ITトレンドがおすすめする製品・サービス
- ■委託する工程別
- 導入時のキッティングに対応:LCMサービス、ライフサイクルマネジメントサービス、<JCS>LCMセンター、テクバンのLCMサービス
- 運用中のヘルプデスクや保守を含む:LCMサービス、ライフサイクルマネジメントサービス、<JCS>LCMセンター、テクバンのLCMサービス
- 回収・廃棄まで一括:LCMサービス、ライフサイクルマネジメントサービス、<JCS>LCMセンター、UTORITO、ワークプレイス-LCMサービス
- ■料金の形態別
- サブスクリプション・リース・レンタル型:Perfect Finder、UTORITO、テクバンのLCMサービス
LCMサービスの料金が台数単価で示される理由
LCMサービスの料金は、機器1台あたりの単価で示されることが一般的です。ただし、単価が同じでも、含まれる作業の範囲や契約の条件によって、総額は変わります。
1台あたりの単価で見積もる考え方
キッティングや回収、データ消去といった作業は、機器1台ごとに手間が発生します。そのため、提供会社は台数をもとに単価を設定し、台数の合計から総額を算出することが一般的です。
単価の背景には、機器の種類による作業時間の違いがあります。例えばPCは、OSの設定やソフトの導入に時間がかかる一方、スマートフォンは通信回線の設定が中心になるなど、作業の中身が異なります。PCとスマートフォン、タブレットで単価が異なる場合があるため、保有する機器の内訳を伝えたうえで見積もりを依頼しましょう。
月額型と作業ごとの従量型の違い
月額型は、管理する台数に応じた料金を毎月支払い、問い合わせ対応や資産台帳の管理などを継続して任せる形です。毎月の費用が見通しやすくなる反面、利用の少ない月も料金が発生します。
従量型は、キッティングや回収など、作業を依頼した分だけ支払う形です。入れ替えの時期が限られる会社に向いています。ただし、依頼が重なった月は、支払いが大きくなりがちです。自社の入れ替え頻度から、どちらの形に近いかを考えましょう。両方を組み合わせた契約を用意している提供会社もあるため、相談してみる価値があります。
最低台数やロットによる料金の変動
提供会社によっては、受け付ける最低台数や、一度に依頼するロットの単位が決まっています。台数が少ないと、1台あたりの単価が高くなる場合もあります。
一方、一度に大量の機器を依頼すると、単価が下がる設定を用意している会社も見られます。拠点ごとに別々に依頼するか、全社でまとめて依頼するかで、料金が変わる可能性があります。年度ごとの入れ替え計画を立て、依頼の時期を調整すれば、単価を抑えられる場合もあります。
機器のライフサイクル工程別に見るLCMサービスの費用
LCMサービスの費用は、導入、運用、終了の3つの局面で、かかり方が異なります。どの局面を委託するのかを決めると、見積もりの比較がしやすくなります。
導入期の調達とキッティング
導入期には、機器の調達と、OSの設定やソフトのインストール、ネットワークの設定を行うキッティングが発生します。機器を購入するのか、リースやレンタルにするのかで、費用の払い方が変わります。
キッティングは、設定する内容が多いほど作業時間が延び、費用が上がります。社内で標準の設定手順が決まっているかどうかも、見積もりの精度に影響します。
運用期のヘルプデスクと故障対応
運用期には、利用者からの問い合わせに答えるヘルプデスクと、機器が故障したときの交換や修理が発生します。月額型のLCMサービスでは、この部分が月額に含まれる場合があります。
確認したいのは、故障時の代替機の手配、現地への駆けつけ、修理費の負担の範囲です。同じ月額でも、対応の範囲によって、実際にかかる費用が変わります。故障が重なった年に、修理費が想定を超えないよう、年間の上限の有無も聞いておくと安心です。
終了期の回収とデータ消去、廃棄
入れ替えや退職で不要になった機器は、回収したうえで、保存されているデータを消去し、廃棄または再利用します。データ消去は、消去の方法や、実施した証明書の発行の有無で費用が異なります。
回収の費用には、拠点までの運搬や梱包も含まれます。機器の売却や再利用ができる場合は、その分を費用から差し引ける可能性もあります。使用済みの機器の状態によっては買い取りの対象外となるため、条件を事前に確認しておきましょう。
LCMサービスの料金に含まれにくい作業
提示された単価に、すべての作業が含まれているとは限りません。追加料金になりやすい作業を知っておくと、見積もりの読み違いを減らせます。
配送や設置など拠点に関わる作業
機器を各拠点へ配送する費用や、現地での設置、机の上への配置といった作業は、キッティングの単価とは別に計上される場合があります。拠点が多いほど、この部分の費用が総額に響きます。
