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中小企業のハウジング活用は?少人数のIT担当が確認したい条件

中小企業のハウジング活用は?少人数のIT担当が確認したい条件

中小企業がハウジングを選ぶときは、預けるスペースの大きさ、少人数でも回せる運用支援の範囲、電力や回線を含めた費用の3つを確認することが大切です。ハウジングは、自社のサーバーをデータセンターに預ける形態のため、サーバー室を社内に維持する負担を減らせる場合があります。この記事では、中小企業がハウジングを検討する際の条件を解説します。

この記事は2026年10月時点の情報に基づいて編集しています。
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目次

    ITトレンドがおすすめする製品・サービス

    ■預けるスペースの単位別
    ■運用支援の範囲別

    中小企業が社内サーバーをハウジングへ移す理由

    中小企業では、オフィスの一角やサーバー室で、自社のサーバーを動かしている場合があります。ハウジングへの移行が検討される背景を、運用の負担の面から整理します。

    電源と空調を維持する負担

    サーバーは、安定した電源と、適切な温度の環境で動かす必要があります。社内の通常の空調は、夜間や休日に止まる場合があり、サーバー室の温度が上がるおそれがあります。

    停電時にサーバーを守る無停電電源装置の保守も、自社で行います。こうした設備の維持に手間や費用がかかっている場合は、設備の整ったデータセンターに預けることで、負担を減らせる可能性があります。電源や空調のトラブルが、業務の停止につながった経験があるかも、見直しの手がかりです。

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    災害や盗難への備え

    オフィスに置いたサーバーは、地震や水害、火災、盗難の被害を受けるおそれがあります。データセンターは、耐震や防火、入退室の管理を備えた施設として設計されている場合があります。

    ただし、設備の水準はデータセンターによって異なります。所在地の災害リスクや、入退室の管理の方法、バックアップ電源の仕組みを、提供会社に確認しましょう。見学を受け付けているデータセンターなら、実際の設備を見て判断する方法もあります。

    回線の増強とオフィスの制約

    社内のサーバーに、社外から多くの人がアクセスする場合、オフィスの回線の帯域が不足することがあります。回線を増強しようにも、建物の設備の制約で、希望の回線を引けない場合もあります。

    データセンターでは、複数の通信事業者の回線を選べる場合があります。オフィスの移転や統合の予定がある場合も、サーバーを切り離しておくと、移転の作業を軽くできます。移転のたびにサーバーを停止して運ぶ必要がなくなり、業務への影響を抑えやすくなります。

    中小企業向けハウジングのスペースの選び方

    ハウジングは、ラック単位でスペースを借りるのが基本ですが、小さな単位で借りられるサービスもあります。手持ちの機器の台数と、今後の増加を見て、適した単位を選びましょう。

    ラック1本から小さな単位までの違い

    ラックを1本まるごと借りる契約は、機器の台数が多い企業に向きます。機器が数台程度の場合、ラック1本を借りると、使わない空きスペースの費用がかかる場合があります。

    ラックを半分や4分の1に区切った、小さな単位で借りられるサービスもあります。提供の有無や単位は、事業者によって異なるため、自社の機器の高さと台数にあうかを確認しましょう。

    機器の増加を見込んだ余裕

    契約したスペースが埋まると、機器を増やすたびに、より大きな単位への変更が必要になる場合があります。変更の際は、機器の移設作業が生じ、業務への影響も考えられます。

    数年先に必要になる台数と、電力の増加を見込み、余裕のある契約にするか、増設しやすい条件のサービスを選びましょう。将来の増設に備えて、隣のスペースを確保できるかも尋ねておきます。

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    機器の持ち込みと設置の作業

    ハウジングでは、自社のサーバーを、データセンターへ運び込んで設置します。搬入の日時の調整や、入館の手続きが必要で、初回は社内の担当者が立ち会う場合があります。

    設置作業を提供会社に依頼できる場合もあります。作業の範囲と費用を確認し、自社で行う作業と、任せる作業を分けておくと、少人数でも進めやすくなります。初回の設置は、機器の接続や設定の確認があるため、日程に余裕を持って計画しましょう。

    少人数でも運用できる支援の範囲

    ハウジングは、機器の管理を自社で行うため、IT担当者の人数が少ないと、日常の運用が負担になる場合があります。提供会社がどこまで支援するかが、重要な比較の項目です。

    監視と障害の通知

    機器の稼働状況を、24時間体制で監視し、異常があれば通知するサービスがあります。サーバーの電源が落ちた、温度が上がったといった異常を、担当者が不在でも検知できる体制を作れます。

    監視の対象が、ネットワーク機器の状態だけか、サーバーのサービスまで含むかは、サービスによって異なります。監視の範囲と、通知の方法、通知を受ける人を事前に決めておきましょう。通知を受ける人が不在でも気づけるよう、複数人へ届く設定が望ましいでしょう。

