会計ソフトとは
会計ソフトとは、企業における会計処理を記録し、仕訳や決算書の作成など経理業務を効率化するシステムのことです。仕訳入力や伝票入力のサポート、他業務ソフトとのデータ連携など、経理担当者の負担を軽減できる機能が多く搭載されています。また、計算の自動化や自動仕訳機能などでは、ミスの防止につながり、正確性も向上するでしょう。
会計ソフトには、個人事業主や小規模な企業の会計管理に適したプランや、会計規模が大きい企業にも対応したシステムなど、さまざまな種類があります。自社の規模や業務内容をふまえ、最適な会計ソフト導入が業務効率化につながります。
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【最新】おすすめ会計ソフトを人気ランキング順に紹介!
ここでは、ITトレンドがおすすめする会計ソフトを資料請求の問い合わせが多い順に紹介します。対象従業員や提供形態、価格に加え口コミや対応機能なども紹介しているので、製品選びの参考にしてください。
《freee 会計》のPOINT
- 経営レポートを自動作成、リアルタイムな意思決定が可能に
- 経費精算やワークフローにも対応。転記や人的ミスを減らす
- 上場準備企業様にも最適な内部統制機能
ITトレンド年間ランキング2023「法人向け会計ソフト」1位
「freee会計」は、freee株式会社が提供するシェアNo.1の会計ソフトです。クレジットカードや銀行口座の明細情報を自動取得し、仕訳項目を提案する機能が搭載されており、使用するごとにソフトが学習するため経理の自動化が期待できます。また定型業務はもちろん、支払依頼や稟議ワークフロー、証ひょう管理などをまとめて効率化するほか、経営状況を可視化するレポートの自動作成や内部統制機能が充実しています。
対象企業規模 |
すべての規模に対応 |
提供形態 |
クラウド / ハードウェア / SaaS |
価格 |
ー |
対応機能 |
管理会計 / 電子帳簿保存法 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《ジョブカン会計》のPOINT
- 無料お試し&ジョブカンシリーズ導入優待あり!
- 初期費用・サポート費用0円!リリース以来値上げなし!
- シリーズ累計導入実績250,000社以上!
ITトレンド年間ランキング2023「法人向け会計ソフト」2位
「ジョブカン会計」は、株式会社DONUTSが提供するクラウド会計サービスです。パッケージソフトのような軽快な操作性を維持したまま、複数名での同時操作に対応するなど、パッケージ・クラウドソフト両者の利点を融合した製品といえます。また各種金融機関との連携はもちろん、ほかのジョブカンシリーズ製品との連携も可能です。
対象企業規模 |
すべての規模に対応 |
提供形態 |
クラウド / SaaS |
価格 |
初期費用無料 ●スタートアップ:月額2,500円~/3ユーザー ●ビジネス:月額5,000円~/5ユーザー ●エンタープライズ:月額50,000円~/ユーザー上限なし ※無料トライアルあり ※ジョブカンシリーズ各種5ユーザーまで無料 |
対応機能 |
電子帳簿保存法 |
改善してほしい点 エネルギー 1,000名以上 5,000名未満
《弥生会計》のPOINT
- かんたん、あんしん、たよれる。だから選ばれて、売上実績No.1
- 取引データを自動取込・自動仕訳
- 税理士さんとスムーズ連携
ITトレンド年間ランキング2023「法人向け会計ソフト」3位
弥生株式会社が提供する「弥生会計」は、取引記録の入力から自動仕訳・集計・決算書類の作成・予算管理・経営分析・資金繰りの管理まで、会計業務に必要な機能を網羅しています。また、担当者の処理能力に応じた簡単仕訳モードやAIによる自動仕訳が用意されているため、誰でも扱いやすい点が特徴です。
対象企業規模 |
すべての規模に対応 |
提供形態 |
パッケージソフト |
価格 |
