離脱にも繋がりかねません。また通常業務を行う場合でも、スピードが出ないクラウドサーバーであれば業務に支障が出る可能性もあります。
利用する企業の環境によっても変わるため、無料でトライアルできるサービスを活用しましょう。
クラウドサーバーの導入メリット
クラウドサーバーのメリットは、コストを抑えて導入できることです。クラウドサーバーは周辺機器の購入やシステム構築などの設備投資が必要なく、初期費用を抑えて導入できます。クラウドサーバーは拡張性も高いため、初期はスペックを抑えて導入し、後から必要な分だけ拡張することで、無駄なコストの発生を防げます。
また、料金形態は基本的に従量課金制のため、月々の運用コストを抑えることも可能です。
クラウドサーバーには、コスト面以外にも障害への強さや運用管理の負担軽減などさまざまなメリットがあります。より詳しく知りたい方は以下の記事もぜひ参考にしてください。
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クラウドサーバーのデメリットと注意点
クラウドサーバーを導入する際には、セキュリティ対策や障害時の対策について注意が必要です。クラウドサーバーのセキュリティや障害対応は基本的にはサーバの提供会社に依存します。そのため、自社の求めるレベルのセキュリティ機能や、速やかな障害対応のあるサービスを選択することが大切です。導入実績や障害報告などを確認し、安心できるサービスを見つけましょう。
また、クラウドサーバーは管理権限がユーザーにあるため、自社でサーバーの保守管理をする必要があります。もし自社内にサーバーの管理ができる人材がいない場合は、管理業務を代行してくれるサービスを選ぶとよいでしょう。
自社に合ったクラウドサーバーを導入しビジネスに活用しよう
最適なクラウドサーバーを活用すれば、コスト面だけでなく運用面の負担も軽減できます。
まずは気になる製品の資料請求をしてみて、クラウドサーバーの各社製品がどのような機能や特長をもっているのかを比較することからはじめてみましょう。