会計ソフトとは
会計ソフトとは、企業における会計処理を記録し、仕訳や決算書の作成など経理業務を効率化するシステムのことです。仕訳入力や伝票入力のサポート、他業務ソフトとのデータ連携など、経理担当者の負担を軽減できる機能が多く搭載されています。
会計ソフトには、個人事業主や小規模企業向けのシステムから、大企業に対応したシステムまで、さまざまな種類があります。自社の規模や業務内容をふまえ、最適な会計ソフトを導入することが業務効率化の鍵です。
会計ソフトの基本機能
会計ソフトには、主に以下の機能が搭載されています。
機能 |
内容 |
財務情報の一元管理 |
複数の支店や関連会社の財務状況を一元管理し、リアルタイムで把握可能。 |
帳票・伝票入力 |
決算書作成に必要なデータを効率的に入力し、自動転記でミスや漏れを防止。 |
仕訳入力 |
預金や売上などの取引を自動で仕訳し、正確かつ効率的に会計処理を行う。 |
集計管理 |
日次・月次・年次管理を通じて、債権・債務の把握や帳簿の作成・保存、決算報告書の出力をサポート。 |
財政分析 |
財務データにもとづく経営分析帳票や、損益分岐点分析を作成し、経営判断を支援。 |
予実管理 |
設定した予算と実績を比較し、目標達成度を把握する。 |
税申告 |
法改正に対応した自動アップデートで、税務申告を効率的に行う。 |
会計ソフトの機能について詳しく知りたい方は、以下のページもご覧ください。
会計ソフトをお探しの方へ
この記事では、おすすめの会計ソフトを特徴ごとにタイプわけして紹介します。各製品の違いがひと目でわかる比較表もあるので、製品選びの参考にしてください。以下の製品タイプをクリックすると、製品紹介へジャンプできます。
▼おすすめの会計ソフトを一覧表からチェックしたい方はこちら!
【比較表】おすすめの会計ソフトランキング
会計ソフトのメリット・デメリット
会計ソフトには、業務負担の削減やミスの防止といったメリットがあります。一方で、デメリットも存在するため、導入を検討する際はメリットとデメリットの両方を把握しておきましょう。
メリット
会計ソフトの導入によって得られるメリットは以下のとおりです。
- ■担当者の負担削減
- AIが仕訳を自動化し、会計書類の作成を迅速に行うことで、入力作業の手間を大幅に削減します。
- ■ミスの防止
- 仕訳の矛盾をソフトが検出するため、手動でのミスを未然に防ぎます。
- ■税制改正への対応
- 税制改正や申告書様式の変更に対して、システムの自動アップデートで迅速に対応できます。
- ■初心者でも操作可能
- AIによる自動仕訳や簡単な操作性で、初心者でもスムーズに業務を進められます。
- ■自計化による経営改善
- リアルタイムで経営状況を把握でき、重要な意思決定を迅速に行えます。
デメリット
会計ソフトには以下のようなデメリットや注意点があります。
- ■データ改ざんの可能性
- クラウド型の会計ソフトでは、外部からの不正アクセスや内部関係者によるデータ改ざんのリスクがあります。対策としては、アカウント情報を安全に管理し、パスワードの定期的な変更などが必要です。
- ■セキュリティ脆弱性
- セキュリティ対策が不十分なソフトでは、ウイルス感染やハッキングによる情報漏えいのリスクが高まります。会計ソフトを選定する際には、通信の暗号化やサーバのセキュリティ機能の有無を確認しましょう。
会計ソフトのメリット・デメリットについては、以下の記事で詳しく解説しているため、あわせて参考にしてください。
会計ソフトのタイプ
会計ソフトには多くの製品がありますが、企業規模によって3つのタイプに大別されます。自社にあった製品タイプから会計ソフトを選択することで、導入効果を最大化できます。
小規模・中小企業におすすめのタイプ
小規模から中小企業向けの会計ソフトは、使いやすさとコストパフォーマンスを重視した製品が多くあります。基本的な会計機能に加え、売上管理や経費精算などの便利な機能が揃っており、少人数のチームでも簡単に導入できます。低価格で操作がシンプルなため、限られた予算内で効率的に業務を行いたい企業に最適です。
おすすめの会計ソフト(小規模・中小企業向け)の製品紹介へジャンプ!
