ITトレンドがおすすめする製品・サービス
- ■委託範囲別
- 調達からキッティングまで対応:LCMサービス、<JCS>LCMセンター、ライフサイクルマネジメントサービス、ワークプレイス-LCMサービス、PITサービス(LCMサービス)、テクバンのLCMサービス、UTORITO
- 運用や保守までまとめて委託:LCMサービス、<JCS>LCMセンター、ライフサイクルマネジメントサービス、ワークプレイス-LCMサービス、PITサービス(LCMサービス)、テクバンのLCMサービス、UTORITO
- 回収・廃棄やデータ消去まで支援:LCMサービス、<JCS>LCMセンター、ライフサイクルマネジメントサービス、ワークプレイス-LCMサービス、UTORITO
- ■台帳・システムによる管理別
- クラウドで調達・購買や資産管理を一元化:Perfect Finder
- 専用ポータルで在庫・発注・申請を管理:UTORITO
LCMサービスでAIが使われる業務
LCMサービスは、端末の調達から廃棄までを継続して支える仕組みで、AIはその中の運用業務を中心に使われます。どの業務でAIが役立つのかを、先に整理しておきましょう。
ヘルプデスクの一次対応
従業員からの「PCが起動しない」「アカウントを使えない」といった問い合わせに、AIが一次対応する使い方があります。よくある質問には自動で回答し、解決できない内容だけを担当者へ引き継ぎます。
対応できる範囲は提供会社によって異なります。簡単な案内だけなのか、手順の誘導まで行うのかを確認しておくことが大切です。
機器の状態把握と故障の兆候の確認
端末の稼働状況やバッテリーの状態、ソフトウェアの更新状況を集めて、異常の兆候を見つける機能があります。故障の前に交換や点検を促せれば、業務が止まる時間を減らせる可能性があります。
ただし、兆候の検知は完全ではありません。検知できなかった故障への対応体制も、あわせて用意しておきましょう。
資産台帳の更新と入れ替え時期の見込み
端末の台帳を最新に保つ作業や、入れ替え時期の見込みの算出に、AIを活用する例もあります。購入時期や使用状況、保守期限などをもとに、入れ替えの候補を一覧にします。
最終的な入れ替えの判断は、予算や業務の状況もあわせて行います。AIの出した結果は、判断材料の一つとして扱いましょう。
AI機能搭載のLCMサービスを比較するポイント
AI機能は名称が似ていても、できることや前提が異なります。次の3点を確認すると、LCMサービスを比べやすくなります。
AIが担う業務の範囲
最初に確認するのは、AIがどの業務を担うかです。問い合わせ対応だけか、機器の状態把握や台帳管理まで含むのかで、サービスの性格が変わります。
自社の課題がどこにあるかを先に整理し、その業務にAIが対応しているかを見ます。AIの有無だけでなく、対応する業務の中身で比べましょう。
AIが扱うデータと情報の管理
AIが参照するのは、従業員の問い合わせ内容や端末の情報など、社内の情報です。入力した内容がAIの学習に使われるのか、どこに保存されるのかを確認します。
社内の情報管理の規程にあうかも、大切な確認点です。不明な点は、提供会社に問い合わせ、回答を書面で受け取っておくと安心です。
人による対応との切り分け
AIで解決できない問い合わせを、担当者へ引き継ぐ仕組みがあるかも重要です。引き継ぎの際に、それまでのやり取りが共有されると、従業員が同じ説明を繰り返さずに済みます。
対応する担当者が、提供会社のスタッフなのか、自社の担当なのかも確認します。対応時間の範囲も、あわせて確かめましょう。
LCMの業務別に見るAIの活用方法
LCMサービスの業務は、調達、運用、回収の3つの段階に分けられます。段階ごとに、AIの使いどころと注意点が異なります。
調達とキッティングでの活用
調達の段階では、過去の利用状況をもとに、必要な台数やスペックの見込みを立てる補助にAIが使われる場合があります。キッティング(端末の初期設定)では、設定の手順書づくりや確認の補助に生かせます。
ただし、機種の選定や台数の決定は、業務内容や予算を踏まえた人の判断が必要です。AIの提案は、検討の材料として扱いましょう。
運用と問い合わせ対応での活用
運用の段階では、問い合わせの内容を分類し、多い問い合わせを把握する用途があります。傾向がわかれば、マニュアルの改善や、従業員への事前の周知に役立ちます。
ソフトウェアの更新やセキュリティ対策の状況を一覧で確認し、対応が遅れている端末を見つける使い方もあります。確認結果をもとに、人が対応を進めます。
回収とデータ消去での活用
端末を廃棄や返却する段階では、台帳と実際の端末を照合し、回収の漏れを見つける補助が考えられます。データの消去は、消去の記録を残せるかが重要です。