ー |
対応機能 |
電子帳簿保存法 / 電子申告 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
いい点 農林水産・鉱業 500名以上 750名未満
改善してほしい点 食品、医薬、化粧品 100名以上 250名未満
製品・サービスのPOINT
- 単体会計から連結会計、債権・債務や原価管理まで一貫サポート
- 豊富な業務系システムと業界ソリューションとの連携で全社最適化
- スキャナ保存など先進技術を採用。制度改正にもタイムリーに対応
株式会社オービックの「OBIC7会計情報ソリューション」は、IFRS適用を視野に入れた会計業務や内部統制を行える会計システムです。会計に関する情報を一元管理し、ワークフロー承認機能などで業務プロセスを可視化します。管理会計や財務会計、固定資産管理の機能も搭載しており、経営分析の効率化や意思決定の迅速化に効果的です。
対象企業規模 |
従業員数100名以上 売上50億円以上 |
提供形態 |
クラウド |
価格 |
5,000,000円~ |
対応機能 |
管理会計 / 税効果会計 / 電子帳簿保存法 / 電子申告 / IFRS対応 / 多通貨対応 |
いい点 その他製造 1,000名以上 5,000名未満
改善してほしい点 金融・証券・保険 1,000名以上 5,000名未満
《ACT-NetPro》のPOINT
- 自社にフィットした会計導入を目指す中堅企業に最適
- グループ全体、子会社全体で会計基盤を統一する企業へ柔軟適合
- 業務改善とIT活用の連携で目的実現に最適なシステムを実現
株式会社ビジネスブレイン太田昭和が提供する「ACT-NetPro」は、日本の中堅企業会計に最適化された会計システムです。会計外システムとのデータ連携や承認プロセスの定義、現場専用のインターフェースなど、会計のプロがノウハウと経験を活かして開発した点が強みです。単体企業やグループ・子会社をもつ企業にも適しており、あらゆる会計情報を一元化します。
対象企業規模 |
従業員数100名以上1,000名未満 売上100億円以上1,000億円未満 |
提供形態 |
オンプレミス / クラウド / パッケージソフト / その他 |
価格 |
10,000,000円~ |
対応機能 |
管理会計 / 電子帳簿保存法 / IFRS対応 / 多通貨対応 |
《MJSLINK DX 財務大将》のPOINT
- 管理会計機能が充実し、オプションが豊富な財務システム
- 多彩なモジュールと豊富なオプション
- 建設工事業、公益法人等の業種特有の会計基準にも対応
「MJSLINK DX 財務大将」は株式会社ミロク情報サービスが提供する、中堅・中小企業向けのERPソリューションです。充実した管理会計機能と豊富なオプション機能が特徴で、日々の仕訳入力から年次決算に対応するほか、予算達成シミュレーションや監査支援機能も搭載されています。また、訪問・電話・リモートによる導入・運用支援も用意されています。さらに、建設業や医療業といった特有の会計処理が必要な業種別ソリューションも備えている点も魅力です。
対象従業員規模 |
50名以上 |
提供形態 |
オンプレミス / クラウド |
価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
製品・サービスのPOINT
- 自動入力・自動仕訳で会計業務がどんどんラクに
- 連携機能でデータ入力の手間を削減
- 経営状況をリアルタイムに見える化
株式会社マネーフォワードが提供する「マネーフォワードクラウド会計」は、個人事業主や法人などさまざまな規模の会計業務を効率化するクラウド会計ソフトです。銀行口座やPOSなどと連携すると、自動で取引明細を取得します。さらに、登録した仕訳を学習して、取得した明細の自動仕訳も実施します。試算表や損益計算書、賃借対照表の自動作成もできるため、決算業務の効率化につながるでしょう。
対象企業規模 |
