ITトレンドがおすすめする製品・サービス
- ■提供形態別
- 利用料を払って使うクラウド型:まるっとメールセキュリティ for Outlook
- 社内に機器を設置するアプライアンス型:TERRACEMAILSecurity
- ■利用しているメール環境別
- Outlookで送受信している環境:まるっとメールセキュリティ for Outlook
- ■必要な機能別
- 添付ファイルの自動暗号化:まるっとメールセキュリティ for Outlook、メールZipper
- 脱PPAPを含むメール対策の統合:CWJ Secure One
- メールの保管・復旧:TERRACEMAILSecurity
メール暗号化ソフトを買い切りで導入できるケース
メール暗号化ソフトを買い切りで導入できるかは、製品の提供形態によって異なります。自社の環境に設置する製品と、提供会社のサーバーを利用するサービスでは料金の考え方が違うため、まず提供形態ごとの特徴を押さえましょう。
買い切りに近い形で導入できるオンプレミス型
オンプレミス型は、自社のサーバーやネットワーク機器にソフトを設置して使う形態です。ソフトを使う権利であるライセンスを購入し、その後は自社で運用するため、買い切りに近い形で導入できる製品があります。
ただし、オンプレミス型でもライセンスに利用期間が定められ、更新が必要な製品もあります。「買い切り」と案内されていても、購入したバージョンをいつまで使えるのか、新しいバージョンへの更新は有償かを、見積もりの段階で確認しておきましょう。
利用料を払い続けるクラウド型
クラウド型は、提供会社のサーバーを経由してメールを暗号化するサービスで、利用者数やメールアドレス数に応じた月額や年額の料金が一般的です。サーバーを自社で用意する必要がなく、機能の更新も提供会社が行います。
買い切りの製品と比べると、毎月の支払いが続く一方で、導入時にまとまった費用がかかりにくい点が特徴です。利用者が増減したときに契約数を変えられるかや、最低契約期間の有無は製品によって異なるため、契約条件もあわせて比べましょう。
買い切りでも続くメール暗号化ソフトの費用
メール暗号化ソフトを買い切りで導入しても、費用がライセンスの購入代金だけで済むとは限りません。保守やサーバー、電子証明書など、運用を続けるために必要な費用を洗い出しておかないと、想定より総額が膨らむ場合があります。
年間保守費とアップデート
買い切りの製品では、購入代金とは別に年間の保守契約を結ぶ形が多く見られます。保守契約には、問い合わせ窓口の利用や不具合の修正、新しいバージョンへの更新などが含まれる場合がありますが、範囲は製品ごとに異なります。
保守契約を結ばないと、セキュリティ上の問題が見つかったときに修正版を受け取れない可能性があります。メールの暗号化は情報を守るための仕組みのため、保守を外して費用を抑えることは慎重に検討しましょう。保守費が購入代金の何割に当たるかも、比べる材料の一つです。
サーバーや機器と運用の費用
オンプレミス型では、ソフトを動かすサーバーや機器の購入費、設置場所や電気代、OSと呼ばれる基本ソフトのライセンス費用がかかります。機器には保証期間や寿命があるため、数年ごとに入れ替える費用も見込んでおく必要があります。
あわせて、障害時の対応や設定変更、ソフトの更新作業を誰が行うかも費用に関わります。社内の担当者が対応する場合は作業時間を、販売会社に依頼する場合は作業費を見積もりに含め、運用の手順を複数の担当者で共有しておきましょう。
S/MIMEで使う電子証明書の更新費用
S/MIMEは、電子証明書を使ってメール本文と添付ファイルを暗号化する方式です。電子証明書には有効期限があり、期限が切れる前に更新する必要があるため、ソフトを買い切りで導入しても証明書の費用は継続してかかります。
証明書は利用者ごとに発行するのが基本のため、利用者が増えるほど費用と更新作業も増えます。S/MIMEを使う予定がある場合は、証明書の発行元と費用、更新の手続きをどの部署が担当するかを、導入前に決めておくと安心です。