この段階は、情報漏えいにかかわる重要な作業です。AIに任せきりにせず、消去の方法と証明書の発行について、提供会社の説明を確認しましょう。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)でLCMサービスの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。
LCMサービスのAI活用で備えたい誤りとリスク
AIは便利ですが、誤った回答をしたり、情報の扱いを誤らせたりするリスクがあります。起こりうる問題に、事前に備えておきましょう。
誤った案内による業務への影響
生成AIは、もっともらしい文章で誤った手順を案内する場合があります。誤った手順に従うと、設定が壊れたり、データを失ったりするおそれがあります。
データの削除や設定の初期化など、影響の大きい作業は、AIの案内だけで進めない運用にします。担当者が確認してから進める手順を、あらかじめ決めておきましょう。
機密情報の入力と情報漏えいへの配慮
従業員が問い合わせの際に、パスワードや顧客情報をAIに入力してしまう可能性があります。入力してはいけない情報を、従業員に周知しておくことが大切です。
AIの回答画面に、注意書きを表示できる製品もあります。入力された情報の取り扱いについては、提供会社の規約や説明を確認しましょう。
障害時の責任範囲の整理
AIの誤りやサービスの停止が起きたとき、誰が対応し、誰が責任を負うのかを、契約の前に確認しておきます。提供会社と自社の役割分担があいまいだと、対応が遅れる原因となります。
障害の連絡窓口や、対応時間、報告の方法も、あわせて確認します。確認した内容は、社内で共有しておきましょう。
LCMサービスにAIを取り入れる前の準備
AIを取り入れる前に、自社の現状を把握しておくと、サービスを比べやすくなり、導入後に効果を確かめる際にも役立ちます。次の3点から取り組みましょう。
問い合わせと端末台帳の現状を把握する
現在の問い合わせの件数や内容、端末の台数や購入時期を整理します。数字があれば、AIでどの業務を改善したいかが明確になり、導入後の効果も比べられます。
台帳が最新でない場合は、AIを使う前に整える必要があります。参照するデータが不正確だと、AIの回答や見込みの精度が下がるためです。
AIに任せる範囲と人が判断する範囲を決める
最初から全業務をAIに任せるのではなく、定型的な問い合わせなど、答えが決まっている業務から始めます。判断が必要な作業は、人が行う範囲として残します。
範囲を文書にして、社内と委託先で共有しておくと、認識のずれを減らせます。範囲は、運用しながら広げていけます。
一部の部署で試して結果を確認する
全社に広げる前に、一部の部署や拠点で試験的に使います。回答の精度や、従業員の使い勝手を確認し、問題があれば設定を見直します。
試験の結果は、記録に残して、全社展開の判断に使います。従業員の意見を集める場も設けると、改善点が見つけやすくなります。
LCMサービスでAIを運用するコツ
AIは入れて終わりではなく、使いながら改善していくものです。委託先と協力して、継続的に見直す体制をつくりましょう。
問い合わせの分析結果を改善に生かす
AIが集めた問い合わせの傾向を、月ごとに確認します。同じ内容の問い合わせが多ければ、マニュアルの改善や、設定の見直しにつなげられます。
分析の結果は、提供会社と共有すると、改善の相談がしやすくなります。数字の意味を理解できるよう、報告の形式も確認しておきましょう。
回答の元になる情報を最新に保つ
社内のルールやPCの構成が変わったのに、AIの参照情報が古いままだと、誤った回答の原因となります。更新が必要な情報と、更新を担当する人を決めておきます。
担当者を1人に固定せず、複数人で確認する体制にします。更新の手順を文書にして、引き継げるようにしておきましょう。
委託先との定例の見直し
委託先と定期的に会議を設け、AIの回答の質や、問い合わせの解決の状況を確認します。課題が見つかれば、設定や運用の変更を相談します。
見直しの頻度や、報告される指標は、契約の際に確認しておくとよいでしょう。この点は、複数のサービスを比較する際の確認項目の一つです。
委託範囲と管理方法で比べるLCMサービス
AI機能の搭載状況はITトレンドの製品ページだけでは確認できないため、ここでは委託できる業務の範囲や資産管理の仕組みを軸に、LCMサービスを一覧にしました。
| 製品名 | 特徴 |
|---|---|
| LCMサービス | PC・スマートフォンの調達から初期設定、運用、回収まで一括支援。データ消去や磁気破壊にも対応 |
| <JCS>LCMセンター | マスター作成やキッティング、オンサイト作業、運用サポート、回収・廃棄まで支援 |
| ライフサイクルマネジメントサービス | 調達から廃棄までを物流サービスとセットで提供。専用設備でのキッティングや全国配送に対応 |
| Perfect Finder | クラウドで調達・購買、資産管理、運用サポートを一元化。購買申請やワークフローの自動化に対応 |
