タブレット対応の電子帳票システムを導入するメリット
タブレット対応の電子帳票システムを導入することで、従来の紙ベースの帳票管理や、デスクトップ限定の電子帳票システムと比較して、多くのメリットが得られます。まずは、タブレットならではの主なメリットを詳しく解説します。
フォーマットにあわせることで入力ミスが減らせる
タブレット対応の電子帳票システムでは、あらかじめ設定されたフォーマットに従ってデータの入力が可能です。これにより、手書きや自由入力形式で発生しがちな記入ミスや書式の不統一を防ぎます。
また、入力時にリアルタイムでエラーチェックを行う機能が搭載されているサービスも。数値の桁間違いや必須項目の記入漏れなどを即座に検出し、修正可能です。さらに、過去のデータや顧客情報などと連携させることで、入力作業自体を大幅に削減できます。これらの特徴により、データの正確性が向上し、後工程での修正作業や確認作業の負担が軽減。業務効率の改善につながります。
商談や会議でもすぐにデータを取り出せる
タブレット対応の電子帳票システムの大きな利点は、必要な情報にいつでもどこでもアクセスできる点です。商談や会議の場で、顧客情報や過去の取引データ、最新の在庫状況など、必要な情報を即座に参照可能です。質問に対する回答や、データにもとづいた説得力のある提案ができれば、ビジネスチャンスを逃すことなく、効果的な商談を行いやすくなるでしょう。
パソコンに比べて直感的に操作できる
タブレットにおける最大の特徴の一つは、直感的な操作性です。タッチスクリーンを利用することで、マウスやキーボードを介さず、画面上の項目を直接タップしたり、スワイプしたりできます。多くの人にとって自然でわかりやすく、複雑なPC操作に不慣れな従業員でも容易に使いこなせるでしょう。
また、手書き入力機能を活用すれば、紙の帳票に記入する感覚でデータを入力できるため、導入時の抵抗感も少なくなります。さらに、指先で簡単に画面の拡大・縮小が可能に。小さな文字や複雑な表も見やすく、操作しやすくなります。このように、タブレット対応製品なら、操作の習熟に要する時間が短縮され、システム導入後の業務効率化をスムーズに進められます。
持ち運びに優れている
タブレットの優れた携帯性も、タブレットならではの利点といえるでしょう。バッグやカバンに収納し、移動中の電車や待合室でも快適に作業できるため、隙間時間の有効活用が可能です。また、バッテリーも長時間にわたり持続するため、終日の外出でも充電の心配なく使用できます。さらに、起動が速いため、商談の合間や移動中であってもすぐに必要な情報にアクセス可能です。
タブレットならではの高い機動性は、特に多くの顧客を訪問する営業職や、さまざまな現場を移動する技術者の業務効率向上に貢献するでしょう。
タブレット対応電子帳票システムを比較
ここからは、タブレットに対応した電子帳票システムを紹介します。
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タブレット対応製品だけでなく、より多くの電子帳票システムについて知りたいという方は、以下のページも参考にしてください。
タブレット対応の電子帳票システムの選び方
タブレット対応の電子帳票システムを選ぶ際は、以下の3つポイントを考慮しましょう。
タブレットのOSに対応しているか
電子帳票システムを選ぶ際、まず確認すべきは使用するタブレットのOSとの互換性です。主要なタブレットOSにはiOS(iPadOS)とAndroidがあり、システムによっては片方のみにしか対応していない場合があります。社内で統一されたタブレットを使用しているのであれば、問題ありません。しかし、BYOD(個人所有デバイスの業務利用)を採用している企業では、両OSに対応したシステムを選ぶことが重要です。
また、OSのバージョンにも注意が必要です。最新バージョンへの対応状況や、サポート終了予定のOSバージョンについても確認しましょう。将来的なOS更新への対応方針も、ベンダーに確認しておくと安心です。
オフラインでも使えるか
タブレットの利点である機動性を最大限に活かすには、オフライン環境でも使用できることが望ましいといえます。インターネット接続が不安定な現場や、セキュリティの観点からネットワーク接続が制限される環境での機動性を確認しましょう。オフライン時のデータ入力や閲覧が可能で、ネットワークに接続した際に自動的にデータが同期されるシステムが理想的です。
ただし、オフライン機能をもつシステムでは、データの整合性管理や同期時のコンフリクト解決方法についても確認が必要です。また、データの暗号化やアクセス制御機能の有無など、オフライン時のセキュリティ対策も重要なため、欠かさず確認しておきましょう。
タッチ操作やペン入力の使いやすさ
タブレット特有の入力方法であるタッチ操作やペン入力の使いやすさは、ユーザーの作業効率に大きく影響します。例えば、画面上のボタンやアイコンのサイズ、配置などが指での操作に適しているか、ペン入力時の精度はどうかなどを確認しましょう。また、キーボードや手書き、音声入力など複数の入力方法を柔軟に切り替えられるかどうかも重要です。
さらに、左利き・右利きの切り替えや、画面の縦横の自動回転機能なども、使いやすさを左右する要素です。可能であれば、無料トライアルやデモ版を使用し、導入前に操作感を確認するのがおすすめです。
タブレット対応電子帳票システムを利用する際の注意点
タブレットで電子帳票システムを利用すると、重要な情報をもち運ぶことになり、情報漏えいリスクが高まります。帳票には各企業の重要な情報が多く含まれているため、適切に管理することが求められます。
例えば、不正アクセスで被害を出さないためには、データの暗号化やアクセス制限などの対策が必要です。また、操作ログを管理できれば、誰が・いつ・何をしたのかがわかるため、トラブルが発生した際にも迅速な対応が可能です。どのようなセキュリティ対策機能を有しているかを確認し、安全に運用できるシステムを選びましょう。
まとめ
タブレット対応の電子帳票システムを活用すれば、現場で帳票を閲覧・編集できるため業務効率が向上します。対応OS・オフライン利用・操作性・セキュリティ対策を確認して、自社に最適な製品を見つけましょう。
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