遠方の拠点や離島、海外拠点への配送は、別の条件になることもあります。拠点の一覧を提供会社に渡し、配送先ごとの費用を確認しましょう。受け取る担当者が不在の拠点では、再配送の費用が発生する場合もあるため、受け取りの体制もあわせて決めておきます。
特殊なソフトや設定の追加作業
業務用の専用ソフトの導入や、部署ごとに異なる設定を行うと、標準のキッティングの範囲を超える作業とされることがあります。作業の項目ごとに、追加料金の有無を聞いておきましょう。
ソフトのライセンス費用は、サービスの料金とは別に自社で支払うのが一般的です。ライセンスの手配を提供会社が代行する場合の手数料も、確認の対象です。設定内容を手順書にまとめて渡せば、作業の抜けや手戻りを防ぎ、追加の費用を抑えやすくなります。
時間外や急ぎの対応にかかる加算
夜間や休日の作業、納期を急ぐ依頼には、割増の料金が設定されている場合があります。入れ替えの時期が年度の切り替えに集中する会社は、繁忙期の対応条件を確認しましょう。
あわせて、依頼の締め切りが何営業日前かも見ておく必要があります。新入社員の入社時期など、毎年決まった時期に需要が集中する場合は、前年のうちに計画を共有しておくと調整しやすくなります。余裕を持った計画を立てられれば、加算を避けられる場合もあります。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)でLCMサービスの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。
LCMサービスと自社運用の費用の比べ方
LCMサービスの料金が妥当かを判断するには、自社で同じ作業を行う場合の費用と比べる方法があります。目に見えにくい社内の負担も、費用に含めて考えましょう。
社内の作業時間を費用として見える化する
情報システム部門の担当者が、キッティングや問い合わせ対応、機器の管理台帳の更新に使っている時間を、1か月単位で書き出します。作業時間に人件費の単価をかけると、社内の負担を金額で捉えられます。
この金額と、LCMサービスの料金を並べて比べます。ただし、担当者がより重要な業務に時間を使えるようになる効果は、金額に表れにくい点に注意しましょう。
台数や入れ替え時期による向き不向き
管理する台数が少なく、入れ替えも頻繁でなければ、自社の作業で足りる場合があります。一方、台数が多い、拠点が分散している、入れ替えが一時期に集中するといった会社は、委託の効果が表れやすい傾向です。
すべてを委託せず、キッティングだけ、回収だけといった部分的な委託も選べます。自社の負担が大きい工程から順に検討しましょう。まず小さな範囲で委託を始め、効果を確かめてから範囲を広げる進め方もあります。
LCMサービスの見積もり前に整理する情報
見積もりの精度は、依頼側が伝える情報の量に左右されます。次の情報をそろえてから問い合わせると、提供会社ごとの条件を比較しやすくなります。
保有台数と機器の構成
現在の保有台数に加え、機器の種類、メーカー、OSのバージョンを一覧にします。今後1年から数年の間に入れ替える予定の台数も、あわせて整理しておきましょう。
機器の構成が多様だと、キッティングの手順が増え、単価に影響します。可能であれば、機器の種類を絞ってから依頼すると、費用を抑えやすくなります。
拠点の数と運用の分担
機器を使う拠点の数や所在地、拠点ごとの利用者数を整理します。拠点に情報システムの担当者がいるかどうかで、現地で必要な支援の範囲が変わります。
どの作業を自社が行い、どの作業を委託するかの分担も、あらかじめ決めておきます。分担が明確になれば、見積書に載った項目と実際に行う作業との食い違いを防げます。
LCMサービスの料金を比べる製品一覧
台数単価や委託範囲によって料金が変わるLCMサービスのうち、委託できる工程や料金の考え方を比べやすい製品を一覧にしました。見積もりを依頼する際の候補選びに役立ててください。
| 製品名 | 特徴 |
|---|---|
| LCMサービス | 調達から設定、運用、回収までを一つの窓口で代行する |
| ライフサイクルマネジメントサービス | 購入計画から撤去・廃棄まで対応。物流サービスをセットで提供 |
| <JCS>LCMセンター | 専用拠点でキッティングを実施。導入後のオンサイト作業にも対応 |
| Perfect Finder | 調達・資産管理・サポートをオンラインで一元管理 |
| UTORITO | デバイスの調達から廃棄まで一括。残価設定型リースを用意 |
| テクバンのLCMサービス | キッティング代行、レンタル、資産管理などを提供 |
