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眼科向け電子カルテ10選比較!選定の注意点やメリットも解説!

眼科向け電子カルテ10選比較!選定の注意点やメリットも解説!

さまざまな電子カルテが販売されていますが、眼科専用電子カルテは眼科特有の診療や検査に対応可能な特徴をもちます。レセコンと連携した電子カルテも多いので医師や看護師、視能訓練士、事務員の業務をより効率化できるでしょう。

この記事では、クリプラ・トプコン・ニデック。ビーラインなど眼科専用型電子カルテや、エムスリーデジカルなど他診療科目と眼科の汎用型を紹介します。さらに、眼科にあう電子カルテを選ぶポイントやメリットも解説しているので、電子カルテ比較の参考にしてください。

この記事は2023年1月時点の情報に基づいて編集しています。

眼科向け電子カルテとは

眼科向け電子カルテとは、眼科診療や検査で利用しやすい機能が搭載されている電子カルテのことです。眼科では、患部の写真撮影を実施するケースが多くあるでしょう。眼科向け電子カルテでは、スマートフォンやタブレットで撮影した画像の取り込みがスムーズな製品も多い傾向にあります。

また、視力検査や色覚検査など多彩な検査に対応するテンプレートなども搭載されている製品もあります。眼科向け電子カルテは、眼科に適した機能が搭載されているため、受付から診療、会計まで効率化につながるでしょう。

眼科向け電子カルテのタイプ

眼科向け電子カルテには、眼科に診療内容に特化した「眼科専用型」と複数の診療科で利用できる「汎用型」の2種類にわかれます。

眼科向け電子カルテのタイプ

眼科専用型

眼科専用型電子カルテでは、眼科特有の診療をスムーズに実施できる機能を搭載しています。例えば、患部の写真をもとにした診療や検査が多い眼科向けに、スマートフォンやタブレットで撮影した画像をワンクリックで取り込める製品も登場しています。また、検査名が一覧表示され、選択するとカルテに自動入力できる製品は、カルテ更新の効率化につながるでしょう。さらに、シェーマの描画がしやすく、手書きより利用しやすい電子カルテもあります。

眼科専用型電子カルテでは、不要な機能が搭載されていないため、シンプルで使用しやすいインターフェースの製品が多い傾向です。眼科以外の診療科を実施していないクリニックでは、眼科専用型電子カルテがおすすめです。

複数の診療科で利用できる汎用型

汎用型電子カルテでは、複数の診療科で利用できる機能が搭載されています。眼科だけではなくさまざまな診療科で利用できる多彩な機能が搭載されているため、自由度の高い製品が多くあるでしょう。眼科だけではなく、他の診療科での受診履歴も確認でき、情報共有や伝達がスムーズに実施できます。ユーザーごとに画面を変更できる製品では、診療科ごとに操作しやすいインターフェースに設定できるのが便利な点です。

汎用型電子カルテを眼科で利用する場合は、眼科特有の検査名や処方箋など操作しやすいようにカスタマイズする必要があります。眼科だけではなくさまざまな診療科を実施している病院では、汎用型電子カルテがおすすめです。

【眼科専用型】電子カルテ比較

ここでは、眼科に特化した機能が搭載されている眼科専用型の電子カルテを紹介します。各製品の特徴を紹介しているため、製品選びの参考にしてください。

CLIPLA Eye

株式会社クリプラ
《CLIPLA Eye》のPOINT
  1. 業界初!眼科に特化したクラウド電子カルテ
  2. 患者の受付情報を同期!正確・迅速な院内把握を実現
  3. 会計連携はデータ転送だけ!正確でスピーディーな会計業務を実現

株式会社クリプラが提供している「CLIPLA Eye」は、眼科専用電子カルテです。診療状況や新規患者を受け付けた際など、院内でリアルタイムの共有ができます。スマートフォンやタブレットで撮影した患部写真や保険証、手描きシェーマ画像などを簡単に取り込み可能です。色調を黒色ベースへ設定できるため、暗い部屋での検査や診療を妨げません。患者IDバーコード付きの指示書で受付から検査への引き継ぎをスムーズにします。

提供形態クラウド/SaaS無料トライアル〇(2週間)
参考価格ー ※端末が増えても料金は変わりません。

※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。

アイメッツ eyemet’s

有限会社ファーストメディカルが提供する「アイメッツ eyemet’s」は電子カルテとファイリング機能が一体化した眼科専用のトータルシステムです。電子カルテとファイリングがベースの機能で、さらに必要な機能は段階的に追加が可能です。予約管理システムと日医標準レセプトソフトとの連動ができるため、あらゆる業務の効率化につながるでしょう。さらに、待ち順表示システムや手術管理システムなどのサブシステムも豊富です。

