パスワード漏えい対策について動画で解説中!
ITトレンドの姉妹サイト「bizplay」でも、パスワード漏えい対策や管理方法に関する動画を配信しています。
この動画でわかること(約7分)
- ・DX推進の課題:クラウドサービスやデバイスが増えることで、パスワード管理が煩雑になりセキュリティリスクも拡大
- ・実際の脅威:ブラウザ保存パスワードの盗難や、個人アカウント経由で社用情報が侵害される事例も発生
- ・解決策「Soliton OneGate」:多要素認証とシングルサインオンを組み合わせ、利便性とセキュリティを両立
- ・多要素認証の柔軟性:ICカード・顔認証・スマホ認証・パスワード認証など、業務環境に応じて選択可能
- ・シングルサインオンの便利さ:一度の認証で複数のアプリやクラウドサービスに安全にアクセス
- ・拡張性:SAML連携により、協力企業も含めたサプライチェーン全体での安全な認証が可能
続きでは、大規模企業での活用事例や業務効率化への効果、セキュリティ強化の具体的な仕組みが紹介されています。詳しくは動画本編をご覧ください。
▶動画本編を見る(bizplayに遷移します)パスワード管理アプリとは
パスワード管理アプリとは、業務用システムやWebサービスで活用するIDやパスワードの保存・自動生成・入力をするソフトウェアです。さまざまなITサービスのIDやパスワードを記憶し、強力な暗号化技術によって簡単かつ安全に保存します。ユーザーは一つのマスターパスワードを用いて、すべてのアカウントを管理できます。
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人気のパスワード管理アプリを比較
パスワード管理アプリの必要性
パスワード管理アプリは、自社内のアカウント・パスワード情報の適切な管理を実現し、情報漏えいなどの事故を防止するうえで必要とされています。現在では、さまざまな業務システムやWebサービスなどを活用して事業活動を行う企業が多くあります。自社内で活用されているアカウントは膨大になるため、人力ですべてのパスワード情報を適切に管理するのは難しいでしょう。適切なパスワード管理ができていない場合には、以下のようなリスクが生じる可能性があります。
- ●不正アクセス・情報漏えい
- ●不正取引・アカウント回復のための業務中断などによる金銭的損失
- ●アカウント乗っ取りによるデータ改ざんや情報盗難
パスワード管理を怠ることで、このような企業の信頼性低下につながる重大な事故に発展する場合があります。そこで注目されているのがパスワード管理アプリです。パスワード管理アプリは、セキュアな環境下でIDとパスワードを保存・管理できるほか、強力なパスワードの自動生成も可能です。ログイン時には自動でパスワードが入力されるため、ユーザーが個別に記憶する必要もなく、使い回しも防げるでしょう。
パスワード管理アプリの機能
パスワード管理アプリには、一般的に以下のような機能が搭載されています。
- ■パスワードの保存
- アカウントのIDとパスワードを安全に保存する
- ■自動入力
- クラウドサービスのログイン画面でID・パスワードを自動で入力する
- ■自動生成
- セキュリティ性の高い強力なパスワードを自動で生成する
- ■パスワードの評価
- 独自のパスワードを作成した場合、強度を評価する
- ■クラウド同期
- 複数のOSや端末でパスワードを同期する
パスワード管理アプリの活用イメージ
パスワード管理アプリは、強力なパスワードの生成とセキュリティ機能を用いて、システムアクセスの安全性を高めるために活用されます。また、パスワードのセキュリティ対策強化にくわえ、以下のようなシーンでも活用が可能です。
- ■チームでのパスワード共有
- 複数の従業員が一つのアカウントやシステムにアクセスする際に、従業員間でパスワードを安全に共有し、ログインが簡素化される。
- ■ISMS認証の取得
- 組織が情報セキュリティ管理体制を整備し適切に運用していることを証明するISMS認証を取得する際、要素の一つとして考慮される場合もある。
- ■パスワード以外の機密情報を管理
- 銀行口座情報やクレジットカード番号などパスワード以外の情報も、安全に一元管理できる。
パスワード管理アプリの選び方
ネット上のさまざまな脅威から情報資産を守るには、自社にあったパスワード管理アプリの選定が重要です。そのためのポイントは以下の5つです。
- ●利用中の端末やOSに対応しているか