中堅・大企業におすすめのタイプ
中堅企業や大企業向けの会計ソフトは、高度な財務管理機能や分析機能を備えています。多拠点での連携や、複雑な予算管理、連結決算などの業務に対応可能です。カスタマイズ性が高く、ほかの業務システムとの統合がスムーズなため、細かい管理が必要な企業にもおすすめです。
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個人事業主におすすめのタイプ
個人事業主向けの会計ソフトは、シンプルな機能と直感的な操作が特徴です。収支管理や青色申告、領収書のデジタル化など、必要最低限の機能が揃っており、低コストで税務申告や日々の業務をサポートします。
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失敗しない会計ソフトの選定ポイント
会計ソフトは、さまざまな種類があるため自社にあう製品を導入することで効果的な運用ができます。製品選びの際に注目すべきポイントは、以下のとおりです。
- ●課題と目的を明確化する
- ●提供形態が適しているか
- ●法改正に対応できるか
- ●顧問税理士とデータ共有しやすいか
- ●拡張性や利用環境が適しているか
課題と目的を明確化する
会計ソフトを導入する前に、どのような課題を解決したいのか目的を明確化します。そして、洗い出した課題に優先順位をつけ、どの業務をソフトに置き換えるかを決めます。
例えば、記帳やレポート作成にかかる時間を短縮したい場合は、入力サポート機能のある製品がおすすめです。グループ会社全体の決算を実施したい場合は、内部取引照会機能が搭載されているシステムの導入が効果的でしょう。 会計ソフトの目的をふまえ、必要な機能を搭載している製品の選定が大切です。
提供形態が適しているか
会計ソフトの主な提供形態は、クラウド型とインストール(パッケージ)型です。それぞれの違いや特徴を把握し、自社に適した提供形態の会計ソフトを導入しましょう。
提供形態 |
インストール型 |
クラウド型 |
利用台数の制限 |
あり(基本1台1ソフト) |
なし(アカウント単位の管理) |
利用デバイスの制限 |
基本PCのみ |
マルチデバイス対応 |
料金 |
買い切り |
継続課金 |
ネットワーク環境依存度 |
左右されない |
左右されやすい |
バージョンアップ |
手動 |
自動 |
ハードディスク容量 |
PCにインストールするため 使用容量が多い |
端末にデータを残さないため 容量を消費しない |
なお、近年主流のクラウド型会計ソフトについて詳しく知りたい方は、以下のページもご覧ください。おすすめ製品も多数紹介しています。
法改正に対応できるか
経理業務は、法改正や税制改正時に対応しなければなりません。改正の際、設定を自社で対応するのは経理担当者の負担が大きいため、法改正や税制改正に対応できる製品か導入前に確認しましょう。
なお、法改正への対応方法は製品によってさまざまです。リプレースが必要になる製品もあれば、有償または無償でアップデート可能な製品もあります。また無償対応の場合も、自動対応・出張サポート・自社対応など方法は異なるため、詳しく確認することが重要です。
顧問税理士とデータ共有しやすいか
経理業務では、顧問税理士や会計士とデータを共有する場面が多くあります。顧問税理士と同じ会計ソフトを導入すれば、データ共有がしやすく、使用方法が不明な場合に相談できるメリットがあります。取引のある税理士事務所や会計事務所が使用している会計ソフトを尋ねて、同じ製品の導入も検討しましょう。
拡張性や利用環境が適しているか
事業の拡大により、利用人数の増加や機能の追加をする可能性もあります。拡張性が高い会計ソフトであれば、会社規模が変わってもリプレースせずに、継続して利用可能です。将来性を考慮し、会計ソフトの拡張性も確認しましょう。
また、自社の利用環境に適した会計ソフトの導入がおすすめです。スマホやタブレットに対応した製品ならば、出先での情報入力や在宅ワークにも活用できます。
まずは、人気製品からチェックしてみたいという方は、以下のボタンから、最新の月間資料請求ランキングを確認できます。気になった製品があれば、資料請求もご活用ください。
【比較表】おすすめの会計ソフトランキング
ITトレンド編集部がおすすめする会計ソフトを2024年上半期ランキング順に比較表にまとめました。左から順に人気製品を紹介しています。また、この記事で紹介している主要な製品を調査して見えてきた、会計ソフトの特徴や傾向を以下にまとめています。ぜひ製品の比較検討にお役立てください。
- ●電子申告に対応している製品は4割ほど
- ●多通貨に対応している製品は3割ほど
- ●ほとんどの製品が電子帳票保存法に対応している
- ●データ移行のサポートや代行に対応している製品は7割ほど(代行は別途追加料金が発生する場合が多い)
表に記載の製品をより詳しく比較してみたい方は、以下のボタンより一括資料請求をおすすめします。
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おすすめの会計ソフト(小規模・中小企業向け)
ここでは、小規模事業者や中小企業におすすめの会計ソフトを紹介します。使いやすさとコストパフォーマンスを重視した製品が多くあります。
《ジョブカン会計》のPOINT
- 無料お試し&ジョブカンシリーズ導入優待あり!