Medius CL

「Medius CL」は、株式会社ビーラインが提供する眼科診療に特化した電子カルテシステムです。眼科診療のワークフローに沿って構築されているため、現場で使用しやすくわかりやすい設計です。蓄積されたデータは、混雑する時間帯や来院者の分析などにも利用できます。また、診察時の画面配置は医師の好みのレイアウトにカスタマイズできます。処方アシスト機能やチャット機能など、充実した機能も嬉しいポイントです。

Medius Plus

「Medius Plus」も株式会社ビーラインが提供している総合病院向けの眼科部門システムです。Webブラウザでカルテ・検査画像・検査数値を一元管理できます。オーダーシートを自動発行し、検査員はオーダーシートに沿ってスムーズな検査を実施できます。大学病院での使用実績のある多彩な検査テンプレートが用意されており、タブレット端末からの入力も可能です。また検査機器からデータが自動で取り込まれ、電子カルテに自動転記されます。

Claio 眼科パッケージ

「Claio」は、株式会社ファインデックスの提供する画像ファイリングシステムで眼科専用のパッケージが用意されています。同社のカルテ記載システム「C-Note」や電子カルテ「REMORA」と組み合わせることで、病院でもクリニックでも利用できます。眼科特有の検査データを管理する専用インターフェースで、各検査機器からデータや画像の自動取り込みが可能です。取り込まれたデータは時系列で参照でき、術中動画も保管できます。

NAVIS®-CL

株式会社ニデックが提供する「NAVIS®-CL」は、診療所向け電子カルテシステムです。2号紙スタイルを採用しており、筆圧感知タブレットでシェーマを描けます。処方薬をもとに予想される病名を表示したり、ワンタッチで検査結果を入力できたりするなど、入力補助機能も搭載しています。さらに日医標準レセプトソフトと連携しているため、会計までの業務が効率化につながるでしょう。専用サポートセンターやニデックサービスエンジニアによるサポートがあり、操作に不安がある場合でも安心です。

IMAGEnet eカルテ V5クラウド

「IMAGEnet eカルテ V5クラウド」は、株式会社トプコンが提供するクラウド型の眼科用電子カルテシステムです。利用環境に応じてオンプレミス型の製品も選べます。眼科医療機器メーカーが開発しているため、視認性が高く現場で運用しやすい仕様です。サポートは、リモート接続・コールセンター・オンラインなど充実した方法で対応しています。日医標準レセプトソフトと連携しているため、会計業務の効率化も可能です。

【汎用型】電子カルテ比較

眼科だけではなく他の診療科にも対応した汎用型電子カルテを紹介します。複数の診療科をもつ場合は、製品選びの参考にしてください。

CLIUS (クリアス)

株式会社DONUTS
《CLIUS (クリアス)》のPOINT
  1. 【無料】WEB予約・問診・在宅・オンライン診療全て追加料金なし
  2. カルテ入力時間を短縮できるUI・UX。初心者でも使いやすい
  3. iPadでも使える!訪問診療や院内での持ち運びに役立ちます

株式会社Donutsが提供する「CLIUS (クリアス)」は、さまざまな診療科のクリニックに対応しているクラウド型の電子カルテです。眼科の導入も多く、実施する検査をピックアップし、セット登録をすると眼科向けの仕様ができます。パソコンの音声入力機能も活用できるため、タイピングに自信がない人でもスムーズな入力が実現するでしょう。ORCA(日医標準レセプトソフト)と連携すれば受付から会計まで一連の業務が効率化します。

提供形態クラウド無料トライアル〇(31日間)
参考価格【セルフ導入プラン】初期費用0円/30円~(月額カルテ枚数に応じた金額)【基本プラン】初期費用20万円/月額12,000円 ~

エムスリーデジカル

エムスリーデジカル株式会社
《エムスリーデジカル》のPOINT
  1. 初期0円、AIによる自動学習で入力時間80%削減!
  2. 15年利用で約1,000万円のコスト削減が可能!
  3. 金融機関・政府機関も利用する安全技術

「エムスリーデジカル」は、エムスリーデジカル株式会社が提供するクリニックに導入事例の多いクラウド電子カルテです。タブレットを使用してシェーマや写真に手書きテキストの書き込みができます。AIによる自動学習機能や処置行為のリスト搭載もされているため、入力時間が大幅に短縮できるでしょう。ORCA連動型とレセコン一体型のプランが用意されています。