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    現地作業の代行

    機器が止まった場合に、データセンターまで出向くには、時間と交通費がかかります。電源の再投入や、ケーブルの確認、部品の交換を、データセンターの担当者に依頼できるサービスがあります。

    対応できる作業の種類、依頼から作業までの時間、費用の有無は、サービスごとに異なります。作業の依頼の手順を、担当者が代わっても分かるよう、資料にまとめておきましょう。

    夜間と休日の連絡体制

    障害は、業務時間の外にも起こる可能性があります。夜間や休日にも、連絡を受け付ける窓口があるかを確認しましょう。窓口が平日の昼間だけの場合は、対応が翌営業日まで待たされます。

    自社の業務が止まっても影響が小さい時間帯か、止まると困る時間帯かを整理し、必要な連絡体制を決めます。社内の連絡網も、あわせて見直しておくと安心です。

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    ハウジングの費用を中小企業の予算で見る

    ハウジングの費用は、月額の利用料だけでは判断できません。初期費用、電力、回線、オプションを含めた総額で、社内で運用する場合と比べましょう。

    初期費用と月額費用の内訳

    初期費用には、契約の手数料や、機器の設置の作業費が含まれる場合があります。月額費用には、ラックの利用料、電力、回線の費用が含まれる場合が多い一方で、内訳は事業者によって異なります。

    見積もりを比較する際は、電力と回線が月額に含まれるか、別途かをそろえて確認しましょう。含まれる範囲が違うと、月額の金額だけでは、費用の高低を判断できません。

    電力と回線の追加費用

    契約した電力の容量を超えて使うと、追加の費用が発生したり、使用を制限されたりする場合があります。機器を増やす予定がある場合は、超えた場合の扱いを確認しておきましょう。

    回線も、帯域を増やす場合に追加の費用がかかります。利用者が増える見込みがあれば、帯域の増やし方と費用の目安を、契約前に提供会社へ尋ねておくと安心です。

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    社内で維持する場合との比較

    社内で運用する場合の費用には、サーバー室の電気代、空調の保守、無停電電源装置の交換、担当者の人件費が含まれます。見えにくい費用を洗い出して、ハウジングの総額と比べましょう。

    担当者が、障害対応や設備の保守に費やしている時間も、費用の一部です。ハウジングで減らせる作業と、残る作業を整理し、費用だけでなく、担当者が本来の業務に使える時間の変化も考えて判断しましょう。

    ハウジングとほかの選択肢の見極め方

    サーバーの置き場所を見直す方法は、ハウジングだけではありません。機器の状況や運用体制にあわせて、ほかの選択肢との違いを確認しましょう。

    ホスティングやクラウドとの違い

    ハウジングは、自社が用意したサーバーを預ける形態です。ホスティングは、事業者が用意したサーバーを借りる形態で、機器の購入や保守が不要な一方、機器の自由度は事業者の提供範囲に限られます。

    クラウドは、必要な分の計算資源を借りる形態で、増減を調整しやすい点が特徴です。既存のサーバーを使い続けたい場合や、特殊な機器を使う場合は、ハウジングが選択肢に入ります。

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    機器の寿命や保守期限による移行の判断

    サーバーの更新時期は、置き場所を見直す好機です。機器の保守期限が近い場合は、新しい機器を購入してハウジングに預ける方法のほか、ホスティングやクラウドへ移す方法も比べられます。

    機器の更新と置き場所の変更を同時に行うと、作業が重なり、リスクが高まる場合があります。移行の計画を段階に分け、業務への影響が少ない時期を選びましょう。

    中小企業が比べたいハウジングの預け方一覧

    預けるスペースの単位や運用支援の範囲など、少人数のIT担当が確認したい条件を、施設ごとに並べました。

    製品名特徴
    ふくいデータセンター共用ラックは1U単位、専用ラックは42U1本単位。24時間365日の監視
    株式会社東計電算の業務代行サービスオフィスの情報機器を移設し、日々のサーバー運用を代行。200V機器も受け入れ
    オプテージ曽根崎データセンター(OC1)手順書不要のライブオペレーションで運用作業を代行。ポータルで手続き可能
    御殿山データセンター24時間365日の有人監視。ポータルサイトDC-Naviで情報を共有
    QTPROデータセンターサービス21Uからフルラックまで選択可能。閉域ネットやクラウド直結にも対応
    国内データセンターサービスラックコロケーションは1/4ラックまたは1ラック単位で申し込み可能
    NTT東日本データセンター故障受付は基本サービス。監視や運用はオプションで追加できる
    サーバハウジングサービス専門スタッフが24時間365日運用をサポート。免震構造とISO認証取得