- ●セキュリティ機能が充実しているか
- ●データ喪失を防ぐバックアップ機能はあるか
- ●利用料は無料か有料か
- ●登録できるパスワード数はどのくらいか
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
利用中の端末やOSに対応しているか
パスワード管理アプリのなかには、iOSやAndroidなど利用可能なOSや端末が限られているものもあります。WindowsやmacOSなど特定のパソコンOSにのみ対応している場合もあるため、導入検討時によく確認しましょう。
OSが対応していない場合、その端末では手動でパスワードを入力する必要が生じるため利便性が低下します。データ同期もできないため、新しいパスワードを追加・変更した際に反映されず、データの一貫性が失われる点もデメリットになります。利用している端末の種類が多い場合は、可能な限りマルチデバイスに対応したアプリを選択するとよいでしょう。また、製品のなかには、Apple Watchとサービス連携可能なものもあります。
セキュリティ機能が充実しているか
パスワード管理アプリを選ぶ際には、セキュリティ性の高さや機能の豊富さは重要なポイントです。例えば、二要素認証機能があれば、ログイン時にSMSや認証アプリでの追加認証を要するため、よりセキュリティを強化できます。さらに、一定時間での自動ロック機能や、パスワードのコピーアンドペーストを防ぐクリップボードガード機能が搭載されているとより安心でしょう。
また、「AES-256」など強固な暗号方式を採用しているものや、パスワードを変換するハッシュ化が可能なものもあります。製品によって安全性を高めるための特徴や機能はさまざまなため、資料請求をして各社製品をよく比較し、導入を検討するとよいでしょう。
データ喪失を防ぐバックアップ機能はあるか
バックアップ機能があるかどうかも、重要な選定ポイントです。ほとんどのパスワード管理アプリに付いている機能で、データをパソコンやクラウド上に自動保存します。複数のバックアップ先があると、老朽化や災害などによって万が一端末が故障しても、データ復元が可能です。
また、機種変更によるデータ移行の際にも新しいデバイスへスムーズに引き継げる点もメリットです。しかし、アプリによっては有料オプションになる場合もあるため、導入前に確認して検討しましょう。
利用料は無料か有料か
パスワード管理アプリの料金形態は、無料と有料があります。無料のパスワード管理アプリはコストを抑えて利用できるものの、有料版と比較すると暗号化の強度などセキュリティ性に劣ります。業務で本格的に活用するのであれば、情報漏えい事故防止のためにも十分なセキュリティ対策が行える有料版がおすすめです。
また、無料のパスワード管理アプリには、広告が表示されるものもあります。広告はユーザーの個人情報が収集され、興味や関心にもとづいて表示されるため、プライバシーを重視する場合は有料版を検討しましょう。なお、有料版でも無料のお試し期間が設けられているものもあるため、実際に利用し操作性を確認することをおすすめします。
登録できるパスワード数はどのくらいか
パスワードの登録数は、アプリによって異なります。登録可能なパスワード数が多いほど、すべてのサービスにおいて強力なパスワードを生成し保存できるためセキュリティ性や利便性が向上します。
従業員数が多い、複数のクラウドサービスを利用しているといった場合は、登録数が無制限の製品がよいでしょう。なお登録数に制限がなければ、パスワードを忘れたり、アカウントがロックされたりした場合でもスムーズにパスワード再発行ができます。
パスワード管理と同様に、ID管理も情報漏えい対策において重要な要素です。近年では、情報漏えいリスクや管理業務の負担軽減を目的に、ID管理ツールを導入する企業が増えています。まずは製品の資料を活用し、自社に最適な管理体制の構築を目指してみませんか。
人気のパスワード管理アプリを比較
ここでは、人気のパスワード管理アプリを紹介します。対応端末や月額料金、機能などをまとめているので、製品の比較検討にぜひお役立てください。
Keyspider
- クラウドID管理と効率化を実施し、変化に対応できるシステム運用
- “引継ぎ期間”を想定した対応が可能
- 組織情報に紐づけ、各システムの権限付与が自動的に行える。
