おすすめしたいメール暗号化ソフトの比較表
無料トライアル期間がある製品やフリープランがある製品を紹介します。
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
無料で使える定番のメール暗号化ソフト
フリーソフトとしてメール暗号化ソフトが多く出回っていますが、最新の脅威に対応しているか、脆弱性がないのかといった心配点があります。そこで、ビジネスにも活用できる、無料トライアルが可能な定番のメール暗号化ソフトを紹介します。機能の違いやセキュリティ性能、サポート体制などを実際に確かめたうえで、有料のメール暗号化ソフトも検討してみるといいでしょう。
《CipherCraft/Mail》のPOINT
- 添付ファイルやメール本文を自動でパスワード暗号化が可能
- 暗号化方式が選べる!(Camellia (カメリア)/AES/ZIP)
- 送信者や宛先ごとに複数の方式を使い分けることが可能
NTTテクノクロス株式会社提供の「CipherCraft/Mail(サイファークラフトメール)」は、添付ファイルとメール本文を自動で暗号化できるメール暗号化ソフトです。暗号化方式は公開鍵方式とパスワード暗号化方式の2つから選べ、送信者や宛先ごとに選択ができます。パスワード通知メールは自動で宛先に送付することも、メールを送った本人のみに送付することも可能です。
なお、60日間の無料トライアルが用意されています。
まるっとメールセキュリティ for Outlook
製品・サービスのPOINT
- チェック機能とガード機能の両方を備えたシンプルで頼もしい設計
- 必要な機能だけを絞り込んだことでリーズナブルな価格を実現
- 社外への送信時は暗号化やパスワード自動生成機能等で誤送信防止
「まるっとメールセキュリティ for Outlook」は、株式会社トインクスが提供しているメールセキュリティ対策ツールです。メール送信時のチェック画面で宛先・本文の不備のチェックやパスワード保護の要求などの警告メッセージで誤送信や情報漏えいを防止します。複数ファイルをひとつのzipファイルに自動でまとめる添付ファイル暗号化機能が搭載されています。
60日間の無料トライアルが可能です。
メールZipper
「メールZipper」はLRM株式会社が提供する、メール暗号化・誤送信対策を行えるセキュリティツールです。添付ファイルの暗号化は自動で行われます。
うっかりミスによる誤送信の場合も、メールが一時保留されるため内容を確認できる猶予があります。なお、無料トライアルは60日間です。
Active! gate SS
株式会社クオリティア提供の「Active! gate SS」は、メールの暗号化や誤送信対策を行えるクラウド型のメールセキュリティツールです。添付ファイルを自動で暗号化するだけでなく、送信保留や上司承認など機能が充実しています。条件を設定することで送信自体を拒否します。
無料で使えるトライアル期間は60日間です。
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無料ソフトと有料ソフトの違い
無料の暗号化ソフトで満足できるのであれば、それに越したことはありません。しかし、当然ですが、無料ソフトと有料ソフトには大きな違いがあります。では、どのような違いがあるのか見ていきましょう。
製作者が個人か企業か
現在メール暗号化ソフトを完全無料で使えるものは、個人が制作したフリーソフトがほとんどです。人気の無料ソフトも多くありますが、ビジネスシーンで使うのであれば、万が一のトラブル時や操作方法についての問い合わせなど、迅速な対応やサポートを要するため最適とはいえないでしょう。
企業の提供している有料ソフトは、電話やメールでのサポートが受けられる場合が多いです。また、最新の脅威にあわせて定期的なアップデートも行っているため、長期的に安心して利用できるでしょう。
機能の充実度
有料ソフトと無料ソフトでは使える機能に違いがあります。機能制限がないタイプでも、利用できる期間に制限があることが多いでしょう。
一般的に無料版のソフトでは、暗号化対象が添付ファイルのみのものがほとんどです。また、メールの本文自体を暗号化できるものなど、単一の機能であることが多いでしょう。
有料版の製品の場合は、メール本文・添付ファイルの両方を暗号化でき、誤送信対策機能も搭載しています。
単一の機能だけを利用したい場合は無料のソフトを、充実した機能を利用したい場合は有料版を使うとよいです。また、有料版でも無料のトライアル期間があるソフトもあるため有効活用しましょう。
システムの柔軟性
無料のソフトと違い、有料のソフトであれば、自社のポリシーに沿って柔軟にシステムを構成できます。
せっかく無料で利用可能なソフトだったとしても、自社の環境やポリシーに合わなければ活用されません。有料ソフトのインストール型であれば、クライアント端末・サーバに導入し自身でシステムを構築できます。
クラウド型のサービスの場合は柔軟性に欠ける部分はありますが、無料版ほどではないでしょう。また、オプションが充実しているクラウドサービスもあり、自社のニーズに近い機能を利用できます。
最適なメール暗号化ソフトの選び方
自社に最適なメール暗号化ソフトを選ぶときには、まず、導入事例やシェア率を確認しましょう。シェア率が高いソフトであれば、導入数も多く自社に近い企業の事例を参考にできるため、導入に成功しやすくなります。
ほかにも自社で必要とする機能が揃っているか確認しましょう。暗号化対象や暗号化方式など、有料ソフトでも製品によって機能は異なるため、導入する目的を明確にして最適なソフトを選んでください。
また、メールサービスの中には、サーバの冗長化により万が一の事態に備えているシステムがあります。トラブル時のサポート体制など、安心して導入できる製品を選ぶといいでしょう。
以下の記事では、ビジネスに最適なメール暗号化ソフトのおすすめ製品を紹介しています。ぜひ参考にしてください。
自社に合ったメール暗号化システムで、セキュリティを向上
無料のメール暗号化ソフトを活用すれば、コストを抑えてセキュリティ対策を行えます。しかし、無料版のメール暗号化ソフトは機能制限があり、最新の脅威に対応しているかなど、ビジネスで使うには心配な点が多いでしょう。
有料製品の無料トライアルで実際に機能や使い勝手を確かめたうえで、無料製品と比較して導入を検討してみてください。自社に合ったメール暗号化システムでセキュリティを向上させましょう。