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AI機能搭載のUTMを比較!AIの活用方法や運用のコツも紹介

AI機能搭載のUTMを比較!AIの活用方法や運用のコツも紹介

UTMのAI機能が役立つのは、未知のマルウェア、新しく作られたフィッシングサイト、侵入後の不審な通信といった、既知のパターンとの照合だけでは見つけにくい脅威です。UTM(統合脅威管理)にAIを組み込んだ製品では検知の幅を広げられる一方、誤検知や見逃しをゼロにはできません。この記事では、脅威の種類ごとにAIの活用方法と注意点を整理し、運用のコツと、UTMを比較する際に提供会社へ確認したい質問を紹介します。

この記事は2026年10月時点の情報に基づいて編集しています。
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目次

    ITトレンドがおすすめする製品・サービス

    ■重視したい脅威対策別
    ■検査の仕組み別

    UTMのAIが関わる脅威と防御の層

    UTMはファイアウォールやIPS、アンチウイルス、Webフィルタリングなど、複数のセキュリティ機能を1台にまとめた製品です。AIはこのすべてを置き換えるものではなく、一部の機能に推定の層を加える形で使われます。まずは全体像を確認しましょう。

    シグネチャ型検知とAIの役割分担

    UTMの基本の防御は、既知の脅威の特徴データである「シグネチャ」との照合です。登録済みの脅威は照合によって高い確実性で判定でき、処理も比較的軽いため、AI搭載UTMでも引き続き使われます。

    AIによる検知は、照合で引っかからなかったファイルや通信を対象に、追加の判断材料を提供する位置づけです。「AIがあればシグネチャ更新は不要」とは考えないようにしましょう。どの段階でAI判定を使うかは製品によって異なります。

    関連記事 UTMの役割とは?セキュリティの代表ファイアウォールとの違いも

    脅威の種類別に見るAIの活用方法

    UTMでAIや機械学習が使われやすい場面を、脅威の種類ごとに以下の表にまとめました。どの脅威への備えを優先したいかを決めておくと、製品の比較がしやすくなります。

    脅威の種類主な機能AIの主な役割
    未知のマルウェアアンチウイルス、サンドボックスファイルの特徴や挙動から悪性かを推定
    フィッシング・危険サイトWebフィルタリング未分類サイトのカテゴリーや危険度を判定
    侵入後の不審な通信通信の振る舞い分析普段と異なる通信の兆候を通知
    関連記事 【図解】UTM(統合脅威管理)とは?機能やメリット・デメリット

    未知のマルウェアにAIはどう対処するか

    新種や亜種のマルウェアは、シグネチャが用意されるまでの間、照合だけでは見逃すおそれがあります。AIを使ったマルウェア検知は、この空白の期間を補う役割を持ちます。ここでは推定の仕組みと、サンドボックスとの組みあわせを解説します。

    ファイルの特徴から悪性かを推定する

    機械学習で大量の検体を学習したエンジンは、ファイルの構造や動作の特徴から、悪意のあるプログラムかどうかを推定します。シグネチャに登録されていないファイルでも、疑わしい特徴を持つものを検知できる可能性があります。

    ただし、判定は確率にもとづく推定です。正常なファイルを危険と判断する誤検知と、危険なものを通してしまう見逃しの両方が起こりえます。攻撃者がAIの判定を避ける工夫をするケースもあるため、端末側の対策と重ねて備えることが大切です。

    サンドボックスでの挙動確認と組みあわせる

    サンドボックスとは、隔離された仮想環境でファイルを実際に動かし、挙動を確かめる仕組みです。AIの推定で疑わしいと判断されたファイルを、サンドボックスで詳しく調べる構成をとる製品があります。

    解析にはUTM本体で行う方式と、提供会社のクラウドで行う方式があります。クラウド方式は本体の負荷を抑えられる反面、ファイルを外部へ送信します。解析中のファイルを止めるのか、先に通過させて後から通知するのかによって、業務への影響と安全性の度合いも変わります。

    フィッシングや危険サイトへのアクセス対策

    フィッシングサイトや不正なプログラムを配布するサイトは、次々と新しく作られます。人手による分類が追いつかない領域で、AIによる自動分類が使われる場合があります。あわせて、暗号化された通信をどう検査するかも重要な論点です。

    未分類のWebサイトを自動で判定する

    Webフィルタリングとは、業務に不要なサイトや危険なサイトへのアクセスを制限する機能です。AIがWebサイトの内容やURLの特徴を分析し、カテゴリーや危険度を自動で判定する製品があります。