- 初期費用・サポート費用0円!リリース以来値上げなし!
- シリーズ累計導入実績250,000社以上!
ITトレンド上半期ランキング2024「法人向け会計ソフト」1位
「ジョブカン会計」は、株式会社DONUTSが提供するクラウド会計サービスです。パッケージソフトのような軽快な操作性を維持したまま、複数名での同時操作に対応。パッケージとクラウドソフト両者の利点を融合した製品といえます。また各種金融機関との連携はもちろん、ほかのジョブカンシリーズ製品との連携も可能です。
対象企業規模 |
すべての規模に対応 |
提供形態 |
クラウド / SaaS |
価格 |
初期費用無料 ●スタートアップ:月額2,500円/3ユーザーまで利用可能 ●ビジネス:月額5,000円/5ユーザーまで利用可能 ●エンタープライズ:月額50,000円/ユーザー上限なし ※無料トライアルあり ※ジョブカンシリーズ各種5ユーザーまで無料 |
対応機能 |
電子帳簿保存法 |
改善してほしい点 エネルギー 1,000名以上 5,000名未満
製品・サービスのPOINT
- 自動入力・自動仕訳で会計業務がどんどんラクに
- 連携機能でデータ入力の手間を削減
- 経営状況をリアルタイムに見える化
株式会社マネーフォワードが提供する「マネーフォワードクラウド会計」は、さまざまな規模の会計業務を効率化するクラウド会計ソフトです。銀行口座やPOSなどと連携すると、自動で取引明細を取得します。さらに、登録した仕訳を学習して、取得した明細の自動仕訳も実施します。試算表や損益計算書、賃借対照表の自動作成もできるため、決算業務の効率化につながるでしょう。
対象企業規模 |
すべての規模に対応 |
提供形態 |
クラウド / SaaS |
価格 |
基本料金:月額3,980円~5,980円 |
対応機能 |
管理会計 / 税効果会計 / 電子帳簿保存法 |
いい点 飲食店・宿泊 1,000名以上 5,000名未満
改善してほしい点 機械、重電 250名以上 500名未満
《MJSLINK DX 財務大将》のPOINT
- 管理会計機能が充実し、オプションが豊富な財務システム
- 多彩なモジュールと豊富なオプション
- 建設工事業、公益法人等の業種特有の会計基準にも対応
株式会社ミロク情報サービスが提供する「MJSLINK DX 財務大将」は、中堅・中小企業向けのERPソリューションです。充実した管理会計機能と豊富なオプション機能が特徴です。日々の仕訳入力から年次決算に対応するほか、予算達成シミュレーションや監査支援機能も搭載されています。また、訪問・電話・リモートによる導入・運用支援も用意されています。さらに、建設業や医療業といった特有の会計処理が必要な業種別ソリューションを備えている点も魅力です。
対象従業員規模 |
従業員数50名以上 売上10億円以上100億円未満 |
提供形態 |
オンプレミス / クラウド |
価格 |
ー |
対応機能 |
管理会計 / 税効果会計 / 電子帳簿保存法 / 電子申告 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《Galileopt DX 財務大将》のPOINT
- 豊富なビジネスプロセスモジュールを搭載
- 企業の成長に合わせた柔軟なシステム構築が可能
- インボイス制度やスキャナ保存など、制度改正にも迅速に対応
「Galileopt DX 財務大将」は、株式会社ミロク情報サービス提供の次世代ERPです。業務効率化に加えて、経営情報の可視化や内部統制の強化を実現したい企業に適しています。同一システム内で制度会計と管理会計両方を管理でき、複数拠点の会計データの一元管理も可能です。なお、インボイス制度にも対応します。
対象企業規模 |
従業員数100名以上 売上10億円以上500億円未満 |
提供形態 |
オンプレミス / クラウド |
価格 |
ー |
対応機能 |
管理会計 / 電子帳簿保存法 / 電子申告 / IFRS対応 / 多通貨対応 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
改善してほしい点 建設 100名以上 250名未満
《PCAクラウド 会計》のPOINT
- 金融機関の取引明細に関する仕訳処理の手間を大幅に削減
