資料請求リスト
0

ブルートフォース攻撃の事例に見る手口|狙われやすい場面と実施したい対策を解説

2026年08月12日 最終更新

サイバー攻撃対策製品製品一覧
ブルートフォース攻撃の事例に見る手口|狙われやすい場面と実施したい対策を解説

ブルートフォース攻撃は、パスワードを繰り返し試して突破を狙う手口です。事例では、公開された管理画面やリモート接続の入り口が起点として語られます。この記事では、攻撃の仕組みと派生する手口の違いを確認したうえで、狙われやすい場面と生じる影響を整理し、対策と製品選びの確認点までを解説します。

この記事は2026年8月時点の情報に基づいて編集しています。
\ 先月は3,000人以上の方が資料請求しました /
目次

    ブルートフォース攻撃とはどのような手口か

    対策を見る前に、何をする攻撃なのかを押さえておきましょう。似た名称の手口と区別しておくと、必要な備えも見えてきます。

    ブルートフォース攻撃の基本的な仕組み

    ブルートフォース攻撃とは、考えられる文字の組み合わせを次々と試し、正しいパスワードにたどり着こうとする手口です。総当たり攻撃とも呼ばれます。仕組み上、時間をかければ到達する可能性があるという性質を持ちます。

    試行は自動化された手段で行われるため、短い時間に大量の回数が繰り返されます。文字数が少ない、数字だけで構成されているといったパスワードほど、到達までの時間は短くなります。逆に、一定の回数で接続を止める仕組みがあれば、この手口は成立しにくくなります。

    派生する手口との違い

    近い手口として、辞書に載っている単語やよく使われる文字列を優先して試す方法があります。また、パスワードのほうを固定して利用者名を変えながら試す方法や、他のサービスから流出した組み合わせをそのまま試す方法も知られています。

    これらは試行の仕方が異なるため、回数の制限だけでは対応しきれない場合があります。例えば、他のサービスから流出した組み合わせを使う手口では、少ない試行で成功する可能性があります。手口ごとに有効な対策が異なる点を踏まえて備える必要があります。

    関連記事 企業を狙う標的型攻撃の種類とは?リスクと対策も!

    狙われやすい場面

    事例で起点として語られる場面には、共通する傾向があります。三つに分けて確認します。

    外部に公開された管理画面

    Webサイトの管理画面や、機器の設定画面がインターネットから接続できる状態になっている場面です。設置した際の初期設定のまま運用されている、利用者名が推測しやすいといった条件が重なると、試行の対象になりやすくなります。

    公開の必要がない画面が意図せず外部から見える状態になっている場合もあります。自社が公開している範囲を把握できていないことが、気づきの遅れにつながります。まずどの機器やサービスが外部から接続できる状態にあるかを洗い出すことが、備えの出発点になります。

    リモート接続の入り口

    社外から社内へ接続するための入り口も、試行の対象になります。在宅勤務の広がりにあわせて接続の口を増やした際、設定の確認が十分でないまま運用されている場合があります。

    この経路が突破されると、社内のネットワークへ直接つながることになります。影響が広がりやすいため、接続元の制限や追加の認証を組み合わせる備えが求められます。使われていない接続の口が残っていないかも、定期的に確認しておきましょう。

    クラウドサービスのログイン画面

    業務で利用するクラウドサービスの画面は、性質上インターネットに公開されています。利用者名がメールアドレスであることも多く、片方の情報は推測されやすい状態にあります。

    他のサービスから流出した組み合わせを試す手口では、同じパスワードを使い回している利用者が対象になります。サービスごとに異なるパスワードを設定する運用と、追加の認証を組み合わせる備えが有効です。管理者の権限を持つアカウントは特に対象になりやすいため、扱いを分けて考えましょう。

    関連記事 二段階認証とは?二要素認証との違いや仕組み・設定方法をわかりやすく解説

    攻撃を受けた際に生じる影響

    被害は突破された後だけに限りません。二つに分けて確認します。

    侵入後に想定される被害

    正規の利用者として接続されるため、通常の操作と見分けにくい状態になります。情報の持ち出し、設定の変更、別の攻撃の足がかりとしての利用といった事態が想定されます。

    管理者の権限が奪われた場合は、影響が広範囲に及ぶ可能性があります。記録が残っていなければ、何が行われたかを後から確認することも難しくなります。接続の記録を残し、通常と異なる動きに気づける仕組みを備えておくことが、被害の把握につながります。

    試行そのものによる影響

    突破されなくても、大量の試行が続くこと自体が負荷になります。認証の処理が集中してサービスの応答が遅くなる、記録が大量に生成されて必要な情報が埋もれるといった影響が生じる場合があります。

    一定回数で利用を止める設定にしている場合、正規の利用者が接続できなくなる事態も起こり得ます。解除の手順を用意しておかなければ、業務が滞る要因になります。対策を設ける際は、正規の利用者への影響もあわせて設計しましょう。

    関連記事 ブルートフォースアタックとは?効果的な対策をわかりやすく解説!

    ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料を取り寄せて機能や特徴をさまざまな製品で比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)でサイバー攻撃対策製品の一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。

    サイバー攻撃対策製品 の製品を調べて比較 /
    製品をまとめて資料請求! 資料請求フォームはこちら

    実施したい対策

    対策は一つに絞らず、組み合わせて備える考え方が現実的です。二つの方向から整理します。

    入り口を絞る対策

    まず、外部から接続できる範囲を必要最小限にします。公開の必要がない管理画面は社内からのみ接続できるようにする、使われていない接続の口を閉じるといった見直しが基本になります。

    接続元を限定する設定も有効です。特定のネットワークからのみ許可する、一定回数の失敗が続いた接続元を一時的に遮断するといった構成が採られます。ただし遮断の設定は正規の利用者に影響する場合があるため、解除の手順とあわせて整えておきましょう。

    認証を強くする対策

    パスワードの文字数や文字種に関する基準を定め、推測されにくい状態にすることが土台になります。あわせて、他のサービスと同じ組み合わせを使わないよう利用者へ周知することも必要です。

    IDとパスワードに加えて、もう一つの要素で本人を確認する仕組みを組み合わせると、パスワードが判明した場合でも接続を防ぎやすくなります。管理者の権限を持つアカウントから優先して適用する進め方も検討できます。専門的な判断が必要な部分は、情報システム部門やベンダーに相談しながら進めましょう。

    サイバー攻撃対策製品の選び方

    ここまでの内容を踏まえ、製品を選ぶ際の確認事項を整理します。

    守りたい対象と公開範囲の整理

    最初に、外部から接続できる機器やサービスを洗い出します。Webサイト、業務システム、リモート接続の入り口、利用しているクラウドサービスといった対象を一覧にすると、優先順位を判断しやすくなります。

    あわせて、それぞれの重要度も整理しましょう。突破された場合の影響が大きい対象から対策を進める考え方が現実的です。すべてを一度に整えようとすると費用も工数も膨らむため、範囲を区切って着手することをおすすめします。

    検知と通知の仕組み

    試行が繰り返されていることに気づけるかは、製品を選ぶうえでの確認点です。失敗が一定回数を超えた際に通知が届くか、通常と異なる時間帯や地域からの接続を検知できるかを確かめましょう。

    通知の届け方も運用の実態にあわせて選びます。メールのみか、ビジネスチャットへ送れるかによって気づきやすさが変わります。通知が増えすぎると確認が追いつかなくなるため、条件を調整できるかもあわせて確認しておきましょう。

    関連記事 サイバー攻撃対策ツールの選び方とは?3つのポイントから解説

    費用とサポート範囲の確認

    料金は、対象の数に応じた月額制、機器の購入と保守契約、機能ごとの追加課金など、製品によって考え方が異なります。数年単位の総額で比べると、方式ごとの差が見えやすくなります。

    サポートについては、どこまで対応してもらえるのかを具体的に確かめます。操作方法の案内にとどまるのか、初期設定を支援してもらえるのか、検知時の判断を相談できるのかは製品ごとに差があります。社内に専任の担当を置けない場合は、監視を委託するサービスも含めて検討しましょう。

    関連記事 セキュリティコストは必要不可欠?セキュリティ投資の失敗例5選

    不正アクセスへの備えとなる対策製品

    ログイン試行の監視や通信の制御にあわせて検討できる製品を紹介します。

    クライアント運用管理ソフト SKYSEA Client View

    Sky株式会社
    製品・サービスのPOINT
    1. 「日経コンピュータ 顧客満足度調査 2026-2027」で1位を獲得!
    2. サイバー攻撃の脅威から組織の情報資産を守る
    3. EDRでエンドポイントセキュリティを強化

