完全無料で使える会計ソフト
ここでは完全無料で使える会計ソフトを紹介します。会計ソフトがどんなものか知りたい場合、小規模で使いたい場合など、こちらから試してみるのもよいでしょう。
フリーウェイ経理Lite
株式会社フリーウェイジャパンが提供するパッケージ型製品。
無料版では、個人事業主と中小規模の事業者を対象としています。会計に関する基本機能を搭載し、利用期間の制限もありません(一部機能には制限あり)。ただし、操作サポートなどは有料版でしか受けられないので注意しましょう。無料版はダウンロードが必要なパッケージ型ですが、有料版はクラウド型という違いもあります。
円簿会計
株式会社円簿インターネットサービスが提供するクラウド型製品。
クラウドなのですぐに始められ、事業規模も幅広く対応しています。仕訳から決算書の作成まで、会計ソフトに求められる基本的な機能を網羅。WindowsとMacのどちらのPCでも利用でき、見やすい管理画面で作業が行えます。そのほかSSL化や関東・関西のサーバでの2重保管など、データの管理も安全に行われています。
Main財務管理
メインソリューション株式会社が提供するパッケージ型製品。
1か月の体験版の後に無料会員登録を行うことで、製品版を引き続き無料で利用できます。仕訳・決算処理や会計・分析帳票など基本的な機能を搭載し、手形管理などの拡張機能も。バージョンアップも無料です。ただし、電話やリモートによるサポートは有料会員限定のサービスとなります。またWindows専用製品で、Macでは使えない点にも注意しましょう。
ちまたの会計
寄付などの支援で運営されているクラウド型製品。
法人や個人事業主ではなく、サークルや自治会などの非営利組織での利用を前提とし、最大5団体まで利用可能です。知識がなくても使えるシンプルなUIで、登録アカウントも後任者にそのまま引き継げます。Windows・MacのPCやスマホ、タブレットで利用できるのも魅力。収支計算書や出納帳・予算書の作成が行え、データ保存期間も無制限ですが、領収証データ枚数などに制限はあるので注意しましょう。
無料トライアルありの会計ソフト
会計ソフトには、一定期間の無料トライアルを設けている製品もいくつかあります。気になる製品の操作性を体感してみたい、最初から有料版ではハードルが高いという方におすすめです。まずは気軽にお試しください。
《クラウド会計ソフト freee》のPOINT
- 経営レポートを自動作成、リアルタイムな意思決定が可能に
- 経費精算やワークフローにも対応。転記や人的ミスを減らす
- 上場準備企業様に最適な内部統制機能
freee株式会社が提供する「クラウド会計ソフト freee」は、クラウド型のERPです。データの取り込みや仕訳、レポート作成の自動化や、稟議ワークフローなどで業務を効率化します。決算書の作成も簡単。各事業所のデータも一元管理でき、迅速な経営判断や内部統制が行えるでしょう。
ミニマム・ベーシックの2プランに30日間の無料トライアルが設けられています。電話・メールサポート非対応など一部に制限はありますが、決算書の作成機能まで試せるので、まず登録してはいかがでしょうか。
無料お試し&ジョブカンシリーズ優待あり!ジョブカン会計
製品・サービスのPOINT
- 無料お試し&ジョブカンシリーズ導入優待あり!
- 初期費用・サポート費用0円!
- シリーズ累計導入実績150,000社以上!
株式会社DONUTSが提供する「無料お試し&ジョブカンシリーズ優待あり!ジョブカン会計」は、クラウド型の会計サービス。初期費用やサポート費用、法改正に対応したアップデート版は無料です。入力を楽にするライブラリ機能やフィルター機能、金融機関連携サービスなど仕訳を効率化できる機能を搭載し、決算書の作成まで簡単に行えます。
30日間の無料トライアルでは有料版のすべての機能を体験でき、有料版へ申し込まない限り料金は発生しません。メールやチャット、電話などのサポートに制限がないのも嬉しいポイントです。
無料で使える会計ソフトの選び方は?
無料会計ソフトにはクラウド型とパッケージ型があります。どちらを選ぶべきかは、企業が会計ソフトにどのような特徴を求めているかによって変わります。そこで、両者の代表的な特徴を見ていきましょう。
- 【クラウド型】
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- ■インストール不要
- 特定の端末にインストールする必要はなく、インターネット上でサービスにアクセスするだけで使えます。場所を選ばず、複数の端末で利用可能です。
- ■バージョンアップの負担がない
- パッケージ型の場合、バージョンアップは手動で行わなければなりません。しかし、クラウド型なら自動でバージョンアップされます。
- 【パッケージ型】
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- ■オフラインで使用可能
- インターネットへの接続を前提とするクラウド型と違い、オフライン環境でも作業できます。
- ■セキュリティ面で安心感がある
- インターネットに接続しないため、ウイルスやハッキングの脅威にさらされにくいといえます。
会計ソフトはクラウド型・パッケージ型と、製品によって提供形態が異なります。自社にあう提供形態はどちらなのか、またそれぞれの提供形態をもつ製品にはどんなものがあるかを知るには、製品の一括資料請求がおすすめです。それぞれの特徴を詳細に把握でき、担当者とのヒアリングで自社にあった導入方法も判断できるでしょう。
無料で使える会計ソフトを使う際の注意点は?
無料の会計ソフトは、コスト面で魅力的です。しかし無料である以上、有料の製品に比べて劣る点もあります。ここでは無料会計ソフトの代表的な注意点を2つ紹介しますので、参考にしてください。
1.機能が十分でない
無料会計ソフトは、機能の一部が制限されている場合が多々あります。どれほど制限されているかは製品次第ですが、場合によっては最小限の機能しか使えないことも。無料会計ソフトはそれ1つで完結した製品ではなく、有料製品の一部を切り出したものと考えるのがよいでしょう。
また、どちらかといえば小規模事業向けで、法人利用の場合では会計業務に支障をきたす可能性も否めません。運用後に不便を感じて有料製品に切り替えようとすると、データ移行などに多くの手間がかかりがちです。
2.サポートが十分でない
会計ソフトの利用には、簿記・会計に関する知識がある程度求められます。したがって会計初心者では、ソフトを導入してもうまく使えない、わからないという事態に陥る場合もあるでしょう。
有料製品ではサポート体制が充実したものが多く、わからないことがあればすぐに質問できて安心です。それに対して、無料会計ソフトはサポートが十分ではありません。何か問題が生じた場合、基本的には自力での解決が求められるので、初心者には不向きといえるでしょう。
無料に限らず、有料の会計ソフトも検討を
無料会計ソフトはクラウド型とパッケージ型に分類されます。どちらにも長所があるため、自社に適したほうを選びましょう。
また、無料会計ソフトには機能やサポートが十分ではないといった注意点もあります。小規模事業や会計の知識がある場合は問題ありませんが、そうでなければ無料会計ソフトはハードルが高いともいえます。サポート体制のある有料製品も視野に入れつつ、自社に最適な会計ソフトを選びましょう。