すべての規模に対応 |
提供形態 |
クラウド / SaaS |
価格 |
【基本料金】 ●スモールビジネス:月額3,980円/年額35,760円 ●ビジネス:月額5,980円/年額59,760円 ※個人事業主向けのプランあり(月額1,280円~) 【各サービス・オプション料金】 ●経費:500円/人 ●給与:300円/人 ●マイナンバー:100円/人 |
対応機能 |
管理会計 / 税効果会計 / 電子帳簿保存法 |
いい点 飲食店・宿泊 1,000名以上 5,000名未満
改善してほしい点 機械、重電 250名以上 500名未満
《ACT-Potentia》のPOINT
- 最大限に活用するためのコンサルティングを実施
- グループ経営における会計情報管理を支える多彩な機能を搭載
- 導入後の確実かつ安定した運用に加え制度や経営環境変化にも対応
「ACT-Potentia」は、株式会社ビジネスブレイン太田昭和が提供する会計パッケージです。業務アプリケーションの統合基盤で知られるintra-martを採用しており、基幹系・情報系システムとの連携が容易に行えます。また柔軟性が高く、スモールスタートはもちろん、段階的な拡張も可能です。一般・管理会計から債務・資産管理まで対応し、経営分析やグループ経営の基盤構築などにも活用できます。
対象企業規模 |
従業員数100名以上 売上50億円以上 |
提供形態 |
オンプレミス / クラウド / パッケージソフト |
価格 |
ー |
対応機能 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
いい点 エネルギー 1,000名以上 5,000名未満
改善してほしい点 その他製造 50名以上 100名未満
《ACT-Journal CONNECT》のPOINT
- 社内に分散した会計仕訳ルールを集約化して可視化を実現
- 会計基準変更時も本製品対応のみでメンテナンス負荷を軽減
- 多彩なI/Fとアドオン不要の設定で導入/運用コストを大幅軽減
「ACT-Journal CONNECT」は株式会社ビジネスブレイン太田昭和が提供するデータ連携ソリューションです。既存システムに依存することなく仕訳生成ルールを一元管理し、会計システムに必要な仕訳データを作成・受け渡しします。既存システムのアドオン不要でインターフェースを統合できるため、グループ企業の会計管理に適しています。
対象企業規模 |
従業員数500名以上 売上100億円以上 |
提供形態 |
パッケージソフト |
価格 |
10,000,000円~ |
対応機能 |
IFRS対応 / 多通貨対応 |
いい点 飲食店・宿泊 1,000名以上 5,000名未満
改善してほしい点 コンサル・会計・法律関連 500名以上 750名未満
《Galileopt DX 財務大将》のPOINT
- 豊富なビジネスプロセスモジュールを搭載
- 企業の成長に合わせた柔軟なシステム構築が可能
- インボイス制度やスキャナ保存など、制度改正にも迅速に対応
「Galileopt DX 財務大将」は、株式会社ミロク情報サービス提供の次世代ERPです。業務効率化に加えて経営情報の可視化や内部統制の強化を実現したい企業に適しています。同一システム内で制度会計と管理会計両方を管理でき、複数拠点の会計データの一元管理も可能です。なお、インボイス制度にも対応します。
対象企業規模 |
従業員数100名以上 売上10億円以上500億円未満 |
提供形態 |
オンプレミス / クラウド |
価格 |
ー |
対応機能 |
管理会計 / 電子帳簿保存法 / 電子申告 / IFRS対応 / 多通貨対応 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
改善してほしい点 建設 100名以上 250名未満
《Oracle Fusion Cloud ERP》のPOINT
- 会計・販売・調達・生産まで広範な業務領域を標準機能で適用可能