- より使いやすく進化。快適な業務環境を実現
- ワンクリックで直接送信可能。安心・効果的な電子申告機能
「PCAクラウド 会計」は、ピー・シー・エー株式会社が提供する中小企業向けのクラウド会計ソフトです。専用ソフトなしで電子申告を行えるほか、Web-APIでほかのクラウドサービスとの連携も可能。金融機関の口座明細取得と、仕訳データの自動作成機能も搭載されています。
対象企業規模 |
すべての規模に対応 |
提供形態 |
クラウド |
価格 |
月額17,820円~/ユーザー(税込み) |
対応機能 |
管理会計 / 電子申告 |
改善してほしい点 農林水産・鉱業 750名以上 1,000名未満
《PCAクラウド 公益法人会計》のPOINT
- 公益法人の特殊な会計処理に最適化された基本機能
- バージョンアップで使いやすくなりセキュリティ性も向上
- 他の会計・経理システムと連携してさらなる効率化を実現
ピー・シー・エー株式会社が提供する「PCAクラウド 公益法人会計」は、公益法人の会計処理に特化したソリューションです。承認権限を細かく設定できるため、予算管理がしやすいでしょう。公益認定・認可などさまざまな形の財務諸表作成も可能です。ほかの同社ソフトと連携すれば、給与データを仕訳データに変換できるなど、経理処理がより効率的に行えるでしょう。
対象企業規模 |
すべての規模に対応 |
提供形態 |
クラウド |
価格 |
クラウド版の場合:月額21,120円~/ユーザー(税込み)
|
対応機能 |
電子帳簿保存法 |
いい点 教育・教育学習支援関係 10名以上 50名未満
おすすめの会計ソフト(中堅・大企業向け)
ここでは、中堅企業や大企業におすすめの会計ソフトを紹介します。多拠点での連携や、複雑な予算管理、連結決算などの業務に対応可能です。
製品・サービスのPOINT
- 単体会計から連結会計、債権・債務や原価管理まで一貫サポート
- 豊富な業務系システムと業界ソリューションとの連携で全社最適化
- スキャナ保存など先進技術を採用。制度改正にもタイムリーに対応
株式会社オービックが提供する「OBIC7会計情報ソリューション」は、IFRS適用を視野に入れた会計業務や内部統制を行える会計システムです。会計に関する情報を一元管理し、ワークフロー承認機能などで業務プロセスを可視化します。管理会計や財務会計、固定資産管理の機能も搭載しており、経営分析の効率化や意思決定の迅速化に効果的です。
対象企業規模 |
従業員数100名以上 売上50億円以上 |
提供形態 |
クラウド |
価格 |
5,000,000円 ※最小構成時の参考金額 |
対応機能 |
管理会計 / 税効果会計 / 電子帳簿保存法 / 電子申告 / IFRS対応 / 多通貨対応 |
いい点 その他製造 1,000名以上 5,000名未満
改善してほしい点 金融・証券・保険 1,000名以上 5,000名未満
《EXPLANNER/Ax会計》のPOINT
- 煩雑な経理業務の省力化を促進
- 業務の効率化を図り、決算早期化を実現
- 強力な管理会計機能により、スピーディな経営判断を支援
日本電気株式会社(NEC)が提供する「EXPLANNER/Ax」は、会計や販売、債権・債務、人事などを管理するERPシステムです。エクセル形式の仕訳取込みや自動仕訳、多段階電子承認、グループ会計など豊富な機能が搭載されています。会計期をまたいだ残高管理も可能で、さまざまな角度からの経営分析に役立つでしょう。また、EXPLANNERシリーズの各種製品と連携することで、さらに幅広い業務に対応するため、大幅な業務効率化につながります。
対象企業規模 |
従業員数50名以上1,000名未満 売上10億円以上1,000億円未満 |
提供形態 |
オンプレミス / クラウド / パッケージソフト |
価格 |
ー |
対応機能 |
管理会計 / 税効果会計 / 電子帳簿保存法 / IFRS対応 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《ACT-Potentia》のPOINT
- 最大限に活用するためのコンサルティングを実施
- グループ経営における会計情報管理を支える多彩な機能を搭載