株式会社アクシオが提供する「Keyspider」は、ユーザーアカウントの管理から権限設定、各システムへの同期までを自動化し、ゼロトラストを見据えたIDライフサイクル管理を支援するクラウドサービスです。兼務者への権限付与や引継ぎ期間の設定、未来日に応じた権限変更の予約にも対応し、管理の負荷軽減に役立ちます。パスワードの期限前通知やユーザー自身での変更にも対応し、安全な運用をサポートします。
| 対応OS | Windows | 主な機能 | プロビジョニング/申請承認フロー/スケジュール設定 |
| 参考価格 | 初期費用250,000円、月額300円~/ユーザー ※最低利用ユーザー数は500ユーザーから | ||
Extic
- 複数アプリケーションを一括メンテナンス可能なID管理機能
- 利便性とセキュリティを向上させる認証機能を備えたSSO
- 国産IDaaSのため、日本時間・日本語でサポートを受けられ安心
エクスジェン・ネットワークス株式会社が提供する「Extic」は、クラウドとオンプレミス双方のアカウント管理とSSOをまとめて扱える国産IDaaSです。主要クラウドサービスやActive Directoryなどへのプロビジョニングに対応し、正確なユーザー情報管理を支援します。SAMLや外部IdPとの連携で認証の利便性を高め、パスワードのリセットや通知などの管理機能も備えています。
| 対応OS | Windows/Mac/iOS/Android/Chrome | 主な機能 | プロビジョニング/ポリシー設定/パスワード同期/スケジュール設定 |
| 参考価格 | 通常プラン:初期費用無料、月額300円~/ユーザー ※ID数:100~ | ||
LDAP Manager
- 900本を超える導入実績でお客様のIDに関する課題を解決
- 豊富な標準機能でお客様ごとの複雑なID運用要件をカバー
- 年々増加するシステムに対応できる柔軟な連携と拡張性
エクスジェン・ネットワークス株式会社が提供する「LDAP Manager」は、IDの登録・更新・削除を一元的に管理し、各システムへリアルタイムで連携できる統合ID管理パッケージです。複数部門や雇用形態の異なる利用者がいる環境でもアカウント運用を自動化し、登録漏れや不要アカウントを抑制します。共通のパスワードポリシー管理や初期パスワード生成、ユーザーによる一括変更にも対応し、利便性と安全性の向上に貢献します。
| 対応OS | Windows | 主な機能 | プロビジョニング/ポリシー設定/申請承認フロー/パスワード同期/スケジュール設定 |
| 参考価格 | 基本パッケージ 初期費用600,000円/50ユーザー、プロダクトサポート(年間)120,000円 | ||
Zoho Vault (ゾーホージャパン株式会社)
- パスワードのセキュリティ状況を一元把握できるダッシュボード!
- 多彩なクラウドアプリと連動しシングルサインオンを実現!
- 専用アプリでスマホのパスワードも徹底的に管理!
「Zoho Vault」は、ゾーホージャパン株式会社が提供しており、専用アプリで個人やチーム、企業のパスワードを管理します。軍隊でも使用されるAES-256の暗号化と生体認証の活用で、徹底的な保護が可能です。適切なパスワードポリシーを作成し、脆弱性のあるパスワードは排除するため、サイバー攻撃の防止に役立つでしょう。
| 対応OS | Windows/Mac/Android/iOS/Chrome | 主な機能 | ポリシー設定//パスワード同期 |
| 参考価格 | スタンダード:月額108円~/ユーザー、プロフェッショナル:月額540円~/ユーザー エンタープライズ:月額860円~/ユーザー ※無料プランあり | ||
1Password
AgileBits Inc.が提供する「1Password」は、IBMやSlackなど大手を含む17万社以上の企業で利用実績があるパスワード管理アプリです。マスターパスワードと呼ばれる一つのパスワードで、さまざまなサービスのアカウントにアクセスできます。マスターパスワードは指紋認証でも利用可能なため、万が一パスワードを忘れてしまったときにも安心です。
| 対応OS | Windows/Mac/Linux/iOS/Android | 主な機能 | パスワード保護/パスワード共有/リスク検出/レポート/ブラウザ拡張など |
| 参考価格 | individual:月額2.39USドル~、Families:月額3.59USドル~ Business:月額7.99USドル~/ユーザー、Teamsスターターパック:月額19.95USドル~/10ユーザーまで | ||