- 海外も含めた経営情報の一元管理で経営・現場の意思決定力の強化
- 外出先からのセキュアなアクセスや経営・業務データの分析が可能
日本オラクル株式会社が提供する「Oracle Fusion Cloud ERP」は、国や言語、通貨異なる環境を管理するSaaS型グローバルERPです。財務会計や人材管理をはじめ、ビジネスの全域に対応しています。企業グループ内のあらゆるデータをリアルタイムに更新でき、会計業務にも迅速に反映されるため、効率化や合理化が叶います。AI機能も随時追加されるため、さらなる高度な分析や的確な経営判断に役立つでしょう。
対象企業規模 |
従業員数100名以上 売上100億円以上 |
提供形態 |
クラウド / SaaS |
価格 |
ー |
対応機能 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
改善してほしい点 コンサル・会計・法律関連 100名以上 250名未満
《Biz∫会計》のPOINT
- グループ会社共通のシステムで連結決算業務が効率化
- 最大限に標準機能を活用し、短期間・低価格での導入が実現
- 電子帳簿保存法等、迅速に法的要件へ対応
株式会社NTTデータ・ビズインテグラルが提供する「Biz∫会計」は、グループ経営に最適な会計ソリューションです。国内の商習慣にあう機能に加え、IFRS適用などグローバル化も支援します。電子帳簿保存法やインボイス制度など迅速に法改正にも対応しています。内部取引照会機能が搭載されているため、グループ間の連結決算も効率化するでしょう。
対象企業規模 |
従業員数100名以上 売上100億円以上 |
提供形態 |
オンプレミス / クラウド / パッケージソフト / SaaS |
価格 |
ー |
対応機能 |
管理会計 / 電子帳簿保存法 / IFRS対応 / 多通貨対応 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《PCAクラウド 会計》のPOINT
- 金融機関の取引明細に関する仕訳処理の手間を大幅に削減
- より使いやすく進化。快適な業務環境を実現
- ワンクリックで直接送信可能。安心・効果的な電子申告機能
「PCAクラウド 会計」は、ピー・シー・エー株式会社が提供する中小企業向けのクラウド会計ソフトです。専用ソフトなしで電子申告を行えるほか、Web-APIで他のクラウドサービスとの連携も可能。金融機関の口座明細取得と仕訳データの自動作成機能も搭載されています。
対象企業規模 |
すべての規模に対応 |
提供形態 |
クラウド |
価格 |
月額17,820円~/ユーザー(税込み) |
対応機能 |
管理会計 / 電子申告 |
改善してほしい点 農林水産・鉱業 750名以上 1,000名未満
《PCAクラウド 公益法人会計》のPOINT
- 公益法人の特殊な会計処理に最適化された基本機能
- バージョンアップで使いやすくなりセキュリティ性も向上
- 他の会計・経理システムと連携してさらなる効率化を実現
ピー・シー・エー株式会社が提供する「PCAクラウド 公益法人会計」は、公益法人の会計処理に特化したソリューションです。承認権限を細かく設定できるため、予算管理がしやすいといえます。公益認定・認可などさまざまな形の財務諸表作成も可能です。同社の他ソフトと連携すれば給与データを仕訳データに変換できるなど、経理処理がより効率的に行えるでしょう。
対象企業規模 |
すべての規模に対応 |
提供形態 |
クラウド |
価格 |
クラウド版の場合:月額21,120円~/ユーザー(税込み)
|
対応機能 |
電子帳簿保存法 |
いい点 教育・教育学習支援関係 10名以上 50名未満
《SuperStream》のPOINT
- 連結決算や損益管理、キャッシュ・フローといった情報管理を実現
- IFRS(国際会計基準)にも対応
- 柔軟なコード体系で管理会計コードまでも保持可能!
