クラウドメールサービスとは
クラウドメールサービスとは、インターネット上のサーバを介してメールを送受信します。よく知られるサービスとして、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールがあげられます。Webブラウザやアプリでメール作成する点や、クラウドサービスのためインターネット環境下であれば場所や端末を問わず利用できるのが特徴です。
サーバの導入や保守管理にかかる負担だけでなく、障害対応のリスクも減るため、多くの企業で導入されています。また、自社のセキュリティ要件にあったサービスを利用できる拡張性の高さや、リモートワークにもスムーズに対応できる点が人気の秘訣といえるでしょう。
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有料メールサービスと無料ツールの違い
クラウドメールサービスは、個人利用に特化したものなら基本的に無料で利用できます。ビジネス利用に適した製品は、月額制のサブスクリプション方式がほとんどです。法人向けメールサービスに多くみられる特徴は次のとおりです。
- ●独自ドメインを取得できる
- ●大容量のストレージが付随している
- ●ウイルスチェック・誤送信防止機能など、セキュリティ性を高める機能がある
- ●メールアカウントの追加・変更など、ユーザー管理が容易
- ●グループウェアなどの外部ツールとの連携に対応している
そのほか問い合わせ対応にも最適なサービスがあり、業務で社内外問わずやりとりする機会がある法人利用の場合は、有料サービスのほうが適しているでしょう。
おすすめクラウドメールサービスの比較表
この記事で紹介している製品について、価格やクチコミ評価、無料トライアルの有無を比較表にまとめました。気になる製品がありましたら、無料で資料請求できるためぜひ活用してください。
セキュリティ強化に強みをもつクラウドメールサービス
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
問い合わせ管理に強みをもつクラウドメールサービス
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製品名 |
対象従業員規模 |
参考価格 |
無料トライアル |
レビュー評価 |
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Re:lation |
すべての規模に対応 |
月額12,980円~ ※無料プラン有 |
◯(10日間) |
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メールディーラー |
すべての規模に対応 |
月額35,000円~ 初期費用:50,000円~ |
◯ |
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メールワイズ |
すべての規模に対応 |
月額500円~/1ユーザー(スタンダードコース) |
◯(30日間) |
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ツールの統合が可能なクラウドメールサービス
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製品名 |
対象従業員規模 |
参考価格 |
無料トライアル |
レビュー評価 |
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Google Workspace |
すべての規模に対応 |
月額680円~/1ユーザー |
◯(14日間) |
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セキュリティ強化に強みをもつクラウドメールサービス
まずは、サービス導入によりセキュリティ強化やBCP対策が可能なクラウドメール製品を紹介します。気になる製品は緑色の「+資料請求リストに追加」ボタンをクリックすれば、複数製品をまとめて資料請求できます。
《xgate4》のPOINT
- 「快適」かつ「安全」な利用 メール環境を導入したい企業
- マルチブラウザ、キャリア対応
- 使いなれたわかりやすいユーザーインター フェース
株式会社オレンジソフトが提供する「xgate4」は、PCや携帯、スマートフォンなどのマルチデバイス対応のWebメーラーです。ファイルの添付忘れ検出やメール送信時の宛先確認機能があり、誤送信対策に対応します。
アドレス帳管理では、個人と共有のものが使い分けでき、メールボックスの検索条件も豊富です。さらに、ドラック&ドロップやスレッド表示など、操作性のよさも魅力のひとつでしょう。
参考価格 |
●ライセンス:150,000円~/50ユーザー ●年間保守:30,000円~/50ユーザー |
機能 |