    自動分類を取り入れた製品では、新しく作られたサイトにも判定を付けやすくなります。一方で、正規のサイトが誤って遮断されることもあります。業務が止まらないよう、例外登録の手順や、判定の見直しを依頼できる窓口を確認しておくと安心です。

    暗号化通信の検査には別の設定が求められる

    HTTPSのように暗号化された通信は、そのままでは中身を検査できません。通信内容を分析するには、UTMで暗号を一度解除して確認する「SSLインスペクション」などの設定が求められます。

    この設定には、端末への証明書の配布や、検査対象から外すサイトの指定といった準備が必要です。処理負荷も増えるため、複数の検査機能を同時に使った場合の性能値を確認しましょう。社内のプライバシー方針との整合も含め、導入範囲を決めることが大切です。

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    侵入後の不審な通信や外部送信への備え

    防御をすり抜けて侵入したマルウェアは、外部のサーバと通信して指示を受けたり、情報を送り出したりする場合があります。こうした動きに早く気づくために、通信の傾向を学習するAIが使われることがあります。UTMで見える範囲と見えない範囲を整理しましょう。

    普段と異なる通信の兆候をとらえる

    通信の振る舞い分析では、普段の通信量や接続先、時間帯などの傾向を学習し、そこから外れた動きを不審な兆候として知らせます。例えば、深夜に特定の端末から海外のサーバへ、大量にデータを送り続けるような動きが対象です。

    単一の通信だけでは判断しにくい動きも、複数の通信をまとめて見ることで気づける可能性があります。ただし、業務の変化でも通常と異なる通信は生じるため、通知を受けた後に管理者が内容を確認する運用が欠かせません。

    UTMを通らない通信と内部からの持ち出し

    UTMは社内ネットワークと外部の境界で通信を検査する製品です。テレワークで社外から直接クラウドサービスを使う通信など、UTMを経由しない構成では検査の対象外となります。内部関係者による情報の持ち出しも、UTMだけでは防ぎにくい面があります。

    端末を守るEDRや、アクセス権限の管理など、ほかの対策と役割を分けて考えましょう。ポリシーの設定が不十分な場合は、AI機能があっても防御が働かないことがある点にも注意が必要です。

    AI搭載のUTMを比較する際に提供会社へ確認したい質問

    「AI搭載」という表記だけでは、どの脅威にどこまで備えられるかは分かりません。検知率のような統一基準のない数値ではなく、資料や問い合わせで確かめられる項目で比べることが重要です。提供会社や販売店に確認したい質問を3つの観点で紹介します。

    検知の仕組みと更新について

    まず「AIはアンチウイルス、Webフィルタリング、通信の振る舞い分析のどれに使われていますか」と確認しましょう。あわせて「シグネチャや学習モデルはどの頻度・方法で更新されますか」と聞いておくと、新しい脅威へどれだけ早く追随できるかを比べられます。

    疑わしいファイルやURLの情報をクラウドに照会する場合、どのような情報が外部へ送られるのかも確認しましょう。社内規程とあわせて判断する材料として役立ちます。

    誤検知と運用支援について

    「検知時に遮断するか通知のみにするかを機能ごとに設定できますか」「誤検知を報告した際、判定の見直しにどう対応してもらえますか」と確認しておくと、導入後の運用を想像しやすくなります。

    検知の根拠を管理画面で確認できるか、ログの保存期間や定期レポートの内容も聞いておきましょう。専任の担当者がいない場合は、監視や一次対応を依頼できるかも重要な確認点です。

    関連記事 UTM(統合脅威管理)導入の失敗例とは?失敗を避ける方法も解説!

    性能とライセンスについて

    「AIによる解析やサンドボックスを有効にした状態でのスループットはどの程度ですか」という質問は欠かせません。カタログの値は、ファイアウォール機能のみを有効にした数値であることがあるためです。

    また、どの機能がどのライセンスに含まれるかを一覧で示してもらいましょう。定義ファイルなどの更新にライセンス契約が必要な場合、契約が切れると最新の脅威への対応が止まるおそれがあります。

    関連記事 UTMを選ぶための4つのポイントとは?丁寧に解説

    AI搭載のUTMのAIを運用するコツ

    UTMのAIは導入して終わりではなく、検知結果の見方や設定を運用の中で整えていく必要があります。次の3点を意識して運用を組み立てましょう。

    最初は通知を中心に始めて検知の傾向を確かめる

    導入直後から自動で遮断すると、業務で使う通信を止めてしまうおそれがあります。製品が対応していれば、はじめは通知とログの記録を中心に稼働させ、自社の通信に対する検知の傾向を確かめましょう。

