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FTPソフトとは?仕組みや種類・選び方と業務利用時の注意点を解説

FTPソフトとは?仕組みや種類・選び方と業務利用時の注意点を解説

FTPソフトは、パソコンとサーバーの間でファイルをやり取りするための専用ツールです。Webサイトの更新やデータの受け渡しに広く使われており、無料で使えるものから業務向けの機能を備えたものまで種類が分かれます。本記事では、FTPソフトの仕組みや対応プロトコルの違いを整理したうえで、選び方の比較ポイントや利用時のセキュリティ上の注意点を解説します。あわせて、業務で安全に大容量ファイルを扱う際に検討したい専用サービスとの使い分けも紹介しますので、自社に合った方法を選ぶ参考にしてください。

この記事は2026年8月時点の情報に基づいて編集しています。
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目次

    FTPソフトとは?仕組みと役割を理解する

    FTPソフトとは、パソコンとサーバーの間でファイルを送受信するためのソフトウェアです。Webサイトのデータをサーバーへアップロードしたり、サーバー上のファイルをダウンロード・管理したりする際に利用されます。

    FTPは「File Transfer Protocol」の略で、ネットワーク上でファイルを転送するための通信プロトコルです。FTPソフトを利用すると、接続先のサーバー情報やユーザー名、パスワードなどを設定し、画面上の操作でファイルを転送できます。多くのソフトではパソコン側とサーバー側のフォルダを並べて表示できるため、コマンド操作に慣れていない人でも視覚的にファイルを管理しやすい点が特徴です。

    FTP・FTPS・SFTPの違い

    ファイル転送で利用される主な通信方式には、FTP・FTPS・SFTPがあります。それぞれの大きな違いは、通信の暗号化方法です。FTPは通信内容を暗号化しないため、ユーザー名やパスワード、転送するデータを第三者に盗み見られるリスクがあります。

    FTPSは、FTPの通信をSSL/TLSで暗号化する方式です。一方、SFTPはFTPとは異なるプロトコルで、SSHを利用してファイルを安全に転送します。業務で利用する場合は、FTPSやSFTPなど暗号化された通信方式を利用することが重要です。接続先のサーバーが対応している方式を確認し、それに対応したFTPソフトを選びましょう。

    FTPソフトでできることと主な活用シーン

    FTPソフトは単にファイルを送るだけでなく、Webサイトの運用やデータのバックアップなど幅広い場面で活用されています。ここでは代表的な使い方を取り上げ、どのような業務で役立つのかを具体的に見ていきます。

    Webサイトの更新とファイルの公開

    FTPソフトの代表的な用途が、Webサイトを構成するファイルの公開です。HTMLファイルや画像、プログラムなどをWebサーバーへアップロードすることで、作成したページをインターネット上に反映できます。ページを修正した際も、更新したファイルだけを差し替えて素早く公開できるため、サイト運用に欠かせない存在です。

    制作会社や社内のWeb担当者は、ローカルで確認したデータをサーバーへ送る作業を日常的に行います。誤ったファイルを上書きしないよう、更新前のデータを控えておく運用とあわせて使うと安全です。

    大容量ファイルの受け渡しとバックアップ

    メールでは送りにくい大容量ファイルのやり取りにも、FTPソフトが利用されてきました。動画や設計データなど容量の大きいファイルを、サーバーを経由して相手に渡す用途です。サーバー上に置いたデータを相手にダウンロードしてもらう形で、容量制限を気にせず共有できます。

    また、サーバー内のデータをまとめて手元へ取得し、バックアップとして保管する使い方もあります。定期的にデータを退避しておけば、障害や誤操作でファイルを失った際の復旧に役立ちます。

    FTPソフトの選び方と比較ポイント

    FTPソフトは数多く提供されており、機能や使い勝手はそれぞれ異なります。自社の環境や目的に合わないものを選ぶと、作業効率や安全性に影響します。ここでは選定時に確認したい3つの比較ポイントを解説します。

    対応OSと日本語表示への対応

    最初に確認したいのが、利用中のパソコンに対応しているかどうかです。FTPソフトにはWindows専用のものやmacOS専用のもの、両方に対応するものがあり、環境に合わないと利用できません。社内で複数のOSを使う場合は、対応範囲を事前に把握しておくことが重要です。

    あわせて、画面表示やメニューが日本語に対応しているかも使い勝手を左右します。日本語で操作できると設定項目の意味を理解しやすく、初めて扱う担当者でも迷わず作業を進められます。導入前に対応状況を確認しておきましょう。

    対応プロトコルとセキュリティ機能

    安全にファイルを転送するには、暗号化に対応したプロトコルを利用できるかが重要な判断材料です。前述のFTPSやSFTPに対応していれば、通信内容を暗号化して第三者による盗み見を防げます。業務利用では、暗号化に対応したFTPソフトを選ぶことを基本と考えてください。

    加えて、接続情報を安全に保存できるか、二段階認証や鍵による認証に対応しているかといった点も確認したい要素です。認証を強化できるソフトを選べば、パスワードの漏えいによる不正アクセスのリスクを下げられます。

    操作性と転送の安定性

    日常的に使うツールだからこそ、操作のわかりやすさも欠かせません。フォルダを並べて表示する画面や、ドラッグ操作でファイルを移動できる機能があると、直感的に扱えます。複数のファイルをまとめて転送したり、更新されたファイルだけを自動で同期したりできると、作業の手間を減らせます。

