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AI対応のハウジングを比較!AIの活用方法や運用のコツも紹介

AI対応のハウジングを比較!AIの活用方法や運用のコツも紹介

AI向けにハウジングを選ぶときは、GPUサーバーが必要とする電力、冷却、床荷重が、データセンターの設備で受け入れられるかを先に確認することが大切です。ハウジングは、自社のサーバーをデータセンターのラックに預ける形態のため、設備の条件が、そのまま運用の可否を左右します。この記事では、ハウジングの比較ポイントとAIの活用方法、運用のコツを解説します。

この記事は2026年10月時点の情報に基づいて編集しています。
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目次

    ITトレンドがおすすめする製品・サービス

    ■電力と冷却の条件別
    ■接続と運用支援の条件別

    AI対応のハウジングで比較したい設備条件

    AI向けのサーバーは、通常の業務用サーバーより、電力や発熱、重さの面で負荷が大きくなる場合があります。ハウジングの比較では、データセンターの設備が、導入する機器の条件を満たすかを確認しましょう。

    ラックあたりの電力供給量

    GPUを搭載したサーバーは、1台あたりの消費電力が大きい場合があり、1つのラックに複数台を置くと、必要な電力が通常の機器より増えます。データセンターが、ラック1つに供給できる電力の上限は、サービスによって異なります。

    上限を超える場合は、機器を複数のラックに分けて設置する必要があり、費用も増えます。導入予定のサーバーの消費電力を調べ、提供会社に、ラックあたりの供給量と、増やせる条件を確認しましょう。機器の仕様書に記載された最大の消費電力を基準にすると、見積もりのずれを減らせます。

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    冷却方式と排熱への対応

    消費電力が大きいサーバーは、発熱も大きくなります。データセンターの冷却は、空調で冷やした空気をサーバーに送る方式が中心ですが、ラックごとの発熱が大きい場合は、空冷だけでは足りない可能性があります。

    冷却水を使う方式に対応するデータセンターもありますが、提供の有無や条件は異なります。導入する機器が想定する冷却方式と、データセンターの対応が一致するかを、事前に確かめましょう。機器の提供元が、推奨する設置条件を示している場合は、その資料も提供会社へ共有します。

    床荷重と搬入経路

    GPUサーバーを複数搭載したラックは、重量が大きくなる場合があります。データセンターの床には耐えられる荷重の上限があり、上限を超える機器は設置できません。

    あわせて、建物の搬入口やエレベーターを、機器とラックが通過できるかも確認が必要です。設置の作業日程にも関わるため、搬入の条件を提供会社に早めに確認しましょう。

    ハウジングを使ったAIの活用方法

    ハウジングは、自社のAI用サーバーを、設備の整ったデータセンターに置く方法です。どのような用途に向くのかを、AIの使い方ごとに整理します。

    学習用のGPUサーバーの設置

    AIの学習には、長時間にわたって高い計算能力が必要です。自社で購入したGPUサーバーをハウジングに預けると、電力と冷却の条件が整った環境で、継続して運用できます。

    クラウドのGPUを借りる方法と比べて、長期間にわたり使い続ける場合は、費用を見通しやすい場合があります。クラウドは使った分だけの支払いで始められる点が利点のため、利用の見通しが立たない時期は、そちらから試す方法もあります。ただし、機器の購入費と保守は自社の負担となるため、利用の期間と頻度から、比較して判断しましょう。

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    推論用のサーバーを拠点の近くに置く

    学習したAIを実際に使う推論の処理は、利用者に近い場所で動かすと、応答までの時間を短くできる場合があります。複数の拠点を持つ事業者のサービスから、利用者の多い地域のデータセンターを選んで置く方法が考えられます。

    設置場所を選べるかどうかは、サービスによって異なります。利用する拠点や、通信事業者の回線の種類を確認し、応答の速さが業務の要件を満たせるかを試して確かめましょう。

    学習と推論の役割分担

    学習は自社のハウジングに置いたGPUサーバーで行い、推論や短期の利用はクラウドを使うなど、場所ごとに役割を分ける方法もあります。需要の増減に応じて、柔軟に使い分けられます。

    この方法では、ハウジングとクラウドの間でデータを転送する必要があります。接続の方式や回線の費用を含めて、全体の構成を考えましょう。

    AI向けハウジングのネットワークと接続の比較

    AIの学習や推論では、大量のデータをやり取りします。ハウジングに預けたサーバーが、どこと、どのような回線でつながるかが、運用のしやすさに影響します。

    データ転送を支える回線の帯域

    学習用のデータを社内からハウジングへ送る際は、回線の帯域が、作業時間を左右します。帯域が小さいと、データの転送に長い時間がかかり、学習の開始が遅れる場合があります。

