無料で使えるマイナンバー管理システムとは
無料で使えるマイナンバー管理システムには、利用人数を限定した無料プランと、一定期間だけ全機能を試せる無料トライアルがあります。目的によって適した方法が異なるため、料金が発生する条件や利用期間を確認したうえで選びましょう。
| 無料で利用する方法 | 主な特徴 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 無料プラン | 人数や機能の条件内で継続利用できる | 少人数で基本的な管理を行う企業 |
| 無料トライアル | 有料製品を決められた期間だけ試せる | 導入候補の操作性や機能を検証したい企業 |
| 表計算ソフト | 管理台帳を自社で作成して運用する | 取り扱う件数が少なく、管理体制を整備できる企業 |
無料プランを継続利用する方法
無料プランは、利用人数や機能などの条件を満たす限り、月額費用をかけずに継続利用できる仕組みです。少人数の企業や、新設法人がマイナンバー管理を始める際に活用できます。
ただし、登録できる従業員数や利用可能な機能には上限があります。従業員の増加後に有料契約が必要となる場合もあるため、現在の人数だけでなく、今後の採用計画も踏まえて確認しましょう。
無料トライアルで機能を試す方法
無料トライアルは、有料製品の操作性や機能を一定期間試せる仕組みです。マイナンバーの収集方法や管理画面、権限設定、給与計算システムとの連携などを、本契約前に確認できます。
継続利用を前提とした無料プランとは異なり、試用期間の終了後は契約または利用停止が必要です。試用開始前に検証項目と担当者を決めておくと、限られた期間を有効に使えます。
表計算ソフトで管理する方法
表計算ソフトで管理台帳を作成すれば、システム利用料は発生しません。しかし、マイナンバーを通常の表計算ファイルへ直接入力すると、誤送信や複製、閲覧権限の設定漏れが起こる恐れがあります。
管理台帳には保管場所や取得日、利用履歴、廃棄日を記録し、番号そのものはアクセスを制限した環境に保存する方法が考えられます。担当者や従業員が増えるほど管理が複雑になるため、長期運用には慎重な判断が必要です。
無料のマイナンバー管理システムでできること
無料版で対応できる範囲は製品によって異なりますが、マイナンバーの収集や保管、利用履歴の記録などが中心です。無料トライアルでは、有料版と同等の機能を試せる場合もあるため、自社の運用に必要な作業を実際に確認できます。
従業員からのマイナンバー収集
クラウド型の製品では、従業員本人へ登録依頼を送り、スマートフォンやパソコンからマイナンバーを提出してもらえます。担当者が紙の書類を受け取り、管理画面へ転記する作業を減らせる点がメリットです。
本人確認書類の画像を登録できる製品もあります。無料利用中に、従業員側の入力手順や差し戻し方法、未提出者への通知方法まで試しておくと、導入後の運用を具体化できます。
マイナンバーの保管と検索
収集したマイナンバーを暗号化された環境へ保管し、必要な従業員情報を検索できます。紙の書類や複数のファイルへ情報が分散する状態を防ぎ、管理場所を統一しやすくなるでしょう。
ただし、クラウドへ保存するだけで安全性が確保されるわけではありません。通信や保存データの暗号化、ログイン時の認証方法、データセンターの管理体制も確認が必要です。
権限設定と操作履歴の記録
権限設定を利用すると、人事部門や給与担当者など、業務上必要な人だけに閲覧権限を付与できます。担当者ごとに閲覧や編集、出力の範囲を分けられれば、不必要な情報へのアクセスを抑えられます。
操作履歴では、誰がいつ情報を閲覧し、どのような処理を行ったかを記録可能です。不審な操作の確認や内部監査にも役立つため、無料版で記録期間や検索方法を確認しましょう。
給与や社会保険業務との連携
人事労務システムにマイナンバー管理機能が含まれている製品では、給与計算や年末調整、社会保険手続きと情報を連携できます。必要な手続きのたびに番号を転記する作業を減らし、入力ミスの防止につなげられます。
連携できる業務や外部製品は、料金プランによって異なる場合があります。無料トライアルでは、実際に利用している給与計算ソフトとの連携可否も確認してください。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)で「マイナンバー管理システム」の一括資料請求が可能です。ぜひ、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。
無料のマイナンバー管理システムの制限
無料版は初期検証や少人数での運用に役立つ一方、利用人数や機能、サポートに制限が設けられる場合があります。費用を抑えることだけを優先せず、マイナンバーを適切に管理できるかという観点から確認しましょう。