    業務で使うクラウドサービスや社内システムの通信は、例外として整理しておきます。誤検知の傾向がつかめた段階で、遮断する範囲を少しずつ広げていくと、業務への影響を抑えられます。

    検知時の確認担当と手順を決めておく

    アラートが出たときに、誰がいつ確認するのかを決めておきます。夜間や休日の対応を含め、判断に迷った際の連絡先として、保守窓口や提供会社のサポートも整理しておきましょう。

    業務に影響が出た場合の遮断の解除手順も、あらかじめ文書にしておくと安心です。対応した内容は記録に残し、次回以降の判断材料として使います。対応の経験が蓄積されるにつれ、手順書の内容も更新していきましょう。

    更新と設定を定期的に見直す

    AIの検知に使うモデルやシグネチャの更新が自動か手動か、適用のタイミングはいつかを確認しておきます。ライセンスの期限が切れると更新が止まる場合があるため、期限の管理も担当を決めて行います。

    ログから誤検知の目立つ項目を洗い出し、例外設定や検知の感度を見直す機会も設けましょう。見直しの頻度は、自社の体制とアラートの件数にあわせて決めます。見直した内容は変更履歴として残しておくと、問題が起きた際に原因をさかのぼれます。

    脅威対策で比べるUTM(統合脅威管理)一覧

    この記事で紹介するUTM(統合脅威管理)について、主なセキュリティ機能や脅威への対策方法を一覧にまとめました。不正アクセスやマルウェア、未知の脅威など、自社が重視するセキュリティ対策にあわせて製品を比較してください。

    製品名特徴
    FLESPEEQ UTM Lite既存ルータの配下に接続して使う法人向けUTM。Web脅威ブロックで不正サーバへの接続を禁止し、ウイルス定義ファイルも自動で更新する
    SG-ONEアンチウイルスやIPSなどを1台に搭載。本体の脅威データに加え、クラウド上の過去の脅威データとも照合するハイブリッドスキャンを備える
    ビジネスセキュリティ(VSR)nシリーズ複数のセキュリティ機能をハードウェアに統合したマネージドサービス。ウィルスプロテクションやコンテンツフィルターはオプションで追加できる
    SecureFrontiaX標的型攻撃や未知の脅威に対応する次世代ファイアウォールを搭載。アプライアンスと運用・管理サービスを組みあわせて提供する
    WatchGuard FireboxHTTPS通信に潜むサイバー攻撃の阻止を重視したアプライアンス型UTM。標的型攻撃対策などを含むスイートを利用できる
    Pico-UTM 100 Sルーターに接続するだけで導入できるコンパクトなUTM。DPIエンジンによる高速な脅威検査に対応し、本体のウイルス定義ファイルやクラウドデータベースを定期更新する
    Sophos XGS FirewallTLS検査やIPS、Web保護、脅威検知・自動対応を統合した次世代ファイアウォール。暗号化された通信の検査に対応する
    NETWORKSECURITYAI駆動型のセキュリティプラットフォームで脅威の阻止を図る製品。オンプレミスやクラウドなど複数の提供形態に対応する
    VectraAIプラットフォームAIを活用したNDRプラットフォーム。ネットワークやID、クラウドを横断するサイバー攻撃をリアルタイムで検知・阻止する

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    重視する脅威から選ぶUTM(統合脅威管理)

    ここでは、不正アクセスやマルウェア、危険なWebサイトへの接続など、さまざまな脅威に対応するUTMを紹介します。検知・防御の仕組みや運用支援の違いを比較し、自社のセキュリティ環境に適した製品を選びましょう。

    FLESPEEQ UTM Lite

    日本通信ネットワーク株式会社
    《FLESPEEQ UTM Lite》のPOINT
    1. セキュリティ機能に特化!低価格で安心のセキュリティ対策を実現
    2. 既存ルータの配下に接続するだけ!迅速かつスムーズに導入可能
    3. 安心のサポート付き!専任者がいなくても運用できる