    少人数でも任せやすいハウジング施設

    ラック1本に満たない小さな単位から借りられるものや、日々の運用を代行するものなど、IT担当者が少ない中小企業でも検討しやすい施設を紹介します。

    ふくいデータセンター

    ミテネインターネット株式会社
    《ふくいデータセンター》のPOINT
    1. 多要素認証を導入し入退室管理を徹底した万全のセキュリティ体制
    2. 南海トラフ地震の影響リスクが低いDR/BCP対策に最適なエリア
    3. ベテランスタッフによる常時監視で異常対応・故障回復を実施

    ミテネインターネット株式会社が提供する「ふくいデータセンター」は、共用ラックと専用ラックから預け方を選べるデータセンターです。共用ラックは1U単位から、専用ラックは42Uの1本単位で借りられるため、機器の台数が少ない段階から始められます。24時間365日の故障受付に対応し、バックアップ作業の代行やネットワーク構成の管理、設定変更も依頼できるので、社内の担当者が少ない場合に頼りやすい施設です。

    株式会社東計電算の業務代行サービス

    株式会社東計電算 / Toukei (Thailand) Co., Ltd.
    製品・サービスのPOINT
    1. 引っ越しから日々のサーバー運用までトータルサポート
    2. 業務サポートにより安心してテレワークが可能に
    3. 電気代、オフィスの家賃など、運用コスト削減に効果絶大

    株式会社東計電算 / Toukei (Thailand) Co., Ltd.が提供する「株式会社東計電算の業務代行サービス」は、社内にある情報機器をデータセンターへ移設するサービスです。日々のサーバー運用のほか、バックアップ・リストアや日次ジョブバックアップなども任せられます。サーバーを維持する電気代や運用の人件費の負担を抑えやすくなります。ラック周りへのケージの設置や、200V電源の大型機器の受け入れにも対応し、オフィスを縮小して家賃を減らしたい企業にも向きます。

    オプテージ曽根崎データセンター(OC1)

    株式会社オプテージ
    製品・サービスのPOINT
    1. 接続性(コネクティビティ):低遅延・高品質なネットワーク環境
    2. 立地:アクセス抜群のロケーション
    3. マネージドサービス:お客さま機器の保守・運用を手厚くサポート

    株式会社オプテージが提供する「オプテージ曽根崎データセンター(OC1)」は、2026年1月に開設された大阪の都市型データセンターです。預けた機器をエンジニアが24時間365日体制で監視し、手順書がなくても担当者の指示にもとづいてリアルタイムで作業を代行するライブオペレーションを提供しています。入館申請や会議室の予約などの手続きは、スマートフォンやPCから行えるポータルサイトで処理できます。

    御殿山データセンター

    フリービット株式会社
    《御殿山データセンター》のPOINT
    1. 品川駅より徒歩15分のビジネスに適した環境と利便性に優れた立地
    2. 安全性が高い地盤で地震・液状化・浸水など災害危険度が低く安心
    3. 24時間365日の有人監視!堅牢なセキュリティと高水準の運営品質

    フリービット株式会社が提供する「御殿山データセンター」は、山手線の3駅から徒歩10分圏内にある、免震構造の都市型データセンターです。24時間365日の有人監視を行い、Web上の窓口である「DC-Navi」でデータセンターとの情報共有ができます。駅から近いため、日々の作業や緊急時にも移動時間を抑えやすく、少人数の担当者が現地へ出向く場合にも負担を減らせます。

    QTPROデータセンターサービス (株式会社QTnet)

    製品・サービスのPOINT
    1. 免震構造・UPS・非常用発電機を備え、災害・停電に強い。
    2. 1Uからフルラックまで柔軟に選択可能。
    3. 閉域ネットやパブリッククラウド直結でハイブリッド構成に対応。

    国内データセンターサービス (KDDI株式会社)

    製品・サービスのPOINT
    1. 約1,000社の導入実績
    2. 柔軟性の高い運用・監視・保守
    3. コロケーションの他にも多様なサービスが展開

    NTT東日本データセンター (NTT東日本株式会社)

    《NTT東日本データセンター》のPOINT
    1. 震度7の地震にも倒壊しなかった実績
    2. 東日本の17都道県にデータセンターが存在
    3. オプションで故障対応、監視、運用などのサービスも

    サーバハウジングサービス (ヤマトシステム開発株式会社)

    《サーバハウジングサービス》のPOINT
    1. 免震構造で大地震からサーバを守る
    2. 非常用自家発電装置と冗長化UPSで電源を安定供給
    3. ISOなど各種認証取得による信頼性の確保

    まとめ

    中小企業がハウジングを選ぶなら、預けるスペースの単位、少人数でも回せる運用支援、電力と回線を含めた費用を確認することが大切です。社内で維持する場合の負担と比べ、ホスティングやクラウドとの違いも踏まえて判断しましょう。自社にあうハウジングを、資料請求で比較してみてください。

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