- 導入後の確実かつ安定した運用に加え制度や経営環境変化にも対応
「ACT-Potentia」は、株式会社ビジネスブレイン太田昭和が提供する会計パッケージです。業務アプリケーションの統合基盤で知られるintra-martを採用しており、基幹系・情報系システムとの連携が容易に行えます。また柔軟性が高く、スモールスタートはもちろん、段階的な拡張も可能です。一般・管理会計から債務・資産管理まで対応し、経営分析やグループ経営の基盤構築などにも活用できます。
対象企業規模 |
従業員数100名以上 売上50億円以上 |
提供形態 |
オンプレミス / クラウド / パッケージソフト |
価格 |
ー |
対応機能 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
いい点 エネルギー 1,000名以上 5,000名未満
改善してほしい点 その他製造 50名以上 100名未満
《Biz∫会計》のPOINT
- グループ会社共通のシステムで連結決算業務が効率化
- 最大限に標準機能を活用し、短期間・低価格での導入が実現
- 電子帳簿保存法等、迅速に法的要件へ対応
株式会社NTTデータ・ビズインテグラルが提供する「Biz∫会計」は、グループ経営に最適な会計ソリューションです。国内の商習慣にあう機能に加え、IFRS適用などグローバル化も支援します。電子帳簿保存法やインボイス制度など、迅速に法改正にも対応しています。内部取引照会機能が搭載されているため、グループ間の連結決算も効率化するでしょう。
対象企業規模 |
従業員数100名以上 売上100億円以上 |
提供形態 |
オンプレミス / クラウド / パッケージソフト / SaaS |
価格 |
ー |
対応機能 |
管理会計 / 電子帳簿保存法 / IFRS対応 / 多通貨対応 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《ACT-Journal CONNECT》のPOINT
- 社内に分散した会計仕訳ルールを集約化して可視化を実現
- 会計基準変更時も本製品対応のみでメンテナンス負荷を軽減
- 多彩なI/Fとアドオン不要の設定で導入/運用コストを大幅軽減
「ACT-Journal CONNECT」は、株式会社ビジネスブレイン太田昭和が提供するデータ連携ソリューションです。既存システムに依存することなく仕訳生成ルールを一元管理し、会計システムに必要な仕訳データを作成・受け渡しします。既存システムのアドオン不要でインターフェースを統合できるため、グループ企業の会計管理に適しています。
対象企業規模 |
従業員数500名以上 売上100億円以上 |
提供形態 |
パッケージソフト |
価格 |
10,000,000円~50,000,000円 |
対応機能 |
IFRS対応 / 多通貨対応 |
いい点 飲食店・宿泊 1,000名以上 5,000名未満
改善してほしい点 コンサル・会計・法律関連 500名以上 750名未満
《ACT-NetPro》のPOINT
- 自社にフィットした会計導入を目指す中堅企業に最適
- グループ全体、子会社全体で会計基盤を統一する企業へ柔軟適合
- 業務改善とIT活用の連携で目的実現に最適なシステムを実現
株式会社ビジネスブレイン太田昭和が提供する「ACT-NetPro」は、日本の中堅企業会計に最適化された会計システムです。会計外システムとのデータ連携や承認プロセスの定義、現場専用のインターフェースなど、会計のプロがノウハウと経験を活かして開発した点が強みです。単体企業やグループ・子会社をもつ企業にも適しており、あらゆる会計情報を一元化します。
対象企業規模 |
従業員数100名以上1,000名未満 売上100億円以上1,000億円未満 |
提供形態 |
オンプレミス / クラウド / パッケージソフト / その他 |
価格 |
10,000,000円~100,000,000円 |
対応機能 |
管理会計 / 電子帳簿保存法 / IFRS対応 / 多通貨対応 |
《SuperStream》のPOINT
- 連結決算や損益管理、キャッシュ・フローといった情報管理を実現
- IFRS(国際会計基準)にも対応
- 柔軟なコード体系で管理会計コードまでも保持可能!