LastPass
「LastPass」は、LastPass が提供するパスワード管理アプリです。10万社以上の企業で利用実績があり、2023年の「Fortress Cyber Security Award」を受賞しています。管理しているパスワードを分析し、変更を推奨するパスワード判別機能を搭載しています。また、OSが同じデバイス間であれば同期も可能です。指紋認証でのログインが採用されているため、端末を紛失した場合もパスワード流出のリスクを低減できます。
| 対応OS | Mac/Windows/Linux/Chrome/Firefox/iOS/Android | 主な機能 | パスワード保護/パスワード共有/緊急アクセス/自動ログインなど |
| 参考価格 | Premium:月額3USドル/ユーザー、Family:月額4USドル/ユーザー Teams:月額4.25USドル/ユーザー、Business:月額7USドル/ユーザー ※無料プランあり | ||
Bitwarden
Bitwarden, Inc.が提供する「Bitwarden」は、クラウドで同期するタイプのパスワード管理アプリです。ユーザー数や登録パスワード数が無制限であることが特徴です。パスワード保管庫に情報を保存・同期し、同じ情報を複数の端末で共有できます。海外企業のアプリですが、日本語にも対応しているため利用しやすいでしょう。
| 対応OS | Mac/Windows/Linux/iOS/Android | 主な機能 | パスワード保護/パスワード共有/API連携など |
| 参考価格 | チーム:月額4USドル/ユーザー 企業:月額6USドル/ユーザー | ||
True Key
「True Key」は、McAfeeが提供するパスワード管理アプリです。多要素認証を標準搭載しAES-256方式の強固な暗号化によってパスワードを保護します。認証方法は、ID・パスワードか顔認証、または2段階認証から選択可能です。料金プランは15個のパスワードを登録可能な無料版と、パスワード登録数無制限のプレミアム版の2種類があります。
| 対応OS | Mac/Windows/iOS/Android | 主な機能 | パスワード保護/パスワード共有/生体認証/デジタルウォレットなど |
| 参考価格 | プレミアム版:年額19.99USドル ※無料プランあり | ||
「自社に合う製品を診断してから資料請求したい」、「どんな観点で選べばいいかわからない」という方向けの診断ページもあります。
ITトレンドで過去にID管理ツールを資料請求した方のお悩みや要望から作成した簡単な質問に答えるだけで、最適なシステムを案内します。
無料で今すぐ利用できますので、下のリンクから診断を開始してください。
▶ID管理ツール おすすめ比較・無料診断
無料のパスワード管理アプリを比較
ここからは、無料で利用できるパスワード管理アプリを紹介します。無料版はコストを抑えて利用できる一方で、機能やサポートの面で制限がある場合があります。不十分と感じる場合は有料版も検討してみましょう。
Microsoft Authenticator
Microsoftが提供する「Microsoft Authenticator」は、すべての管理サービスが無料で利用できます。スマートフォン端末の顔認証や指紋認証を利用し、Microsoftアカウントへ簡単にログイン可能なため、パスワード入力の手間が省けます。また、パソコンからMicrosoftアカウントへログインする際にスマートフォンに通知が来るため、不正ログインを防止できるでしょう。
| 対応OS | iOS/Android | 主な機能 | パスワード保護/二要素認証/アカウント情報バックアップなど |
| 参考価格 | 無料 | ||
ノートンパスワードマネージャー
「ノートンパスワードマネージャー」は、ジェン デジタルが提供する無料アプリです。マスターパスワード一つですべてのアカウントIDやパスワードを管理できます。パスワードは暗号化され、オンラインデータ保管庫に保存されます。なお、セキュリティソフトである「ノートン」と併用することで、総合的なセキュリティ対策が可能です。
| 対応OS | Mac/Windows/iOS/Android | 主な機能 | パスワード保護/パスワード作成機能/生体認証/ログイン脆弱性特定など |
| 参考価格 | 無料 | ||
パスワード管理アプリ導入時の注意点