誤送信防止/携帯電話対応/スマホ対応 |
業種 | コンサル・会計・法律関連 |
従業員規模 | 250名以上 500名未満 |
xgate4のいい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
セキュリティがしっかりしているということと、ウェブ上でメールが見られるということで、会社のメールを自宅やスマホでも便利に見ています。仕事のメールを気軽にチェックできるのはありがたいです。 |
xgate4の改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
利用者サイドで外部へのメール送信状況をレポートとして一覧で受け取れる機能があると、後々の管理のために良いと思います。 |
《Microsoft 365 with IIJ》のPOINT
- Microsoft 365のメールセキュリティを強化
- Microsoft 365とIIJの二重防御でスパム対策
- Microsoft 3655導入についてのお悩みを解消
株式会社インターネットイニシアティブ提供の「Microsoft 365 with IIJ」は、月額料金はそのままで、Microsoft 365のメールセキュリティ機能を強化できるクラウドメールサービスです。5層のフィルタリング機能を備えるほか、Microsoft 365では判定が難しいとされる日本語メールの検知率を高められます。
また、誤送信の防止としてメール送信の保留に対応し、宛先の再確認や送信取り消しも可能です。
参考価格 |
●Exchangeプラン:月額500円/ユーザー ●Businessプラン:月額750円~/ユーザー ※Microsoft 365の利用料金と同じ ※300ユーザー以下向けプラン |
機能 |
ウイルス対策/スパム対策/誤送信防止 |
業種 | その他 |
従業員規模 | 100名以上 250名未満 |
Microsoft 365 with IIJのいい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
これまでいろいろなメールサーバーを使用してきました。
結果、セキュリティレベルの向上が実感できるサービスです。
メールフィルターの機能はもちろんですが、ウイルスやスパムといった攻撃を排除することができます。 |
業種 | その他 |
従業員規模 | 100名以上 250名未満 |
Microsoft 365 with IIJの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
メールのダブルチェック機能(一度送信ボックスへと移動した後に、送信支持を出すと送信される機能)がすべてに適応されるため、社内などの身内に送るメールの際には、その設定がきれるようになるとなお良いと思います。 |
《mitene Mail》のPOINT
- 鉄壁のセキュリティ対策で様々な攻撃からサービスを守る
- 複数ドメインも対応しており、必要に応じた階層権限が可能
- 基本を網羅したベーシック機能と充実したオプションサービス
ミテネインターネット株式会社が提供する「mitene Mail」は、ISP事業者向けのメールサービスです。顧客規模を問わず、高いセキュリティ性をもつメールサービスの提供をサポートします。
独自ドメインや複数ドメインに対応するほか、流量制限や不正アクセス検知システムなどのセキュリティ対策も豊富に用意されています。既存顧客データの再登録や顧客への案内サポートなど、運用や移行時のサポートもあり安心です。
参考価格 |
●基本費用:初期費用5,000円、月額2,800円~ ●メールアカウント価格:初期費用500円/アカウント、月額300円~/アカウント ※メールアカウントの初期費用は条件により不要 |
機能 |
ウイルス対策/スパム対策 |
《IIJセキュアMXサービス》のPOINT
- 送受信時に求められる複数セキュリティをワンストップで提供
- メールボックス機能でメールのフルアウトソースを実現
- 独自セキュリティ機能を実装したWebメール
「IIJセキュアMXサービス」は、株式会社インターネットイニシアティブが提供する迷惑メールフィルタやアンチウイルスを搭載している、クラウド型メールセキュリティサービスです。6社のエンジンを使用した多層的なフィルタリングで、迷惑メールやなりすましなどの脅威検知率が向上します。
また、Office365やG suiteなど外部メールシステムと連携したセキュリティ対策にも対応しています。
参考価格 |
ー ※無料トライアル有 |
機能 |
ウイルス対策/スパム対策/誤送信防止 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
業種 | 放送・広告・出版・マスコミ |
従業員規模 | 100名以上 250名未満 |
IIJセキュアMXサービスのいい点 |
★ ★ ★ ☆ ☆ 3 |