株式会社日立システムズが提供する「SuperStream」は、統合会計と固定資産管理の2製品で構成された統合業務パッケージです。7,000社を超える導入実績をもとにしたノウハウで実務に最適な機能を搭載しています。財務会計処理をはじめ、配賦処理や予算管理、管理会計処理などをカバーし、さまざまな会計ニーズへの対応が特徴です。複数の提供形態で導入が可能で、企業規模や利用目的に適した運用ができるでしょう。
対象企業規模 |
従業員数500名以上 売上100億円以上 |
提供形態 |
パッケージソフト |
価格 |
5ユーザーライセンスの場合:5,000,000円 ※構築費用別途 |
対応機能 |
管理会計 / 税効果会計 / 電子帳簿保存法 / IFRS対応 / 多通貨対応 |
いい点 飲食店・宿泊 1,000名以上 5,000名未満
改善してほしい点 不動産 250名以上 500名未満
《おまかせ はたラクサポート》のPOINT
- 多様なSaaSの組み合わせ
- ヘルプデスクの一元化
- 画面共有で操作方法をサポート
「おまかせ はたラクサポート」は、東日本電信電話株式会社が提供するバックオフィス業務向けSaaSの導入支援サービスです。各システムの問い合わせ窓口を一本化し、企業のDX化をサポートします。サポートサービスでは、管理者に限らず従業員も対象としており、画面共有や電話・メールが利用できます。
対象企業規模 |
すべての規模に対応 |
提供形態 |
クラウド / SaaS |
価格 |
各サービス料金+サポートサービス料:月額3,850円(税込み) ※インターネット接続サービス・プロバイダサービスの契約が必要 |
対応機能 |
ー |
《EXPLANNER/Ax》のPOINT
- 煩雑な経理業務の省力化を促進
- 業務の効率化を図り、決算早期化を実現
- 強力な管理会計機能により、スピーディな経営判断を支援
NECが提供する「EXPLANNER/Ax」は、会計や販売、債権・債務、人事などを管理するERPシステムです。エクセル形式の仕訳取込みや自動仕訳、多段階電子承認、グループ会計など豊富な機能が搭載されています。会計期をまたいだ残高管理も可能で、さまざまな角度からの経営分析に役立つでしょう。また、EXPLANNERシリーズの各種製品と連携することで、さらに幅広い業務に対応するため、大幅な業務効率化につながります。
対象企業規模 |
従業員数50名以上1,000名未満 売上10億円以上1,000億円未満 |
提供形態 |
オンプレミス / クラウド / パッケージソフト |
価格 |
ー |
対応機能 |
管理会計 / 税効果会計 / 電子帳簿保存法 / IFRS対応 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
失敗しない会計ソフトの選定ポイント
会計ソフトは、さまざまな種類があるため自社にあう製品を導入することで効果的な運用ができます。製品選びの際に注目すべきポイントは、以下のとおりです。
- ●課題と目的の明確化
- ●適した価格や提供形態
- ●法改正時の対応方法
- ●顧問税理士とデータ共有しやすいか
- ●拡張性や利用環境が適しているか
課題と目的の明確化
会計ソフトを導入する前に、どのような課題を解決したいのか目的を明確化します。そして、洗い出した課題に優先順位をつけ、どの業務をソフトに置き換えるか明確にします。
例えば、記帳やレポート作成業務の時間短縮をしたい場合は、入力サポート機能のある製品がおすすめです。グループ会社全体の決算を実施したい場合は、内部取引照会機能が搭載されているシステムの導入が効果的でしょう。 会計ソフトの目的をふまえ、必要な機能を搭載している製品の選定が大切です。
適した価格や提供形態
会計ソフトは、個人事業主や中小企業、大企業といった企業規模にあうよう開発された製品が多くあります。中小企業が大企業向けの会計ソフトを利用すると、不要な機能や工数に対して無駄にコストをかけてしまうことになる場合があるでしょう。また、スタートアップ企業などでは、有料会計ソフトではなく、無料会計ソフトを導入するケースもあります。