株式会社日立システムズが提供する「SuperStream」は、統合会計と固定資産管理の2製品で構成された統合業務パッケージです。7,000社を超える導入実績を誇ります。財務会計処理をはじめ、配賦処理や予算管理、管理会計処理などをカバーし、さまざまな会計ニーズへの対応が特徴です。複数の提供形態で導入が可能で、企業規模や利用目的に適した運用ができるでしょう。
対象企業規模 |
従業員数500名以上 売上100億円以上 |
提供形態 |
パッケージソフト |
価格 |
5ユーザーライセンスの場合:5,000,000円 ※構築費用別途 |
対応機能 |
管理会計 / 税効果会計 / 電子帳簿保存法 / IFRS対応 / 多通貨対応 |
いい点 飲食店・宿泊 1,000名以上 5,000名未満
改善してほしい点 不動産 250名以上 500名未満
製品・サービスのPOINT
- 管理・財務等の会計業務をクラウドへシフトしレガシー問題を解決
- 様々なアプリケーションやクラウドサービスと連携し業務を自動化
- ビジネスインサイトで即時性・簡便性のあるデータ活用が可能
株式会社クレオが提供する「ジームクラウドAC/ZeeM 会計」は、外部システムとの連携機能で高度な経営管理を図るSaaS型会計クラウドサービスです。原価管理や販売管理などのデータをリアルタイムで取り込み、財務会計や管理会計を統合することで、決算日の短縮も実現します。また、会計データベースに特化した分析支援機能が標準で搭載されており、エクセルやBIツールと連携し、財務分析レポートを簡単に作成できます。
対象企業規模 |
従業員数250名以上 売上100億円以上 |
提供形態 |
クラウド / SaaS |
価格 |
ー |
対応機能 |
管理会計 / 電子帳簿保存法 / IFRS対応 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
おすすめの会計ソフト(個人事業主向け)
ここでは、個人事業主におすすめの会計ソフトを紹介します。必要最低限のシンプルな機能と直感的な操作が特徴です。
《freee 会計》のPOINT
- 経営レポートを自動作成、リアルタイムな意思決定が可能に
- 経費精算やワークフローにも対応。転記や人的ミスを減らす
- 上場準備企業様にも最適な内部統制機能
「freee 会計」は、フリー株式会社が提供するシェアNo.1の会計ソフトです。クレジットカードや銀行口座の明細情報を自動取得し、仕訳項目を提案する機能が搭載されています。使用するごとにソフトが学習するため、経理の自動化が期待できます。また定型業務はもちろん、支払依頼や稟議ワークフロー、証憑管理などをまとめて効率化。経営状況を可視化するレポートの自動作成や、内部統制機能も充実しています。
対象企業規模 |
すべての規模に対応 |
提供形態 |
クラウド / ハードウェア / SaaS |
価格 |
2,980円~ |
対応機能 |
管理会計 / 電子帳簿保存法 |
《おまかせ はたラクサポート》のPOINT
- 多様なSaaSの組み合わせ
- ヘルプデスクの一元化
- 画面共有で操作方法をサポート
東日本電信電話 株式会社が提供する「おまかせ はたラクサポート」は、バックオフィス業務向けSaaSの導入支援サービスです。各システムの問い合わせ窓口を一本化し、企業のDX化をサポートします。サポートサービスでは、管理者に限らず従業員も対象としており、画面共有や電話・メールが利用できます。
対象企業規模 |
すべての規模に対応 |
提供形態 |
クラウド / SaaS |
価格 |
各サービス料金+サポートサービス料:月額3,850円(税込み) ※インターネット接続サービス・プロバイダサービスの契約が必要 |
対応機能 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
無料で利用できる会計ソフトもある
会計ソフトは基本的に有料ですが、一部の製品では無料プランが提供されています。個人事業主やスタートアップなど、はじめての会計ソフト導入を検討している方は試してみるのもおすすめです。ただし、機能やサポートに制限があるため、本格的に利用する際は有料プランへの切り替えも視野に入れる必要があるでしょう。
また、テンプレートや関数を利用してエクセルで帳簿を作成する方法もあります。ただし、エクセルは自動化やデータの一元管理が難しく、作業量やミスが増加する可能性があります。特に、複雑な会計処理や大規模なデータ管理が必要な場合には、専用会計ソフトの導入が推奨されます。
無料利用できる会計ソフトと注意点を知りたい方は、以下のページをご覧ください。
まとめ
会計ソフトを導入すると、仕訳や入力など経理業務を効率化し、計算ミスや入力漏れを防止できます。また、法改正時にスムーズな対応や経営情報の把握で迅速な意思決定にもつながるでしょう。
会計ソフト導入前には目的を明確にし、必要な機能や利用環境などの把握が大切です。また、企業規模の変化や法改正など将来への備えについても、選定時の判断にするとよいでしょう。下のボタンから各社製品の一括資料請求が可能なため、さまざまな会計ソフトを比較し、自社に最適な製品を導入しましょう。