脅威防御としての迷惑メール、なりすまし、標的型攻撃の対策がされており、日々メールサーバー側で怪しいメールをブロックしている。MicrosoftやGoogleのメールを利用する場合においても、連携機能としてセキュアMXのセキュリティ機能は推奨。 |
業種 | 通信サービス |
従業員規模 | 100名以上 250名未満 |
IIJセキュアMXサービスの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
社外へのメール等、重要なメールは上長に一度確認をしてもらってから、送る事が多々あり、セキュアMXでも対応してますが、別途オプション契約が必要なので、標準で対応してもらえると良いと思います。 |
《@Securemail Plus Webmail》のPOINT
- 受信ファイルに潜む危険を排除するセキュリティ機能
- 宛先確認やメールアドレス数チェックで誤送信防止
- フィーチャーフォンにも対応
株式会社ケイティケイソリューションズが提供する「@Securemail Plus Webmail」は、PCやスマホにメールを残さず、クラウド内でメール送受信が可能なWebメールサービスです。
数千通のメールを数秒で検索可能な全文検索エンジンを搭載しています。URLクリックの際に警告する確認画面を表示するため、悪質なサイトへのアクセスを防止できるでしょう。
参考価格 |
初期費用50,000円 月額3,000円/10アカウント |
機能 |
ウイルス対策/スパム対策/誤送信防止/携帯電話対応/スマホ対応 |
業種 | 情報処理、SI、ソフトウェア |
従業員規模 | 100名以上 250名未満 |
@Securemail Plus Webmailのいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
外出先でのメール確認などで非常に役に立ってます。
特にちょっとしたメール確認にはスマートフォンからも確認が容易にできるため、
とても重宝してます。 |
業種 | 情報処理、SI、ソフトウェア |
従業員規模 | 50名以上 100名未満 |
@Securemail Plus Webmailの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
全てをメールサーバに保存するようなイメージなので、ディスク容量が不足しがちです。容量追加も可能ですが有償なので、別オプションでアーカイブするなどの対策が必要です。 |
問い合わせ管理に強みをもつクラウドメールサービス
ここでは、顧客やユーザーからの問い合わせ窓口としてメールを利用している企業におすすめのクラウドメールサービスを紹介します。
《Re:lation》のPOINT
- 問い合わせ窓口をチームで見える化
- タイムライン表示で過去のやり取りを確認
- グッドデザイン賞受賞。4,000社以上の導入実績
株式会社インゲージ提供の「Re:lation」は、メールやSNSなどさまざまな問い合わせを一つの画面で管理できます。対応漏れ防止のステータスや遅延時のアラート機能を搭載するほか、AIが推奨する回答文も表示されます。
また、問い合わせ管理とあわせて顧客管理や案件管理、情報共有などの多彩な機能が利用可能です。
参考価格 |
初期費用50,000円~、月額12,800円~ ※無料トライアル、無料プラン有 |
機能 |
ウイルス対策/スパム対策/誤送信防止/メール暗号化/スマホ対応 |
業種 | 放送・広告・出版・マスコミ |
従業員規模 | 50名以上 100名未満 |
Re:lationのいい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
初心者でもUIが使いやすく分かり易いGmailに似た操作性だと感じるので利用していた経験があるので操作の理解は早く出来た。一つの受信トレイに複数のアドレスを受信をまとめられ返信も複数名で同時に対応ができるのでメール対応の生産性があがりました。 |
業種 | 卸売・小売業・商業(商社含む) |
従業員規模 | 50名以上 100名未満 |
Re:lationの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
ダッシュボードやメール分析、承認依頼の機能など様々なものがあり、最終的にはこのサービスで色々とやっていきたいので、よりチュートリアルやヘルプを充実して欲しいです。 |
《メールディーラー》のPOINT
- メール、SNS、電話、チャットの一元管理が可能
- ユーザーデータ・メールデータ管理もクラウドサービスで簡単
- 8,000社を超える導入実績
株式会社ラクスが提供する「メールディーラー」は、800社超の導入実績かつ14年連続売上シェアNo.1を誇るメール共有管理システムです。問い合わせを一括管理し、メール業務の効率化や顧客対応の最適化を実現します。