    日本通信ネットワーク株式会社が提供する「FLESPEEQ UTM Lite」は、既存ルータの配下に接続して導入する法人向けUTMです。ファイアウォールやアンチウイルス、不正侵入検知/防御、メールセキュリティに加え、Web脅威ブロックで不正サーバへの接続を禁止します。人の操作による接続かどうかを問わずブロックの対象となるため、端末から外部に向けた不審な通信への備えにも役立ちます。ウイルス定義ファイルは自動で更新され、攻撃の検知時にはブロックと同時に通知メールが届く仕組みです。

    SG-ONE

    株式会社 USEN ICT Solutions
    《SG-ONE》のPOINT
    1. 複数の強力なセキュリティ機能!サイバー攻撃対策を1台でカバー
    2. 簡単設置!既存ルーターとスイッチの間へ差し込むだけ
    3. セキュリティ機能が有効状態でも高速なスキャンが可能

    株式会社 USEN ICT Solutionsが提供する「SG-ONE」は、アンチウイルスやファイアウォール、IPSなどの機能をコンパクトな筐体に搭載した統合セキュリティ(UTM)サービスです。製品本体の脅威データに加えて、クラウド上にある過去の脅威データとも照合する「ハイブリッドスキャン」を備え、本体の容量だけでは照合しきれない脅威にも備えます。Web脅威対策やログ管理の機能も搭載。既存のルーターとスイッチの間に差し込むだけで設置でき、ウイルス駆除サービスが付帯するプランも用意されています。

    ビジネスセキュリティ(VSR)nシリーズ

    株式会社 USEN ICT Solutions
    製品・サービスのPOINT
    1. 業界最多クラスのセキュリティ機能の中で独自のカスタムが可能
    2. 管理者負担軽減!導入から運用、保守まですべて一括対応。
    3. 24時間365日の障害検知・切り分けから復旧対応までサポート!

    株式会社 USEN ICT Solutionsが提供する「ビジネスセキュリティ(VSR)nシリーズ」は、複数のセキュリティ機能を1つのハードウェアに統合し、ネットワークを集中的に管理するマネージドサービスです。ウィルスプロテクションやコンテンツフィルター、InterSafe WebFilterなどをオプションとして組みあわせ、重視したい脅威にあわせて機能を選べます。運用監視やオンサイト保守、設定変更は24時間365日対応のため、障害時の対応まで社内だけで抱え込まない体制を整えたい企業に向いています。

    SecureFrontiaX (NECプラットフォームズ株式会社)

    《SecureFrontiaX》のPOINT
    1. 標的型攻撃や未知の脅威に対応する次世代FWを搭載。
    2. 運用・監視・インシデント対応をワンストップで提供
    3. 運用負荷軽減とセキュリティ向上

    WatchGuard Firebox (ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社)

    《WatchGuard Firebox》のPOINT
    1. リアルタイムにネットワーク状況を監視するWatchGuard Dimension
    2. スパイウェアやウイルスなど多様な脅威への対策を網羅
    3. 多拠点での導入を効率化するRapidDeploy機能

    Pico-UTM 100 S (株式会社ビープラス)

    《Pico-UTM 100 S》のPOINT
    1. 強力なコンパクトUTM!複数のセキュリティ機能を1台に。
    2. LAN全体を低コストで守る!自動的にアップデートで常に最新
    3. 脅威対策のスループット約700Mbps!ストレスフリーで使用可能

    Sophos XGS Firewall (ソフォス株式会社)

    《Sophos XGS Firewall》のPOINT
    1. Xstreamで暗号化トラフィックも検査可能。
    2. Synchronized Security対応でエンドポイントと連携。
    3. Sophos Centralで可視化・ポリシー管理を一元化。

    NETWORKSECURITY (パロアルトネットワークス株式会社)

    《NETWORKSECURITY》のPOINT
    1. AIで脅威を阻止するセキュリティ
    2. 耐量子、AI、マルチクラウド対応
    3. Gartnerファイアウォール部門で10回連続リーダー

    まとめ

    UTMのAI機能は、未知のマルウェア、新しい危険サイト、侵入後の不審な通信といった、照合だけでは見つけにくい脅威の検知を補います。ただし判定は推定であり、誤検知や暗号化通信の検査、UTMを通らない通信といった課題も残ります。UTM(統合脅威管理)を選ぶ際は、重視したい脅威を決め、提供会社への質問を通じて仕組みや性能、運用支援を比べましょう。資料請求で複数製品の仕様をそろえて比べるのがおすすめです。

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    11月02日(月)更新
    FLESPEEQ UTM Lite
    日本通信ネットワーク株式会社
    SG-ONE
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