買い切りと月額型の総額を比べる方法
メール暗号化ソフトの買い切りと月額型は、導入時の金額だけでは比べられません。利用する人数と年数を決めて総額を試算し、会計上の扱いの違いも確認したうえで判断することが大切です。
利用人数と利用年数による総額の試算
比べる際は、利用する人数と年数をそろえ、それぞれの総額を試算します。買い切りはライセンス購入代金と保守費、サーバーなどの費用の合計、月額型は月額料金に利用月数と人数をかけた金額が基本です。
利用年数が短いと月額型が、長いと買い切りが有利になる傾向がありますが、機器の入れ替えや大きなバージョンアップの費用で結果は変わります。5年や7年など複数の年数で試算し、どの時点で総額が逆転するかを確かめましょう。
会計上の扱いの違い
買い切りで購入したソフトウェアは、原則として無形固定資産に計上し、数年かけて費用にしていく扱いです。一方、月額型の利用料は、支払った期間の費用として処理するのが一般的です。
購入金額などによって例外的な扱いが認められる場合もあり、どの処理が適切かは企業の状況で変わります。予算の組み方や決算への影響にも関わるため、導入前に経理部門や顧問税理士へ確認しておきましょう。
見積もり依頼で確認する項目
買い切りと月額型を公平に比べるには、見積もりを依頼する際に確認する項目をそろえることが大切です。製品ごとに見積もりの書き方が異なるため、項目が抜けていると総額を正しく比べられません。
買い切りの製品では、ライセンスの単位が利用者数かサーバー台数か、保守費の金額と含まれる作業、導入時の設定作業費を確認します。月額型では、最低利用人数や初期費用、オプション機能の料金を確認しましょう。両方で、利用者が増えたときの追加費用も聞いておくと安心です。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)でメール暗号化ソフトの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。
買い切りで導入した後に起こりうる課題
買い切りのメール暗号化ソフトは、導入時の環境にあわせて設計されます。数年のうちにメール環境や暗号技術が変わると、追加の対応が必要になる場合があるため、導入前に将来の変化も想定しておきましょう。
メール環境のクラウド移行との相性
社内のメールサーバーから、クラウドのメールサービスへ移行する企業もあります。買い切りで導入したオンプレミス型の暗号化ソフトが、移行後のメールサービスと組み合わせて使えるかは、製品によって異なります。
組み合わせられない場合は、購入したライセンスを使い切る前に別の製品へ乗り換えることになり、費用がむだになるおそれがあります。数年以内にメール環境を見直す予定があるかを情報システム部門と確認し、対応しているメール環境を販売会社に問い合わせましょう。
OSや暗号方式の更新への対応
暗号の技術は、安全性の基準が見直されると、古い方式が使われなくなることがあります。ソフトを動かすOSも、提供元のサポートが終了すると、セキュリティ上の修正を受けられなくなります。
買い切りの製品で新しい方式やOSに対応するには、保守契約による更新や、上位バージョンの購入が必要な場合があります。製品の更新が提供される頻度や、サポート終了時期の案内方法を販売会社に確認しておきましょう。
買い切りが向く企業と月額型が向く企業
メール暗号化ソフトを買い切りにするか月額型にするかは、メールの環境と運用体制、利用する期間によって判断が分かれます。どちらにも利点があるため、自社の条件にあてはめて検討しましょう。
買い切りのオンプレミス型が向くケース
社内のメールサーバーを今後も使い続ける予定があり、サーバーの運用を担える担当者がいる企業は、買い切りのオンプレミス型を検討しやすい条件がそろっています。メールのデータを社外のサーバーに通したくないという社内規程がある場合も選択肢です。