提供形態クラウド無料トライアル〇(機能制限あり)
参考価格【ORCA連動型】月額9,800円 【一体型】月額19,800円 ※5年ごとの買換え不要

きりんカルテ

ウィーメックス株式会社
《きりんカルテ》のPOINT
  1. 直観的に操作できるシンプルで使いやすいUIを設計・開発
  2. クラウド型だからどこからでも、何台でも操作可能
  3. 手書き入力対応!紙カルテのような書き心地を実現

PHC株式会社が提供する「きりんカルテ」は、医師が在籍している医科診療科に対応した無床クリニック向けの電子カルテです。連携したスマートフォンアプリで撮影した画像を2ステップでアップロードが可能です。ORCAサービス「日レセクラウド」と連動し、受付・診察・会計・レセプトなど日々の業務が効率化します。患者が利用できる予約アプリ「診察予約ZERO」を無料で提供しているため、電話対応などが軽減されるでしょう。

提供形態クラウド無料トライアルー(デモあり)
参考価格利用料0円+初期費用300,000円~ 月額22,800円~

※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。

カテゴリー数・製品数業界最大級のITトレンドでは、さまざまな電子カルテの製品を取り扱っています。最新の人気製品は以下のボタンからご確認ください。

眼科にあう電子カルテを選ぶポイント

電子カルテは、製品によって仕様が異なります。効果的な活用には、自院にあう電子カルテの導入が重要です。ここでは、眼科にあう電子カルテ選びのポイントを紹介します。

シェーマ機能が充実しているか

眼科では、シェーマを利用した診療や検査を実施する場面が多くあります。多くの電子カルテではシェーマに対応していますが、内容が異なる場合もあるでしょう。

例えば、手書き対応の製品でも、ペンの太さや色を選択できる機能やテキスト入力機能が搭載されている電子カルテもあります。また、多彩なテンプレートから必要なシェーマを選択できる製品や新しく追加できるシステムも登場しています。自院で使用しやすい機能が搭載された製品を選択しましょう。

眼科特有の検査に対応しているか

眼科では、視力検査や緑内障検査など、他の診療科と比較し検査が多い傾向にあります。使用している検査機器と連携しているか、希望の検査方法に対応しているか確認をしましょう。また、スムーズな検査結果の取り込みも求められます。写真撮影が多い場合は、簡単に画像を取り込める製品がおすすめです。

レセコン機能搭載または連携ができるか

電子カルテには、レセプト作成機能が搭載されているレセコン一体型の製品とレセコンと連携する分離型のものがあります。レセコン一体型電子カルテを導入すると、診療や検査だけではなく、会計まで一元管理が実現するでしょう。既存のレセコンを使用している場合は、連携ができる製品を導入する必要があります。レセプト作成など他の業務が効率化できる電子カルテを選択しましょう。

以下のページでは、さまざまな診療科や規模に対応した電子カルテを紹介しているため、製品選びの参考にしてください。

関連記事 電子カルテ27選を製品マップで比較!診療科目や規模別にランキングで紹介

眼科向け電子カルテを導入するメリット

電子カルテを導入すると、さまざまなメリットがあります。ここでは、眼科向け電子カルテを導入した場合の効果を紹介します。

リアルタイムな情報共有

カルテは医師だけが扱うのではなく、看護師・視能訓練士・事務員も閲覧する場面が多くあるでしょう。紙カルテの場合は、カルテを受け渡しする手間がありましたが、電子カルテでは受け渡しの手間が省け、PCやタブレット端末などから場所を選ばず確認できます。そのため、迅速な情報共有が実現し、処方・検査オーダー・会計などスムーズに進むでしょう。

ミスの削減で正確性の向上

紙カルテでは、手書きの字における読み間違いが発生する場面もありました。 電子カルテでは、伝達事項など読み間違いの心配がありません。また、メモを入力でき、リアルタイムで反映されるため、伝達ミスや漏れも防止できます。正確性が向上するため、患者の信頼度もあがるでしょう。

眼科向け電子カルテの導入で業務改善を図ろう

眼科向け電子カルテとは、眼科特有の検査や診療に対応した電子カルテのことです。眼科専用型と複数の診療科で利用できる汎用型の2種類があります。効果的な電子カルテを選ぶポイントは、シェーマ機能や眼科特有の検査に対応しているか、レセコンと連携ができるかなどを比較するとよいでしょう。眼科向け電子カルテの導入で、リアルタイムな情報共有や正確性の向上につながります。おすすめの眼科向け電子カルテを紹介したので、自院にあう製品を導入し業務改善に役立ててください。

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