| ワークプレイス-LCMサービス | PC・周辺機器の調達から廃棄までを一元管理。セキュリティ対策や環境対応も支援 |
| PITサービス(LCMサービス) | ICT資産の調達・導入から契約・資産管理、運用管理まで支援。IT資産管理リスクの可視化にも対応 |
| テクバンのLCMサービス | キッティング代行、レンタル、資産管理などを提供。ヘルプデスクとの組み合わせで窓口を一本化 |
| UTORITO | 法人向けデバイスの調達から廃棄まで支援。残価設定リースと専用ポータルによる資産管理が特徴 |
調達から廃棄まで任せられるLCMサービス
機器の調達やキッティング、運用、回収までを委託できるサービスと、IT資産のライフサイクルを管理するシステムを紹介します。対応する業務の範囲や管理方法に注目して比較しましょう。
LCMサービス
- PC・モバイルの調達から回収まで一括管理
- 大規模な初期設定と現地設置を安全に実施
- データ消去や磁気破壊で確実な情報漏洩対策
PCテクノロジー株式会社が提供する「LCMサービス」は、PCやスマートフォンの調達から初期設定、運用、回収までを一括で請け負うアウトソーシングサービスです。ソフトウェアのインストールやネットワーク設定、アカウント登録などを代行し、設定済みの機器を各拠点へ配送して現地設置まで行います。運用中は修理受付や代替機の手配、ヘルプデスク対応も提供。回収時には専用ツールによるデータ消去や磁気破壊に対応し、作業報告書も発行します。
<JCS>LCMセンター
- 延べ10 万台以上の対応実績。ノウハウも豊富で安心
- 技術支援やヘルプデスクチームなど手厚いサポート体制
- モバイルデバイスの導入支援サービス
株式会社ジャパンコンピューターサービスが提供する「<JCS>LCMセンター」は、PCなどの情報機器の導入から運用、回収・廃棄までを一元管理するサービスです。LCMセンターでのマスター作成やキッティングに加え、導入先でのオンサイト作業にも対応しています。PCだけでなくモバイルデバイスの導入・管理も支援し、代替機管理や技術支援、ヘルプデスクなどのサポート体制を構築可能です。機器の導入後も継続して運用を委託したい企業に適しています。
ライフサイクルマネジメントサービス
- セイノーグループで培ったシステム構築・保守ノウハウを凝縮
- サーバー、PC、スマホ、ハンディなど様々なデバイスを取り扱い
- 全国規模の物流網を駆使した配送サービスをセットで提案
株式会社セイノー情報サービスが提供する「ライフサイクルマネジメントサービス」は、IT機器の購入計画や調達、設定、導入、運用、保守、撤去、廃棄までを物流サービスとセットで提供するサービスです。キッティング専用設備でOSやアプリケーションの設定、動作確認などを実施し、全国の物流ネットワークを活用して配送します。故障時の機器回収や修理、代替品の発送にも対応。廃棄時にはデータ消去や物理的破壊、証明書の発行も行います。対象は従業員100名以上の企業です。
Perfect Finder
- IT運用を見える化・最適化
- 調達/購買・資産管理・サポートの三大機能
- ECサイトからの調達⇒申請⇒ワークフローまで自動化が実現
株式会社ピーエスシーが提供する「Perfect Finder」は、IT機器の調達・購買、資産管理、運用サポートをオンラインで一元管理するクラウドサービスです。ECサイトからの調達や購買申請、承認ワークフローなどを自動化し、手作業による申請処理の負担を軽減します。各工程の進捗を可視化し、標準化されたログ管理にも対応。サブスクリプションによって初期費用を抑えられる点も特徴です。対象は従業員500名以上の企業です。
ワークプレイス-LCMサービス (富士通株式会社)
- PC・周辺機器の調達から廃棄までを一元管理。
- セキュリティ対策や環境対応機能を統合。
- 運用負荷の軽減とコスト最適化を実現。
PITサービス(LCMサービス) (NECキャピタルソリューション株式会社)
- ICT機器のライフサイクル業務を代行
- IT資産管理リスクの可視化から対策検討を支援
- PCライフサイクル管理導入で業務負荷を大幅に削減
テクバンのLCMサービス (テクバン株式会社)
- デバイスのライフサイクルを一元管理。
- キッティング代行、レンタル、資産管理などを提供。
- ヘルプデスク併用で窓口を一本化、運用負担を軽減。
UTORITO (株式会社Too)
- 残価設定リースで初期投資を抑え、購入負担を軽減。
- 情シス業務を一元アウトソース可能。
- 専用ポータルで在庫・発注・申請・権限管理などを一括管理。
まとめ
LCMサービスのAIは、ヘルプデスクの一次対応や機器の状態把握、台帳管理などを担います。比較する際は、AIが担う業務の範囲、扱うデータの管理、人による対応との切り分けを確認しましょう。誤案内への備えと運用の見直しも欠かせません。資料請求でLCMサービスを比べ、自社にあう製品を選んでください。