登録人数やデータ容量に上限がある
無料プランでは、登録できる従業員数に上限が設けられている場合があります。従業員本人だけでなく、扶養家族や退職者の情報も管理対象となるため、必要な登録件数を少なく見積もらないことが重要です。
画像形式の本人確認書類を保存すると、データ容量も増えます。上限を超えた際の追加料金や、上位プランへ変更する条件を事前に確認しておきましょう。
機能や外部連携が限定される
無料版では、マイナンバーの登録と保管には対応していても、給与計算や社会保険手続きへの連携、詳細な権限設定などを利用できない場合があります。CSVファイルの出力や一括登録が制限されるケースも考えられます。
必要な機能を洗い出さずに利用を始めると、手作業が残り、かえって管理負担が増える可能性があります。現在の業務手順と照らしあわせ、無料範囲で完結する作業を確認してください。
サポート方法が限られる
無料プランでは、電話や個別相談を利用できず、問い合わせフォームや操作マニュアルだけで対応する場合があります。初期設定や権限設計を自社で行う必要があると、担当者の負担が大きくなるでしょう。
マイナンバーを扱う業務では、設定の誤りが情報管理上の問題につながる恐れもあります。運用に不安がある企業は、導入支援や問い合わせ窓口を利用できる有料プランも比較対象に含めましょう。
無料期間後にデータ移行が必要になる
無料トライアルは期間終了後に利用できなくなるため、契約しない場合は登録データの削除や移行が必要です。試用環境へ実際のマイナンバーを登録する際は、終了後の取り扱いも確認しなければなりません。
トライアルでは架空の番号やテストデータを使い、操作性を検証する方法もあります。実データを使用する場合は、契約終了後の削除方法やデータを保持する期間を提供会社へ確認してください。
無料のマイナンバー管理が向いている企業
無料版は、従業員数が少ない企業や、導入候補を絞り込むために操作性を確認したい企業に適しています。一方、複数拠点や多数の従業員を管理する場合は、無料範囲にこだわらず、運用負担と安全性を含めて判断しましょう。
管理する人数が少ない企業
従業員と扶養家族を含めても登録件数が無料枠に収まる企業は、無料プランを利用しやすいでしょう。紙や表計算ソフトで管理している小規模企業が、クラウド管理へ移行する際の選択肢にもなります。
ただし、短期間で採用人数が増える企業では、早期に上限へ達する可能性があります。人数超過後の料金だけでなく、プラン変更時にデータを引き継げるかも確認してください。
本導入前に操作性を確認したい企業
複数製品の無料トライアルを利用すれば、管理画面の見やすさや従業員の入力手順を比較できます。カタログだけでは判断しにくい操作性を確認し、現場に定着しやすい製品を選びたい企業に適した方法です。
検証時は、管理者だけでなく、マイナンバーを提出する従業員にも操作してもらいましょう。提出依頼から登録完了までの流れを確認すると、問い合わせが発生しやすい箇所を把握できます。
人事労務業務をまとめて試したい企業
人事労務システムに含まれるマイナンバー管理機能を試せば、従業員情報や給与、勤怠、年末調整との連携も確認できます。複数業務を一つのシステムへまとめたい企業に向いています。
ただし、マイナンバー管理機能だけを使いたい場合は、不要な機能まで契約する可能性があります。専用製品と人事労務システムを比較し、利用範囲と料金のバランスを見極めましょう。
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無料から有料へ切り替える判断ポイント
従業員数や利用部門が増え、無料版の制限によって手作業が増えてきたら、有料版への切り替えを検討する時期です。月額料金だけで判断せず、担当者の作業時間や情報管理上のリスクも含めて比較しましょう。
登録人数が無料枠を超える
従業員や扶養家族の登録件数が上限へ近づいた場合は、早めに移行計画を立てましょう。上限到達後に慌てて製品を選ぶと、十分な比較や社内調整ができない恐れがあります。
料金を比較する際は、従業員数だけでなく、管理対象者数や利用ユーザー数のどちらで課金されるかを確認してください。退職者情報の保存件数が料金へ影響する製品もあります。
複数部門や拠点で利用する
本社と支社でマイナンバーを扱う場合、担当者ごとの権限設定や操作履歴の管理が重要です。無料版で詳細な権限を設定できないと、必要以上の情報を閲覧できる状態になる可能性があります。
部門別の管理や承認フロー、拠点をまたぐ情報共有が必要になった時点で、有料版を検討しましょう。管理責任者を明確にし、権限を定期的に見直せる製品が適しています。
手作業による転記が増える