    提供される回線の種類、帯域の上限、増やすときの手順と費用を確認しましょう。データの量が多い場合は、機器を直接運ぶなど、回線に頼らない方法を提供会社が用意しているかも尋ねておきます。

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    クラウドとの専用線接続

    ハウジングとクラウドサービスを、インターネットを経由せず、専用線で結べるデータセンターがあります。通信の品質が安定しやすく、セキュリティの面でも、通信の経路を限定できます。

    接続できるクラウドサービスの種類は、データセンターごとに異なります。利用予定のクラウドサービスに接続できるか、接続の費用がどうなるかを、事前に確認しましょう。

    外部に出せないデータの閉域運用

    個人情報や取引先の機密を含むデータを、AIの学習に使う場合は、インターネットから切り離した環境で運用したいという要件があります。ハウジングでは、自社の機器を自社の管理下で動かせるため、そうした運用に向く場合があります。

    閉域の運用でも、機器の更新や、外部からの作業の方法を決める必要があります。作業の手順を、情報システム部門とあらかじめ決めておきましょう。データセンターへの入館の手続きや、持ち込む記憶媒体の扱いも、取り決めに含めます。

    ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)でハウジングサービスの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。

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    AI機器を預けるときの運用のコツ

    AI用のサーバーをハウジングで運用する場合は、機器の状態を遠隔から把握できる仕組みと、トラブル時の依頼先を整えておくことが大切です。

    電力と温度の監視

    GPUサーバーは、高い負荷がかかる学習の最中に、消費電力と発熱が大きくなります。電力や温度の異常を早く見つけられるよう、遠隔から確認できる監視の仕組みを用意しましょう。

    データセンター側が、ラックの電力や温度の情報を提供している場合があります。提供の有無と、確認できる画面の内容を、提供会社に聞いておきましょう。

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    増設や入れ替えの計画

    AI用の機器は、技術の進歩が速く、数年で入れ替えを検討する場合があります。データセンター内で隣接するラックを確保できるか、増設時に電力を増やせるかを、契約の時点で確認しておきましょう。

    将来の拡張を見込んだ空きラックの確保には、費用が発生する場合があります。必要な時期と台数の見通しを、提供会社と共有し、無理のない計画を立てましょう。

    現地作業の依頼範囲

    ハウジングでは、機器の故障時に、現地で作業する担当者が必要です。電源の再投入、ケーブルの差し替え、部品の交換を、データセンターの担当者に依頼できるサービスもあります。

    依頼できる作業の範囲、受付の時間帯、費用は、サービスごとに異なります。夜間や休日にも依頼できるかを確認し、依頼の手順を運用の資料にまとめておきましょう。

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    AI向けハウジングの費用と契約条件

    AI向けのハウジングは、電力や冷却の条件によって、費用の構造が変わります。見積もりの内訳と、契約の条件を確認しましょう。

    電力に関わる費用の見方

    ハウジングの費用は、ラックの利用料、電力の費用、回線の費用などで構成されます。電力は、契約する容量に応じた定額の場合と、使用量に応じた従量の場合があります。

    AI向けの機器は消費電力が大きいため、電力の費用が、全体に占める割合が大きくなる可能性があります。見積もりでは、電力の契約容量と、超えた場合の扱いを確認しましょう。

    契約期間と拡張の条件

    ハウジングの契約は、一定の期間を定める場合が多く、途中の解約には条件がつくことがあります。機器の入れ替えや撤去の際に、搬出の作業や費用がどうなるかも確認が必要です。

    AIの利用が拡大した場合に、ラックや電力を追加できる条件も、契約前に確かめましょう。複数のデータセンターから見積もりを取り、設備と費用を比較すると、条件の違いが分かります。

    AI機器の設置で比べる設備と接続の一覧

    電力供給、冷却、クラウドとの接続など、AI機器を預けるときに確認したい条件を、施設ごとに並べて比べられるようにしました。

    製品名特徴
    御殿山データセンター高負荷機器専用フロアや近傍空調方式で高密度機器に対応。キャリアフリー
    オプテージ曽根崎データセンター(OC1)ラックあたりの電力供給量を多く確保でき、低遅延のネットワーク接続も強み
    ふくいデータセンター主要クラウドへの閉域接続に対応。共用ラックは1U単位から利用可能
    Colt 印西データセンター数百kWレベルの電力要件にも専用ホールで対応する高密度コンピューティング
    QTPROデータセンターサービス閉域ネットやクラウド直結に対応。21Uからフルラックまで選択可能
    Colt東京塩浜データセンターキャリアニュートラルの拠点で、特殊なラックの希望があっても柔軟に対応