パスワード管理ツールを導入する際は、利便性だけでなく、運用面やセキュリティ面でのリスクにも注意が必要です。以下に代表的なポイントをまとめます。
- ■マスターパスワードの管理
- ツールに保存されたすべての情報を守る鍵となるのがマスターパスワードです。これを忘れたり漏えいしたりすると、すべてのアカウントにアクセスされる恐れがあります。強固なパスワード設定と、多要素認証(MFA)の併用が推奨されます。
- ■アクセス権限の設定
- 複数人で利用する場合は、閲覧・編集・共有の権限を明確に区分しましょう。特に退職者や外部委託先のアクセス権が残ったままだと、情報漏えいにつながるリスクがあります。
- ■パスワードの一括登録・同期時のセキュリティ
- 他の端末やクラウドへデータを同期する際は、通信の暗号化(SSL/TLS)が有効になっているか確認が必要です。公共Wi-Fiなど安全性が低い環境ではログインを避けましょう。
- ■アプリへの過信
- ツールに任せきりにすると、誤登録や同期エラーに気づかない場合があります。定期的に登録情報を見直し、不要なアカウントを削除する運用を心がけましょう。
- ■組織内ルールの整備
- 個人ごとに異なるツールを使うと、情報共有やセキュリティ管理が煩雑になります。社内で利用するツールを統一し、運用ルールを明文化することで、情報管理の効率と安全性が高まります。
パスワード管理ツールは非常に便利ですが、使い方を誤ると逆にリスクを招く場合があります。導入時にはセキュリティポリシーを明確にし、従業員教育を行うことで、安全に活用できる環境を整えましょう。
法人利用にはID管理ツールもおすすめ
組織内のITセキュリティを強化したい場合には、ID管理ツールもおすすめです。ID管理ツールとは、システムやサービス利用者のIDやパスワードなどのユーザー情報を一元管理するシステムです。パスワード管理だけではなく、自社内のアカウント情報全般の適切な管理を実現するため、より強固なセキュリティ対策が行えます。
また、パスワード管理機能はもちろんのこと、シングルサインオンや特権ID管理機能、ID管理台帳作成機能なども搭載されています。煩雑になりがちなID管理業務の効率化や負担軽減にもつながるでしょう。
以下の記事では、おすすめのID管理ツールについて比較紹介しています。情報システム管理者の負担軽減のためにも、あわせてチェックしてみましょう。
パスワード管理アプリに関するよくある質問(FAQ)
パスワード管理アプリの導入を検討している方から寄せられる、よくある質問と回答をまとめました。初めて利用する方も安心して導入できるよう、基本的な疑問を解消しておきましょう。
- ■Q1:パスワード管理アプリは本当に安全ですか?
- ほとんどのパスワード管理アプリは「ゼロナレッジ暗号化方式」を採用しており、運営側でもユーザーのデータを閲覧できません。マスターパスワードを第三者に知られないように管理すれば、高い安全性を保てます。
- ■Q2:無料版と有料版の違いは何ですか?
- 無料版は登録できるパスワード数や同期できるデバイス数に制限があることが多いです。有料版では、複数端末での利用、共有機能、漏えい監視などの高度なセキュリティ機能が利用できます。
- ■Q3:マスターパスワードを忘れた場合はどうなりますか?
- ゼロナレッジ設計のため、運営側でもマスターパスワードを再発行できません。復旧コード(リカバリキー)を設定しておき、必ず安全な場所に保管しておくことが重要です。
- ■Q4:スマートフォンとパソコンで同じアカウントを使えますか?
- 多くのパスワード管理アプリはクラウド同期に対応しており、同じアカウントで複数端末から利用可能です。ただし、端末数に制限がある場合があるため、事前にプラン内容を確認しましょう。
パスワード管理アプリは、適切に運用すれば情報漏えいリスクを大幅に低減できる便利なツールです。導入前に不安を解消し、自社や個人の利用目的に合ったアプリを選びましょう。
まとめ
パスワード管理アプリを導入する際は、機能やセキュリティ対策、対応OSなどを比較したうえで、自社に最適な製品を選ぶことが重要です。パスワード管理アプリは、情報漏えいや入力ミスのリスクを防ぎ、業務効率を向上させる有効なツールです。メリットを最大限に活かすためにも、慎重に検討しましょう。
また、パスワードだけでなくIDもまとめて管理したい企業向けに、ID管理ツールの比較資料をご用意しています。多くの企業が導入している製品をチェックし、自社に最適な管理体制の構築を目指してみませんか。