    Sky株式会社が提供する「クライアント運用管理ソフト SKYSEA Client View」は、社内の端末の利用状況を管理できるシステムです。ログイン試行の記録を含む操作ログを取得できる機能を備えており、不審なアクセスの兆候を早期に把握する運用に活用できます。多くの企業や自治体で導入されています。

    攻撃遮断くん

    株式会社サイバーセキュリティクラウド
    《攻撃遮断くん》のPOINT
    1. Webサイト改ざんや情報漏えい被害をブロック!
    2. 技術者不要で”かんたん”運用!
    3. 導入社数国内No.1の国産クラウドWAF

    株式会社サイバーセキュリティクラウドが提供する「攻撃遮断くん」は、Webサイトを狙った攻撃を検知・遮断するクラウド型のWAFです。ログイン画面への繰り返しのアクセス試行を検知する機能を備えており、Webサイトやシステムへの不正アクセスへの備えとして活用されます。

    Cloudbric WAF+

    ペンタセキュリティ株式会社
    《Cloudbric WAF+》のPOINT
    1. WAF+DDoS攻撃遮断+API保護+ボット対策+Malicious IP遮断
    2. 専門家でなくても使える直感的な専用コンソール
    3. 24時間365日安心の監視体制と専門家による手厚いサポート

    ペンタセキュリティ株式会社が提供する「Cloudbric WAF+」は、Webアプリケーションを保護するクラウド型のセキュリティサービスです。不審な通信パターンを検知する機能を備えており、大量のログイン試行を伴う攻撃への対策として利用されています。導入の手軽さを重視した構成になっています。

    IBM X-Force Exchange (International Business Machines Corporation)

    《IBM X-Force Exchange》のPOINT
    1. 脅威情報を集約し、調査・分析を支援。
    2. 専門家同士で情報共有や連携が可能
    3. 最新のセキュリティ脅威の把握をサポート。

    セキュリティインシデント対応支援サービス (株式会社PFU)

    製品・サービスのPOINT
    1. 専門エンジニアが、インシデントの初動から復旧まで対応。
    2. サイバー攻撃や不正アクセスの痕跡を解析・可視化。
    3. 全国約100拠点でオンサイト支援、24時間365日の迅速対応体制。

    ブルートフォース攻撃に関するよくある質問

    対策を検討する担当者から寄せられることの多い質問と回答をまとめました。

    Q1: パスワードを長くすれば防げますか?
    推測に要する時間を延ばす効果は期待できますが、それだけで十分とはいえません。他のサービスから流出した組み合わせを試す手口では、長さは関係しません。回数の制限や追加の認証とあわせて備えることが望まれます。
    Q2: 試行が繰り返されていることに気づくには?
    認証の失敗が記録される設定にしたうえで、一定回数を超えた際に通知が届く仕組みを用意する方法があります。記録を残していても確認する担当が決まっていなければ気づけないため、確認の担当と頻度もあわせて決めておきましょう。
    Q3: 一定回数で利用を止める設定は問題ありませんか?
    正規の利用者が入力を誤った際にも作動するため、解除の手順を用意しておく必要があります。利用者名を固定して試す手口では、多数の利用者が使えなくなる可能性もあります。回数の設定と解除の運用をあわせて設計しましょう。
    Q4: 小規模な企業でも狙われますか?
    試行は自動化された手段で広く行われるため、企業の規模にかかわらず対象になり得ます。まず外部から接続できる範囲を把握し、不要な公開がないかを確認することから始めるとよいでしょう。

    まとめ

    ブルートフォース攻撃は、パスワードを繰り返し試して突破を狙う手口で、外部に公開された管理画面やリモート接続の入り口、クラウドサービスのログイン画面が対象になりやすい傾向があります。突破された場合の被害だけでなく、試行そのものによる負荷や正規の利用者への影響も考慮が必要です。入り口を絞る対策と認証を強くする対策を組み合わせ、検知と通知の仕組みまで含めて備えましょう。まずは資料請求から比較を進めてみてください。

    \ 先月は3,000人以上の方が資料請求しました /
    IT製品・サービスの比較・資料請求が無料でできる、ITトレンド。「ブルートフォース攻撃の事例に見る手口|狙われやすい場面と実施したい対策を解説」というテーマについて解説しています。サイバー攻撃対策製品の製品 導入を検討をしている企業様は、ぜひ参考にしてください。
    このページの内容をシェアする
    facebookに投稿する
    Xでtweetする
    このエントリーをはてなブックマークに追加する
    pocketで後で読む
    サイバー攻撃対策製品の製品をまとめて資料請求