おすすめしたいクラウドID管理システム(IDaaS)の比較表
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製品名 |
対象従業員規模 |
提供形態 |
参考価格 |
参考価格補足 |
レビュー評価 |
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AccessMatrix USO |
100名以上 |
パッケージソフト / オンプレミス / クラウド |
5,000,000円 ~ |
最多導入価格 |
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D-PLAMS |
全ての規模に対応 |
オンプレミス / クラウド |
5,900,000円 ~ |
※簡易パッケージもあります。 |
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SafeNet Trusted Access Premium |
100名以上 |
クラウド / SaaS / ASP / サービス |
770円 ~ |
10ユーザー(最小)月額820円/ユーザー。1000ユーザー月額570円/ユーザー。その他ボリュームディスカウントあり。詳細はお問合せ下さい。 |
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※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
おすすめのクラウドID管理システム(IDaaS)
まずはITトレンドがおすすめするクラウドID管理システムを見ていきましょう。
《AccessMatrix USO》のPOINT
- 複数IDやパスワードなど煩雑なログインを簡潔にしたい企業
- シングルサインオンによりログイン時の利便性向上
- 既存のシステム変更不要で短期間での導入が可能
株式会社ハイ・アベイラビリティ・システムズが提供する「AccessMatrix USO(ID管理)」は、金融機関への導入実績を多く持つエンタープライズシングルサインオン製品です。既存のシステム変更が不要なので、導入期間が短くて済むのがポイントとなります。
監査レポートにより、ログインの日時やログイン先の情報も把握できるので、ログ改ざんの防止が期待できるでしょう。
《D-PLAMS》のPOINT
- 組織のアカウント情報を一元管理
- 様々なシステムとの連携が可能
- 管理業務の負荷を軽減する数々の機能を搭載
株式会社ディライトテクノロジーが提供する「D-PALAMS」は、さまざまなシステムと柔軟に連携可能なID管理サービスです。数万人の大規模システムから小規模システムまで、幅広い導入実績を誇ります。
元となるIDデータのフォーマットを問わず、読み込んだ情報はその先の利用システムに自動でプロビジョニングされるため、工数削減や業務軽減を実現できます。
SafeNet Trusted Access Premium
製品・サービスのPOINT
- クラウドシングルサインオンをSaaSサービスで提供
- ポリシーベースのアクセス管理とワンタイムパスワード認証
- 適切なユーザーが正しいアプリケーションに容易にアクセス
タレスDIS CPLジャパン株式会社が提供する「SafeNet Trusted Access Premium」は、シナリオベースのアクセスポリシーでIDを保護する機能を備えたシングルサインオンサービスです。
SalesForceやOffice365などに対応した、定義済み統合テンプレートが提供されるので、主要なクラウドアプリケーションに簡単に接続可能となっており、業務負担の削減に繋がります。無償トライアルもあるので、使用感を試してみてください。
以下のページではID管理システムをランキング順に紹介しています。ぜひご覧ください。
まだまだある!クラウドID管理システム(IDaaS)
ほかにも、どのようなクラウドID管理システムがあるのか見ていきましょう。
Onelogin
OneLogin社が提供している「OneLogin」は、シングルサインオンに対応したID管理システムです。大企業への導入実績があります。また、ディレクトリとしての活用も可能で、LDAPやGoogle Appsなどのディレクトリを一元管理できるのが特徴です。
30日間の無料トライアルではユーザー数、アプリ数共に無制限なので、導入前にしっかりと検討できるでしょう。
Okta Identity Cloud
Okta社が提供している「Okta Identity Cloud」は、多要素認証やシングルサインオンに対応したクラウドサービスです。シングルサインオンにより、ユーザーがパスワードを覚えなくてもログインできる仕組みを実現します。
対応しているサービスは5,500以上もあるため、効果的にクラウドサービスを使って業務を行えるでしょう。
IIJ IDサービス
株式会社インターネットイニシアティブが提供している「IIJ IDサービス」は、さまざまなサービスの情報を連携してログインを効率化します。IPアドレスをもとにアクセス制限を柔軟に実施し、多要素認証によって安全性を確保しています。
また、不正ログインを予防するだけでなく、検知も可能なため安心できる体制の構築が可能です。
Azure Active Directory
マイクロソフトが提供している「Azure Active Directory」は、シングルサインオンにより各サービスへのログインを効率化します。2,800以上のアプリやソフトと連携することが可能であり、それぞれのID情報を共有するためログインがスムーズになります。
CloudGate UNO
株式会社インターナショナルシステムリサーチが提供している「CloudGate UNO」は、シングルサインオンサービスです。クラウドサービスへのログインを場所・時間・端末で限定できるため、柔軟にコントロールできます。
セキュリティポリシーに合わせたアクセス制限や、生体認証、多要素認証にも対応しているため安全性も高いでしょう。なお、30日間の無料トライアル期間があります。
統合ID管理ソリューション
日本電気株式会社が提供している「統合ID管理ソリューション」は、ユーザーIDの統合管理を実現します。複数のシステムを利用している場合でも、ID情報を連携させて一元管理できます。ログイン情報だけでなくアクセス権限情報も管理し、シングルサインオンの実現も可能です。
クラウドID管理システム(IDaaS)の選び方
では、最適なクラウドID管理システムを選ぶためには、どのような点を意識すれば良いのか見ていきましょう。
信頼のおけるベンダーか
ID管理システムに限りませんが、クラウド型のシステムを選ぶ際は、サービスを提供しているベンダーが信頼できるか判断しなければなりません。自社のIDやパスワードの情報を外部の企業のサーバで保存することになるからです。
もし、信用できない業者であれば重要な情報が流出してしまうおそれがあるでしょう。
そのため、過去に情報漏えい事故を起こしていないか確認してください。また、サイバー攻撃に対して適切なセキュリティ対策を実施しているかも重要です。
ほかにも、使い方がわからないときのサポート体制が整っているのか、丁寧な対応してくれるのかも確認しましょう。
使いやすさは優れているか
クラウドID管理システムは海外製品が多く、国内のベンダーがローカライズして提供していることが多いです。したがって、一部の製品は日本語に対応していないケースもあるため注意してください。
実際に、日本法人がサポートしていないサービスも多く、管理画面のほとんどが外国語であることも珍しくありません。
また、新しいシステムを導入する際には操作や運用の習得に時間がかかるため、担当者が使いやすいかどうか判断する必要があります。直感的な操作ができるシステムであれば導入もスムーズに進むでしょう。
無料トライアル期間はあるか
使いやすく機能が充実しているシステムでも、実際に使ってみると操作が難しいことはよくあります。自社に必要な機能が揃っているか、マニュアルがなくても使えるかどうか、トライアルを実施して確認するのが理想です。
一般的には1ヶ月ほどの無料トライアル期間が設けられているケースが多いため、導入前に試してみるのがおすすめです。
クラウドID管理システム(IDaaS)で利便性の向上を
クラウドID管理システムを使えば複数のクラウドサービスを利用していてもスムーズにログインして業務を行えます。
特にシングルサインオンの仕組みを利用すれば、ユーザーが各サービスのログイン情報を覚えておく必要はありません。また、管理者は1つの情報を管理すれば良いため効率化を図れます。選ぶ際は機能や使いやすさ以外にベンダーの信頼性の確認が必須です。
無料トライアル期間を活用し、最適なシステムを導入しましょう。