    電力・冷却・接続で見るハウジング施設

    GPUサーバーなど高密度な機器を預けることを想定し、電力や冷却、ネットワーク接続について掲載情報から読み取れる施設を紹介します。AI機器への対応可否は、必要な電力量などを伝えたうえで資料請求の際に確認しましょう。

    御殿山データセンター

    フリービット株式会社
    《御殿山データセンター》のPOINT
    1. 品川駅より徒歩15分のビジネスに適した環境と利便性に優れた立地
    2. 安全性が高い地盤で地震・液状化・浸水など災害危険度が低く安心
    3. 24時間365日の有人監視!堅牢なセキュリティと高水準の運営品質

    フリービット株式会社が提供する「御殿山データセンター」は、品川駅から徒歩約15分の都市型データセンターです。高密度機器向けに、アイルキャッピングによる温・冷機の分離、高負荷機器専用フロア、一定のエリアをモジュール化した近傍空調方式を用意しています。マシンルームの床荷重は1.5t/m2で、4tトラックが入れる屋内のトラックヤードから搬入できます。AWSなど外部クラウドとの連携に対応し、キャリアフリーセンターとして多様な外部回線を引き込めます。

    オプテージ曽根崎データセンター(OC1)

    株式会社オプテージ
    製品・サービスのPOINT
    1. 接続性(コネクティビティ):低遅延・高品質なネットワーク環境
    2. 立地:アクセス抜群のロケーション
    3. マネージドサービス:お客さま機器の保守・運用を手厚くサポート

    株式会社オプテージが提供する「オプテージ曽根崎データセンター(OC1)」は、2026年1月に開設された大阪の都市型データセンターです。豊富な電力供給により1ラックあたりの供給量を多く確保し、機器を高集積で設置できます。主要なメガクラウドのアクセスポイントがある堂島・心斎橋エリアから3km圏内にあり、該当エリアのデータセンターと直結して低遅延なネットワークを構築できます。エンジニアがリアルタイムで作業を代行するライブオペレーションも提供しています。

    ふくいデータセンター

    ミテネインターネット株式会社
    《ふくいデータセンター》のPOINT
    1. 多要素認証を導入し入退室管理を徹底した万全のセキュリティ体制
    2. 南海トラフ地震の影響リスクが低いDR/BCP対策に最適なエリア
    3. ベテランスタッフによる常時監視で異常対応・故障回復を実施

    ミテネインターネット株式会社が提供する「ふくいデータセンター」は、DR/BCP対策の拠点として使えるデータセンターです。MicrosoftのAzureやAmazon Web Servicesなどの主要クラウドへの閉域接続を提供し、ロケーション冗長も選べます。インターネット接続は1Gbpsと10Gbpsから選択できます。ラックは1U単位の共用ラックと、42Uの専用ラック1本単位があり、電源は100V20Aが2本の構成です。専用ラックでは電源を追加できます。

    Colt 印西データセンター (Coltテクノロジーサービス株式会社 (旧:KVH株式会社))

    《Colt 印西データセンター》のPOINT
    1. 国内有数のセキュアで高性能な最先端データセンター
    2. 安全性が高く低リスクのロケーション
    3. お客様の個別ニーズに合わせた幅広いソリューションを提供可能

    QTPROデータセンターサービス (株式会社QTnet)

    製品・サービスのPOINT
    1. 免震構造・UPS・非常用発電機を備え、災害・停電に強い。
    2. 1Uからフルラックまで柔軟に選択可能。
    3. 閉域ネットやパブリッククラウド直結でハイブリッド構成に対応。

    Colt東京塩浜データセンター (Coltテクノロジーサービス株式会社 (旧:KVH株式会社))

    製品・サービスのPOINT
    1. クラウドやIXへの構内接続と特定業者に縛られない接続オプション
    2. ケージや持込ラックなどの要望にも柔軟に対応
    3. 経験豊富なエンジニアによるライフサイクルサポート

    まとめ

    AI対応のハウジングは、電力、冷却、床荷重の条件に加えて、クラウドへの接続や現地作業の範囲も比べて選ぶことが大切です。学習と推論の役割を決めたうえで、増設や入れ替えの計画も契約の時点で確認しましょう。自社のAI用途にあうハウジングを、資料請求で比較してみてください。

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    11月02日(月)更新
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