    また、大容量ファイルを扱う際は転送の安定性も見逃せません。通信が途中で切れても中断した箇所から再開できる機能があれば、大きなファイルでも確実に送れます。無料版と有料版で機能に差があるため、必要な機能を見極めて選びましょう。

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    FTPソフトを使うときの注意点

    FTPソフトを安全に利用するには、通信方式やアカウント管理に注意が必要です。特に、暗号化されていないFTPを利用すると、認証情報や転送データが漏えいするリスクがあります。業務で利用する場合は、セキュリティを考慮した運用を徹底しましょう。

    暗号化されていないFTPの利用を避ける

    従来のFTPは通信内容を暗号化しないため、ユーザー名やパスワード、転送するファイルの内容が通信経路上で盗み見られるリスクがあります。認証情報が漏えいすると、第三者によるサーバーへの不正アクセスにつながる可能性もあります。

    業務でファイルを転送する場合は、FTPSやSFTPなど暗号化に対応した方式を利用することが重要です。接続先のサーバーが対応している通信方式を確認し、安全な方式を選びましょう。

    アカウントやアクセス権限を適切に管理する

    FTPソフトを複数人で利用する場合は、必要な担当者だけがサーバーへアクセスできるように権限を設定しましょう。複数人で同じアカウントを共有すると、誰が操作したのか把握しにくくなり、認証情報が漏えいした際の影響も大きくなります。

    利用者ごとにアカウントを分け、不要になったアカウントは速やかに削除するなど、適切に管理することが大切です。あわせて、推測されにくいパスワードを設定し、認証情報を安全に保管しましょう。

    関連記事 ファイル転送サービスは危険?セキュリティや安全性、選び方とおすすめサービスを解説

    FTPソフトとファイル転送サービスの使い分け

    FTPソフトはファイルのアップロードやダウンロードに便利ですが、企業で社外とのファイル共有を行う場合は、管理やセキュリティ面で専用サービスが適していることもあります。ここでは、FTPソフトだけでは対応しにくいケースと、ファイル転送サービスを利用するメリットを解説します。

    FTPソフトだけでは補いにくい領域

    FTPソフトは、パソコンとサーバー間でファイルを転送することを主な目的としたツールです。そのため、製品や運用環境によっては、送受信履歴の一元管理や誤送信防止、承認フローなど、企業で求められる管理機能を十分に備えていない場合があります。

    また、FTPを利用するには接続先となるサーバーの準備やアカウント・アクセス権限の管理も必要です。利用者が多い企業や、取引先とのファイル共有を頻繁に行う場合は、運用担当者の管理負担が大きくなる可能性があります。機密情報を扱う場合は、暗号化方式やアクセス管理などのセキュリティ対策も欠かせません。

    ファイル転送サービスという選択肢

    社外とのファイル共有を安全かつ効率的に行いたい場合は、法人向けのファイル転送サービスも選択肢になります。大容量ファイルの送受信に加え、サービスによっては送受信ログの記録、ダウンロード期限の設定、アクセス制限、承認機能など、業務利用に適した管理機能を備えています。

    FTPソフトはWebサイトの更新やサーバー上のファイル管理などに向いている一方、ファイル転送サービスは取引先への資料送付など、社外とのファイル共有に適しています。利用目的や扱うデータの重要度、必要な管理機能を整理し、自社に合った方法を選びましょう。

    関連記事 【比較表】ファイル転送サービス19選!目的別タイプと選び方も解説

    おすすめのファイル転送サービス

    ここでは、業務で安全にファイルを送受信できるおすすめのファイル転送サービスを紹介します。機能やセキュリティ対策を比較し、自社に適したサービスを検討してみてください。

    クリプト便

    NRIセキュアテクノロジーズ株式会社
    《クリプト便》のPOINT
    1. 脱PPAP等、取引先と安全にファイルのやり取りを行いたい企業
    2. USB運用を廃止、大容量ファイルの受け渡しをサービス上で実現
    3. Webブラウザとインターネット環境だけでファイル送受信が可能

    NRIセキュアテクノロジーズ株式会社が提供する『クリプト便』は、大容量ファイルを安全に送受信できる法人向けファイル転送サービスです。暗号化やウイルスチェック、送受信ログの管理に対応し、Webブラウザから利用できます。承認機能などのオプションも備え、社外とのファイル共有を安全に管理したい企業に適しています。

    Transmit5 (Panic Inc.)

    《Transmit5》のPOINT
    1. Panic Syncで設定情報をセキュアにデバイス間同期
    2. マルチスレッドで複雑なフォルダ転送が高速化
    3. 強力かつ柔軟なファイル名変更

    まとめ

    FTPソフトは、パソコンとサーバーの間でファイルを送受信する基本的なツールで、Webサイトの更新や大容量データの受け渡しに役立ちます。選ぶ際は、対応OSや日本語表示に加え、FTPSやSFTPといった暗号化への対応を確認することが重要です。無料のソフトも活用できますが、機密データを扱う業務では、管理機能やサポートを備えた専用のファイル転送サービスも視野に入れましょう。扱うデータの重要度に応じて手段を使い分け、安全で効率的なファイル転送を実現してください。

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