メールの対応状況がステータスで表示され、リアルタイムで確認できるため、対応漏れや二重対応などの改善につながるでしょう。メールだけではなく、SNSや電話、チャットによる問い合わせにも対応しています。
参考価格 |
初期費用50,000円、月額35,000円~ ※無料トライアル有 |
機能 |
スパム対策/誤送信防止/メール暗号化/スマホ対応 |
業種 | 電気、電子機器 |
従業員規模 | 5,000名以上 |
メールディーラーのいい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
複数の部署で共有するにあたり保存場所だけでなくステータス管理もできるため、誰がどういう状態かフォローも簡単になる。内容の修正した者、修正履歴が確認できるため、グループ内でメール一元管理ができる。 |
業種 | 情報処理、SI、ソフトウェア |
従業員規模 | 1,000名以上 5,000名未満 |
メールディーラーの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ☆ ☆ 3 |
本文検索自体は可能ですが、検査結果がタイトルと送信者くらいで見づらいです。検索でヒットした部分を含む内容まで一覧で確認できると良いなと思います。 |
《メールワイズ》のPOINT
- 1ユーザー月額500円(税抜)、2ユーザーからご利用可能
- 業界や業種を問わず、約13,000社以上の導入実績
- チームでのメール共有に必要な汎用的な機能を網羅
サイボウズ株式会社が提供する「メールワイズ」は、複数人でメール対応を分担し、チームでのメール処理を効率化するメール共有システムです。メールの担当者と対応状態を表すステータスが表示され、顧客対応履歴やメモなどが一画面に集約されます。
さらに、メールごとにコメントを残せるため、引継ぎや申し送りがしやすく便利です。メールボックスの切り替えにも対応しているため、部門ごとのメール管理がしやすいでしょう。
参考価格 |
●スタンダードコース:月額500円/ユーザー、年額5,800円/ユーザー ●プレミアムコース:月額1,500円/ユーザー、年額17,640円/ユーザー |
機能 |
スマホ対応 |
メールワイズのいい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
どこからでも、どの端末からでもアクセスできるクラウドという点。
チームで共有できる点。
チャットでメモを残せる点は、これで指示も出せる為、地味に素晴らしいです。
言った言わないにもなるので、ログを残すということでも重要かと思います。 |
業種 | 電気、電子機器 |
従業員規模 | 250名以上 500名未満 |
メールワイズの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
メールが増えてくると、目当てのものがパッと出てこないため、メールの検索をもっと細かく絞れるよう、もう少し強化して欲しいです。 |
ツールの統合が可能なクラウドメールサービス
クラウドメールサービスとあわせて、オンラインストレージやビデオ会議、カレンダー機能などの複数機能から成るサービスを紹介します。
《Google Workspace》のPOINT
- どこからでも仕事ができる!リモートワーク環境実現にも貢献
- 共同で資料作成!複数名で同時に編集可能。履歴も確認できる
- タイムリーに共有!グループチャットやファイル共同管理が可能
グーグル・クラウド・ジャパン合同会社が提供する「Google Workspace」は、ビジネスに必要なツールが揃ったグループウェアです。Googleの優れたサーバでメール稼働率99.9%を保証しています。
Gmailは、カレンダーと連携できるため、スケジュールのリマインダーを自動送信が可能です。そのほか、ドライブやビデオ会議などのツールも備えているため、幅広く業務効率化を促進できるでしょう。
参考価格 |
●Business Starter:月額680円~/ユーザー ●Business Standard:月額1,360円/ユーザー ●Business Plus:月額2,040円/ユーザー ※無料トライアル有 |
機能 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
業種 | 建設 |
従業員規模 | 1,000名以上 5,000名未満 |
Google Workspaceのいい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
社内での情報共有や管理などが手軽にできるのが良いです。Googleの代表的なメールやカレンダー、ファイルなど様々な無料アプリを共有できてセキュリティも大手のGoogleなので安心して保存出来るところです。 |
業種 | 自動車、輸送機器 |
従業員規模 | 5,000名以上 |
Google Workspaceの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
