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シンクライアント導入前後に行いたい3つのこととは?

シンクライアント導入前後に行いたい3つのこととは?

リモートワークの流れなどから、シンクライアントが勢いを見せています。また、企業の半分以上がシンクライアントになるのではないかという見方もあります。その反面、導入に失敗している企業の話も耳にします。現場や運用側も含め、成功するための手順を模索しているようです。企業がシンクライアント導入に成功するにはどうすればいいのでしょうか。ここでは、シンクライアント導入後に行わなければならないことを解説しています。

目次

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    シンクライアント導入前に行いたい2つのこと

    まずはシンクライアントの導入前に行いたいことをご紹介します。ここで言う導入前とは、製品の検討段階フェーズにおいての行っておいきたいことです。それでは、みていきましょう。

    1.シンクライアントを試験導入する

    これまで慣れ親しんできたパソコンからシンクライアントへの移行は、大きな環境の変化となります。これは、パソコンを入れ替えた、あるいはOSをバージョンアップしたなどの比ではありません。運用レベルから変わってしまうと考えて間違いありません。サービス提供事業者によっては「従来と同じ環境で作業ができます」と推奨しているところもありますが、それは一部の業務に限られます。現場では次から次へと現れる変化に戸惑い、運用側は課題解決に迫られます。

    このため、シンクライアントの導入を全社で一気に進めるのは、それなりのリスクを伴います。全社一斉では後戻りできませんから、元の状況に戻れる環境を残しつつ、試験導入から行うべきです。導入目的を明確にした上で目的に合致しているか、想定の効果を得られるか、しっかり確認しましょう。

    数百台以上の端末を持つ企業であれば、まず、数十台のレベルでパイロット運転して、導入前と導入後の違いを明確にしつつ、解決すべき課題を整理していきます。また、同時に、運用ルールも作成してきます。このような試験運用を数ヵ月から半年続けて、その後に全社展開を図っていくようにしましょう。

    2.シンクライアントの使用感を確認する!

    試験導入の間に、以下のことを確認する必要があります。ある程度大きな規模になると、予想外のことも発生するからです。以下に導入ごによくあるトラブルをご紹介します。

    ■印刷環境の変化
    シンクライアントにすることで発生するトラブルの多くに「印刷できなくなった」「印刷が遅い」などプリンター関連の問題があります。構築時は、サーバとクライアントだけに目がとらわれ、プリンターまで手が回らないことが多いものです。オフィスのプリンターからどれだけの頻度で出力され、それらがどれだけネットワークに負荷を与えているかを確認しましょう。
    ■プリンター以外の周辺機器の取り扱い
    プリンター同様に日常何気なく使っていた周辺機器で、制御しなければならないのはデータセンターのサーバです。通常どおり、機能するかのチェックも重要です。その他、業務上欠かせないスキャナやプロジェクタも、確実に機能するかを確認しておきましょう。
    ■ネットワーク負荷の適正化
    「シンクライアントでCADは使えない」と、よく耳にしますが、最近では、CADに対応できるシステムも数多く登場しています。しかし、CAD対応あるいは動画対応のシステムの中には、ネットワーク帯域を必要以上に使用してしまい、他の業務に影響を与えてしまうものも存在します。 各アプリケーションが使用する帯域を確認して適正なデータ量に調整しましょう。適正なネットワーク帯域の確保は導入後も調整が必要です。

    以上ご紹介したのがシンクライアント導入後によく起こるトラブルです。導入後に無駄なコストを発生させないように導入前には試験導入することをおすすめします。

    シンクライアント導入後に行いたいこと

    3.シンクライアントの運用ルールの整備する!

    ここからは、導入後編です。シンクライアント導入後は、運用ルールを整備しておきましょう。使用するクライアント端末の環境が大幅に異なるため、使い方のルールも変更が必要となります。次の事項を確認しておきましょう。

    ■ログオン/ログオフ
    多くの企業が戸惑うのが、ログオフのタイミングです。シンクライアントは手元の端末の電源を落としても、サーバではまだ生きています。ログオフの操作をするまで、待機状態となっています。パソコンの稼働時間が就業時間と連動しているような企業では、24時間働きっぱなしとみなされる従業員が出てきてしまいます。終業時にはログオフ操作をするというようなルールと徹底が必要です。
    ■記憶媒体の取り扱い
    業務上の必要性からUSBメモリやCD-Rなどの記録媒体へのデータ保存を許している部門もあります。また、ネットワークに接続しづらい環境で働く担当者のために、端末のハードディスクへデータをダウンロードすることを一時的に許可する機能もあります。保存やダウンロードの運用ルールを徹底して、情報漏えいに結び付く危険性を排除しましょう。
    ■シンクライアントを使わないという選択肢も
    業務上、特別なハードウェアや周辺機器をどうしても利用する必要がある場合など、まれに「シンクライアントを使わない」という選択肢が必要になるかもしれません。あるいは、シンクライアントを使う環境と使わない環境を使い分ける必要もあるかもしれません。状況を踏まえて適切な判断を行いましょう。

    働き方改革が謳われている中で勤怠の管理の徹底を行うためにもシンクライアントの運用整備は必須です。また、シンクライアントを使わない環境と使う環境を分けることも重要ですが、シンクライアントが使えない環境を作ることも重要です。

    まとめ

    いかがでしたか。シンクライアントを導入しておわりではありません。恐らく、導入後にはほぼほぼトラブルに見舞われます。そのため、シンクライアントの導入にあたっては影響を受ける社員も多いので、提供会社のサポート体制を確認しておくことも大切です。シンクライアントの導入を成功させて社員が柔軟な働き方ができるように環境を整備していきましょう。

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