利用人数が多く、長期間使う見込みがある場合は、総額を抑えられる可能性があります。ただし、運用を特定の担当者に頼りきりにならないよう、手順書の整備や販売会社による支援の範囲もあわせて確認しましょう。
月額のクラウド型が向くケース
クラウドのメールサービスを使っている企業や、サーバーを運用する担当者がいない企業は、月額のクラウド型が検討しやすい選択肢です。機能の更新を提供会社が行うため、暗号方式の変化にも対応を任せられます。
利用人数の増減が見込まれる企業や、まず一部の部署で試したい企業にも向いています。最低契約期間や解約時のデータの扱いを確認し、将来の乗り換えも想定して選びましょう。
提供形態と機能で見るメール暗号化ソフト一覧
この記事で紹介するメール暗号化ソフトとメールセキュリティのサービスを、提供形態と主な機能で整理しました。費用の払い方は製品ごとに異なるため、表で候補を絞ったうえで、ライセンスの単位や保守費を見積もりで確認してください。
| 製品名 | 特徴 |
|---|---|
| まるっとメールセキュリティ for Outlook | Outlook向けのクラウドサービス。誤送信防止と添付ファイルの自動暗号化に対応 |
| CWJ Secure One | 標的型メール対策や脱PPAP対応など、メールセキュリティの機能を統合して提供 |
| メールZipper | 添付ファイルの自動暗号化とクラウド送信で、運用負担を抑えて情報漏えいを防ぐ |
| TERRACEMAILSecurity | 社内に設置するアプライアンス型。誤送信対策やメール保管・復旧をまとめて提供 |
費用の払い方を確かめたいメール暗号化ソフト
クラウドで利用するサービスから社内に設置するアプライアンス製品まで、提供形態の異なるメール暗号化ソフトを紹介します。買い切りで導入できるか、年額や月額の利用料が必要かは製品や契約によって変わるため、利用人数と利用年数を伝えて総額を見積もってもらいましょう。
まるっとメールセキュリティ for Outlook
- チェック機能とガード機能の両方を備えたシンプルで頼もしい設計
- 必要な機能だけを絞り込んだことでリーズナブルな価格を実現
- 社外への送信時は暗号化やパスワード自動生成機能等で誤送信防止
株式会社トインクスが提供する「まるっとメールセキュリティ for Outlook」は、Outlook向けのクラウドサービスです。機能は、メールの誤送信防止と標的型攻撃メール対策に必要なものに絞られています。社外宛てのメールに添付したファイルは自動でZIPファイルにまとめて暗号化され、パスワードの自動生成にも対応。料金はライセンス単位の年額で、利用するID数に応じたプランが用意されています。自社でサーバーを用意せずに導入できるため、買い切りのオンプレミス型と比べる際は、利用人数と年数をそろえて総額を試算するとよいでしょう。
CWJ Secure One (株式会社サイバーウェイブジャパン )
- 標的型メール攻撃を防ぎ、セキュリティを強化。
- 添付ファイルの無害化でウィルス感染リスクを削減
- 多段フィルターで迷惑メールを的確に駆除。
メールZipper (LRM株式会社)
- 添付ファイルを自動暗号化し、手間なく安全に送信。
- 一時保留や上長承認機能により、メールの誤送信を防ぐ。
- クラウド型で専用設備不要、低コストで導入・運用可能
TERRACEMAILSecurity (ダウジャパン株式会社)
- メールセキュリティ4対策をオールインワン提供
- 多段階の専用フィルタによる高精度なスパム・ウイルス遮断
- 上長承認やメール暗号化など誤送信対策が万全
まとめ
メール暗号化ソフトは、オンプレミス型を中心に買い切りに近い形で導入できる製品がありますが、保守費やサーバーの費用、電子証明書の更新など購入後も費用が続きます。利用人数と年数をそろえて月額型と総額を比べ、メール環境の変化への対応も確認しましょう。費用の払い方や自社のメール環境にあう製品を比べるために、メール暗号化ソフトの資料請求を活用してください。