メールとの差別化やチャットの良さを活かしてスタンプor絵文字や顔文字などをもっと充実させて欲しいと思う。 |
クラウドメールサービス導入のメリット
クラウドメールサービスを活用することで得られるメリットは以下のとおりです。クラウドならではの利点を活かした運用をしたい企業はぜひ導入を検討してください。
- ■モバイル端末でも利用できる
- ネット環境があれば、ノートパソコンやタブレット、スマートフォンなどの端末でも場所を選ばずにメールの確認が可能。テレワークにも対応できる。
- ■メールボックスを拡張しやすい
- あらかじめ大容量の保存領域が用意されているほか、契約プランを変更するだけで簡単にメールボックスの容量を追加できる。
- ■セキュリティ対策にかかる負担を減らせる
- セキュリティ対策はベンダーに任せられるため、管理者の負荷を軽減できる。また、最新のウイルスやセキュリティ事情を随時チェックする必要もなくなる。
クラウドメールサービス導入のデメリット
続いて、クラウドメールサービスを導入したことにより想定できる注意点を解説します。デメリットに対して自社でできる対策方法を十分に検討しましょう。
- ■利用環境によっては割高になる可能性がある
- 1ユーザーあたりの月額課金制で提供されているものがほとんどのため、従業員が増えるほど費用がかかる。場合によっては、自社内でメールサーバを構築するオンプレミス型より高くなる可能性もある。
- ■オンプレミスに比べてカスタマイズ性が低い
- 機能や容量の拡張については、基本的にベンダー指定の範囲内に限られる。
- ■障害に自社で対応できない
- サーバ管理はベンダーが行うため、サーバ障害時には復旧を待つしかない。
メリット・デメリットについて詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
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クラウドメールとは?メリットとデメリットを解説! 続きを読む ≫
クラウドメールサービスの選び方
ここからは、クラウドメールサービスの選び方を紹介します。
自社に必要な機能が揃っているか
メールサービスにはカレンダーや情報共有など、その他のアプリ・ツールが搭載された製品も多くあります。複数機能のある製品は同一画面で管理できる点がメリットである反面、機能が増えるほどコストが高くなる可能性があります。
「メールのセキュリティ性を高めたい」「在宅勤務に対応させたい」「メールによる顧客からの問い合わせ管理を効率化したい」「迷惑メール対策を強化したい」など、自社の課題に応じて必要な機能を精査した上で製品を比較するとよいでしょう。
セキュリティ要件が適しているか
クラウドメールサービスには、ウイルスチェック機能のほか、スパム判定機能や誤送信防止機能など、多彩なセキュリティ機能を備えた製品が多くあります。サービスの稼働率や品質保証、セキュリティ対策の充実度についてよく比較してみましょう。
また、メールサーバが国内外のどこにあるかも確認してみてください。重要機密情報を取り扱う企業であれば、国内サーバのほうが安心でしょう。海外サーバは日本の法律が適用されないうえ、当該国の権力で強制的にチェックがある場合、従わざるをえないことがあります。
他のツールとの連携や拡張性はどうか
メールサービスを用いて顧客からの問い合わせを効率化したい場合、チャットツールやLINEなどのSNSツールとの連携に優れていると、問い合わせの一元管理が可能になります。さらに、顧客データベースとの連携もニーズの高い機能の一つです。
また、カレンダー機能やタスク管理機能などと連携できれば、コラボレーションツールとしても活用できます。
現在のシステムから移行可能か
クラウドメールサービスを導入する際は、既存システムからの移行がスムーズにできるかを重視しましょう。また移行後に操作方法などで混乱が起こらないよう、使用感が大きく変わらないサービスを選定するのも有効です。
そのほか、移行期間は新旧両方のメールシステムでメールを送受信するケースも想定されます。トラブルが発生しやすい作業について、十分なノウハウを持っているベンダーかどうかをあらかじめ確認しておきましょう。
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クラウドメールの選び方を5ポイントで紹介!必要な機能とは? 続きを読む ≫
最適なクラウドメールサービスでビジネスを加速させよう
サーバ管理が不要かつ、一定のセキュリティ環境下でメールの送受信可能なクラウドメールサービスは、今やコミュニケーションツールとして欠かせないものとなっています。メール機能以外にも複数の機能を搭載している製品、セキュリティ強化に特化した法人向けクラウドメールサービスなど、製品によってその特徴はさまざまです。
資料請求や無料トライアルを活用し、自社にとって最適なクラウドメールサービスを探してみましょう。