
シンクライアント、4つの活用事例
今回は、様々な問題を抱えていた学校や企業がシンクライアントの導入によってどのような効果や課題解決をもたらしたのかを4つご紹介していきます。自社に当てはまる事例もあると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
事例1 予備校での活用事例
- ■導入前の課題
- U予備校は、PCで動画を視聴するという教育体制をとっており、生徒一人ひとりがPCを使える環境が必要です。その分PCの台数が多いため、排出される熱量も大きく、空調のコストがかかっていました。また、生徒の使うPCは学習に関係する操作のみできれば十分ですが、導入しているPCがオーバースペックで運用管理コストに見合っていませんでした。
- ■導入のポイント
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- 学習に使う動画再生が問題なく行えること
- 学習に使うアプリケーションが問題なく作動すること
- ■導入効果
- 生徒の使うPCに備わる機能は必要最小限のものに限られたため、排出熱量が低下。空調コストの削減につながりました。また、特定のアプリケーションのみが作動するので、学習に関係ない操作はできず、生徒がより集中しやすい環境をつくることが可能になりました。
事例2 育児休業中の社員に活用した例
- ■導入前の課題
- 中小ベンチャー企業のJ社では、育児休業をとる社員が増えています。休業中の社員は職場復帰を望んでいますが、自宅にいると会社の現状や動向がわからず、復帰への不安があるという問題がありました。また、在宅勤務を望む社員もいるため、在宅勤務を可能にする体制を構築したいという要望もありました。
- ■導入のポイント
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- 普段会社で使っているPCと同じ使い勝手であることを重視し、ブレードPC型を選定
- 全社的に導入するのではなく、育児休業中の社員に試験的に導入
- ■導入効果
- 実際の処理はサーバで行うため、クライアント端末では表示処理しかできず、セキュリティを担保しながらも最適な情報提供を行うことができるようになりました。また、休業中でも会社の様子や動向がわかり、復帰への不安を払拭することができました。
事例3 ハードウェアとソフトウェアのライフサイクルのずれを解決
- 利用するアプリケーションが問題なく作動すること
事例4 情報漏えい対策を強化した例
- ■導入前の課題
- 中小通信業R社では、会社で利用するPCなどの端末を自宅に持ち帰ることを許可しています。しかし、社員がPCを電車内に置き忘れ、端末を紛失してしまう、という問題が起こり、情報漏えい対策を強化する必要性を感じました。
- ■導入ポイント
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- 情報漏えいを徹底的に防止するサーバベース方式を選定
- タブレット端末には、シンクライアント専用端末を使用
- ■導入効果
- ユーザによる設定変更ができないため、セキュリティ対策が強化されました。また、限定的なアプリケーションしか使わないため、ユーザとしても問題なく業務を進めることが可能でした。
まとめ~自社に適した使い方と実行方式を確認しよう~
以上、シンクライアントの実際の活用事例を紹介しました。企業によって、シンクライアントの使い方や実行方式は異なります。まずは、自社のデスクトップ環境や課題を洗い出して対策システムの導入目的を明確にすることが重要です。自社に最適な使い方と実行方式を確認してから導入するようにしましょう。
以下に関連記事も用意していますので、シンクライアント導入を検討の方はぜひ御覧ください。