給与計算や社会保険手続きのたびにマイナンバーを転記している場合、入力ミスや確認作業が増えます。無料版の利用によってシステムが分断され、かえって業務負担が大きくなるケースもあります。
外部システムとの連携により転記作業を減らせるのであれば、有料版の費用に見合う可能性があります。月額料金と削減できる作業時間を比較し、費用対効果を検討してください。
安全管理体制を強化したい
マイナンバーを取り扱う事業者には、組織的、人的、物理的、技術的な安全管理措置が求められます。システムだけで対応が完了するものではありませんが、権限管理や操作履歴、暗号化は運用を支える機能です。
担当者の異動が多い企業や、内部監査への対応が必要な企業は、権限変更やログ確認を行いやすい有料製品が適しています。社内規程や教育体制もあわせて整備しましょう。
参考:特定個人情報の適正な取扱いに関するガイドライン 事業者編|個人情報保護委員会
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無料で試せるマイナンバー管理システム
ここでは、無料トライアルまたは無料プランが確認できるマイナンバー管理システムを紹介します。利用可能な期間や無料の対象範囲は変更される場合があるため、資料や提供会社の案内で最新の条件を確認してください。
freee人事労務
- 人事情報を勤怠・給与とも一元化。検索・分析がしやすい
- 低コストで手軽に管理
- 金融機関並みの通信・暗号化技術で万全のセキュリティ
フリー株式会社が提供する「freee人事労務」は、マイナンバー管理のほか、勤怠や給与計算、年末調整などの人事労務業務を支援するシステムです。マイナンバーの閲覧や書類への記載時には、操作履歴が記録されます。30日間の無料トライアルを利用し、関連業務を含めた操作性を検証できます。
ハーモス労務給与
- 労務・給与業務がすべてシステム内で完結
- 大量の給与計算・社会保険手続きを一括処理
- 従業員が直接入力できる柔軟なフォーム設計
株式会社ビズリーチが提供する「ハーモス労務給与」は、労務手続きや給与計算、年末調整を一つのシステムで管理する製品です。マイナンバーの収集や管理、電子申請にも対応しています。無料トライアルを利用できるため、既存の人事情報を活用した業務フローを検証したい企業に適しています。
ジョブカン労務HR
- 人材管理機能では全社的な人材情報の活用や、汎用性◎の通知機能
- 入退社・年末調整・ストレスチェック等幅広い業務を自動・効率化
- シリーズ導入25万社以上!電話・メール・チャットで無料サポート
株式会社DONUTSが提供する「ジョブカン労務HR」は、従業員本人による情報入力に対応した人事労務システムです。担当者による転記作業を減らしながら、マイナンバーを収集できます。30日間の無料トライアルがあるため、入社手続きや従業員管理とあわせて操作を試せます。
SmartHR
- スマホで完結。従業員本人が直接入力し、収集の手間を大幅削減
- ISO/IEC27001やSOC2Type2取得。最高水準セキュリティで安全保管
- e-Gov連携でそのまま電子申請!破棄も確実・簡単に
株式会社SmartHRが提供する「SmartHR」は、従業員情報を一元管理し、人事労務業務を支援するクラウドサービスです。従業員がスマートフォンからマイナンバーを提出でき、収集後の情報を各種手続きへ連携できます。15日間の無料トライアルにより、提出依頼から管理までの流れを確認可能です。
ジンジャー人事労務
- マイナンバー情報の収集・保管・利用・廃棄まで一括管理
- 従業員マスタを一元管理し、オンラインで履歴、最新情報を確認
- 500円/1名で豊富な機能をご提供
jinjer株式会社が提供する「ジンジャー人事労務」は、マイナンバーの収集から保管、利用、廃棄までを一元管理できる人事労務システムです。更新履歴の記録や廃棄時期の通知にも対応します。1か月の無料トライアルが用意されており、収集方法や管理画面、従業員情報との連携を確認できます。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)で「マイナンバー管理システム」の一括資料請求が可能です。ぜひ、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。
まとめ
無料のマイナンバー管理システムは、少人数での運用や、本導入前の操作確認に役立ちます。ただし、登録人数や機能、サポートに制限があるため、アクセス権限や操作履歴、外部連携まで確認することが重要です。無料範囲だけで判断せず、有料版を含めて自社の管理体制にあう製品を比較しましょう。詳しい機能や料金を確認したい方は、複数製品の資料をまとめて資料請求し、検討に活用してください。