さらに、クラウド会計ソフトやインストール型会計ソフト、パッケージソフトなどさまざまな提供形態があります。適した対象規模や予算、提供形態の会計ソフトを導入しましょう。なお、近年主流のクラウド型会計ソフトについて詳しく知りたい方は、以下のページもご覧ください。
法改正時の対応方法
経理業務は、法改正や税制改正時に対応しなければなりません。改正の際に、あらゆる設定を自社で対応するのは経理担当者の負担が大きいため、法改正や税制改正に対応できる製品か導入前に確認しましょう。
法改正に対応させるために、リプレースが必要になる製品や有償対応・無償対応など、製品によりさまざまです。なお無償対応製品では、自動対応・出張サポート・自社対応などの方法があります。
顧問税理士とデータ共有しやすいか
経理業務では、顧問税理士や会計士とデータを共有する場面が多くあります。顧問税理士と同じ会計ソフトを導入すれば、データ共有がしやすく、使用方法が不明な場合に相談できるメリットがあります。取引のある税理士事務所や会計事務所が使用している会計ソフトを尋ねて、同じ製品の導入も検討しましょう。
拡張性や利用環境が適しているか
事業の拡大により利用人数の増加や、機能の追加をする可能性もあります。拡張性が高い会計ソフトであれば、会社規模が変わってもリプレースせずに、継続して利用できます。将来性も考慮し、会計ソフトの拡張性も確認しましょう。
また、自社の利用環境をふまえ、適している会計ソフトの導入がおすすめです。スマホやタブレットに対応した製品ならば、出先での情報入力や在宅ワークにも活用できます。さまざまな端末に対応しているだけではなく、付属アプリのついた便利な製品も検討しましょう。
会計ソフトにおける基本機能の復習
多くの会計ソフトで搭載されている基本機能には、財務情報の一元管理や帳簿・伝票・仕訳入力、集計管理などがあげられます。製品により、財務分析や予実管理、税務申告などの機能が搭載されている会計ソフトもあるでしょう。自社の業務に適した機能を明確にし、製品を比較しましょう。
会計ソフトの機能について詳しく知りたい方は、以下のページもご覧ください。
会計ソフトを運用するコツ
会計ソフトは、初心者でも操作しやすいようにできていますが、会計や簿記の知識は多少必要です。用語の意味などはあらかじめ、おさえておきましょう。また、会計基準などソフト内の設定は、導入前に要件を固め、自社の業務にあった設定をおすすめします。場合によって、エクセルと併用した運用も選択肢の一つとして考えましょう。
さらに、導入形態により導入方法や準備する環境、使用開始までの時間が異なります。無料トライアルなどを利用して、事前に導入~運用開始までの流れを把握したり、操作性を確認したりするのがおすすめです。不明点を相談できる窓口が設定されているか、サポート体制も確認しておくと安心でしょう。
人気の会計ソフトを確認したい方は、以下のランキングボタンよりご覧ください。
会計業務を無料で効率化
テンプレートや関数を利用して帳簿を作成し、エクセルを活用すれば費用をかけずに会計業務を効率化できます。多少の手間はかかるものの、マクロを利用して一部作業を自動化できるでしょう。
また、会計ソフトは基本的に有料ですが、一部の製品では無料プランが提供されています。個人事業主やスタートアップなど、はじめての会計ソフト導入を検討している方は試してみるのもおすすめです。ただし、機能やサポートに制限があるため、本格的に利用する際は有料プランへの切り替えも視野に入れる必要があるでしょう。
無料利用できる会計ソフトとその注意点を知りたい方は、以下のページをご覧ください。
自社に必要な要件を決めて最適な会計ソフトを選ぼう
会計ソフトを導入すると、仕訳や入力など経理業務を効率化し、計算ミスや入力漏れを防止できます。また、法改正時にスムーズな対応や経営情報の把握で迅速な意思決定にもつながるでしょう。
会計ソフト導入前には目的を明確にし、必要な機能や利用環境などの把握が大切です。また、企業規模の変化や法改正など将来への備えについても、選定時の判断にするとよいでしょう。下のボタンから各社製品の一括資料請求が可能なため、さまざまな会計ソフトを比較し、自社に最適な製品を導入しましょう。