| PITサービス(LCMサービス) | 調達から導入、資産管理、運用管理までを支援 |
| ワークプレイス-LCMサービス | PCや周辺機器の調達から廃棄までを一元管理 |
委託範囲と課金形態で選ぶLCM製品の紹介
キッティングやヘルプデスク、回収といった委託できる工程と、台数にもとづく課金や提供形態が異なる製品を紹介します。料金は工程の範囲で変わるため、含まれる作業を資料で確認しましょう。
LCMサービス
- PC・モバイルの調達から回収まで一括管理
- 大規模な初期設定と現地設置を安全に実施
- データ消去や磁気破壊で確実な情報漏洩対策
PCテクノロジー株式会社が提供する「LCMサービス」は、調達から回収までの窓口を一本化し、委託する工程を広く取れるアウトソーシングサービスです。ソフトウェアのインストールやネットワーク設定、アカウント登録といった初期設定を代行し、設定した機器を各拠点へ配送して設置と動作確認まで行います。運用中は代替機の手配や修理の受付、社内ヘルプデスクの委託に対応。回収時は消去ツールによるデータ消去と作業報告書の発行を行い、状態のよい機器は買い取りの提案も受けられます。
ライフサイクルマネジメントサービス
- セイノーグループで培ったシステム構築・保守ノウハウを凝縮
- サーバー、PC、スマホ、ハンディなど様々なデバイスを取り扱い
- 全国規模の物流網を駆使した配送サービスをセットで提案
株式会社セイノー情報サービスが提供する「ライフサイクルマネジメントサービス」は、配送を含めて見積もりを検討したい場合に向く、物流サービスとセットのLCMサービスです。購入計画の策定から調達、機器の設定、導入、運用、保守、撤去、廃棄までを対象とします。専用のキッティングセンターで個別設定やOS設定を行い、故障時の回収から代替品の発送、修理にも対応。撤去した機器はデータ消去や物理的な破壊を行い、証明書も発行されます。PCのほか、スマートフォンやハンディターミナルなど幅広い機器が対象です。
<JCS>LCMセンター
- 延べ10 万台以上の対応実績。ノウハウも豊富で安心
- 技術支援やヘルプデスクチームなど手厚いサポート体制
- モバイルデバイスの導入支援サービス
株式会社ジャパンコンピューターサービスが提供する「<JCS>LCMセンター」は、キッティングの作業場を備えた専用拠点を持つLCMサービスです。機器の導入から廃棄までを一元管理します。マスターの作成やキッティングを拠点で行い、キッティング後はお客様の環境でのオンサイト作業にも対応します。技術支援やヘルプデスクのチームを組めるため、運用中の問い合わせも任せられます。業務用のモバイルデバイスの導入支援や、納品後の端末管理、代替機の管理にも対応しています。
Perfect Finder
- IT運用を見える化・最適化
- 調達/購買・資産管理・サポートの三大機能
- ECサイトからの調達⇒申請⇒ワークフローまで自動化が実現
株式会社ピーエスシーが提供する「Perfect Finder」は、調達、資産管理、運用サポートをオンラインで一元的に管理できるクラウド型のDXプラットフォームです。ECサイトからの調達、申請、ワークフローまでを自動化でき、申請を手作業で受け付けている業務の見直しにつなげられます。サブスクリプションの形で提供され、機器の購入にかかる初期費用を抑えたい場合に検討しやすいサービスです。対象は従業員500名以上の企業で、料金は資料請求で確認できます。
UTORITO (株式会社Too)
- 残価設定リースで初期投資を抑え、購入負担を軽減。
- 情シス業務を一元アウトソース可能。
- 専用ポータルで在庫・発注・申請・権限管理などを一括管理。
テクバンのLCMサービス (テクバン株式会社)
- デバイスのライフサイクルを一元管理。
- キッティング代行、レンタル、資産管理などを提供。
- ヘルプデスク併用で窓口を一本化、運用負担を軽減。
PITサービス(LCMサービス) (NECキャピタルソリューション株式会社)
- ICT機器のライフサイクル業務を代行
- IT資産管理リスクの可視化から対策検討を支援
- PCライフサイクル管理導入で業務負荷を大幅に削減
ワークプレイス-LCMサービス (富士通株式会社)
- PC・周辺機器の調達から廃棄までを一元管理。
- セキュリティ対策や環境対応機能を統合。
- 運用負荷の軽減とコスト最適化を実現。
まとめ
LCMサービスの料金は、台数単価を基本に、委託する工程、契約の形態、拠点や時期といった条件で変わります。単価だけで判断せず、配送や追加の設定、時間外の対応など、含まれにくい作業まで見積もりで確認しましょう。自社で行う場合の負担と比べると、委託する範囲を決めやすくなります。気になる製品は、資料請求で料金体系を確認してください。

